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2022/5/16 Google広告

Google広告のコンバージョン数の最大化とは?効果的に活用する全ノウハウ

広告運用をしている中で、もっと効率的にコンバージョン数を増やしたいと思うことはありませんか?

Google広告には入札単価を自動設定してくれる機能があります。その一つが今回紹介する「コンバージョン数の最大化」です。

この記事では、コンバージョン数の最大化のメリット、デメリットや他の自動入札機能との違いなど詳しく解説します。

入札戦略の選択は、Google広告の成果に大きく影響します。入札戦略で悩む運用者は、ぜひ本記事を参考にしてくださいね。

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コンバージョン数の最大化とは”コンバージョン数アップに特化した自動入札機能”

コンバージョン数の最大化とは、Googleの自動入札機能の1つです。

コンバージョン数の最大化を使用すると、最大限のコンバージョン数が得られるよう、Googleの機械学習により最適化された入札単価で自動的に入札されます。

さらに、2021年より任意で目標とするコンバージョン単価を指定できるようになりました。

Google広告公式でも、目標CPA内でできるだけ多くのコンバージョンを獲得する自動入札機能「目標コンバージョン単価」と統合すると説明されています。

もちろん、目標とするコンバージョン単価を設定せずに利用することもできます。

設定した際のイメージは以下の通りです。

自動入札機能により、キーワードごとの細かい入札単価の調整をしなくて良いため、運用者にとっては嬉しい機能ですよね。

※そもそも「自動入札機能って何?」という場合は、ぜひ下記記事もあわせて参考にしてください。

Yahoo!広告でもコンバージョン数の最大化が使える

「コンバージョン数の最大化」は、Yahoo!広告でも利用可能です。

Yahoo!広告では自動入札機能ではなく、「自動入札タイプ」と呼んでいます。

なお、Yahoo!広告のコンバージョン数の最大化は現状目標コンバージョン単価の指定はできません。

詳しくは、Yahoo!広告ヘルプ「自動入札タイプ「コンバージョン数の最大化」」を参考にしてください。

コンバージョン数の最大化3つのメリット

コンバージョン数の最大化には以下3つのメリットがあります。

  1. コンバージョンが獲得できるように自動で考慮してくれる
  2. 戦略立案や広告文の考案に時間を使える
  3. 予算を効率的に消化できる

順番にお伝えしていきます。

1.コンバージョンが獲得できるように自動で考慮してくれる

コンバージョン数の最大化では、Googleの機械学習が自動的に判断してできるだけ多くのコンバージョンを獲得できるようにしてくれます。

コンバージョン数を増やすための運用の工夫をする作業が抑えられ、むしろ人力では難しいデータも分析することが可能です。

そのため、手動で運用するよりも良いパフォーマンスを発揮する可能性もあります。

2.戦略立案や広告文の考案に時間を使える

コンバージョン数の最大化を使うと、Googleが自動的に入札をしてくれるため日々の単価調整の手間を省けます。

その分、戦略立案やクリエイティブの作成、商材の改善等の時間に充てることができます。

3.予算を効率的に消化できる

コンバージョン数の最大化は、1日の予算を最大限に使ってコンバージョンを獲得するように入札単価を調整する機能です。

月末などで「予算の消化がなかなか進まない…」といった時に、ディスプレイ広告の配信で予算を消化した経験はありませんか?

