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2022/10/18 Google広告

Google広告の「クリック数の最大化」とは?運用者の必須知識を総まとめ

Google広告の自動入札機能の1つ、「クリック数の最大化」。効率よく流入を増やすことのできる便利な機能です。

とはいえ、

「そもそもクリック数の最大化って何?」
「クリック数の最大化のメリットは?」
「コンバージョン数の最大化との違いがわからない」

という方もいるのではないでしょうか。

そこで本記事では、クリック数の最大化のメリット、デメリットや設定方法など全容について詳しく解説していきます。ぜひ広告運用に活かしてください。

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Google広告の「クリック数の最大化」とは

クリック数の最大化とは、指定した予算内でクリック数を最大化できるように自動的に入札単価を調整してくれる機能です。

Google広告の自動入札機能の1つで、キャンペーン単位で設定することができます。

クリック数の最大化では、任意で上限クリック単価の設定も可能です。

目標とするクリック単価内で自動的にサイトへの流入数を最大限に増やしてくれる、運用者にとって非常に便利な機能です。

自動入札機能について詳しく知りたい方は下記記事も併せて参考にしてください。

Yahoo!広告でも「クリック数の最大化」が使える

「クリック数の最大化」はYahoo!広告でも利用可能です。

なお、Yahoo!広告では自動入札機能ではなく「自動入札タイプ」と呼んでいます。

基本的な機能はGoogle広告のクリック数の最大化と同じとなります。

Yahoo!広告ヘルプ「自動入札タイプ「クリック数の最大化」」に詳しい内容が記載されているので、ぜひこちらを参考にしてみてください。

クリック数の最大化のメリット3つ

クリック数の最大化を利用するメリットは以下の3つが挙げられます。

  1. 予算内で効率的にサイト流入を増やせる
  2. データを早く確保しやすくなる
  3. 戦略立案や広告クリエイティブの考案に時間を使える

ひとつずつ解説していきます。

1.予算内で効率的にサイト流入を増やせる

広告を通じて認知を広げたりコンバージョンを獲得するには、充分なサイト流入数が必要です。

クリック数の最大化を使うことで、予算内で効率的にサイトへの訪問者数を増やすことができます。

さらにGoogle側が機械学習で最適化を行ってくれるため、手動設定に比べてパフォーマンスの向上も期待ができます。

2.データを早く確保しやすくなる

サイトへの流入がなければ、コンバージョンデータはもちろんクリック率などのデータの確保ができません。

始めたばかりのアカウントやキャンペーンは充分なデータがなく、うまくPDCAを回せないこともあります。

そんな時にクリック数の最大化を使えば、早期に手間なくクリックを獲得でき、今後の広告改善に活かせるデータを貯めることができます。

3.戦略立案や広告クリエイティブの考案に時間を使える

クリック数の最大化は、自動でキーワード単位の入札単価を調整してくれるため運用の工数が削減されます。

空いた時間を広告戦略やクリエイティブ考案など、さらに広告成果を改善できる作業に充てることが可能です。

クリック数の最大化のデメリット2つ

一方でクリック数の最大化の主なデメリットは、以下の2つです。

  1. キーワードごとの入札単価調整はできない
  2. コンバージョン数が最適化されるわけではない

順番に解説していきます。

1.キーワードごとの入札調整はできない

クリック数の最大化はキャンペーン単位で最適化をかけるもので、個別キーワードでの流入を増やすという設定はできません。

そのため「このキーワードからの流入を増やしたい」という場合は個別で入札単価調整をしなくてはなりません。

あくまで「キャンペーン全体でクリック数が最大化できればOK」という機能です。

2.コンバージョン数が最適化されるわけではない

クリック数の最大化では予算内でのクリック数の最大化を目的としており、コンバージョン数の増加に関しては考慮されていません

ゆえにサイトへの訪問者数が増えたにも関わらず、コンバージョン数が増えないということも起こり得ます。

クリック数の最大化が向いているシーン・向いていないシーン

クリック数の最大化が向いているシーン・向いていないシーンを下記表にまとめました。

 向いているシーン
  • 運用初期でデータを集めたい時
  • キャンペーンやセールを行なっておりサイトに多く人を集めたいとき
 向いていないシーン
  • 具体的なCPAの目標があるとき
  • サイトのコンバージョン率に課題があるとき

クリック数の最大化は早期のデータ確保に繋がるため運用初期におすすめの機能です。

また魅力的なキャンペーンや、セールなどの訴求で認知を高めたい場合にも、最適な入札戦略といえます。

一方で具体的なCPA目標があるときやサイトに課題がある際は、クリック数の最大化の利用を避けた方が良いです。

本記事の最後に、他の入札戦略についても紹介しています。状況や目的に合った最適な入札戦略を選ぶための参考にしてください。

クリック数の最大化の学習期間は1〜2週間

クリック数の最大化は導入後、1〜2週間の学習期間が必要です。

この期間、Google広告が予算内で効率よくクリックを獲得できるように機械学習を行います。

学習期間中は成果が安定しづらく、場合によっては悪化する可能性もあります。

しかし最適化を行なっている最中なので、むやみに設定を変更せず見守っておかなければなりません。

成果創出までの期間に余裕がない場合は、クリック数の最大化の利用は避け手動で単価を調整した方が良いでしょう。

クリック数の最大化で入札単価の調整はすべき?

