【Google広告】コンバージョンタグの仕組みと設定方法を徹底解説!
最終更新日:2024年11月11日 | 投稿日:2022年1月15日
Google広告でコンバージョンを計測するために取得・設置が必要なコンバージョンタグ。
「効果測定のためにコンバージョンタグを設置したいけど、設置方法がわからない」
「コンバージョン計測の仕組みを知りたい」
という疑問のある方も多いのではないでしょうか?
そこでこの記事では、コンバージョンタグの種類と計測の仕組み、設定方法について図解や画像を用いてまとめました。
コンバージョン計測の仕組みを理解した上で、タグを設置できるので、ぜひ参考にしてください。
取り急ぎタグの設置方法だけ知りたい!エンジニアに設置の依頼をしたい!という方は「Googleコンバージョンタグの設置方法」をまとめた資料をご活用ください。
実際の設置方法をまとめていますのできっと役に立つはずです。
目次
WALTEXでは広告運用のご支援はもちろん、「限られた予算での広告最適化」も得意としています。
もし広告運用やWebマーケティングでお困りごとがありましたら、ぜひ無料相談フォームよりお気軽にご相談ください。
グーグル広告のコンバージョンタグは2種類ある
Google広告のコンバージョンタグには、以下の2種類が存在しています。
- グローバルサイトタグ
- イベントスニペット
以下から、それぞれにどんな役割があるのか確認していきましょう。
1.グローバルサイトタグ
グローバルサイトタグは、コンバージョン計測の基本となるタグです。
グローバルサイトタグを設置することで、以下のような情報が計測できるようになります。
- サイトに訪れたユーザーの情報
- ユーザーがクリックした広告の情報
この情報と、イベントスニペットで計測した情報を組み合わせて、正確なコンバージョン計測が可能になるのです。
グローバルサイトタグは、効果を計測したいWebサイトのすべてのページに設置する必要があります。
2.イベントスニペット
イベントスニペットは、名前の通り「イベント(コンバージョン)」を計測するためのタグです。
コンバージョンページにイベントスニペットを設置することで、「どの広告経由でユーザーがコンバージョンしたか」という情報が計測できるようになります。
イベントスニペットは、コンバージョンページの<head>内(グローバルサイトタグの下)に設置します。
※ここまで読んで「自社サイトのコンバージョン関連の設定が不安…」と思われた方は、法人様限定でWALTEXが確認しますので、こちらの相談フォームよりご相談ください。
コンバージョンタグで計測が行われる仕組み
では、具体的にコンバージョンはどのような仕組みで計測されるのでしょうか。
基本的には以下のような流れで2つのタグが作動し、コンバージョンが計測されます。
- ユーザーがサイトにアクセス→グローバルサイトタグが作動
- ユーザーがコンバージョンアクション→イベントスニペットが作動
以下から詳しく解説していきます。
1.ユーザーがサイトにアクセス→グローバルサイトタグが作動
ユーザーが広告経由でWebサイトにアクセスすることで、設置したグローバルサイトタグが作動します。
グローバルサイトタグが作動すると、以下の情報が収集されます。
- サイトに訪れたユーザーの情報
- ユーザーを誘導した広告のクリックに関する情報
2.ユーザーがコンバージョンアクション→イベントスニペットが作動
ユーザーが広告経由でWebサイトにアクセスした後、コンバージョンアクション(商品購入や申し込みなど)を起こしたタイミングで、イベントスニペットが作動。
コンバージョンが発生したことをGoogle広告アカウントに知らせます。
上記の流れでコンバージョンタグが動作することにより、
- いつ
- どのような属性のユーザーが
- どの広告経由で
コンバージョンしたのかを、Goolge広告アカウントで計測できるようになります。
コンバージョンタグの取得・設置方法も2種類ある
コンバージョンタグを取得・設置する方法には、大きく分けて以下の2つがあります。
- Googleタグマネージャーで取得・設置する
- 直接コンバージョンタグを取得・設置する
Googleタグマネージャー(GTM)でコンバージョンタグを取得・設置すると、
- ページのHTMLを直接編集することなくタグを追加できる
- 複数サイトを運営している場合、一元管理できる
などのメリットがあります。
そのため、基本的にはGTMでのコンバージョンタグ取得・設置がおすすめです。
ここではそれぞれの取得・設置方法について順に解説します。
1.Googleタグマネージャーでコンバージョンタグを取得・設置する方法
手順1.GTMの公式サイトを表示する
まず、GTMの公式サイトを表示します。
始めて利用する際は、右上の「無料で利用する」をクリックします▼
(クリック後にGoogleアカウントでログインする必要があります。)
手順2.アカウントを作成する
初めてGTMへログインした場合は、アカウントの作成画面になりますので、アカウントを作成しましょう▼
アカウントの作成を行うと利用規約が表示されるので、内容を確認のうえ「はい」を選択し同意してください▼
※すでにGTMのアカウントを持っている場合はスキップしてください。
手順3.表示されるGTMタグをすべてのページに設置する
利用規約に同意するとGTMタグが表示されるので、指示に従ってWebサイト内のすべてのページにタグを設置してください▼
(誤って×ボタンで表示を消してしまっても、管理画面の「管理」タブ→「Googleタグマネージャーをインストール」をクリックすると同じ内容が表示されるので安心してください。)
手順4.Google広告アカウントでコンバージョンアクションを作成する
Google広告アカウントにログインし、画面上部にある「ツール」から「コンバージョン」を選択します▼
コンバージョンアクションの新規追加を行うので、「+」ボタンをクリックします▼
コンバージョンの種類を選択します。今回はサイト上での商品購入がコンバージョンポイントと仮定し「ウェブサイト」を選択します▼
