Webマーケティングの成功事例7選！成功へ導く3つのポイントも解説

「Webマーケティングで参考にできる事例を知りたい」
「施策ごとに参考になる事例を確認したい」

本記事はこのような方に向けて、Webマーケティングにおける7つの成功事例と、Webマーケティングを成功に導く3つのポイントをわかりやすくまとめました。

ぜひ参考にして、Webマーケティングを成功させてください。

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Webマーケティングの種類

「Webマーケティング」と一口にいっても、いくつかの種類があります。

以下の表は、4つのWebマーケティング手法とその特徴をまとめたものです。

次の見出しでは、「以下の4つの手法別にわけた成功事例」を紹介します。成功事例をより深く読み込むためにも、一度目を通してみてください。

主なWebマーケティングの種類	特徴
有料広告（リスティング・SNSなど）	お金を払って広告を配信する手法 少額（10万円～/月）からでも始めやすく、成果が出やすい
SEO・コンテンツマーケティング	自社Webサイトなどの価値を高め、集客力を上げて顧客を獲得する手法 「コンテンツ量を増やす」「サイトの構成を検索エンジンから評価されやすい形に変更する」「被リンクを増やす」などの方法がある
SNS（Twitter・Facebook・Instagramなど）	SNSを通じて自社情報を積極的に配信するとともに、ユーザーとコミュニケーションを取る手法 SNSから自社WebサイトやECサイト、店舗（ある場合）にユーザーを誘導し、顧客を獲得する
メルマガ・公式LINEアカウント	自社サービスや商品に興味を持ってもらい、自社WebサイトやECサイト、実店舗（ある場合）にユーザーを誘導し、顧客を獲得する手法 SNSと同様の形式だが、基本的にユーザーと1対1のやり取りになるため、SNSと比較してよりプライベートな形での情報発信となる

【手法別】Webマーケティングの成功事例7選

ここからは、上記で紹介した4つの手法別にわけて、実際の成功事例を7つ紹介します。

以下から確認していきましょう。

1.【Web広告】株式会社VOYAGE MARKETING （現 株式会社DIGITALIO）

株式会社VOYAGE MARKETING （現 株式会社DIGITALIO）は、日本最大級のポイントサイトである「ECナビ」など、複数のto C向けポイント事業を中心に展開する企業です。

