リスティング広告とは?初心者の必須知識をわかりやすく全網羅!
最終更新日:2024年8月19日 | 投稿日:2023年1月5日
「リスティング広告って専門用語も多いし、管理画面も複雑で未経験者には難しそう……」なんて悩みを持っていませんか?
この記事ではリスティング広告について、以下のことを網羅的にまとめました。
- リスティング広告の概要
- リスティング広告のメリット/デメリット
- リスティングを運用する際のポイント
- リスティング広告が向いている商材や配信目的
これからリスティング広告を始める方でもわかるよう説明しているので、ぜひ参考にしてみてください。
弊社では、100社以上を支援した経験をもとに、Google広告の運用で「誰もが陥る5つの落とし穴と対策」をまとめた資料を無料でプレゼントしています。
初心者向けにまとめているので「リスティング広告の運用で失敗をしたくない」とお考えの方は、以下のボタンからお気軽にダウンロードしてください。
目次
リスティング広告とは- 検索結果に表示できる広告
リスティング広告とは、別名:検索連動型広告と呼ばれ、その名の通り、検索エンジンで調べられたキーワードに応じて表示される広告です。
以下の画像で「広告」と書かれている赤枠が該当部分です。
▼Yahoo
リスティング広告が掲載される場所
リスティング広告で広告掲載される場所は、主に以下の3点です。
- 検索結果の1番上
- 検索結果の1番下
- 検索結果の1ページ目以降
よくリスティング広告というと、1ページ目の最上部に表示されているイメージが強いかもしれません。
実は、リスティング広告は様々な掲載枠があり、1番上だけでなく、1番下や2ページ目以降にも表示されているのです。
リスティング広告の掲載媒体はGoogleかYahoo!
リスティング広告の掲載媒体は、基本的にはGoogle広告かYahoo検索広告のどちらかになります。
厳密に言えば他の媒体もありますが、この2つを抑えておけば主要な検索エンジンには配信できます。
各媒体の特徴は以下の記事にまとめているので、詳しく知りたい場合はこちらを参考にしてください。
リスティング広告とSEO(自然検索)の違いとは
リスティング広告とSEO(自然検索)ですが、「検索結果にサイトを表示して集客する」という点は同じです。
では両者の違いは何でしょうか。リスティング広告とSEOの相違点を以下にまとめました。
項目 | SEO(自然検索) | リスティング広告 |
---|---|---|
効果出るまでの早さ | 遅い | 早い |
料金 | 無料 | 有料 |
クリック率 | 上位だとかなり高い | キーワードによるが全体的には低い |
広告文の変更 | コントロールが難しい | 自由に設定できる |
リンク先の変更 | コントロールが難しい | 自由に設定できる |
掲載順位の変更 | コントロールできない | 調整で入れ替えられる |
期間・時間・地域の設定 | コントロールできない | 自由に設定できる(媒体による) |
これ以外にも細かな違いはありますが、大きな違いは上記にまとめた通りです。
より詳しい違いを知りたい場合は、下記記事を参考にしてください。
リスティング広告の掲載順位はオークションで決まる
リスティング広告は、掲載順位 (掲載場所)が上部であるほどクリック率が高く、成果も良い傾向にあります。
ただ、出稿している広告全てが上位に掲載できるわけではありません。
下図のように、広告を出したい人同士のオークションで順位が決まる仕組みになっています。
リスティング広告が掲載されるまでの仕組みについて、より詳しい内容は以下の記事でまとめています。あわせて参考にしてください。
リスティング広告の掲載フォーマットはテキストのみ
リスティング広告の掲載フォーマット(広告の表示形式)は、テキストのみとなります。
以下3つの要素で広告を作成するのが基本です。
- 広告見出し
- 説明文
- 遷移先URL
これらの3要素は基本的には運用者が考え、手動で作成します。
ただ「レスポンシブ検索広告」や「動的検索広告」を活用すれば、半自動で広告を作成することも可能です。
リスティング広告とディスプレイ広告の違い
リスティング広告の他に、ディスプレイ広告という名前も耳にしませんか?
