【2023年最新版】Twitter広告のターゲティング機能一覧＆設定時の注意点

多くのターゲティングが使用できるTwitter広告。2021年5月現在は、14種類のターゲティングを使用できます。

一方で、

「種類が多すぎて把握できない」
「どのように活用すればよいかわからない」

という方もいるのではないでしょうか？

この記事では、上記のような方に向けて、Twitter広告のターゲティングとその使用シーンを詳細にまとめました。

Twitter広告のターゲティングを詳細に理解できる内容となっています。ぜひ参考にしてください。

Twitter広告のターゲティング種類は3つに分けられる

Twitter広告で現在使用できるターゲティングの種類は、大きく以下のように分けられます。

カテゴリ	ターゲティングの種類
オーディエンスの特性	地域ターゲティング 言語ターゲティング 端末、プラットフォーム、Wi-Fiターゲティング 年齢ターゲティング 性別ターゲティング
オーディエンスタイプ	会話ターゲティング イベントターゲティング ツイートにエンゲージメントした利用者のターゲティング キーワードターゲティング 映画とテレビ番組のターゲティング 興味関心ターゲティング フォロワーが似ているアカウントのターゲティング
あなたのビジネスのオーディエンス	フォロワーターゲティング カスタムオーディエンス

上から順番に解説していきます。

1.オーディエンスの特性

「オーディエンスの特性」ターゲティングでは、ユーザーの属性などにもとづいたターゲティングを使用できます。

「オーディエンスの特性」に属するターゲティングは以下の5種類です。

ひとつずつ解説していきましょう。

1.地域ターゲティング

地域ターゲティングは、ユーザーの位置情報を利用したターゲティングです。

Twitterが取得したユーザーの現在の位置情報や、最近の位置情報に基づき、ターゲティングを行います。

位置情報の判断に使用される情報は以下のとおりです。

• ユーザーのIPアドレス
• モバイルGPSシグナル
• モバイルWi-Fiシグナル
• ツイートに位置情報を含めた際のシグナル　など

地域ターゲティングは、地域限定のセール・フェアを行っている場合や、ローカルビジネスなどに最適なターゲティングと言えます。

2.言語ターゲティング

言語ターゲティングでは、ユーザーが使用している言語や理解している言語に基づいてターゲティングを行います。

ユーザーがツイートや会話に使用している言語のほか、プロフィールに使われている言語なども含め判断されています。

配信ユーザーを日本語が理解できるユーザーに限定したい場合などにおすすめです。

3.端末、プラットフォーム、Wi-Fiターゲティング

ユーザーが使用しているモバイル端末の種類やOS、利用している携帯電話会社を指定するターゲティングです。

また、Wi-Fiに接続しているユーザーに絞ってターゲティングすることも可能です。

これらのターゲティングは、以下のような使い方が考えられます。

4.年齢ターゲティング

年齢ターゲティングはその名の通り、年齢を指定するターゲティングです。

ユーザーがTwitterプロフィールに入力した誕生日に基づいて年齢を判別します。

誕生日が未入力のユーザーは、フォロー中のアカウントや興味関心などから年齢を推測し、ターゲティング対象に含める仕組みです。

年齢ターゲティングは、以下のようなシーンで活用できるでしょう。

5.性別ターゲティング

性別ターゲティングでは、ユーザーの性別を指定したターゲティングが行えます。

「すべて」「男性」「女性」の3種類から選択が可能です。

プロフィールの性別データのほか、アカウントの類似性に基づいて判断された性別を使用します。

性別限定のキャンペーンや、サービスのターゲット層に合わせたターゲティングをおこなう際に活用できるでしょう。

2.オーディエンスタイプ

オーディエンスタイプは、主にユーザーの行動や興味関心を指定できるターゲティングです。

「オーディエンスタイプ」に属するターゲティングは以下の7種類です。

ひとつずつ解説していきましょう。

1.会話ターゲティング

会話ターゲティングでは、Twitter上で交わされている会話をターゲティングできます。

スポーツ・ライフスタイル・本などをはじめ、1万種類以上に分類された会話トピックを選択し、ターゲティングする仕組みです。

ターゲティング対象は以下のようなアカウントです。

• トピックに関してツイートしたことがあるアカウント
• トピックに言及するツイートにエンゲージしたことがあるアカウント
• 会話トピックに関するツイートを一定時間表示したことがあるアカウント