同社ではWeb広告の運用に関して、自社内でのスキル・リソース不足を課題としていました。

そこで課題を解決すべく、Web広告会社に運用を依頼し、以下の3点を意識した広告運用を行います。

その結果、

• 問い合わせが2倍に増加
• CPAを1/4までに削減
• 問い合わせ（CV）の質の向上

といった大きな成果につながりました。

分析・対策を行った上で、PDCAを回しながらWeb広告を活用し、大きな成果を得られた事例です。

2.【Web広告・SEO】日本人工芝計画株式会社

日本人工芝計画株式会社は、法人や個人宅の人工芝の施工事業を営む企業です。

同社では、ホームページ経由の新規集客を伸ばしたいと考え、広告代理店にWeb広告運用を依頼していました。

しかし思うような成果が得られないと同時に、対応に不信感を募らせ、自社でのリスティング広告運用を経て、Web広告会社に運用を依頼します。

その結果、自社運用時と比較して以下のような成果が現れました。

またその後SEO対策にも取り組み、SEO経由の問い合わせが月間の50％近くを占める状態にまで成長します。

「Web広告運用が成功したのち、集客チャネルの分散としてSEO対策もおこなう」との流れで実施したWebマーケティングが、事業の成長に大きく貢献した事例です。

3.【SEO・コンテンツマーケティング】株式会社クラシコム

北欧、暮らしの道具店は、株式会社クラシコムが運営しているECサイトです。

2018年3月時点で以下のような成果を出しており、コンテンツマーケティングの成功事例として注目を集めています。

• 月間PV：約1,600万
• 月間UU：約160万

一般的なECサイトと異なる点は、「Webメディア」としての側面も持っている点です。

サイトの右メニューを見ると「読みもの」メニューが最上段に配置されています。

この「読み物」は、商品や暮らしに関するミニコラムを掲載するページのことです。

ファッション・レシピ・カルチャーなど幅広い分野のコンテンツを掲載しており、ターゲットである20～40代女性の感性を刺激する情報が詰まっています。

コラムによりコンテンツ力の強いECサイトとすることで集客力を高め、売上を伸ばしている好例です。

4.【SEO・コンテンツマーケティング】株式会社土屋鞄製造所

土屋鞄製造所は、株式会社土屋鞄製造所が運営するECサイトです。

こちらのサイトでも「北欧、暮らしの道具店」と同様に、コラムを掲載する「読み物」ページを設置しています。

この「読み物」ページは、土屋鞄のものづくりへの思いや製品について紹介するページです。

「#土屋鞄のものづくり」「#革の知識」「#革のお手入れ」「#暮らしを愉しむ」など、いくつかのカテゴリに分けられた、豊富なコンテンツを掲載しています。

カテゴリからもわかるとおり、コンテンツ内容は、土屋鞄製造所に興味を持つ人であれば誰もが興味を惹かれるようなものばかりです。

商品やブランド、ひいては会社自体に愛着を持ってもらえるようなコンテンツをECサイトで発信し続けることで集客力を高め、売上を伸ばし続けています。

5.【SNS】株式会社ローソン

ローソンは、大手コンビニエンスストアチェーンのひとつで、複数種類のSNSをうまく活用している企業です。

2022年2月現在のTwitterのフォロワーは約656万人以上と、3大コンビニチェーンのなかでも群を抜いています。

（セブンイレブン：約422万フォロワー・ファミリーマート：約400万フォロワー）

フォロワーが特に多い理由は、その投稿内容が工夫されている点にあります。

• 「フォロー＆リツイートで景品をプレゼント」などのキャンペーンの頻繁な実施
• 撮影にひと手間かけた、魅力的な商品写真を使用した新商品情報の投稿

などの工夫により、「シェアしたくなる」「店舗に行きたくなる」情報を発信し続けています。

【週末限定】
／
八天堂監修のスイーツでほっとひと息♪
＼@akiko_lawson をフォローし「 #ウチカフェしよう 」とコメントをつけて引用ツイート。抽選で1名様に景品が当たります(^^) #ローソン #どもらっち #八天堂 https://t.co/WNLemX1UFD pic.twitter.com/2DTiMg7kTn

— ローソン (@akiko_lawson) February 25, 2022

ちょっぴり早い春を感じられる「桜餠 こしあん」です♪桜の葉に包まれた淡いピンクのおもちは、見ているだけでほっこり優しい気持ちになれます(^^)#ローソン #ウチカフェhttps://t.co/uhOkUeA7Ut pic.twitter.com/cIiRXhP90H

— ローソン (@akiko_lawson) February 24, 2022

「ローソンクルーのあきこさんが発信している」という形を取り、ユーザーに親近感をもたせている点もポイントです。

6.【SNS】株式会社良品計画

株式会社良品計画は、衣服・生活雑貨・食品などを取り扱う「無印良品」を運営している会社です。

同社では特にInstagram運営に力を入れており、2022年2月現在のフォロワー数は約282万人です。

Instagramでは、スタッフが商品を着用・活用している写真や、生活のなかにブランド商品を取り入れたイメージ写真を数多くアップしています。

下記のような投稿により、ユーザーの「使ってみたい」「食べてみたい」という感情を上手に刺激していることがポイントです。

＞＞無印良品の投稿①

＞＞無印良品の投稿②

Instagramユーザーに好まれる、いわゆる「映える」投稿や、季節感を意識した投稿を行っている点もぜひ参考にしたいポイントです。

7.【LINE公式アカウント】白瀧酒造株式会社

白瀧酒造株式会社は、新潟県南魚沼郡湯沢町を拠点に、清酒の製造・販売を行っている会社です。

同社では、リアルな場（オフライン）での顧客との接点をオンラインに移行するための方法として、LINE公式アカウントを活用しています。

LINE公式アカウントで利用できる通常のメッセージ配信（リッチメッセージ）に加えて、カードタイプメッセージや、リッチビデオメッセージなどを積極的に活用していることが特徴です。

