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2022/9/4 ブログ

リスティング広告のクリック率(CTR)の平均・目安は?改善方法9選も紹介

最終更新日:2024年8月19日 | 投稿日:2022年9月4日

リスティング広告においてクリック率(CTR)はキーワードの適正や広告文のクオリティを測る指標であり、重要な指標です。

この記事では、クリック率の平均や目安を紹介しながら、高い・低い場合のメリット・デメリットもお伝えいたします。

クリック率を改善する方法も紹介するので、ぜひ参考にしてください。

なお弊社では、リスティング広告の成功パターンと成功事例をまとめた資料を無料プレゼントしています。

「失敗しない運用方法を知りたい」という方は、ぜひ以下のページからお気軽にダウンロードしてください。

リスティング広告のクリック率の平均・目安は?

早速、リスティング広告のクリック率の目安となる平均値を紹介していきます。

業界や業種などで差異は当然ありますが、大きくは以下2種類のキーワード群で分けられることが多いです。

  • 指名キーワード(固有名詞)
  • 一般キーワード(固有名詞以外)

そのうえで、これらの平均クリック率を紹介いたします。

指名キーワードでのクリック率の平均・目安は5~10%

商品名やブランド名、会社名などの固有名詞系キーワードのクリック率の目安は5~10%です。

中でも、商品名は「商品に興味関心を持って調べているユーザー」なのでかなりクリック率が高くなります。

1番クリック率の高いキーワードと言っても過言ではありません。

指名キーワードはクリック率が高いだけでなく、当然コンバージョン率(成約率)も高い傾向にあります。

これらのキーワードはできるだけ設定するようにしましょう。

一般キーワードでのクリック率の平均・目安は2~5%

固有名詞以外の一般キーワードにおけるクリック率の目安は、2~5%です。

これも一概には言えませんが、一般キーワードは2~3語の複合キーワードの方がクリック率が高い傾向にあります。

もちろん、語数だけでクリック率の優劣は決まりません。

一般キーワードの場合は、「広告文の魅力」や「キーワードと広告文の相性」が大きく変わってきます。

【業界別】Googleリスティング広告の平均CTR

また調査会社が公表しているデータだとGoogleリスティング広告において業界全体平均は3.17%のクリック率です。

業界業種ごとには、大きなばらつきがあり、技術系の業界は2%に対して、出会いやデート業界はその3倍の6%程出ています。

以下各業界の平均クリック率をまとめてみたので、参考にしてみてください。

業界別 平均クリック率
擁護団体 4.41%
自動車 4%
toB 2.41%
顧客サービス 2.41%
デート、出会い 6.05%
E-コマース 2.69%
教育 3.78%
求人 2.42%
金融、保険 2.91%
健康、医療 3.27%
日用品 2.44%
産業サービス 2.61%
法律 2.93%
不動産 3.71%
技術 2.09%
旅行、観光 4.68%

リスティング広告のクリック率が高い場合の2つのメリット

クリック率が高い場合の2つのメリット

  1. クリック単価を安く配信できる
  2. コンバージョンが増えやすくなる

リスティング広告のクリック率の平均について紹介しましたが、そもそもクリック率が高いとどのようなメリットがあるのでしょうか?