リスティング広告とディスプレイ広告の違いは数多くありますが、特に大きなのは以下の2点です。
リスティング広告 | ディスプレイ広告 | |
---|---|---|
広告フォーマット | テキスト | 主に画像・動画 |
広告掲載先 | 検索エンジン | Webサイトやアプリ |
その他の細かい違いについては、以下の記事を参考にしてください。
リスティング広告の費用-課金のタイミングと予算の目安
リスティング広告を配信すれば、基本的には費用が発生します。
無駄なコストを発生させないためにも、課金タイミングや予算の目安ついても確認しておきましょう。
リスティング広告はクリックが発生したタイミングで課金される
リスティング広告は「クリックされた瞬間」に初めて料金がかかる課金制を採用しています。
「広告が表示されたタイミング」では1円も請求されません。
逆に広告がクリックされたら、ユーザーが一瞬でページを離脱してもしっかり費用が請求されます。
サイトが重いと、ページの読み込みが完了する前に離脱される可能性もあります。
リスティング広告の予算の目安
リスティング広告は広告予算を自由に設定できるため、逆に迷ってしまう方もいるのではないでしょうか。
ただ1つの目安として、中小企業の場合10〜100万円/月が平均的になります。
業界によっても異なるので、参考程度にしてください。
本来、リスティング広告の予算は目標獲得件数や費用対効果などの数値から計算して決めます。目安に従って決めるものではありません。
予算の決め方は以下の記事でまとめているので、ぜひ参考にしてみてください。
リスティング広告の掲載順位は広告ランクで決まる
リスティング広告の仕組みでも説明した通り、全ての広告が上位に掲載することはできません。
上位に掲載できるかどうかの基準は、「入札金額×広告ランク」で決まっていきます。
「広告ランク」という指標は、媒体が独自で算出しているものです。主に広告の品質やキーワードとの関連性の高さで変動します。
広告ランクについては仕組みが複雑なため、詳しくは以下の記事を参考にしてください。
リスティング広告の10つのメリット
リスティング広告のメリットとして、どのようなことが挙げられるのでしょうか。
弊社が考えるリスティング広告のメリットは、以下10個です。
- いつでも始められ、いつでもやめられる
- 購買意欲の高いユーザーに配信できるので高い費用対効果が期待できる
- 早ければ初日に成果が出る(即効性がある)
- 低予算でも配信できる
- 検索結果の目立つ位置に掲載できるからクリックされやすい
- 狙った検索ワードにだけ配信できるため、興味関心高いユーザーを囲える
- 狙った広告文で配信できるから、理想の行動を取ってくれるユーザーを送客しやすい
- 細かいターゲティング設定が可能なので、狙いたいユーザーを自由に決めやすい
- 数値で費用対効果を確認できるので広告の良し悪しが判断できる
- リアルタイムで配信状況を確認できるため、効果に応じて即座に運用方針を変えられる
1つ1つ理由や詳細を解説したいところですが、膨大な量になってしまうため、詳しく知りたい方はこちらの参考にしてください。
リスティング広告の6つのデメリット
リスティング広告は優秀な広告ですが、ある程度の欠点があるのも事実です。
弊社は以下6つがリスティング広告のデメリットだと考えています。
- 予算が少ないと効果改善が難しい
- 人気のキーワードはクリック単価が上がりやすい
- 商材を認知していない層に配信しづらく、認知の拡大には不向き
- 出稿や運用の手間がかかる
- 機能が多いため、運用者の実力で効果に差が出る
- キーワードごとの検索数が異なり、日によっては安定しないこともある
こちらもメリット同様、詳しい理由や解説は以下の記事でお伝えしています。
リスティング広告を運用する2つのやり方
リスティング広告の運用方法は、「代理店へ依頼する」か「自社で運用する」のどちらかになります。
それぞれに特徴はあるため、どちらが良いのかしっかりと比較検討して、見極めるのが重要です。
ここでは、両者の特徴をお伝えしていきます。
1.代理店に依頼するケース
まず代理店に依頼する大きなメリットは、効率的に効果を最大化できることでしょう。
自社運用と比べ、手数料がかかってしまいますが、Web広告を専業でやっている代理店はリスティング広告において豊富なノウハウが存在します。
それに代理店に依頼することで、時間的リソースの確保にもつながるため、利点は大きいと思います。
ただ、代理店を選ぶのにも、しっかりと運用してくれるかいくつかのポイントを持って判断してみてください。
- 対応が素早いかどうか
- 必要なデータ抽出や細かい分析がされているかどうか
- 定期的な改善・向上アクションが提案されるかどうか
また必ずではないものの、リスティング広告の運用資格を持っているかどうかも安心できるポイントです。
2.自社運用(インハウス)するケース
自社運用する場合は、コスト面と運用面でそれぞれメリットが存在します。
まずコスト面は、手数料が発生しないため、きっちり予算分の費用を使えるのが利点です。
さらに、運用面ではコントロールしやすいのもメリットです。
例えば、レスポンスの遅い代理店だと、指示→実行まで時間がかかってしまいますが、自社であればタイムラグが少ないため、素早く実行に移せます。
費用を最大限使いながら、ある程度コントロールした運用を行いたいという場合には、自社運用がおすすめです。
「結局外注と自社運用、どちらを選ぶべき?」と迷う方は、以下の記事をご覧ください。判断基準について、詳しくまとめています。
リスティング広告の出稿で注意すべき2点
これからリスティング広告の運用を始める方に向けて、つまづきやすい2つの注意点を紹介します。
1.入稿できる文字数や記号をチェックする
まず入稿できる文字数や記号を確認していきましょう。
配信したい広告文をせっかく作成しても、使えない記号や文字数オーバーしていては出稿できません。
入稿規定については、以下の記事を参考にしてください。
また入稿できたとしても、規定に反した表現などで審査落ちするケースが意外と多くあります。
審査基準や審査に落ちないための対策については、以下の記事を参考にしてください。
2.設定1つで出せるキーワードが大きく左右される
リスティング広告は設定1つで出せるキーワードが大きく左右されるため、キーワードの選定とマッチタイプの設定が重要になります。
特に初めて運用する場合だと、どのような基準で選べばいいか悩まれるかもしれません。
キーワード選定の方法についてお悩みの場合は、以下の記事を参考にしてください。
加えて、リスティング広告で効果を出すのにマッチタイプの設定は、かなり重要です。
マッチタイプとは、指定したキーワードに対して、「実際どの検索キーワードに配信するか」という設定になります。
マッチタイプをどう設定するかによっても広告の配信量や成約率は変わるため、以下の記事を参考に設定することをおすすめします。
まとめ:リスティング広告を始めよう
リスティング広告は短期で成果も出しやすく、様々な企業がWeb広告の入り口として取り入れている媒体です。
Web広告の配信を検討している場合、まずはリスティング広告から始めてみてはいかがでしょうか。
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「志を支援する」パーパスの元、デジタルマーケティング支援会社を経営。(2024年6期目/メンバー数約15名/最高年商2億)パーパスに共感したクライアントの成果創出を「誠実なエース人材のみ」でチームを構成し、エンドユーザー目線を徹底する方針で支援してます。
経歴:オプトで運用型広告コンサルタント→サイバーエージェントグループのウエディングパークにて、運用型広告の営業→WALTEXを創業。Speee様、KUMON様、DIGITALIO様など、大手から中小企業(ベンチャー/スタートアップ)まで支援実績インタビューをHPで公開中。