【Google広告】価格表示オプションとは-概要や3つの活用事例などを解説
価格表示オプションを上手に活用できると、価格やメリットをユーザーに印象強くアピールできます。
一方で、以下のような悩みを持つ方も多いのではないでしょうか?
「仕組みや掲載形式がイマイチわからない」
「管理画面が複雑で設定方法がわからない」
「どんな内容を設定するべきかわからない」
そこでこの記事では、リスティング広告専門代理店の弊社が価格表示オプションについて解説します。
具体的には、
- 価格表示オプションとは
- 価格表示オプションのメリット・デメリット
- 価格表示オプションの活用事例
- 価格表示オプションの設定方法
- 価格表示オプションの審査要件
の順番に、重要なポイントに絞ってご紹介します。
価格表示オプションの全体像が分かるように書いたので、ぜひ参考にしてくださいね。
目次
価格表示オプションとは
価格表示オプションとは、検索結果に商品(アイテム)の料金や特徴を表示できる機能です。Google広告の広告表示オプションの一つで、Yahoo!では使用できません。
これだけだとあまりイメージが湧かないと思うので、実際の掲載画面を見ていきましょう。
PCの場合は、以下のように表示されます▼
スマートフォンの場合、まずは畳んだ状態で表示されます▼
タップすると、以下のように展開されます。左にスライドして3つ目以降のアイテムを見ることができます▼
アイテムをタップすると、ユーザーはそれぞれ設定されたURLに遷移します。そのため、商品の個別ページに直接ユーザーを集客することも可能です。
また、価格表示オプションでは、
- 商品名(サービス名)
- 価格
- 説明文
の3つを設定できます。商品ごとの簡単な特徴は、説明文でアピールしましょう。
価格表示オプションの課金のタイミング
価格表示オプションの課金のタイミングは、アイテムのどれかがクリック(タップ)されたときです。クリックされない限り、いくら表示されても料金はかかりません。
また、スマートフォンでアイテムを展開するためにタップした場合も費用は発生しません。展開後、アイテムがタップされて初めて課金されます。
価格表示オプション4つのメリット
ここでは、価格表示オプションの4つのメリットをお伝えします。
- 金額や数字でユーザーの興味を惹ける
- 広告の表示面積を大きくできる
- クリック率の向上
- コンバージョン率の向上
それぞれ順番に見ていきましょう。
1.金額や数字でユーザーの興味を惹ける
価格表示オプションで金額や数字をアピールすることで、視覚的にユーザーの興味を惹けます。
たくさんの広告が表示されている中、金額が書いてある広告はつい見てしまいませんか?
金額や数字はパッと見のインパクトが強いので、興味を持ってもらいやすいです。
2. 広告の表示面積を大きくできる
価格表示オプションを利用することで、広告の表示面積をかなり大きくできます。
その結果、画面の占有率も上がり、他社の広告よりも優位に魅せることが可能です。
3. クリック率の向上
画面の占有率が上がった結果、クリック率が向上する可能性も高いです。
価格を知った上でクリックするので、ユーザーの質も高い傾向にあります。
4. コンバージョン率の向上
価格表示オプションでは、アイテム一つ一つに個別の遷移先URLを設定できます。
その結果、コンバージョンまでの経路も短縮でき、コンバージョン率の向上も期待できます。
価格表示オプション2つのデメリット
メリットの次は、価格表示オプションのデメリットも見ていきましょう。
- 価格を見たユーザーがクリックをやめてしまう可能性がある
- 修正の手間がかかる
1. 価格を見たユーザーがクリックをやめてしまう可能性がある
ユーザーによっては、価格を見た結果「ちょっと高いかも…」と離脱してしまう可能性もあります。
ですが、そういったユーザーはクリックしたとしても購入する可能性はかなり低いです。ある意味無駄クリックを防いだとも言えます。
もしクリック前の離脱を防ぎたい場合は「最低〇〇円」のように最低価格を掲示するのも手です。
2. 修正の手間がかかる
商品やその価格、URL等が変わった場合、あわせて価格表示オプションの設定も修正する必要があります。
運用上必要な手間なので仕方ありませんが、うっかり修正を忘れてしまうこともあるので要注意です。
価格表示オプションの活用事例3選
ここでは、価格表示オプションの活用事例を3つご紹介します。
「実際どんな内容を設定すれば良いかわからない」という方は参考にしてくださいね。
1. 不動産の場合
不動産の場合、地域ごとに最低家賃や平均家賃を設定するという方法があります。
説明文は上記の例以外にも「祝い金プレゼント」といった独自の特徴を書くのも効果的です。
2. 求人サイトの場合
求人サイトの場合、職種別に平均年収や年収例を書くことで、クリック率向上が期待できます。
求人を探すにあたって年収はとても重要な要素ですよね。年収のように、ユーザーが求める要素を設定するのがポイントです。
求人以外のジャンルでも「ユーザーが一番知りたいであろう商品・内容を設定する」というのを心がけてみてください。
3. 美容室の場合
美容室の場合、カットやカラーなどのサービスと料金を紹介する事例があります。
「〇〇〇受賞のスタイリスト」のように独自の魅力を取り入れると、競合との差別化になり効果的です。
価格表示オプションの設定方法
ここでは、Google広告で価格表示オプションを設定する方法をお伝えしていきます。
- まずは管理画面の①[広告表示オプション]から、②青い[+]ボタンをクリック。そして[価格表示オプション]を選択します▼
- ①[追加先]を選択
②[言語]を[日本語]に選択
③[タイプ]を自由に選択
④[通貨]を[JPY]に選択
⑤[価格種別]を[最低][最高][平均]の中から選択
- ①商品に関する情報を入力
②全て入力が終わったら[保存]をクリック
以上で価格表示オプションの設定は完了です。
まとめ:価格表示オプションを試してみよう
改めて、価格表示オプションのポイントについて振り返ってみましょう。
価格表示オプションとは「検索結果に商品やサービスの料金や特徴を表示できる機能」でした。
課金のタイミングは「アイテムのどれかがクリック(タップ)されたとき」。表示するだけなら料金はかかりません。
メリットは次の4つです。
- 金額や数字でユーザーの興味を惹ける
- 広告の表示面積を大きくできる
- クリック率の向上
- コンバージョン率の向上
デメリットは次の2つですが、そこまで大したデメリットではありません。
- 価格を見たユーザーがクリックをやめてしまう可能性がある
- 管理コストがかかる
ぜひ一度、価格表示オプションを試してみてくださいね。
投稿者

- 株式会社WALTEX 代表取締役
- 新卒にて㈱オプトでリスティング+ディスプレイ広告のコンサルタント→㈱サイバーエージェントグループの㈱ウエディングパークにて、アドテク事業部立ち上げメンバーとして運用型広告の営業→副業から事業拡大した後、株式会社WALTEXを創業。DX/デジタルマーケティング支援会社を経営。コツコツ積み上げるSEOが好きで、WEB広告関連の「567KW」でSEO1~3位表示中(20年10月時点)