「カテゴリ」や「コンバージョン名」などを入力しコンバージョンアクションを作成します。
入力が完了したら「作成して続行」ボタンをクリックします▼
手順5.「コンバージョンID」と「コンバージョンラベル」を取得する
「作成して続行」ボタンをクリックすると、Webサイトに追加するタグを設定する画面に移ります。
ここではGoogleタグマネージャーを使用してタグを設置したので、「Googleタグマネージャーを使用してタグを追加します」を選択します▼
画面に表示される「コンバージョンID」と「コンバージョンラベル」を別途テキストに保存し、「次へ」ボタンをクリックします▼
「完了」ボタンをクリックしコンバージョンアクションの作成を終了します▼
手順6.取得した「コンバージョンID」と「コンバージョンラベル」をGTMに追加する
GTMを表示し、「新しいタグ」部分の「新しいタグを追加」をクリックします▼
タグの名称を入力し、タグの設定マークをクリックします▼
タグのタイプを選択します。ここでは「Google広告のコンバージョントラッキング」を選択します▼
表示された画面で、先ほどGoogle広告アカウントで取得した「コンバージョンID」と「コンバージョンラベル」を設定します。
この設定をすることでGoogle広告アカウントとGTMとを紐づけることができます▼
手順7.トリガーを追加する
トリガーとは、コンバージョンタグが作動するきっかけとなるアクションのことです。
まず、トリガーマークをクリックします▼
今回はサイト上での商品購入をコンバージョンと仮定して「ページビュー」を選択します▼
「購入後に表示されるサンキューページ」など、コンバージョンのトリガーとなるページを設定し「保存」ボタンをクリックします▼
タグとトリガーの設定が完了したら、「保存」ボタンをクリックし設定を保存したら完了です▼
以上の設定をすることで、サイト上での商品が購入されるたびにGTMタグが動作し、コンバージョンが計測できるようになります。
なお、ここまで見て「1人でできる気がしない」「設定できたけど不安」という方は弊社WALTEXにご相談ください。
経験豊富なメンバーが力になります。
2.コンバージョンページに直接設置する方法
GTMを使用せずにコンバージョンタグを取得して直接Webサイトに設置する流れは以下のとおりです。
- Google広告アカウントでコンバージョンタグを取得する
- Webサイトにコンバージョンタグを設置する
以下から詳しく解説していきます。
手順1.Google広告アカウントでコンバージョンタグを取得する
Google広告アカウントにログインし、「ツール」から「コンバージョン」をクリックします▼
「コンバージョンアクション」タブの「+」ボタンをクリックし、新しくコンバージョンアクションを作成します▼
コンバージョン作成画面に移動します。
今回はサイト上での商品購入をコンバージョンと仮定して「ウェブサイト」を選択します▼
コンバージョンアクションの作成に必要な項目を入力します▼
最低限、以下の3点の入力・設定が必要です。
- カテゴリ:「購入」「カートに追加」などコンバージョンの種類
- コンバージョン名:このコンバージョンを管理するための名前
- 値:コンバージョンに割り当てる価値
補足:「値」について
「値」とは、1コンバージョンあたりに割り当てられる価値のこと。
例えば、1個2,000円の商品購入がコンバージョン地点なら、1コンバージョンの値は「2,000円」となります。
入力が完了した後、「作成して続行」ボタンをクリックするとコンバージョンアクションが作成され、タグを表示する画面に移ります。
Webサイトのページに手動でタグを設置するので「タグを自分で追加する」を選択します▼
「グローバルサイトタグ」と「イベントスニペット」が表示されます。それぞれメモ帳などにコピー&ペーストしておきましょう。
もしくは「スニペットをダウンロード」をクリックしてください。タグがテキストファイルとして保存されます。
保存が完了したら、「次へ」ボタンをクリックします▼
「完了」ボタンをクリックしコンバージョンタグの設定を終了します▼
手順2.Webサイトにコンバージョンタグを設置する
Webサイトの以下の場所に、ダウンロードしたグローバルサイトタグとイベントスニペットを設置します。
- グローバルサイトタグ:広告に関連するWebサイトの全ページの <head> 内(例)LPTOPページ、購入確認ページ、サンキューページ
- イベントスニペット:コンバージョンページの<head>内(グローバルサイトタグの下)
以上で完了です。
まとめ:コンバージョンを正しく計測して運用改善につなげよう
商品やサービスの購入・申し込みを目的とした広告の場合、コンバージョンの計測は必須と言っても過言ではありません。コンバージョンが測定できないと、広告の投資対効果が見えないからです。
そんなコンバージョンタグの設定ですが、1人で対応すると、「多分実装できているけど、本当に大丈夫だろうか」など不安がつきものです。
ぜひ我々お手製の資料を手元にご用意いただき、わからないことが出てきましたらWALTEXにご相談ください。
投稿者
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「志を支援する」パーパスの元、デジタルマーケティング支援会社を経営。(2024年6期目/メンバー数約15名/最高年商2億)パーパスに共感したクライアントの成果創出を「誠実なエース人材のみ」でチームを構成し、エンドユーザー目線を徹底する方針で支援してます。
経歴:オプトで運用型広告コンサルタント→サイバーエージェントグループのウエディングパークにて、運用型広告の営業→WALTEXを創業。Speee様、KUMON様、DIGITALIO様など、大手から中小企業(ベンチャー/スタートアップ)まで支援実績インタビューをHPで公開中。
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