クリック数の最大化で上限入札単価を設定するかどうか、迷われている方は多いのではないでしょうか。

キャンペーン全体で考えると、予算内でのクリック数が最大化されるためクリック単価は抑えられていく傾向にあります。

しかしキーワード単位ではクリック単価が高騰することもあります。

上限クリック単価を設定すればそのような心配はなくなりますが、初期の学習期間を含めてダイナミックな調整ができなくなってしまいます。

厳しすぎる上限クリック単価を設定すれば、配信量が減ってしまい最適化ができなくなるといった恐れもあります。

個人的な意見としては、導入直後は上限クリック単価を設定せず、成果が安定してきたタイミングで平均値より少し高めの単価を設定することがおすすめです。

そうすることで学習期間中に最適化が阻害されず、学習後にはクリック単価が安定します。

クリック数の最大化の設定方法

ここでは、クリック数の最大化の設定方法をお伝えします。

1.Google広告の管理画面から①「キャンペーン」をクリックし②対象のキャンペーンを選択して③[編集]をクリックします。

2.[入札戦略変更]をクリックします。

3.入札戦略の中から[クリック数の最大化]を選択します。

4.上限CPCを任意で設定し、[適用]をクリックします。

以上でクリック数の最大化の設定は完了です。

クリック数の最大化以外の自動入札戦略6つ

Google広告にはクリック数の最大化以外にも6つ自動入札機能があります。

 入札戦略 説明
コンバージョン数の最大化 コンバージョン数が最大になるように入札単価を調整

(※目標コンバージョン単価と統合)

目標コンバージョン単価 指定したコンバージョン単価以下でコンバージョン数を最大化にできるように入札単価を調整

(※コンバージョン数の最大化と統合)

目標費用対効果 指定された目標費用対効果を目指して入札単価を調整

(※コンバージョン値の最大化と統合)

コンバージョン値の最大化 コンバージョン値が最大になるように入札単価を調整

(※目標費用対効果と統合)

目標インプレッションシェア 設定された広告の掲載場所とその場所に表示される割合を目標として入札単価を調整
視認範囲のインプレッション単価

(GDNのみ設定可能)

視認可能となる可能性が高い位置に広告が表示されるよう入札単価を調整

自動入札機能の詳細については、下記記事にて解説しているので併せて参考にしてください。

ここでは、クリック数の最大化と混合されやすい機能との違いを解説していきます。

コンバージョン数の最大化とクリック数の最大化の違い

コンバージョン数の最大化とクリック数の最大化の違いは以下の通りです。

  • コンバージョン数の最大化:予算内でコンバージョン数が最大化される
  • クリック数の最大化:予算内でクリック数が最大化される

その名の通り最大化する対象が異なります。コンバージョン数の最大化ではクリック数は考慮されませんし、逆も然りです。

なお、コンバージョン数の最大化の導入には、機械学習のために一定のコンバージョン数が発生している必要があります。

そのため導入難易度はクリック数の最大化の方が低いです。

「クリック数の最大化を使いコンバージョン数を蓄積する→コンバージョン数の最大化でコンバージョン数を伸ばす」という方法が効果的な流れと言えます。

クリック数の最大化のまとめ

本記事のまとめ

  • クリック数の最大化は、予算内でクリック数をできるだけ多く獲得できるよう自動で入札調整される機能
  • 運用初期でデータを蓄積したい時や、セール等でサイトに多く人を集めたい時におすすめ
  • 導入後は1〜2週間の学習期間が必要

クリック数の最大化は、予算内でより多くのクリックを獲得したい際におすすめの入札戦略です。

数ある自動入札戦略の中でも運用初期から導入しやすい機能なため、ぜひ活用を検討してみてください。

とはいえ、リスティング広告の出稿の目的はコンバージョン獲得であることが多いかと思います。

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投稿者

浜中 広助
浜中 広助株式会社WALTEX 代表取締役
「志を支援する」パーパスの元、デジタルマーケティング支援会社を経営。(2024年6期目/メンバー数約15名/最高年商2億)パーパスに共感したクライアントの成果創出を「誠実なエース人材のみ」でチームを構成し、エンドユーザー目線を徹底する方針で支援してます。
経歴:オプトで運用型広告コンサルタント→サイバーエージェントグループのウエディングパークにて、運用型広告の営業→WALTEXを創業。Speee様、KUMON様、DIGITALIO様など、大手から中小企業(ベンチャー/スタートアップ)まで支援実績インタビューをHPで公開中。

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