【初心者向け】Google広告とは?機能や費用、始め方など基礎から解説
最終更新日:2024年8月19日 | 投稿日:2022年8月2日
「Google広告ってどんなことができるの?」
「基礎からGoogle広告を理解したい」
上記のような疑問を持っている方に向けて、この記事では、Google広告の機能や費用、始め方などを網羅的にまとめました。
これから始める方にもわかるようお伝えするので、ぜひ参考にしてください。
なお弊社では、Google広告の王道の運用方法をまとめた資料を無料でプレゼントしています。
今日から真似できる具体的なノウハウをまとめているので、以下のページからお気軽にダウンロードしてください。
目次
Google広告とは?9つの種類を解説
Google広告は、Googleが提供している、インターネット上でさまざまな種類の広告を配信できるシステムです。
Google広告で配信できる広告の種類には、以下のようなものがあります。
配信できる広告の種類 | 概要 |
---|---|
検索キャンペーン | Googleの検索結果に表示されるテキスト広告を配信 |
ディスプレイキャンペーン | Webサイト上に画像や動画を使用した広告を配信 |
ショッピングキャンペーン | Googleの検索結果やWebサイト上に表示される「ショッピング枠」に広告を配信 |
動画キャンペーン | YouTubeやWebサイト上に動画広告を配信 |
アプリキャンペーン | アプリを宣伝するための広告を配信 |
スマートキャンペーン
(スマートアシストキャンペーン) |
Googleの最適化・自動化機能を活用して簡単に広告を配信 |
ローカルキャンペーン | Google検索やGoogleマップに店舗やビジネスの情報を広告として表示 |
ファインドキャンペーン | Googleに関連するフィード(記事や動画の一覧)全体に広告を配信 |
ホテルキャンペーン | Google検索やGoogleマップ、Googleトラベルなどでユーザーがホテル・宿泊施設に関する検索を行った時に広告を表示 |
このように、Google広告ではさまざまな業種・業態にマッチした広告が配信できます。
Google広告の種類については、以下の記事でさらに詳しく解説しています。こちらもあわせて参考にしてください。
Google広告で使用できるターゲティング一覧
Google広告では、使用できるターゲティングの種類も豊富です。
ターゲティングとは、「どのようなユーザーに広告を配信するか」を決められる機能を意味します。
Google広告で使用できるターゲティングは以下の13種類です。
カテゴリ | ターゲティングの種類 |
---|---|
ユーザーを指定するターゲティング |
|
配信面を指定するターゲティング |
|
その他のターゲティング |
|
それぞれのターゲティングに関しては、以下の記事でも解説しています。詳しく知りたい場合は参考にしてください。
Google広告で配信できる7つのオーディエンス
Google広告では、配信を行う際、オーディエンスターゲティングを行うこともできます。
「オーディエンス」とは、特定の興味や関心、意図、ユーザー属性を持っているとGoogleに判断されたユーザーのグループです。
オーディエンスターゲティングを利用することで、「こういう特徴を持っているユーザーにはより多く広告を配信する」といったことも可能になります。
Google広告で配信できるオーディエンスは、以下の7つです。
オーディエンスの種類 | 概要 |
---|---|
アフィニティセグメント | 特定のトピックに高い関心を示すと考えられるユーザー
例:ライフスタイル・趣味・習慣 など |
ライフイベント | 人生の中で節目となるイベントを迎えているユーザー
例:学校卒業・引っ越し・結婚 など |
購買意向の強いセグメント | 商品・サービスを調べたり購入を前向きに検討しているユーザー
例:アパレル・旅行・食べ物 など |
カスタム セグメント | キーワード、URL、アプリ名を入力して自身で決めることができるオーディエンス
例:テニスシューズを販売する広告→テニスの試合情報を掲載しているURLを入力 など |
カスタム インテント セグメント | ディスプレイキャンペーンを作成すると自動的に作成されるオーディエンス |
データ セグメント
(旧「リマーケティング」) |
過去Webサイトやアプリ、動画にアクセスしたことのあるユーザーなど |
詳しいユーザー属性 | 年齢、性別以外の詳しいユーザー属性
例:子供の有無・配偶者の有無など |
それぞれのさらに詳しい情報については、以下の記事にて解説しています。オーディエンスについて知識を深めたい方は、ぜひ参考にしてください。
Google広告の費用・料金の目安は?
