Googleレスポンシブ検索広告とは?メリット・デメリットや効果を解説
Googleのレスポンシブ検索広告をご存知ですか?
リスティング広告の中でも新しい機能なので、まだ利用したことがない方も多いかもしれません。
ですがレスポンシブ検索広告を上手に活用できれば、通常のテキスト広告と比べて費用対効果のアップが期待できます。
今回はGoogleリスティング広告の専門家である弊社が、レスポンシブ検索広告について解説します。
目次
レスポンシブ検索広告とは
レスポンシブ検索広告とは、複数の見出しや説明文を1セットで入稿すると、Googleがそれらを組み合わせてユーザーごとに最適なパターンを配信する広告です。
通常、複数パターンの広告文を検証するには、
・沢山入稿する手間
・沢山検証するための金額
が必要ですよね。
ですが、レスポンシブ検索広告ならGoogleが最適化をかけてくれるため、これらの手間や金額を省くことができます。
レスポンシブ検索広告のメリット
レスポンシブ検索広告の最大のメリットは
「CTRとCVRの上昇が期待できる」
ということです。
検索したユーザーごとにGoogleが最適な広告順序をカスタマイズして出すため、ユーザーの興味を引きやすくなります。
レスポンシブ検索広告の2つのデメリット
レスポンシブ検索広告には2つのデメリットがあります。
- 組み合わせごとの広告効果は確認できない
- バリエーションを分けて多くの訴求を考える必要がある
順番に解説していきます。
組み合わせごとの広告効果は確認できない
レスポンシブ検索広告では見出しや説明文を複数パターン入稿しますが、組み合わせごとの配信実績は確認できません。
例えば、
・見出しはABCの3パターン
・説明文はDEFの3パターン
を1セットで入稿した場合、A×Eの組み合わせの配信実績などを確認することはできません。
確認できるのは、あくまで1セット全体での配信実績になります。
バリエーションを分けて多くの訴求を考える必要がある
レスポンシブ検索広告の見出しや説明文は、訴求や方向性の違うパターンを複数用意しなくてはなりません。
似たようなテキストを大量作成するのはNGです。
この制作の手間や時間が、ある意味デメリットと言えます。
レスポンシブ検索広告の入稿既定
レスポンシブ検索広告で特筆すべき入稿既定は以下です。
- 見出しは最低3個、最高15個まで入稿可能
- 説明文は最低2個、最高4個まで入稿可能
文字数制限や使用可能な記号は、通常のテキスト広告と同じです。
レスポンシブ検索広告を作成する際の4つの注意点
レスポンシブ検索広告を作成する際の注意点が4つあります。
- 広告見出しは違うパターンのものを作成
- なるべく多くの見出し・説明文を作成
- 1広告グループにつき1つのレスポンシブ検索広告
- 配信ボリュームが大きいキャンペーンで作成
上から順番に見ていきましょう。
広告見出しは違うパターンのものを作成
広告見出しは、似たようなテキストを複数作成するのはNGです。
なるべく違う訴求やテイストの違うものを用意しましょう。
様々な訴求を用意することで、ユーザーにとってより最適な広告を配信することができます。
なるべく多くの見出し・説明文を作成
レスポンシブ検索広告の見出しや説明文の必要数は以下です。
- 見出しは最低3個
- 説明文は最低2個
しかし、最低限の個数だと機械学習が上手くいかず、レスポンシブ検索広告のメリットを活かしきれません。
費用対効果の向上を図るために、なるべく多くのパターンを用意しましょう。特に、見出しは多ければ多いほど良いです。
1広告グループにつき1つのレスポンシブ検索広告
1広告グループにつき1個のレスポンシブ検索広告を入稿しましょう。
1広告グループに複数入稿してしまうと、
・予算が分散してしまう
・最適化が遅れてしまう
などのデメリットがあります。
配信ボリュームが大きいキャンペーンで作成
レスポンシブ検索広告は、配信ボリュームが大きいキャンペーンで作成しましょう。
配信ボリュームの少ないキャンペーンで作成してしまうと、データがためにくく機械学習を活かせません。
まとめ:レスポンシブ検索広告を試してみよう
レスポンシブ検索広告は、費用対効果の改善が期待できる便利な機能です。
見出しや説明文の作成に少し時間はかかりますが、それでも試す価値は十分あります。
※ただし、配信ボリュームが少ないと最適化が上手くかからないので注意!
今後さらに広まっていく機能なので、是非レスポンシブ検索広告を活用してみてください。
投稿者

- 株式会社WALTEX 代表取締役
- 新卒にて㈱オプトでリスティング+ディスプレイ広告のコンサルタント→㈱サイバーエージェントグループの㈱ウエディングパークにて、アドテク事業部立ち上げメンバーとして運用型広告の営業→副業から事業拡大した後、株式会社WALTEXを創業。DX/デジタルマーケティング支援会社を経営。コツコツ積み上げるSEOが好きで、WEB広告関連の「567KW」でSEO1~3位表示中(20年10月時点)