Google広告5種類を紹介-特徴やメリット,配信までの流れも解説【2019年最新版】
多くの企業のWeb施策において、中心的な存在となっているGoogle広告。
ただ、一口にGoogle広告と言ってもその種類は様々。リスティング広告だけではありません。
そこでこの記事では、Google広告の種類や、広告配信までの流れを解説します。
Google広告の種類は5つ
Google広告の種類は、以下の5種類があります。
- リスティング広告(検索連動型広告)
- ディスプレイ広告(GDN/Googleディスプレイネットワーク)
- 動画広告(YouTube広告/TrueView)
- アプリキャンペーン
- ショッピング広告
リスティング広告、ディスプレイ広告、動画広告は有名ですが、アプリキャンペーンやショッピング広告は馴染みのない方も多いかもしれません。
一つずつ順番に解説していきますね。
リスティング広告(検索連動型広告)
検索結果に表示されるリスティング広告。広告主が設定したキーワードで検索したユーザーに広告が表示されます。
能動的に検索しているユーザーに対してマッチしている広告を表示するため、高い成約率が期待できる人気の広告です。
さらに、配信地域の指定や、曜日や時間のターゲティングも可能。予算も好きな金額から始められるので、中小企業から大企業までおすすめの広告です。
リスティング広告の概要については、「リスティング広告とは-わかりやすく初心者向けに解説」を参考にしてください。
ディスプレイ広告(GDN/Googleディスプレイネットワーク)
Googleが提携しているWebサイトやアプリに用意された枠(広告用スペース)に広告を配信するディスプレイ広告。「GDN」とも呼ばれます。
GDNは多くの場合バナー形式ですが、動画やテキスト型のディスプレイ広告もあります。低単価で非常に多くのユーザーにリーチできるのがメリットです。
特に、GDNはターゲティングが豊富で、例えば以下のような配信設定ができます。
- 年齢
- 性別
- 子どもの有無
- 世帯年収
- 興味関心
- 購買意欲の高いユーザー
- 配信場所のURL
- 地域
- 曜日や時間帯
- リマーケティング
上記は一例で、これ以外にも様々なターゲティングがあります。数あるディスプレイ広告の中でもかなり細かく配信設定できるのがGDNです。
動画広告(YouTube広告/TrueView)
YouTubeやGoogleの動画パートナーサイトに動画を掲載できるのがGoogleの動画広告。「YouTube広告」や「TrueView」も呼ばれます。
あなたも見たことがあるかもしれませんが、動画広告は複数の形式があります。中でも代表的な形式がこちら。
- 動画の再生前、再生途中、再生後に表示される動画「TrueViewインストリーム広告」
- スキップ不可能な6秒の動画「バンパー広告」
- 検索結果や関連動画欄にサムネイルと広告文を表示する「TrueViewディスカバリー広告」
- PCの動画再生画面の下部にバナーを表示する「オーバーレイ広告」
これ以外にも種類があるので、詳細はYouTubeヘルプ「YouTube の広告フォーマット」を参考にしてください。
動画広告は他と比べても与えられる情報量が多く、覚えられやすいため、認知の拡大やブランディングに向いています。
アプリキャンペーン
iOSやAndroidアプリのインストールに特化した広告であるアプリキャンペーン。
運用が全て自動化されているのが特徴で、入札単価やターゲティングなどの調整も必要ありません。
広告の配信先は、
・Google 検索
・Google Play
・YouTube
・Google ディスプレイ ネットワーク
といったGoogleの関連サイト全体。
広告文や動画、画像を用意(入稿)するだけで、これらのサイト群に配信できます。
少ない運用工数で高いパフォーマンスが期待できる、アプリのプロモーションには欠かせない広告です。
ショッピング広告
Googleの検索結果に商品名や商品画像、価格を表示できるショッピング広告。その名の通りEC(ネット通販)に特化した広告です。
購買に関する検索ワードにのみ広告が表示されるため、購買意欲の高いユーザーにアプローチできます。
また、広告っぽさがないためユーザーの警戒心が少なく、比較的印象も良いのが強みです。
Google広告に出稿する大まかな流れ8ステップ
Google広告の種類を解説しましたが、どのようにして広告を配信するのでしょうか?
ここでは、Google広告に出稿する大まかな流れを、初心者向けに8ステップで解説します。
- アカウントを作成する
- コンバージョン地点(成果地点)を設定する
- 広告の種類を選び、キャンペーンを作成する
- 広告グループを作成する
- 広告を入稿する
- キーワードやターゲティングの設定をする
- Googleの審査に通過する
- 広告が配信される
1. アカウントを作成する
まずは、当たり前ですがGoogle広告アカウントを作成します。
作成方法はGoogle広告ヘルプページ「Google 広告ご利用開始ガイド」を参考にしてください。
2. コンバージョン地点(成果地点)を設定する
コンバージョン地点(成果地点)の登録を行い、広告経由で何件の成果が発生したか計測できるようにします。
配信に当たり必ずしもコンバージョンの設定は必要ありませんが、設定をしないと、広告の効果計測ができません。
認知拡大のみを目的とした場合を除き、基本的にはコンバージョンの設定は欠かさず行いましょう。
3. 広告の種類を選び、キャンペーンを作成する
広告を配信するためのハコとなるキャンペーンを作成します。
このとき、以下の中から広告の種類を選びます。
- リスティング広告
- ディスプレイ広告
- 動画広告
- アプリキャンペーン
- ショッピング広告
ちなみに、キャンペーンとは広告グループをまとめたり、予算を管理するためのもの。
ですが、難しいことは考えず「コンバージョン設定の次はキャンペーンを作るんだ」くらいの認識で全く問題ありません。
4. 広告グループを作成する
キャンペーンの次は、広告グループを作成します。
広告グループとは、広告を入稿したり、キーワードやターゲティングを設定するためのもの。ですがこちらも最初は深く理解する必要はありません。
5. 広告を入稿する
先ほど作成した広告グループに、画像や動画、テキストなどの広告を入稿します。
ここで入稿した広告が実際にユーザーに配信されます。
6. キーワードやターゲティングの設定をする
作成した広告グループに、年齢や性別、趣味嗜好、配信先などのターゲティングを設定します。
リスティング広告の場合、キーワードの設定も必要です。
7. Googleの審査に通過する
キーワードやターゲティングの設定まで終わったら、一度時間を空けてGoogleの審査を待ちます。ほとんどの場合、審査は1営業日以内に完了します。
ちなみに、審査については以下の記事でも解説しているので、詳しく知りたい方は参考にしてください。
8. 広告が配信される
Googleの審査に通過すると、広告が配信されます。
もし審査に落ちた場合は、修正して再度審査に出すことも可能です。
まとめ:Google広告は5種類!目的に応じて出稿しよう
繰り返しになりますが、Google広告の5種類を以下に列挙します。
- リスティング広告(検索連動型広告)
- ディスプレイ広告(GDN/Googleディスプレイネットワーク)
- 動画広告(YouTube広告/TrueView)
- アプリキャンペーン
- ショッピング広告
どれも優秀で人気の広告なので、目的に合わせて使いこなしましょう。
投稿者

- 株式会社WALTEX 代表取締役
- 新卒にて㈱オプトでリスティング+ディスプレイ広告のコンサルタント→㈱サイバーエージェントグループの㈱ウエディングパークにて、アドテク事業部立ち上げメンバーとして運用型広告の営業→副業から事業拡大した後、株式会社WALTEXを創業。DX/デジタルマーケティング支援会社を経営。コツコツ積み上げるSEOが好きで、WEB広告関連の「567KW」でSEO1~3位表示中(20年10月時点)