また、「冬ギフト」「父の日」など、季節やイベントに合わせたクリエイティブを配信し、LINE友だちを増やしていきました。

さらに、コロナ禍によって大幅に減少してしまったオフラインでの顧客との接点を補うべく、LINEのトークリストやLINE NEWSなどに広告を掲載できる「友だち追加広告」の配信も開始します。

すると本格的な運用を開始してから、1年半で友だち数が2万6,000人まで増加したほか、「友だち追加広告」により9,000人の友だちが増加しました。

現在では数量限定商品の販売開始メッセージの配信後、商品が品切れになるほど売れ行きが好調になるなど、同社にとって重要なチャネルのひとつとなっています。

Webマーケティングを成功に導く3つのポイント

ここまで、Webマーケティングの好事例を紹介してきました。

では実際にWebマーケティングを実施する際、どのようなポイントに気をつければ良いのでしょうか。

ここからはWebマーケティングの成功のポイントとして、以下の3つを紹介します。

ひとつずつ確認していきましょう。

1.マーケティング施策を実施する際の目標と期間を明確にする

マーケティング施策を実施する場合は、目標と期間をはっきりと決めておきましょう。

目標を決める理由は、達成すべき目標を定めることで、施策内容のブレを減少できるためです。

目標を決めずに施策を進めてしまうと、「どのような結果が得られたら成功なのか」がわからなくなり、途中で方向性を見失ってしまいがちです。

できれば上記の例のように、数値化した目標を立て、その目標を達成するために施策を進めていきましょう。

また期間を定める理由は、一定の期間内に集中して取り組めるとともに、振り返りがしやすくなるためです。

ある程度の期間を決めて施策を実施することで「成果が出ないけれど、とりあえず続けよう」といったことがなくなり、作業に集中しやすくなります。

しかしWebマーケティングには、長期間の実施が前提の施策もあります。

そのため、

• 施策にあわせて期間を設定する
• 設定した期間が終了した後、場合によっては「施策を継続する」という選択肢を取る

ということを念頭に置いておきましょう。

2.ペルソナを作成してターゲットを分析する

Webマーケティング施策を実施する際は、ペルソナを作成したうえでのターゲットの分析も重要です。

架空のユーザー像である「ペルソナ」を作成して、自社の商品やサービスがターゲットとしている人物像を深堀りしておきましょう。

ペルソナは、主に以下のような情報を設定して作成します。

• 年齢
• 性別
• 職業
• 趣味、好物
• ライフスタイル
• ライフサイクル　など

ペルソナを作成する理由は、ターゲットユーザーがより具体化され、効果が予想される施策の精度（訴求内容やキャッチコピーなど）の向上が見込めるためです。

よって情報発信をする際は、「この内容でペルソナの興味を惹くか」を常に考えることがポイントです。

例えば女性向けの化粧品を販売する場合は、以下のようなペルソナのAさんを設定し、「この投稿内容にAさんは興味を持つかな？」と毎回考えてみてください。

SNSの投稿コンテンツやメルマガの配信をおこなう際は、ペルソナの興味を惹きやすい広告文・広告画像の作成を意識しましょう。

3.地道にPDCAサイクルを回す

地道にPDCAサイクルを回すことも、Webマーケティングの成功のためには重要なポイントです。

PDCAとはPlan（計画）・Do（実行）・Check（評価）・Action（改善）の頭文字を取った言葉です。

「計画を立て、実行し、結果を確認し、改善を実施する」という一連の流れを繰り返して、改善のサイクルを地道に回していきましょう。

「予想（仮説）を立ててWebマーケティングを実施したが、予想通りの結果が出なかった」という場合は、仮説が間違っている可能性が高いです。

仮説が間違っている場合は、具体的には以下のような箇所を改善できます。

• LP・広告クリエイティブ
• 広告・情報配信を実施する場や頻度、時間帯
• ターゲティング設定

入念に準備をした上でWebマーケティングを実施しても、必ず成功するとは限りません。

仮説どおりにいかなかった原因を探り、改善を繰り返して、Webマーケティングを成功に導きましょう。

まとめ：成功事例を参考にWebマーケティングを成功させよう

ぜひこの記事で紹介した事例を参考に、ポイントを押さえたWebマーケティングを実施して、売上向上を目指していってください。

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