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2022/8/1 Webマーケティング

デジタルマーケティング戦略の立案方法5STEP|重要ポイントも解説

「デジタルマーケティングを成功させたい」
「デジタルマーケティングにおける戦略の立案方法を知りたい」

本記事は、上記のような思いを抱くマーケティング担当者に向けて、デジタルマーケティング戦略の立案方法を5つのステップに分けてまとめました

戦略を立案するうえで重要な3つのポイントや、今後のデジタルマーケティングにおけるトレンド予想なども紹介しているので、ぜひマーケティング活動の参考にしてください。

なお弊社では、戦略立案後に実施する施策のひとつである「Web広告」の王道パターンや、成功事例をまとめた資料をプレゼントしています。

資料は以下のボタンから無料でダウンロードできます。すぐに実践できるノウハウをまとめているので、記事とあわせて参考にしてください。

デジタルマーケティング戦略の基本的な立案方法5STEP

さっそく、デジタルマーケティング戦略の基本的な立案方法を5つのステップに分けて解説します。

  1. 目標を設定する
  2. ペルソナの策定・カスタマージャーニーマップを作成する
  3. 各種分析をおこなう
  4. 目標達成度を計るためのKPIを設定する
  5. KPI達成のための計画を策定する

1ステップずつ確認していきましょう。

1.目標を設定する

まず、マーケティング活動を実施するうえで到達したい目標、いわゆるKGIを設定します。

KGI(重要目標達成指標)とは

「Key Goal Indicator」の略称

 

目標について

  • 何を
  • どれくらい
  • どの期間までに

といった要素を数値で表したもの

ここでのポイントは、達成度合いを判断しやすくするため、なるべく具体的な数値を設定することです。

例えば、

  • 活動開始時と比較して1ヵ月あたりの売上を10%増加させる
  • 昨年と比較して新規顧客数を20%増加させる

などのように、まずは指標と目標数値を決めましょう。

2.ペルソナの策定・カスタマージャーニーマップを作成する

目標を決めたら、ペルソナを策定するとともに、カスタマージャーニーマップを作成しましょう。

ペルソナとは

細かな情報を設定して作成した架空のユーザー像のこと

カスタマージャーニーマップとは

一般消費者が見込み顧客から顧客に至るまでに

  • どのような行動を取るか
  • どのような思考を持つか
  • どのようなポイントで接触するか

といった情報をまとめたもの

本ステップは、後述する「デジタルマーケティング戦略の立案で重要な3つのポイント」でも取り上げている、大変重要な段階です。

ターゲットとなるユーザー像や、その行動を明確にすることで、次のステップの分析作業をおこないやすくなります

「誰に向けてマーケティングをおこなうのか」を明確にしてみてください。

3.各種分析をおこなう

ペルソナを定め、カスタマージャーニーマップを作ったあとは、各種分析をおこないます。

マーケティング戦略立案時に用いられる主な分析手法は、以下のとおりです。

  • STP分析:市場を細分化し、狙うべき市場を定め、自社の立ち位置を明確化するための分析方法
  • SWOT分析:自社の強みと弱み・マーケティングにおけるチャンスと脅威を洗い出してかけ合わせる分析方法
  • 4P&4Cの確認:企業目線&顧客目線で製品やサービスのことを把握するための要素

それぞれの分析は、必要に応じて実施しましょう。ただし、自社の市場での立ち位置を把握するためにも、STP分析はマストでの実施がおすすめです

セグメンテーション(市場細分化)・ターゲティング・ポジショニングの3点をから分析をおこない、自社の立ち位置や戦略を明確にしましょう。

「4P&4C」は分析手法とはやや異なりますが、把握しておきたい重要な要素です。4Pと4Cの両方を意識することは、実施する施策を考える際にも役立ちます

なお、各種分析については以下の記事で詳しく説明しています。

SaaS企業向けの記事ではありますが、SaaS以外の企業にも参考になる情報が多く載っていますので、ぜひ参考にしてください。

4.目標達成度を計るためのKPIを設定する

分析を終えたら、KGIを達成するうえで指標となるKPIを設定しましょう。

KPI(重要業績評価指標)とは

「Key Performance Indicator」の略

 