結論からお伝えすると、「広告配信の効果を最大化できる」というメリットを持っています。

そのメリットについて詳しく説明していきます。

1.クリック単価を安く配信できる

まず「クリック単価(CPC)が安く配信できる」という点です。

そもそもリスティング広告のオークションは「クリック単価×広告の品質」で算出された数値で競います。

この「広告の品質」はクリック率と相関性が高く、クリック率が高いと品質が上がります。

その結果、クリック単価も下がるという仕組みです。

加えて、クリック単価が下がる分だけ、予算内でWebサイトへの訪問数を増やすこともできるのがメリットと言えるでしょう。

2.コンバージョンが増えやすくなる

2つ目にはコンバージョン数が増加しやすくなるという点です。

先ほど説明したクリック数が増えれば増える分だけ、コンバージョン数も上がっていきます。

そうすると、クリック単価が下がるメリットだけでなく、獲得単価も効率よく下げられる配信へと繋がるのです。

リスティング広告のクリック率が低い場合のデメリット

反対にクリック率が低い場合のデメリットは、「クリック単価(CPC)が高くなる点」です。

クリック単価が上がるということはCPAも高騰してしまいます。

このデメリットは、完全にメリットの裏返しと入れるでしょう。

また、オークションも不利になるので、広告の表示回数が減ってしまうケースもあります。

しかし、クリック率が低い広告やキーワードだからと言って、必ずしもコンバージョン率(成約率)が低いわけではありません。

クリック率は低くても費用対効果の高い広告やキーワードは存在します。

コンバージョン数を追う場合は、クリック率だけで判断するのはあまりおすすめしません。

リスティングのクリック率が低い時に考えられる要因

クリック率が低い時に考えられる3つの要因

  1. キーワードと広告文の相性が悪い
  2. 検索ユーザーがクリックしたくなる広告文でない
  3. ビッグキーワードに配信している

もし平均と比べてクリック率が低い時は、以下の要因でクリック率の低下を招いている可能性があります。

効果の悪さがはっきりと数字で出ているのには必ず要因があるため、自分の運用が該当していないかチェックしてみてください。

1.キーワードと広告文の相性が悪い

1つ目にキーワードと広告文の相性が悪いケースです。

例えば、「Tシャツ おしゃれ」で検索している人に対して、安さを訴求した広告文を出しても、クリック率は低い傾向にあります。

このように配信しているキーワードに対して適した広告文を当てられているかどうかは注意が必要です。

2.検索ユーザーがクリックしたくなる広告文でない

次にユーザーからクリックされにくい広告文を配信していないかチェックしてみてください。

例えば、「短文すぎる」「表現がありきたり」「ユーザーが知りたい情報を広告文に入れていない」などが挙げられます。

自社広告の訴求が弱いかどうかは、実際のキーワードを調べてみて他社広告と比較してみることも大切です。

3.ビッグキーワードに配信している

クリック率が低い場合、インプレッション(表示回数)の大きいビッグキーワードに配信していませんか。

これは、検索ボリュームの大きいキーワードを設定しているとよく見られる事象です。

「検索ボリュームが大きい=検索しているユーザーも様々」なため、クリック率は低くなってしまいます。

1単語のみ設定している場合に多く見られる事象なので、設定していないか確認してみてください。

リスティング広告のクリック率を改善する9つの施策

クリック率を改善する9つの施策

  1. 広告文とキーワードの親和性を上げる
  2. キャッチーな広告文を作る
  3. 広告文、キーワードの検証を継続して行う
  4. マッチタイプを変更してみる
  5. ターゲット設定を見直す
  6. Googleレスポンシブ検索広告を使う
  7. キーワード挿入機能を活用する
  8. 広告表示オプションも利用する
  9. 掲載順位を向上させる

「いざリスティング広告を始めてけど、クリック率が低くて成果が出ない」

このような問題を解決するために、弊社ノウハウからクリック率を改善する施策についてご紹介します。

クリック率を上げる方法は3要素どれかにカテゴリー分け、影響の大きい施策から順に解説していきます。

1. 広告文とキーワードの親和性を上げる

まずは広告文とキーワードの親和性を上げていきましょう。

クリック率を上げるために初めに取り組むべき要素で、最も重要な改善箇所です。

特にこれらの項目で統一性や一貫性があるか、確認しながら進めてください。

  • キーワード
  • 広告文
  • LP(リンク先)

これらが崩れてしまうだけで、ユーザーは違和感を抱き離脱してしまいます。

「キーワードに対して広告文に違和感がないか」
「広告から遷移先のLPに飛んで不自然ではないか」

1つのLPだけ配信するならLPを起点に、複数出し分けるならキーワードを起点に設計構築していくのがおすすめです。

もしキーワードをどのように選択していけばよいか知りたい方は下記の記事をご覧ください。

2. キャッチーな広告文を作る

次に、クリックしたくなるような広告文を作成する方法です。

キャッチーなフレーズや興味を惹くような表現を考えてみましょう。

先ほども説明しましたが、クリック率が低い例としては短文すぎることやありきたりに商品の説明をしただけの広告文です。

悪いわけではないのですが、クリック率という点では少々劣ります。

もちろん、誇大表現を使うべきという話ではありません。

むしろ、ネットリテラシーが上がっている世の中で、誇大表現は広告を踏んでも離脱されてしまいます。

例えば、数字や権威性、鍵括弧の強調を使うなど、可能な範囲で魅力的な広告文を作りましょう。

具体的な施策

  • 数字や権威性、記号などクリックしたくなるような広告文を作成する
  • 広告文に検索キーワードを含める
  • 「おすすめ」や「ランキング」など比較検討ユーザーを狙うテキストを広告文に含める
  • 設定キーワードで出ている競合の広告文を参考にする