自社サービスや商品に関連する会話トピックがある場合は、積極的に活用していくことをおすすめします。

ただ、「オーディエンス範囲が広い」「トピックが多すぎて何を選べばいいかわからない」と感じることもあるでしょう。

その場合は、後述する「キーワードターゲティング」を活用してみてはいかがでしょうか。

2.イベントターゲティング

イベントターゲティングは、

• エンターテインメント
• スポーツ
• よく浮上するトレンド

など、世界中のイベントに関して興味を持っていたり参加していたりするユーザーをターゲティングできます。

イベント開始の2週間前からターゲティングが利用可能となるため、タイムリーな広告配信が可能です。

イベントに関連する商品やサービスの広告や、類似したイベントに関する広告を配信する際に活用できるでしょう。

3.ツイートにエンゲージメントした利用者のターゲティング

「ツイートにエンゲージメントした利用者のターゲティング」では、特定のツイートにエンゲージメント(反応)したユーザーを指定できます。

エンゲージメントとは、ユーザーの以下のような行動です。

• ツイートのインプレッション
• いいね
• リツイート
• 動画の再生
• 詳細の表示
• 画像の拡大
• リンクのクリック（URLまたはハッシュタグ）
• プロフィールのクリック
• ツイートの共有
• 投票のクリック　など

特定のツイートに興味を示したユーザーをターゲティングできるため、関心の高いユーザーに広告を配信できると言えます。

4.キーワードターゲティング

キーワードターゲティングは、指定したキーワードに関連するユーザーに広告を配信できるターゲティングです。

キーワードに関連するユーザーかどうかは、以下のような行動シグナルに基づいて判断されます。

• キーワードを検索に使用した
• キーワードを含むツイートにいいね・返信・詳細クリックなどのエンゲージメント行動を行った
• キーワードを含むツイートを行った

キーワードターゲティングのみを使用する場合、最低でも25～50個のキーワードを設定することが推奨されています。

サービスや商品に関連するキーワードを複数盛り込むことで、効果的な広告配信が実現できるでしょう。

会話ターゲティングがうまくいかなかった際にもおすすめです。

5.映画とテレビ番組のターゲティング

映画やテレビ番組に反応しているユーザーに対して広告を配信できるターゲティングです。

映画やテレビ番組の放送中・放送前後にのみ広告を表示することもできます。

キーワードターゲティングよりも手軽かつ正確に活用が可能で、番組名の表記ゆれにも強い点が魅力です。

以下のような場合に使用することでより効果を得られるでしょう。

6.興味関心ターゲティング

豊富な興味関心トピックを選択してユーザーをターゲティングできます。

トピックは25種類のカテゴリー、350種類のサブトピックから選ぶことが可能です。

「キャリア」「スポーツ」「科学情報」など、さまざまな興味関心トピックが用意されています。

ユーザーの興味関心を判断するシグナルは以下のとおりです。

• フォローしている人
• ツイートしている内容
• リツイートしたツイート内容
• クリックしたツイート内容　など

キーワードターゲティング同様、興味関心ターゲティングも複数設定した場合は「OR条件」となります。

7.フォロワーが似ているアカウントのターゲティング

指定したアカウントとフォロワーが似ているアカウントに対して、広告を配信できるターゲティングです。

実際には「フォロワーが似ている」だけでなく、さまざまなシグナルに基づいて「似ているアカウント」を判断しています。

ビッグな競合他社のアカウントがある場合や、自社サービスと関連するアカウントが盛り上がっている場合に使用することで、大きな効果を得られるでしょう。

3.あなたのビジネスのオーディエンス

「あなたのビジネスのオーディエンス」では、自身が持っているユーザー情報などを利用したターゲティングを使用できます。

「オーディエンスの特性」に属するターゲティングは以下の2種類です。

以下から詳しく解説します。

1.フォロワーターゲティング

フォロワーターゲティングでは、自身のアカウントをフォローしてくれているユーザーに広告を配信できます。

フォロワーはビジネスやサービスに興味を持っている場合が多いため、特別な理由がない限り常にターゲティングに加えておくとよいでしょう。

2.カスタムオーディエンス

自身が持っているユーザー情報リストなどを利用してターゲティングを行えます。

利用できる情報は以下の3種類です。

• リスト：メールアドレスやTwitterユーザーリストをアップロードしてターゲティング
• ウェブサイトアクティビティ：特定のウェブサイトにアクセスしたユーザーをターゲティング
• アプリアクティビティ：アプリのインストール・登録などを行ったユーザーをターゲティング

