【Google広告】メッセージ表示オプションとは-概要から効果的な使い方まで解説
最終更新日:2023年2月3日 | 投稿日:2022年2月11日
広告表示オプションの中でもマイナーなメッセージ表示オプション。
この記事では、Google広告のメッセージ表示オプションについて、以下のポイントをお伝えします。
- メッセージ表示オプションとは
- メリット・デメリット
- 効果的に使う5つのポイント
- 設定方法
- 入稿規定
なお弊社では、リスティング広告の王道の成功パターンと成功事例をまとめた資料を無料プレゼント中です!
リスティング広告の運用に役立つポイントをまとめているので、以下のページからお気軽にダウンロードしてください。
目次
メッセージ表示オプションとは
メッセージ表示オプションとは「モバイルの検索結果に、SMSメッセージを送るアイコンを表示する機能」です。
ユーザーがメッセージ表示オプションをタップするとSMSアプリが起動し、ユーザーは広告主にメッセージを送れます。
実際の掲載イメージがこちら▼
タップするとSMSアプリが開かれ、ユーザーはSMSで広告主と直接やり取りができます▼
ユーザーと直接やり取りできるのは、電話番号表示オプションとメッセージ表示オプションだけ。「電話は苦手だな…」というユーザーにはメッセージ表示オプションが効果的です。
メッセージ表示オプションのメリット
Google広告公式によると、メッセージ表示オプションのメリットは次のように記載されています。
メリット
費用を増やさずに露出を増やすことができます。メッセージ表示オプションの導入に料金はかかりません。手軽に無料で広告に追加することができます。
ビジネス成長に貢献します。メッセージ表示オプションを導入すると、ユーザーが広告主様に連絡しやすくなります。
広告グループやキャンペーンをまたいで共有できます。 メッセージ表示オプションはニーズに合わせて手軽に作成でき、1 つのメッセージ表示オプションを広告グループやキャンペーン全体で利用できます。
詳細なレポートを利用できます。メッセージ レポート機能をオンにすれば、ユーザーとやりとりしたメッセージについて詳しい情報を参照し、メッセージ表示オプションの掲載結果をトラッキングすることができ、広告のパフォーマンス最適化に役立ちます。
Google広告ヘルプ「メッセージ表示オプションについて」より引用
しかし、メリットはこれだけではありません。弊社の考えるメリットは以下の4つです。
- クリック率の向上が期待できる
- コンバージョン数の向上が期待できる
- 広告文やLPでは伝えきれない内容を伝えられる
- 広告の掲載面積が広がる
実際にクリック率やコンバージョン数が向上するかは案件や状況にもよります。なので一度試して、効果検証してみるのがおすすめです。
メッセージ表示オプションのデメリット
メッセージ表示オプションのデメリットは、メッセージ返信の対応が発生することです。(そのための機能なのでデメリットと言うべきなのか微妙なところですが。)
対応が発生し時間が取られるという意味ではデメリットとも言えます。
また、返信に時間が空くとユーザーの不満につながる場合があります。営業時間外はオプションを非表示にして、メッセージが来ないようにするのがおすすめです。
メッセージ表示オプションを効果的に使う4つのポイント
ここでは、メッセージ表示オプションを効果的に使う4つのポイントをお伝えします。
- 表示オプションテキストと顧客へのデフォルトのメッセージは関連性を高める
- メッセージレポートを有効にする
- 他の広告表示オプションと組み合わせる
- 検索広告向けリマーケティング(RLSA)と組み合わせる
それぞれ順番に見ていきましょう。
1. 表示オプションテキストと顧客へのデフォルトのメッセージは関連性を高める
検索結果に表示する「表示オプションテキスト」とユーザーがクリックした際に自動送信される「顧客へのデフォルトのメッセージ」。
これらの関連性を高めることで、ユーザーが即離脱することを防げます。
例えば、検索結果で「SMSで直接問い合わせたい方はこちら」と表示していた場合。顧客へのデフォルトのメッセージは「問い合わせ内容をお伝えください」などが関連度が高く有効です。
一方で、「要望はなんでしょうか?」などと送った場合はどうでしょう。ユーザーからすると「質問を問い合わせようと思ったのに…」と違和感を覚え離脱する可能性がありませんか?