KGIを達成するために、

  • 何を
  • どれくらい
  • どの期間までに達成するのか

を数値で表したもの

 

  • KGIと相互関係にある
  • KPIを達成することで、最終的にKGIが達成できる
  • KPIの達成度合いで、KGIへの到達度合いが計れる

などの特徴がある

例えば、以下の条件でKGIを設定した場合について考えてみます。

現在の売上:月100万円

商品の単価:1万円

KGI:活動開始時と比較して1ヵ月あたりの売上を10%増加させる

KPIはKGIの達成のため設定するものなので、売上を10%増加させるには、「1週間に何個売れば良いのか」を考える必要があります。

すると10万円を増やすには、2.5×4=10となるため、1週間に2.5個以上売れば良いとわかります。

よってこの条件のとき、KPIは「1週間あたりの売上数2.5個以上」などが適当です。KPIの設定時には、目標から逆算して考えてみてください。

5.KPI達成のための計画を策定する

KPIを決定したあとは、そのKPIをどのように達成するのか検討します。

KPIをただ決定しただけでは、達成は難しいため、具体的な計画を立てることが重要です

例えば「1週間あたりの売上数2.5件以上」というKPIの場合、

  • どのような施策を用いて1週間あたりの売上を2.5件以上あげるのか?
  • 実現にあたって今現在、何が足りないのか?

といったことを考えて年間計画を立てましょう。

なお具体的な施策と、各施策のメリット・デメリットは以下の記事で詳しく紹介しています。ぜひあわせて参考にしてください。

デジタルマーケティング戦略の立案で重要な3つのポイント

ここからは、デジタルマーケティングの戦略を立案する際に意識しておきたい、重要な3つのポイントを解説します。

  1. 必要なデータの収集とツールを用いた分析・改善をおこなう
  2. ターゲットとなるユーザー像を明確にする
  3. PDCAを回して戦略と施策をブラッシュアップしていく

1つずつ確認していきましょう。

1.必要なデータの収集と最適なツールを用いた分析・改善をおこなう

デジタルマーケティング戦略の立案時には、必要なデータを収集し、ツールを用いた分析をおこなうことが重要です。

収集するデータの例としては、以下のようなものが挙げられます。

データの内容 詳細
現在商品やサービスを利用している顧客の情報
  • 年齢
  • 性別
  • 職業
  • 配偶者
  • 子どもの有無 など
商品やサービスの売れ行き 季節・曜日・時間帯による売上の変化など
商品やサービスの販売チャネル オフラインorオンライン、オンラインのなかでも広告経由or自然流入など

また情報収集・分析をおこなえる、デジタルマーケティングのサポートツールには、以下のようなものがあります。

  • アクセス解析ツール
  • 改善ポイント提案ツール
  • ヒートマップ
  • SEOサポートツール
  • 競合サイト情報取得ツール
  • SNS情報分析・調査ツール

上記のツールの中には、無料のツールや体験版を用意しているものもあります。

必要に応じてツールを導入し、マーケティング戦略の立案・施策の実施に活用しましょう。

2.ターゲットとなるユーザー像を明確にする

自社商品・サービスのターゲットとなるユーザー像を明確にすることも大切です。

具体的な対応としては、「ペルソナの策定とカスタマージャーニーの作成」を実施しましょう。

ターゲットとなるユーザー像を明確にし、「誰に向けてマーケティングをおこなうのか」を決めることで、効果的な施策を予想しやすくなります

またほかにも、複数の施策に手を広げて収集がつかなくなってしまう事態を防ぐ効果もあります。

3.PDCAを回して戦略と施策をブラッシュアップしていく

戦略は立案して終わりではないということを意識しておきましょう。戦略とそれにともなう施策は、定期的なブラッシュアップが必要です。

特にデジタルマーケティングの場合、結果がすぐに出る施策も複数あります。

結果とその原因を迅速に分析し、次の施策への反映や戦略の改善を実施することがポイントです。

またスピーディにPDCAを回すため、「施策を実施した後はどうするか」までを戦略として考えておくことも有効です。

例えば、「効果が良かった場合・悪かった場合の両方の対応を考えておく」などが挙げられます。

施策を実施するだけで満足せずに、改善を繰り返していきましょう。

デジタルマーケティングのトレンド予想

ここからは、今後のデジタルマーケティングのトレンド予想についてお伝えします。

今後トレンドとなりそうな項目は、下記のとおりです。

  1. オンライン・オフラインの融合(ハイブリッド)
  2. IoTデバイスを活用したショッピング体験の拡大
  3. D2Cなど「提供者が見える」商品やサービスのさらなる増加

