Google広告の目標コンバージョン単価とは?メリットや設定方法まで解説

CPA改善やCV増加のための自動入札戦略として効果的な、Google広告の「目標コンバージョン単価」

 

とはいえ、

「そもそも目標コンバージョン単価って何?」
「目標コンバージョン単価を設定するとどんなメリットがあるの?」

という方もいるのではないかと思います。

 

そこでこの記事では、目標コンバージョン単価について、リスティング広告専門代理店の弊社が詳しく解説していきます。

具体的には、

  • 目標コンバージョン単価の概要
  • 目標コンバージョン単価のメリット・デメリット
  • 目標コンバージョン単価の設定方法
  • 目標コンバージョン単価以外の自動入札戦略

の順番に、重要なポイントに絞ってご説明します。

目標コンバージョン単価の全体像が掴めると思いますので、ぜひチェックしてみてください。

Google広告の目標コンバージョン単価とは

目標コンバージョン単価(CPA)とは、指定した費用対効果に応じて、コンバージョン値や収益を最大限に獲得できるよう、入札単価が自動的に調整される機能のことです。

Google広告の「自動入札戦略」の一つで、機械学習の力を使うことでコンバージョンの獲得効率を向上することができます。

(自動入札戦略にはさまざまな種類がありますので、この記事の後半にお伝えしますね)

 

では目標コンバージョン単価のメリット・デメリットにはどんなものがあるのでしょうか?

次の項目から詳しく解説していきます。

 

目標コンバージョン単価の3つのメリット

まず目標コンバージョン単価のメリットは、次の3つです。

  • CPAを維持しながら、コンバージョンを増やせる
  • 運用者の工数を削減できる
  • “シグナル”を使用した入札単価調整が可能

順番に説明していきますね。

 

CPAを維持しながら、コンバージョンを増やせる

目標コンバージョン単価では、あらかじめ目標とする平均のコンバージョン単価(CPA)を設定しておきます。

たとえばCPAを1,000円で設定したとすると、1,000円を超えない範囲でコンバージョンを増やすよう入札単価が自動で調整される仕組みになっています。

多少ブレが出てしまうこともありますが、CPAを維持しつつコンバージョンを増やしていくので、予算の無駄な消化を防ぐことが可能です。

 

運用者の工数を削減できる

キーワードに対して一つ一つ手動で入札単価調整するのは、運用する上で大変だと感じるのではないでしょうか?

目標コンバージョン単価を導入すれば、手動で調整する手間が省けるため、空いた時間を活用してLP改善などクリエイティブな施策に時間を充てることができます。

 

”シグナル”を使用した入札単価調整が可能

“シグナル”とは、自動入札において入札価格を決定する際に、コンバージョン率を推定する要素のことを指します。

シグナルの具体例としては、次のようなものがあります。

デバイス ユーザーの使用デバイス(モバイル、パソコン、タブレット)
所在地 ユーザーの所在地(都市レベル)
地域に関する意図 地域を含む検索語句(「沖縄旅行 8月」など)
曜日と時間帯 ユーザーのタイムゾーンでの時間や曜日
広告の特性 広告のサイズやフォーマット

 

他にもありますが、目標コンバージョン単価では、これらのシグナルを瞬時に計算して入札単価を算出します。

手動で上記の要素を見つつ調整するよりかは、だいぶ楽になるのではないでしょうか。

 

目標コンバージョン単価の2つのデメリット

一方、目標コンバージョン単価のデメリットは次の2つです。

  • コンバージョンデータが蓄積されていないと効果が出にくい
  • 単価設定によっては、配信量が減少することがある

それぞれ詳しく見ていきましょう。

 

コンバージョンデータが蓄積されていないと効果が出にくい

目標コンバージョン単価は、過去のコンバージョンデータが十分に蓄積された状態のときに効果を発揮します。

なのでコンバージョンデータが蓄積されていないと、自動入札の際に十分な分析ができず、パフォーマンスが落ちてしまう恐れがあります。

弊社の目安としては、過去30日間で30~50件以上のCVを目途に導入することを推奨しています。

 

単価設定によっては、配信量が減少することがある

それまで獲得してきたコンバージョン単価より低い目標コンバージョン単価を設定すると、入札で競り負けてしまうことがあります。

つまりそれは、広告の配信量が減ってしまうことを意味します。

なので「過去の平均コンバージョン単価がいくらなのか」をしっかり把握した上で、目標コンバージョン単価を設定することが重要です。

 