このように、表示オプションテキストと顧客へのデフォルトのメッセージは関連性を高めるのが効果的です。
2. メッセージレポートを有効にする
メッセージレポートをオンにすることで、SMSでのやり取りに関するレポートを確認・分析できます。
以下のようなデータを確認できる機能です。
- メッセージ表示オプションの表示回数
- チャットを行った回数
- 最初の返信までの所要時間
- チャットの継続時間
- ユーザーの市外局番
メッセージ表示オプションを活用する際に、結果の確認は欠かせません。ぜひ有効にして、分析に活用しましょう。
3. 他の広告表示オプションと組み合わせる
メッセージ表示オプションは数ある広告表示オプションの中の一つです。他のオプションも利用して、相乗効果を狙いましょう。
広告表示オプションを組み合わせることで、検索結果において目立つようになります。目立つ広告はクリック率が高く、自然と広告への信頼度も上がるかもしれません。
また、以下のように広告表示オプションの有無は広告ランクにも影響するとされています。クリック単価を下げるためにも有効です。
広告表示オプションと広告ランク
さらに広告表示オプションは、入札単価、広告とランディング ページの品質、広告ランクのしきい値、検索時の状況とともに、広告ランクを決定する要因の 1 つです。広告表示オプションは広告の掲載結果を向上するのを目的としているため、安い単価で同等のクリック数を獲得する助けとなります。Google広告ヘルプ「Google 広告 で広告表示オプションを活用するメリットを理解する」より引用
4. 検索広告向けリマーケティング(RLSA)と組み合わせる
メッセージ表示オプションは検索広告向けリマーケティング(RLSA)との相性も良いです。
商品が気になっている顕在層に対してメッセージで直接案内できるため、最後の一押し的な効果が期待できます。
「いきなりアカウントにメッセージ表示オプションを導入するのはちょっと…」という方は、まずはRLSAのキャンペーンのみに導入するのもおすすめです。
メッセージ表示オプションの設定方法
ここでは、メッセージ表示オプションを設定する方法をお伝えします。
- まずは管理画面の①[広告表示オプション]から、②青い[+]ボタンをクリック。そして[メッセージ表示オプション]を選択します▼
- ①[追加先]を選択
②[ユーザーの国コード]を[日本]に選択
③電話番号などの内容を入力
④すべて入力が完了したら[保存]をクリック
以上の手順でメッセージ表示オプションを設定できます。
なお、「営業時間外は表示したくない」という場合は、[詳細設定]から[曜日と時間帯]で営業時間を設定しましょう。
メッセージレポートをオンにする方法
メッセージレポートをオンにする方法は、次の通りです。
- 左側のページメニューから [設定] をクリックし、上部にある [アカウント設定] をクリックします。
- [メッセージ レポート] セクションを展開して [オン] をクリックします。
- [保存] をクリックします。
Google広告ヘルプ「メッセージ レポートについて」より引用
メッセージ表示オプションを利用するならぜひ有効にしておきましょう。
メッセージ表示オプションの文字数
メッセージ表示オプションで入力できる文字数に関しては、以下を参考にしてください。
お店やサービスの名前 | 半角25文字(全角12文字)まで |
表示オプションテキスト | 半角35文字(全角17文字)まで |
顧客へのデフォルトのメッセージ | 半角100文字(全角50文字)まで |
細かいポリシーや審査基準については、Google広告ポリシーヘルプ「メッセージ表示オプションの要件」を参考にしてください。
まとめ:メッセージ表示オプションを試してみよう
改めて、メッセージ表示オプションの要点について振り返ってみましょう。
メッセージ表示オプションとは「モバイルの検索結果に、SMSメッセージを送るアイコンを表示する機能」でした。
メリットは以下の4つ。
- クリック率の向上が期待できる
- コンバージョン数の向上が期待できる
- 広告文やLPでは伝えきれない内容を伝えられる
- 広告の掲載面積が広がる
一方で、デメリットは以下の2つでした。
- メッセージ返信の対応が発生する
- 返信に時間が空くとユーザーの不満につながる場合がある
この記事が少しでも参考になれば幸いです。
なお弊社では、リスティング広告の王道の成功パターンと成功事例をまとめた資料を無料プレゼント中です!
リスティング広告の運用に役立つポイントをまとめているので、以下のページからお気軽にダウンロードしてください。
投稿者
-
「志を支援する」パーパスの元、デジタルマーケティング支援会社を経営。(2024年6期目/メンバー数約15名/最高年商2億)パーパスに共感したクライアントの成果創出を「誠実なエース人材のみ」でチームを構成し、エンドユーザー目線を徹底する方針で支援してます。
経歴:オプトで運用型広告コンサルタント→サイバーエージェントグループのウエディングパークにて、運用型広告の営業→WALTEXを創業。Speee様、KUMON様、DIGITALIO様など、大手から中小企業(ベンチャー/スタートアップ)まで支援実績インタビューをHPで公開中。