Google広告の費用や料金の目安は、業界・商品やその時々の状況によって大きく変化します。
リスティング広告では、中小企業の場合は10〜100万円が1ヶ月あたりの費用の目安です。
リスティング広告の費用に関しては以下の記事で詳しく解説しています。1ヶ月の予算の決め方なども掲載しているので、あわせて参考にしてください。
課金方式は広告の種類によって異なる
Google広告は広告の種類によって課金方式(料金が発生するポイント)が違います。
課金方式は大きく分けて以下の2つです。
課金方式 | 概要 |
---|---|
クリック課金 | ユーザーが広告をクリックするたびに料金が発生する |
インプレッション課金 | 広告がユーザーにどれだけ見られたかで料金が決まる |
Google広告の始め方8STEP
Google広告は、以下の8STEPで始めることができます。
- アカウントを作る
- 広告のアカウント構成を考える
- 構成の設定・広告の入稿を行う
- 予算を設定する
- 広告料金の入金(入金設定)を行う
- LPにタグを設置する
- 広告の審査が通っているか確認する
- 広告の掲載を開始する
以下から、順番に解説していきます。
STEP1.アカウントを作る
まずは、Google広告のアカウントを作成しましょう。
Googleアカウントを持っていない場合は、まずGoogleアカウントを作成後、広告アカウントを作成します。
以下のページにアクセスし、「今すぐ開始」をクリックするとアカウントの作成画面が表示されます。
表示された画面に沿って作成を完了しましょう。
STEP2.広告のアカウント構成を考える
次に、広告の内部構成(アカウント構成)を考えます。
広告を構成する要素をどのように組み合わせるかを考えるステップです。
リスティング広告においては、構成要素は以下の5つです。
要素 | 概要 |
---|---|
アカウント |
|
キャンペーン |
|
広告グループ |
|
広告 |
|
キーワード |
|
それぞれの関係性を図で表すと、以下のようなイメージです。
自身の取り扱う商品やサービスに合わせてアカウント構成を作成しましょう。
「成功するアカウント構成の作り方」については、以下の資料で紹介しています。ダウンロードは無料なので、お気軽にご覧ください。
STEP3.構成の設定・広告の入稿を行う
内部構成(アカウント構成)を考えたら、その通りにアカウント・キャンペーン・広告グループ(+リスティング広告ならキーワード)の設定を行います。
また、広告の入稿も同時に行いましょう。大量の広告を入稿する場合は、広告入稿のための専用エディタ(以下)の使用がおすすめです。
エディタは広告の入稿やキャンペーン・広告グループの設定変更に特化しているため、複数のキャンペーン・広告グループの変更をする場合にもおすすめです。
STEP4.予算を設定する
広告の入稿が完了したら、1日の予算(1日にどの程度の料金を使用してもよいか)を設定しましょう。
キャンペーンの設定画面から、日予算(1日に使う予算)を設定できます。
STEP5.広告料金の入金(入金設定)を行う
予算の設定後は、広告料金を支払うための入金設定を行います。
Google広告の費用は後払い方式で、使用した分だけ自動で引き落とされる仕組みです。
支払には、クレジットカードまたはデビットカード情報の登録が必要です。
- 最後の決済から30日が経過する
- あらかじめ設定した金額(限度額)に達する
上記のどちらかが発生した時点で、自動的に決済が行われます。
STEP6.LPにタグを設置する
入金設定が完了したら、LP(ランディングページ)にタグを設置しましょう。
LPとは、ユーザーが広告をクリックした時に表示されるページのことを指します。
タグを設置することで、広告を経由して発生した商品購入や問い合わせなどのデータが取得できるようになります。
設置するタグは、以下の2種類です。
- グローバルサイトタグ
- イベントスニペット
Google広告のタグについては、以下の記事で特化して解説しています。詳しく知りたい場合は参考にしてください。
STEP7.広告の審査が通っているか確認する
タグの設置が完了した後は、広告の審査が通っているか確認しましょう。
Google広告は広告を入稿すると、自動的に掲載可能かどうかの審査が始まります。
広告の審査においては、以下の内容が審査の対象です。
- 広告見出し
- 説明文
- キーワード
- リンク先
- 画像・動画
リスティング広告の審査基準については、以下の記事で詳しく解説しています。審査に落ちの対策についても紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
STEP8.広告の配信を開始する
広告の審査が通り、「承認済み」になっていたら、配信を開始しましょう。
広告の左側にある「●」をクリックすることで「有効」となり、配信が開始されます。
【目的別】Google広告の活用方法
ここからは、最初にお伝えした9つの種類に沿って、Google広告の具体的な活用方法についてお伝えします。
Google広告は、以下のような活用方法が考えられます。
- 商品を求めているユーザーにアピールする
- サービスや商品の認知度を高める
- ECサイトの売上を増やす
- アプリのダウンロード数を増やす
- 店舗への来店数を増やす
- 宿泊施設(ホテル・ペンションなど)の宿泊者数を増やす
ひとつずつ確認していきましょう。
1.商品を求めているユーザーにアピールする
特定の商品やサービスを求めているユーザーに自社の商品・サービスをアピールする場合は、以下のキャンペーンが有効です。
