Webマーケティングの具体的な始め方5STEP|新人向けの必須ノウハウを紹介
最終更新日:2023年2月3日 | 投稿日:2022年12月2日
「Webマーケティングの始め方がわからない」
「始める上で知っておくべきことを確認したい」
本記事はこのような方に向けて、Webマーケティングの具体的な始め方を5STEPに分けてまとめました。
新人向けの必須ノウハウや主な手法も紹介しているので、ぜひ参考にして、Webマーケティングを始めてみてください。
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目次
Webマーケティングの始め方・5つのSTEP
これからWebマーケティングに取り組みたい方に向けて、まずはWebマーケティングの始め方について詳しく解説します。
Webマーケティングは以下の5つのSTEPを踏んで進めていきましょう。
- 現在の状況や課題を把握する
- ターゲットを明確にする
- 実施するマーケティング手法(施策)を選定する
- マーケティングによって達成したい目標を決める
- 実践→結果を分析→改善を繰り返す
以下から、1STEPずつ詳しく解説します。
STEP1.現在の状況や課題を把握する
最初に、Webマーケティングを実施する会社の状況や、抱えている課題を明確に把握します。
具体的には、以下のような項目について検討することがポイントです。
- Webマーケティングを実施する必要性
- 売りたいもの
- 現在のユーザー
- 現在の売上
これらの情報を洗い出していきましょう。
このSTEPを踏むメリットは、STEP3とSTEP4で決定する「実施するべきマーケティング手法(施策)」の方向性や、「設定するべき目標」がおのずと見えてくることです。
回答例:冷凍食品を販売する会社の場合
- Webマーケティングを実施する必要性
→冷凍餃子の売上を上げるため - 売りたいもの
→昨年販売を開始した冷凍餃子 - 現在のユーザー
→小さな子どもを持つ主婦が多い - 現在の売上
→1ヵ月に40個ほど - その他特記事項
→昨年の平均売上は月額○万円
→夏場は売上が下がる など
回答例を参考に、自社の状況や課題を可能な限り明確にすることがポイントです。
STEP2.ターゲットを明確にする
次に、自社がターゲットとしているユーザー像を明確にします。
ターゲットを明確にすべき理由は、より効率的なマーケティングが可能になるためです。
ターゲットが不明確なままマーケティングをおこなうと、誰に情報を届けたいのかがぼやけてしまい、成約率(コンバージョン)の低下につながります。
ターゲットの顧客層にアプローチできなければ、売上の発生は期待できません。
よって、ターゲティングは5つのSTEPのなかで最も重要な行為ともいえます。
ターゲットを明確にする際は、架空のユーザー像である「ペルソナ」の作成もおすすめです。
ペルソナを作成する際は、以下の例のような情報を中心に、できるだけ細かく設定してみてください。
ペルソナの例
- 年齢:30代
- 性別:女性
- 職業:時短勤務の会社員
- 住んでいる場所:地方
- 家族構成:夫と子1人
- 年収(世帯年収):500万円
- 趣味:ガーデニング
- 特技:短時間での片付け
- 悩み:子どもが生まれて家が手狭になってきた。だが予算はあまりなく、注文住宅建てるべきか悩んでいる。
- 休日の過ごし方:家族で出かける など
上記の例はtoC向けですが、BtoB商品のマーケティングでは、
- 企業のペルソナ(企業規模・事業内容など)
- サービスや商品を選ぶ担当者・決裁者のペルソナ
を作成する場合もあります。
STEP3.実施するマーケティング手法(施策)を選定する
次に、把握した状況や課題、ターゲット像をもとに、マーケティング手法(施策)を選定していきます。
主なマーケティング手法としては、以下のようなものが挙げられます。
- 有料広告(リスティング・SNSなど)
- SEO
- SNS(Twitter・Facebook・Instagramなど)
- メルマガ・LINE公式アカウント
それぞれの手法については、「Webマーケティングの主な手法4選」で詳しく解説しますので、気になる方は先にチェックしてみてください。
マーケティング手法を選ぶ際は、以下の2点を中心に考えることがポイントです。
- 状況やターゲットにあわせたもの
- 自社の課題を解決できるもの
ただし上記の4つの手法は、結果が出るまでの期間に差があるため、複数を並行して実施する場合もあります。