1つずつ確認していきましょう。

1.オンライン・オフラインの融合(ハイブリッド)

新型コロナウイルスの流行により、イベントなどはオンラインがメインとなっていたものの、徐々にオフラインでの開催が再開され始めています。

しかし、オンラインで楽しめるコンテンツが衰退していくわけではありません。

  • 有観客でライブを開催すると同時に、ライブ配信も実施
  • オンラインで情報をシェアすることで、オフラインで特典を受け取れる

など、オンラインとオフラインを融合したハイブリッドなマーケティング施策は、より強化されていくと考えられます。

2.IoTデバイスを活用したショッピング体験の拡大

IoTデバイスを活用したショッピング体験も、今後ますます拡大していくことが予想されます。

具体的には、セルフレジ、タブレット注文などもその一例です。

このほか、商品のQRコードを読み取り、インターネット上で注文をおこなうシステムを取り入れた実店舗もあります。

来店者は従来のショッピングのように商品を試せる一方で、店舗側は在庫を搬入・陳列・販売する手間がなくなります。

このようなIoTデバイスを活用したショッピング体験は、消費者と企業どちらにもメリットを与えるケースが多いです。今後もより拡大していくでしょう。

3.D2Cなど「提供者が見える」商品やサービスのさらなる増加

現在、製造者が消費者と直接取引をおこなう方式のD2Cが流行しています。

クラウドファンディングなどの流行・定着もその一助になっているといえるでしょう。

すでに多くの業界がD2C方式を取り入れていますが、今後もストーリーのある商品、サービス、体験が価値を高めていくことが予想されます。

D2Cのように、オンライン上でのやり取りであっても作り手の思いや情熱、背景が見える商品やサービスは、今後さらに流行していくでしょう。

製品やサービスのストーリーは、オンラインだからこそ目を通してもらえることもあります。

オンラインで情報を得られるようにしておくことで、ユーザーにとって

  • 情報を手に入れやすい状態になる
  • 空き時間で目にすることができる
  • どこでも見られる

といったベネフィットが生まれるためです。

「個」が重要視されてニーズが細分化している現代だからこそ、人の心に強く響く商品やサービスが求められていると考えられます。

まとめ:ポイントを押さえて効果的な戦略を立案しよう

本記事のまとめ

  • デジタルマーケティング戦略の立案においてはユーザー像を明確にすることが大切
  • データ収集&ツールを用いた分析・改善をおこなうことが必要
  • PDCAを回すことを忘れず、戦略は立案後も施策とともにブラッシュアップしていく

デジタルマーケティングは、ただやみくもに施策を実施しても成功するものではありません。

この記事で紹介したように段階を踏んで戦略を立案したあと、具体的な施策を実施することで、成功確率を大きくアップできます

ぜひこの記事を参考にして、デジタルマーケティングを成功させてください。

また弊社では、戦略立案後に実施するべき施策のひとつでもある、Web広告の王道パターンや詳しい成功事例をまとめた資料をプレゼントしています。

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投稿者

浜中 広助
浜中 広助株式会社WALTEX 代表取締役
「志を支援する」パーパスの元、デジタルマーケティング支援会社を経営。(2024年6期目/メンバー数約15名/最高年商2億)パーパスに共感したクライアントの成果創出を「誠実なエース人材のみ」でチームを構成し、エンドユーザー目線を徹底する方針で支援してます。
経歴:オプトで運用型広告コンサルタント→サイバーエージェントグループのウエディングパークにて、運用型広告の営業→WALTEXを創業。Speee様、KUMON様、DIGITALIO様など、大手から中小企業(ベンチャー/スタートアップ)まで支援実績インタビューをHPで公開中。

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