3. 広告文、キーワードの検証を継続して行う

「広告文、キーワードはABテストを繰り返し、改善を重ねていく」

文字にすると当たり前に見えますが、意外とできているアカウントは少ないです。

それに広告文、キーワードの追加タイミングがわかりづらいという悩みもありませんか。

広告文やキーワードは一度設定したら終わりではありません。

2,3日配信したらある程度の結果も見えてくるため、広告文やキーワードを作成・追加していきましょう。

広告文やキーワードのクリック率が高い・低いの理由から分析することで改善できます。

4. マッチタイプを変更してみる

マッチタイプの変更も非常におすすめできる施策です。

マッチタイプとは、部分一致やフレーズ一致、完全一致のこと。

部分一致の方が、設定キーワードをもとに広く取ってくるため、配信量は大きくクリック率が低くなる傾向にあります。

反対に完全一致は、設定キーワードの語句や並びを全て満たしたユーザーのみに配信するため、クリック率は高くなりやすいです。

ただ、部分一致の方がクリック単価が低く、完全一致は高騰しやすいので注意してください。

マッチタイプを上手に使う方法は、下記の記事で詳しくまとめています。あわせて参考にしてください。

5. ターゲット設定を見直す

クリック率を上げるためには、キーワードだけでなく検索しているユーザーを絞ることも大切です。

ダイエットを例に挙げると検索ユーザーの中で、性別や年齢によっても様々な違いがあります。

また実店舗の認知でも、店舗のない地域に配信が出ているのは非常にもったいない配信でしょう。

適切なユーザーに広告をクリックしてもらうためにも、ターゲット設定を見直すのは必要です。

6. Googleレスポンシブ検索広告を使う

Google広告のレスポンシブ検索広告という機能をご存知でしょうか。

レスポンシブ検索広告とは、複数の見出しや説明文を1セットで入稿すると、Googleがそれらを組み合わせてユーザーごとに最適なパターンを配信する広告です。

レスポンシブ検索広告を利用すると、キーワードに合わせて親和性の高い広告文を出してくれるため、クリック率が向上しやすくなります。

7. キーワード挿入機能を活用する

若干高度な運用になりますが、EC商材など複数商品を配信する場合は、キーワード挿入機能がおすすめです。

キーワード挿入機能とは、ユーザーが検索した語句を自動で広告文内に挿入して表示する機能です。

例えば「アウトドア」をキーワード挿入機能で設定すると、下記のような場合に役立ちます。

ユーザーの検索語句 広告文例
テント アウトドア 「何でも揃うアウトドアのテント」
椅子 アウトドア 「何でも揃うアウトドアの椅子」
バック アウトドア 「何でも揃うアウトドアのバッグ」

キーワード毎に広告文を設定する必要がないため、運用効率も非常に高く便利です。

さらにユーザーが検索した語句が太字で強調されて表示されるので、クリック率が高くなる傾向にあります。

8. 広告表示オプションも利用する

リスティング広告のクリック率改善において、広告表示オプションも試していきましょう。

広告表示オプションとは、見出しや説明文の下に表示されるサブタイトルのような機能です。

メリットとしては、「ユーザーのニーズを広くカバーできる」「表示面積を大きくできるので、目に付きやすい」などが挙げられます。

広告表示オプションの概要や設定方法は以下の記事でまとめているため、詳しく知りたい場合は参考にしてください。

9. 掲載順位を向上させる

上位の掲載位置へと持っていくことで、クリック率を改善する方法も有効です。

自然検索の記事やサイトでも1番上からクリックしていくことが多いかと思います。

リスティング広告にも同様に、上部に掲載することでクリック率が高くなりやすいのです。

掲載順位を上げるためには、入札単価の強化などの要素が大きく関わっているため、リスティングの表示される仕組みから知るのが最も理解しやすいでしょう。

クリック率が高ければ良いわけではない-大事なのはCPA

ここまでクリック率の平均や改善方法を説明しましたが、最も大切な目的は「クリック率が高い=商品が売れる」ではありません。

クリック率が低くても商品が売れることは沢山あります。

では何をもとに判断すればよいのかと言えば、基本的には「CPA(獲得単価)」です。

クリック率が影響するのはあくまでクリック単価やLPの遷移数までです。

クリック率が低くても(クリック単価が高くても)高い成約率で商品が売れていれば、CPAは良好と言えます。

一概にクリック率やクリック単価で広告の良し悪しを判断せず、CPAで判断することを推奨します。

もちろん、クリック率が低くCPAも悪い広告やキーワードは、ガンガン精査してしまいましょう。

まとめ:クリック率を理解してリスティング広告を攻略しよう

本記事のまとめ

  • 平均クリック率は指名キーワードで5~10%、一般キーワードで2~5%
  • クリック率が高いと、広告効果の改善につながる
  • とはいえリスティング広告の成果はクリック率で考えず、獲得単価で考える

リスティング広告を運用し始めると、クリック率は高頻度でチェックする項目かと思います。

自社広告のクリック率に改善が必要か、高められるポイントがないかを参考にしていただけると幸いです。

なお弊社では、リスティング広告の成功パターンと成功事例をまとめた資料を無料プレゼントしています。

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投稿者

浜中 広助
浜中 広助株式会社WALTEX 代表取締役
「志を支援する」パーパスの元、デジタルマーケティング支援会社を経営。(2024年6期目/メンバー数約15名/最高年商2億)パーパスに共感したクライアントの成果創出を「誠実なエース人材のみ」でチームを構成し、エンドユーザー目線を徹底する方針で支援してます。
経歴:オプトで運用型広告コンサルタント→サイバーエージェントグループのウエディングパークにて、運用型広告の営業→WALTEXを創業。Speee様、KUMON様、DIGITALIO様など、大手から中小企業(ベンチャー/スタートアップ)まで支援実績インタビューをHPで公開中。

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