どの手法から始めるべきか迷ったら、以下のようなメリットが揃うリスティング広告がおすすめです。
- 小予算で始められる
- すぐに始められる(設定さえすれば1日で配信可能)
- 顕在層に向けて配信できるので成果が出やすい
とはいえ、ケースバイケースで自社に合う手法は異なるため、迷ったらWebマーケティングの会社に相談してみることもおすすめです。
「今の状況でどのようなマーケティング手法を取るべきか?」といった相談のみであれば、無料で対応してくれる会社も多いです。
弊社でもご相談を受け付けておりますので、以下のボタンからお気軽にご連絡ください。
STEP4.マーケティングによって達成したい目標を決める
マーケティング手法を選定した後は、達成目標を決定します。
目標を決める際は、「商品Aの1ヵ月の売上個数を20%伸ばす」など、なるべく具体的な数字を決めることが重要です。
ちなみに、ここで決定する目標値は「KPI」や「KGI」と呼ばれます。
KPIとKGIの違いは、以下のとおりです。
KPI(Key Performance Indicators)とは
日本語でいえば「重要業績評価指標」。
主に、最終的な目標(KGI)を達成するための中間目標のことを指す。
KPIとKGIの違い
●KPI(Key Performance Indicators):重要業績評価指標
<例>
- 商品Aの1ヵ月の売上個数を20%伸ばす
- お問い合わせ数を10%伸ばす
- リピーターを5%増やす など
●KGI(Key Goal Indicator):重要目標達成指標
<例>
- 会社の売上を10%伸ばす
- 営業利益を15%伸ばす など
KPIやKGIは、営業活動・販促活動を実施する上でぜひ決めておきたい指標です。
KPIやKGIを明確にしておくことで、以下のようなメリットがあります。
- 現在やるべきことが明確になる
- 進捗状況の確認が容易になる
- モチベーションの向上につながる
それぞれの項目について、じっくりと考えてみてください。
STEP5.実践→結果の分析→改善を繰り返す
ここまでのSTEPを完了した後は、いよいよマーケティング手法を実践していきます。
実践して結果が出たら、結果を分析し、改善点を見つけましょう。そして、改善策を実施します。
これらの行動を繰り返す、つまりPDCAを回すことが大切です。
Webマーケティングの主な手法4選
ここからは、前述したWebマーケティングの4つの手法について詳しく解説します。
- 有料広告(リスティング広告・SNS広告など)
- SEO
- SNS(Twitter・Facebook・Instagramなど)
- メルマガ・LINE公式アカウント
ひとつずつ確認していきましょう。
1.有料広告(リスティング広告・ディスプレイ広告など)
有料広告は、その名のとおりお金を払って広告を配信する形式です。
特にリスティング広告は成果が出やすく、小予算(月10~30万円程度)からでも始めやすいため、Webマーケティングで最初に実施されることが多い手法です。
ただし、小予算での運用は
- データが少なく、媒体の機械学習がうまくいかない
- 集まったデータの母数が少なく、うまく分析できない
といったデメリットも存在します。
そのため基本的には月に50万円以上の予算を設定した運用を推奨しますが、この金額はあくまでも目安です。
配信するキーワードや、取り扱う商品・業界によっても、十分なデータの収集に必要な配信量は異なります。
Webマーケティングを始めて実施する場合は、広告代理店などに相談することをおすすめします。
2.SEO
SEOは、自社Webサイトなどの価値を高め、集客力を上げて顧客を獲得する方法です。
SEOの特徴として、被リンク数(サイトが現在リンクされている数)などに大きく成果が依存する点が挙げられます。
よって、リリースしたばかりのサービスや、作ったばかりのサイトはSEOに不向きといえます。
検索エンジンで集客をおこなう場合は、まずはリスティング広告を始めることがおすすめです。
リスティング広告が安定しだして、
- より検索エンジンでの集客を伸ばしていきたい
- 成果の出る検索語句(キーワード)やジャンルがわかってきた
という場合にSEOの実施を検討すると良いでしょう。
3.SNS(Twitter・Facebook・Instagramなど)
TwitterやFacebookなどのSNSアカウントを運用して、自社情報を積極的に配信すると同時に、ユーザーとコミュニケーションを取る手法です。