目標コンバージョン単価の学習期間は2~3週間程度

目標コンバージョン単価には、自動入札を行なうための学習期間があります。

過去のデータ配信量にもよりますが、設定後は入札戦略のステータスが「学習中」となり、その間はCPCやCPAがむしろ悪化する場合も。

機械学習の効果が出てくるまで2~3週間ほどかかると言われていますので、それまでは耐えて様子見しましょう。

 

目標コンバージョン単価とコンバージョン数の最大化の違い

目標コンバージョン単価と似たような自動入札戦略に、「コンバージョン数の最大化」というものがあります。

違いとしては次の通りです。

✔ 目標コンバージョン単価 

 ⇒CPAを維持しながら、コンバージョン数を最大限に増やす戦略

✔ コンバージョン数の最大化

 ⇒CPAは考慮せずキャンペーン予算を消化しながら、コンバージョン数を最大限に増やす戦略

 

一概に言えない面はありますが、まだCVが少ない段階では、

  1. 「コンバージョン数の最大化」を導入してCVを増やす
  2. CVが増えてきたら「目標コンバージョン単価」でCPAを維持する

という順序で自動入札戦略を切り替えていくのがオススメです。

 

なお、コンバージョン数の最大化については「Google広告のコンバージョン数の最大化とは?メリット,デメリット,条件等まとめ」で詳しく解説しています。こちらもあわせてご覧ください。

 

目標コンバージョン単価の設定方法

では実際に目標コンバージョン単価を設定する方法について、画像を使って説明していきます。

1.管理画面で[ツールと設定]をクリックします

 

2.[入札戦略]をクリックします

 

3.[+]ボタンをクリックします

 

4.[目標コンバージョン単価]をクリックします

 

5.「名前」「キャンペーン」「目標コンバージョン単価」をそれぞれ入力・選択し、最後に[保存]をクリックして完了です

 

目標コンバージョン単価以外の自動入札戦略5つ

Google広告には目標コンバージョン単価以外にも、5つの自動入札戦略があります。

具体的には次の通りです。

  1. 目標広告費用対効果
  2. クリック数の最大化
  3. コンバージョン数の最大化
  4. 目標インプレッションシェア(リスティングのみ設定可能)
  5. 視認範囲のインプレッション単価(GDNのみ設定可能)

上記についても簡単にご紹介しておきます。

1.目標広告費用対効果

目標として設定した広告費用対効果(ROAS)でコンバージョン数を最大化するように、自動入札される

2.クリック数の最大化

予算内でクリック数を最大化するように、自動入札される

3.コンバージョン数の最大化

予算内でコンバージョン数を最大化するように、自動入札される

4.目標インプレッションシェア(リスティングのみ設定可能)

指定したインプレッションシェア(広告表示率)を超えるように、自動入札される

5.視認範囲のインプレッション単価(GDNのみ設定可能)

「クリック1回あたりの課金ではなく、視認範囲のインプレッション1回に対して課金が行われる」という自動入札

 

詳しくは「Google広告の自動入札機能とは?使い方やメリット・デメリットを解説」という記事で解説しています。こちらもご覧ください。

 

CPAを下げるなら広告文やLPの調整を優先的に

CPAを下げるには目標コンバージョン単価を導入するのも良いですが、一番大事なのはユーザーの目にする部分(広告文およびLP)だと思います。

いくら適切な入札で適切なユーザーに配信したとしても、目にする部分が魅力的でないとCVには繋がりにくいです。

なので、CPA調整を目標コンバージョン単価や自動入札に頼り過ぎるのは少々リスクがあります。

あわせて広告文やLPの改善も定期的に行なうと良いですよ。

 

目標コンバージョン単価のまとめ!

最後にまとめです。

目標コンバージョン単価とは、指定した費用対効果に応じて、コンバージョン値や収益を最大限に獲得できるよう、入札単価が自動的に調整される機能のこと。

CPAを維持しながら、キーワードごとに手動で入札単価調整する手間を省くことが出来る、便利な自動入札戦略の一つです。

しかし自動入札に頼り過ぎず、広告文やLP改善も定期的に行ないつつ、うまく目標コンバージョン単価を活用していきましょう!