コンバージョン数の最大化を利用すれば、コンバージョン獲得に直結する効率的な予算消化を実現できます。

コンバージョン数の最大化2つのデメリット

コンバージョン数の最大化は便利な機能ですが、デメリットもあります。

  1. 学習期間が必要
  2. クリック単価が高騰することがある

順番にみていきましょう。

1.学習期間が必要

自動入札機能全体に言えることでうすが、設定後2〜3週間は学習期間が必要で、その間成果が悪化する可能性があります。

しかし最適化を行なっている最中のため、その間は設定をむやみに変更せず見守らなければなりません。

さらに、過去十分なコンバージョン数(直近30日で50件程度)がないと上手く最適化がかからないことがあります。

作成したばかりのキャンペーンでこの入札戦略を使うことは避けた方が良いでしょう。

2.クリック単価が高騰することがある

コンバージョン数の最大化は、1日の予算すべてを使ってコンバージョン数を最大化しようとします。そのため、クリック単価(CPC)が高騰してしまうこともあります。

目標コンバージョン単価との統合により若干緩和される可能性はありますが、場合によっては数百円単位だったクリック単価が数万円にもなり得ます。

あくまで「予算の範囲内であればクリック単価は気にしない」という場合の活用をおすすめいたします。

コンバージョン数の最大化を利用する2つの条件

コンバージョン数の最大化を利用するための条件は2つあります。

  1. コンバージョントラッキングの設定が必要
  2. コンバージョン数が蓄積されている

順番に説明していきます。

1.コンバージョントラッキングが設定されている

コンバージョン数の最大化を利用するためには、事前にコンバージョントラッキングの設定が必要です。

コンバージョントラッキングとは、広告をクリックした後のユーザの行動を分析するためのツールです。

Google広告のコンバージョントラッキングの設定方法は過去記事にて詳しく解説しています。

2.コンバージョン数が蓄積されている

Googleは過去のコンバージョン履歴に基づいて入札単価を決定します。

そのため先述の通り、コンバージョン数が十分に蓄積されていないと適切な入札単価が設定されないことがあります。

コンバージョン数が少ないなら「マイクロコンバージョン」を設定するのも手

コンバージョン数が少ない場合はマイクロコンバージョンを設定してみるのがおすすめです。

マイクロコンバージョンとは、コンバージョンが発生する前に起きるアクションを指します。

▼マイクロコンバージョンイメージ

例えば、ECサイトで商品の購入をコンバージョンとする場合は、商品の詳細画面への遷移をマイクロコンバージョンポイントとしたりします。

マイクロコンバージョンを設定すると、コンバージョン数が蓄積するスピードがあがります

結果、コンバージョン数の最大化をはじめとした自動入札機能を活用しやすくなります。

さらにコンバージョンデータをもとに、運用者自身もユーザの行動を細かく把握・分析できます。

自動入札機能だけでなく、キーワードの追加や広告文変更など日々の改善作業にも役立つため、さらなる広告パフォーマンスの改善にも繋がります。

コンバージョン数の最大化の設定方法

ここでは、コンバージョン数の最大化の設定方法を解説します。

1.  Google広告の管理画面から①「キャンペーン」をクリックし②キャンペーンを選択して③編集をクリックします。

2. 「入札戦略を変更」をクリックします。

3. 入札戦略を選択します。

4. 任意で目標コンバージョン単価を設定し、「適用」をクリックします。

 

コンバージョン数の最大化以外の自動入札機能6つ

Google広告ではコンバージョン数の最大化以外にも6つ自動入札機能があります。

 入札戦略 説明
目標コンバージョン単価 指定したコンバージョン単価以下でコンバージョン数を最大化にできるように入札単価を調整

(※コンバージョン数の最大化と統合)

目標費用対効果 指定された目標費用対効果を目指して入札単価を調整

(※コンバージョン値の最大化と統合)

コンバージョン値の最大化 コンバージョン値が最大になるように入札単価を調整

(※目標費用対効果と統合)

クリック数の最大化 予算の中でクリック数が最大になるように入札単価を調整
目標インプレッションシェア 設定された広告の掲載場所とその場所に表示される割合を目標として入札単価を調整
視認範囲のインプレッション単価

(GDNのみ設定可能)

視認可能となる可能性が高い位置に広告が表示されるよう入札単価を調整

下記記事にて自動入札機能ついては解説しています。

ここでは、混合されやすい他の自動調整機能との違いを解説していきます。

コンバージョン値の最大化とコンバージョン数の最大化の違い

「コンバージョン値の最大化」との違いは、最大化するポイントが「値」か「数」かという部分です。

コンバージョンには値を設定できます。その値が合計して最大になるように自動調整されるのがコンバージョン値の最大化です。

  • コンバージョン数の最大化はコンバージョンの「数」を最大化する
  • コンバージョン値の最大化はコンバージョンの「値」を最大化する

なお補足ですが、自動入札機能「コンバージョン値の最大化」と「目標費用対効果」は2021年度から統合されています。

機能としては双方、「目標費用対効果を目指しながらコンバージョン値を最大化する」というものです。

自動入札機能「目標費用対効果」については下記記事で詳しくまとめています。

目標コンバージョン単価とコンバージョン数の最大化の違い

「目標コンバージョン単価」と「コンバージョン数の最大化」は2021年9月現在統合しています

先述の通り、以前コンバージョン数の最大化は、コンバージョン単価(CPA)は関係なくコンバージョン数を最大化するという機能でした。

しかしコンバージョン数の最大化でもコンバージョン単価を指定できるようになり、実質的に「目標コンバージョン単価」の入札戦略と同じ機能になっています。

自動入札位機能「目標コンバージョン単価」については下記記事にまとめています。

(参考)拡張クリック単価とコンバージョン数の最大化の違い

拡張クリック単価は自動入札機能ではありませんが、コンバージョン数の最大化とよく混合される機能の1つです。

拡張クリック単価は、手動で設定した基準上限単価をベースに、コンバージョンの可能性に応じてGoogleが自動で単価を調整してくれる機能です。

  • 共通点:コンバージョンを増やせるようクリック単価を自動調整する機能
  • 相違点:基準となる入札単価の有無(拡張クリック単価には基準入札単価あり)

拡張クリック単価はベースとなる入札単価を設定するため、CPCの高騰が不安な場合でも取り入れやすい機能です。

一方CPCを気にしない場合は、コンバージョン数の最大化のほうがよりダイナミックに調整してくれます。

いわば拡張クリック単価は「半自動」、コンバージョン数の最大化は「全自動」と言えるでしょう。

コンバージョン数の最大化のまとめ

本記事のまとめ

  • 「コンバージョン数の最大化」とは、予算の中でできるだけ多くのコンバージョンが獲得できるようクリック単価を自動で調整してくれる機能
  • 2021年より目標とするコンバージョン単価を指定できるようになり、「目標コンバージョン単価」と機能が統合された
  • 効率的なコンバージョン獲得に向いているが、クリック単価の高騰に注意

コンバージョン数の最大化は利用するために条件はありますが、「とにかくコンバージョンを獲得したい」という場合にはおすすめの入札戦略です。

しかし、広告の成果を出したいからと安易にコンバージョン数の最大化を選択するのは危険かもしれません。クリック単価の高騰による費用対効果の悪化や、意図しないコンバージョンが伸びるリスクも考えられます。

広告の成果を出したい際は、まずは課題を把握し、成果の出る運用方法を知ることが重要です。

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投稿者

浜中 広助
浜中 広助株式会社WALTEX 代表取締役
「志を支援する」パーパスの元、デジタルマーケティング支援会社を経営。(2024年6期目/メンバー数約15名/最高年商2億)パーパスに共感したクライアントの成果創出を「誠実なエース人材のみ」でチームを構成し、エンドユーザー目線を徹底する方針で支援してます。
経歴:オプトで運用型広告コンサルタント→サイバーエージェントグループのウエディングパークにて、運用型広告の営業→WALTEXを創業。Speee様、KUMON様、DIGITALIO様など、大手から中小企業(ベンチャー/スタートアップ)まで支援実績インタビューをHPで公開中。

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