SNSアカウントから
- 自社Webサイト
- ECサイト
- 実店舗(ある場合)
にユーザーを誘導し、顧客を獲得します。
「どのSNSにするか?」という媒体選定のポイントは、「顧客=ターゲットユーザーが情報収集に使う媒体かどうか」です。
顧客が情報収集に使わない媒体で積極的に情報発信をしたとしても、集客にはつながりにくいと考えられます。
「ターゲットがよく使うSNSはどれか」を意識して、数あるSNSの中から媒体を選びましょう。
またSNS運用は成果が出るまでに時間がかかる場合が多いため、長期的な運用を考えておくことがポイントです。
BtoBの場合はより多くのリソースや時間が必要
BtoBの場合もSNSは効果的ですが、リソースと時間が必要なため、最初はSNS運用の優先度を下げても問題ありません。
逆にBtoCの場合は、顧客が情報収集でSNSを使う頻度が高いです。
よってBtoBと比較すると大きな効果が期待できるため、SNSの優先度を上げるケースが多いです。
4.メルマガ・LINE公式アカウント
メルマガ(メールマガジン)やLINE公式アカウントを運用して、自社情報を積極的に配信すると同時に、ユーザーとコミュニケーションを取る手法です。
情報発信を通じて自社サービスや商品に興味を持ってもらい、自社WebサイトやECサイト、店舗にユーザーを誘導し、顧客を獲得します。
メルマガやLINE公式アカウントでは、基本的に単体でおこなう施策ではなく、「SEOやSNS+ウェビナー経由でメールアドレス獲得→メルマガ配信」といった流れが一般的です。
情報発信をする際は、
- 「商材理解が浅かったり、興味が薄かったりして購入しなかった人」を育成して購入してもらう
- 「タイミングが合わないだけで、時期が違えば顧客となる可能性のある人」と接点を維持する
といった目的を意識しておこなっていくことで、効果が期待できるでしょう。
Webマーケティングに欠かせない無料アクセス解析ツール「Googleアナリティクス」
Webマーケティングを実施する際は、ツールの活用が必須です。
これからWebマーケティングに取り組む場合は、Googleアナリティクスという無料ツールは最低限使用することをおすすめします。
Googleアナリティクスは、Webサイトにアクセスしたユーザーの情報を把握し、分析に活用するツールです。
例えば、以下のような情報を確認できます。
- Webサイトにどの程度のアクセスがあるか
- ユーザーがどこを経由してWebサイトにアクセスしたのか(検索・SNS・メルマガなど)
- Webサイト内でユーザーがどのページをどのような順番で閲覧したのか
- ユーザーがWebサイト(ページ)にどの程度滞在したのか
- ユーザーがどのページで自社のWebサイトを離脱したのか
Webマーケティングではデータ分析が欠かせないので、Googleアナリティクスがないと成り立ちません。
その他にも必要なツールはありますが、これからWebマーケティングを始める場合は、まずはGoogleアナリティクスを導入することをおすすめします。
まとめ:Webマーケティングを実施して売上を上げよう
本記事のまとめ
- Webマーケティングは現状把握→ターゲット把握→施策の選定→目標決定→実践・分析・改善の5STEP
- Webマーケティングの手法(施策)は主に4つある
- Googleアナリティクスは必ず導入するべき
Webマーケティングを始めるにあたり、まずは現状の情報を整理して、取るべき施策を選定していきましょう。
なお弊社では、Web広告の王道パターンや詳しい成功事例をまとめた資料をプレゼントしています。
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投稿者
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「志を支援する」パーパスの元、デジタルマーケティング支援会社を経営。(2024年6期目/メンバー数約15名/最高年商2億)パーパスに共感したクライアントの成果創出を「誠実なエース人材のみ」でチームを構成し、エンドユーザー目線を徹底する方針で支援してます。
経歴:オプトで運用型広告コンサルタント→サイバーエージェントグループのウエディングパークにて、運用型広告の営業→WALTEXを創業。Speee様、KUMON様、DIGITALIO様など、大手から中小企業(ベンチャー/スタートアップ)まで支援実績インタビューをHPで公開中。