ウェブサイトアクティビティとアプリアクティビティは、ウェブサイトやアプリに特定のタグを設定して情報を収集することで利用可能になります。

いわゆる「リマーケティング」が可能で、高い効果が期待できるため、ぜひ導入したいターゲティングです。

ターゲティングを組み合わせる場合の注意点

ここまで紹介してきたターゲティングは組み合わせて使用できますが、いくつか注意すべきポイントがあります。

ターゲティングを組み合わせて使用する際の注意点を以下にまとめました。

文章だけでは分かりづらいため、以下から画像と表で説明します。

図で解説：ターゲティングのAND条件、OR条件

以下の画像は、3種類のターゲティングのAND条件、OR条件を図で表したものです。

オーディエンスの特性は設定必須かつAND条件となっています。

表で解説：ターゲティングの組み合わせ

以下からは、上記の図に基づき、設定可能な組み合わせと設定不可の組み合わせを表にして解説します。

◯設定可能な例

①以下のすべてを満たすユーザー

1.オーディエンスの特性：地域ターゲティング	東京
1.オーディエンスの特性：年齢ターゲティング	20歳～40歳
2.オーディエンスタイプ：イベントターゲティング	父の日
3.あなたのビジネスオーディエンス：フォロワーターゲティング	自身のフォロワーもターゲティングする

→東京にいる20～40歳で、父の日に興味があるユーザー(自身のフォロワー含む)がターゲティングされる

②1.のすべてを満たし、2.のいずれかを満たすユーザー

1.オーディエンスの特性：地域ターゲティング	東京
1.オーディエンスの特性：年齢ターゲティング	20歳～40歳
2.オーディエンスタイプ：イベントターゲティング	父の日
2.オーディエンスタイプ：興味関心ターゲティング	映画・テレビ－アニメ

→東京にいる20～40歳で、父の日に興味があるユーザー
または東京にいる20～40歳で、アニメに興味があるユーザー
どちらにも配信される

③1.のすべてを満たし、2.のいずれかを満たし、3.のすべてを満たすユーザー

1.オーディエンスの特性：地域ターゲティング	東京
1.オーディエンスの特性：年齢ターゲティング	20歳～40歳
2.オーディエンスタイプ：イベントターゲティング	父の日
2.オーディエンスタイプ：興味関心ターゲティング	映画・テレビ－アニメ
3.あなたのビジネスのオーディエンス：カスタムオーディエンス	過去自社サイトにアクセスしたことがあるユーザー

→東京にいる20～40歳で、父の日に興味があり、過去自社サイトにアクセスしたことがあるユーザー
または東京にいる20～40歳で、アニメに興味があり、過去自社サイトにアクセスしたことがあるユーザー
どちらにも配信する

×設定不可な例

①以下のすべてを満たすユーザー

1.オーディエンスの特性：地域ターゲティング	東京
1.オーディエンスの特性：年齢ターゲティング	20歳～40歳
2.オーディエンスタイプ：イベントターゲティング	父の日
2.オーディエンスタイプ：興味関心ターゲティング	映画・テレビ－アニメ

→「東京にいる20～40歳で、父の日とアニメに興味があるユーザー」には配信不可能。
×イベントターゲティングと興味関心ターゲティングはAND条件として組み合わせできないため

②以下のすべてを満たすユーザー

1.オーディエンスの特性：地域ターゲティング	東京
1.オーディエンスの特性：年齢ターゲティング	20歳～40歳
3.あなたのビジネスのオーディエンス：カスタムオーディエンス	過去自社サイトの採用ページにアクセスしたことがあるユーザー
3.あなたのビジネスのオーディエンス：カスタムオーディエンス	過去自社サイトの会社概要ページにアクセスしたことがあるユーザー

→「東京にいる20～40歳で、過去に自社サイトの採用ページと会社概要ページどちらにもアクセスしたことがあるユーザー」には配信不可能。
×複数のカスタムオーディエンスはAND条件として組み合わせできないため

適切なターゲティング設定をおこなう際に、以上の例を参考にしていただけると幸いです。

まとめ：最新のターゲティングの種類を把握して適切な配信を実施しよう

広告を作成するときは、届いてほしいユーザー層やペルソナを想定して作成することがほとんどでしょう。

届いてほしいユーザー層に広告を届けるために、ターゲティングをしっかり理解してから、最適な設定をおこなうことをおすすめします。

しかし、Twitter広告はターゲティングが非常に細分化されており、自社では設定が難しいと感じる場合もあるでしょう。

その場合は、広告の専門家に運用を依頼するという方法も検討してみてはいかがでしょうか。

弊社WALTEX（ウォルテックス）では、Twitter広告の運用代行をおこなっております。

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