- 検索キャンペーン
- ディスプレイキャンペーン
検索キャンペーンはキーワードを指定して広告を配信できるため、ピンポイントに商品やサービスを求めている人に対して広告を配信できます。
ディスプレイキャンペーンも、配信ユーザーの興味関心や年齢、地域などを絞り込めるため、効率的にターゲットユーザーにアピールできるでしょう。
2.サービスや商品の認知度を高める
サービスや商品の認知度を高めたい場合には、以下のキャンペーンを活用してみてください。
- ディスプレイキャンペーン
- 動画キャンペーン
- ファインドキャンペーン
ディスプレイキャンペーンや動画キャンペーンは、非常に多くのユーザーに画像・動画を使用した広告を配信できます。
視覚に訴える広告を配信できるため、「認知度を高めたい」「インパクトを与えたい」といった場合に有効です。
ファインドキャンペーンはGoogleに関連するフィード(記事や動画の一覧)全体に広告を配信できます。
こちらも配信できる枠が多いため、認知度の上昇や新たな顧客の獲得に役立つでしょう。
3.ECサイトの売上を増やす
ECサイトの売上を増やしたい場合は、以下のキャンペーンがおすすめです。
- ショッピングキャンペーン
- 検索キャンペーン
- ディスプレイキャンペーン
ショッピングキャンペーンは、自社のECサイトの商品ページに直接ユーザーを誘導できるだけでなく、商品名や商品の画像、値段などを広告として表示できます。
そのため、商品を求めているユーザーに対しては大きな影響を与えるでしょう。
検索キャンペーンも、商品名をキーワードに設定することで商品を求めているユーザーに対してピンポイントにアプローチできます。
ディスプレイキャンペーンはECサイトでどのような商品を取り扱っているのかをビジュアル面から訴求でき、ユーザーの購買意欲を促進できるでしょう。
4.アプリのダウンロード数を増やす
アプリのダウンロード数を増やしたい場合には、以下のキャンペーンが有効です。
- アプリキャンペーン
- ディスプレイキャンペーン
- 動画キャンペーン
アプリキャンペーンは、アプリを宣伝するための広告を配信できるキャンペーンです。
ユーザーを直接App StoreやGoogle Playストアに誘導できるため、インストール数の向上に大きく貢献することが考えられます。
また、ディスプレイキャンペーンや動画キャンペーンを並用することで、アプリの魅力をより多くのユーザーに伝えることができるでしょう。
5.店舗への来店数を増やす
実店舗への来店数を増やしたいという場合は、以下のキャンペーンを活用してみましょう。
- ローカルキャンペーン
- 検索キャンペーン
- ディスプレイキャンペーン
ローカルキャンペーンは、Google検索やGoogleマップに店舗の情報を広告として表示できるキャンペーンです。
Google検索はもちろん、近年ではGoogleマップに掲載されている店舗情報や口コミなどを参考にするユーザーが増加しています。
ローカルキャンペーンを活用することで店舗の存在や魅力をマップ上でもアピールできるため、店舗への来店数を増やすことができるでしょう。
また、検索キャンペーンを活用することで、ユーザーの取りこぼしを防げます。
ディスプレイキャンペーンの活用は店舗の認知度向上につながり、ひいては来店数の増加に役立つでしょう。
6.宿泊施設(ホテル・ペンションなど)の宿泊者数を増やす
ホテル・ペンションといった宿泊施設の宿泊者数を増やしたい場合は、以下のキャンペーンがおすすめです。
- ホテルキャンペーン
- 検索キャンペーン
- ディスプレイキャンペーン
ホテルキャンペーンは、宿泊施設を経営している事業者専用のキャンペーンです。
予約情報などの登録・連携が必要にはなりますが、活用することでGoogleからの宿泊予約が可能になるため、宿泊者数の大きな増加が見込めるでしょう。
また、検索キャンペーンやディスプレイキャンペーンで広告を配信することで、宿泊施設の詳細をユーザーに伝えたり、認知度をアップさせたりといったことが期待できます。
まとめ:Google広告を活用してビジネスを拡大しよう
本記事のまとめ
- Google広告には9つの種類(キャンペーン)がある
- リスティング広告を例にすると、広告費用の目安は中小企業で10~100万円/月
- Google広告は目的ごとにキャンペーンを使い分ける
Google広告は現代でビジネスを行う人にとって、大きな効果をもたらす可能性のある広告媒体です。
しかし、複数の種類があったり一部専門的な設定が必要だったりと、始めるまでのハードルを高いと感じてしまうかもしれません。
そのような方に向けて、弊社ではGoogle広告の王道の運用方法をまとめた資料を無料でプレゼントしています。
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投稿者
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「志を支援する」パーパスの元、デジタルマーケティング支援会社を経営。(2024年6期目/メンバー数約15名/最高年商2億)パーパスに共感したクライアントの成果創出を「誠実なエース人材のみ」でチームを構成し、エンドユーザー目線を徹底する方針で支援してます。
経歴:オプトで運用型広告コンサルタント→サイバーエージェントグループのウエディングパークにて、運用型広告の営業→WALTEXを創業。Speee様、KUMON様、DIGITALIO様など、大手から中小企業(ベンチャー/スタートアップ)まで支援実績インタビューをHPで公開中。