リスティング広告の種類を解説|初心者が知っておくべき機能も紹介
検索結果に広告を表示するリスティング広告。
手軽に始められる上に高い効果も期待できるので、初めてWeb広告を出す方にもおすすめです。
しかし、専門用語の多いWeb広告。初めての方にとっては、ぼんやりした部分も多いと思います。
実際に、弊社も以下のような質問を頂くことがあります。
「リスティング広告の種類って何があるの?」
「特定のユーザーに絞って配信できるの?」
そこでこの記事では
・リスティング広告の種類
・リスティング広告で使える機能
を解説します。
未経験の方でも分かるように書きました。これからリスティング広告を活用しようと考えている方は、ぜひ参考にしてください。
目次
リスティング広告の種類は主に2つ
リスティング広告の種類は、主に以下の2つです。
・Google広告
・Yahoo! スポンサードサーチ
厳密に言えば他にもあるのですが、一般的にリスティング広告と言えば上記2つを指します。
それぞれ概要を説明していきますね。
Google広告
Googleの検索結果に広告を表示できるのがGoogle広告です。
Googleの検索エンジンのシェアは、日本国内で75.3%(※)を占めています。
※2019年6月時点。statcounter Search Engine Market Share Japanより
75.3%もいれば、自社の顕在層や潜在層であるユーザーも見つけやすいですよね。この「圧倒的なリーチ数」がGoogle広告の魅力です。
さらに、Google広告には数多くのターゲティングが用意されています。これにより、自社のターゲット層にのみ広告を表示することが可能です。
Yahoo! スポンサードサーチ
Yahoo!の検索結果に広告を表示できるのがYahoo! スポンサードサーチです。
Yahoo!の検索エンジンのシェアは、Googleに次ぐ20.55%(※)。
※2019年6月時点。statcounter Search Engine Market Share Japanより
これだけ見ると「ユーザー数が少ないしGoogle広告の方が良いじゃないか」と思うかもしれませんが、一概にGoogle広告が良いとは言い切れません。
なぜなら、GoogleとYahoo!では利用者の年齢や属性が違うからです。商材によってはYahoo!の方が成果が出る場合もあります。
なので、まずはユーザー数の多いGoogleを行い、もっとボリュームを増やしたいとなったらYahoo!を活用するのがオススメです。
リスティング広告で使える機能
「特定のユーザーに絞って配信できるの?」
「地域や時間帯は指定できるの?」
という方に向けて、リスティング広告で使える機能をご紹介します。
Google広告とYahoo!スポンサードサーチで機能が違うので、別々にお伝えします。
Google広告で使える5つの機能
Google広告では、以下5つの機能を利用できます。
- 検索広告型リマーケティング(RLSA)
- セグメント(年齢/性別/世帯収入)の指定
- 地域の指定
- 曜日/時間の指定
- デバイスの指定
これだけ見るとよく分からないと思うので、それぞれ解説します。
1. 検索広告型リマーケティング(RLSA)
検索広告型リマーケティングとは、あなたのWebサイトに訪れたことのあるユーザーにだけ広告を配信する機能です。
例えば、商品詳細ページに訪れたものの、購入しなかったユーザーがいたとします。
商品詳細を見に来たわけですから、普通より購買意欲が高いユーザーですよね。そういったユーザーに広告を配信して、高い成約率を狙おうという仕組みです。
実際に検索広告型リマーケティングは、ユーザーを指定しない配信と比べて大幅に成約率が上がります。私の経験だと、成約率が倍以上に増加したこともあります。
2. セグメント(年齢/性別/世帯収入)の指定
Google広告では、ユーザーの年齢・性別・世帯収入を指定できます。
例えば、しわ予防の美容液を売りたい場合、
・35歳以上
・女性
を指定するような使い方です。
商品のターゲット層に合わせて年齢や性別を指定できるのは嬉しいですよね。
この機能のおかげで、無駄な広告費の消費を防ぐことができます。
3. 地域の指定
Google広告では、配信地域も指定できます。こちらも非常によく使われている機能ですね。
地域は「都道府県名・地名」で設定することも、「ある地点からの半径距離」で設定することもできます。
店舗を構えている場合や、地域ごとに成約率が偏っている場合は積極的に利用しましょう。
4. 曜日/時間の指定
曜日や時間帯も指定できます。痒い所に手が届く、便利な機能ですね。
例えば、以下のような使い方をします。
・店舗の休業日には配信停止
・BtoBなので平日のみ配信
・営業時間中のみ配信
ちなみに、一概に「営業時間外に配信=悪」ではありません。営業時間外に認知して、後日問い合わせてくれるユーザーもいます。
迷った場合は、最初は指定せず配信してみましょう。その後データが溜まってから、不要な曜日・時間を精査できます。
5. デバイスの指定
Google広告は、パソコンやスマホなどのデバイスを指定することができます。
具体的には、以下3つの中から配信したい端末を選べます。
・パソコン
・モバイル
・タブレット
商品購入者の端末に偏りがある場合や、あらかじめ配信デバイスが決まっている場合に有効です。
Yahoo!スポンサードサーチで使える4つの機能
Yahoo!スポンサードサーチでは、以下4つの機能が利用できます。
- リターゲティング
- 地域の指定
- 曜日/時間の指定
- デバイスの指定
Google広告と比べると、機能が少ないですね。こちらも、順番に見ていきましょう。
1. リターゲティング
リターゲティングは、Google広告の機能で紹介した検索広告型リマーケティングと全く同じ意味です。
つまり、あなたのWebサイトに訪れたことのあるユーザーにだけ広告を配信する機能ですね。
個人的には、「同じ単語で表現してくれればいいのに」と思ってしまいます。
2. 地域の指定
Yahoo!スポンサードサーチでも広告の配信地域を指定できます。
地域は「都道府県名や地名」で設定します。Google広告のように、「ある地点からの半径距離」では設定できません。
繰り返しになりますが、店舗を構えている場合や、地域ごとに成約率が偏っている場合は積極的に利用しましょう。
3. 曜日/時間の指定
Yahoo!スポンサードサーチでも曜日や時間帯を指定できます。
Google広告の機能でもお伝えしましたが、例えば、以下のような使い方をします。
・店舗の休業日には配信停止
・BtoBなので平日のみ配信
・営業時間中のみ配信
4. デバイスの指定
Yahoo!スポンサードサーチでは、以下3つのデバイスを指定して配信できます。
・スマートフォン
・PC
・タブレット
経験則ですが、Yahoo! スポンサードサーチは特にスマートフォンとPCでユーザーの属性が違います。
デバイスごとに費用対効果に大きく差が出る場合もありますので、柔軟に活用しましょう。
Google広告とYahoo! スポンサードサーチどちらを選ぶべきか
結局、リスティング広告はGoogleとYahoo!どちらを選ぶべきなのでしょうか。
色々な意見がありますが、弊社の結論は
「Google広告が第1優先。Yahoo!スポンサードサーチは必要に応じて活用」
です。
理由は主に3つあります。
・Googleの表示回数(検索している人+数)が多い
・媒体機能が豊富で施策の幅が広く、効果を出しやすい
・その他のGoogleサービスやMAツールとの連携がしやすい
これに関しては、「リスティング広告の2大巨塔GoogleとYahoo!のシェアを徹底比較」でも解説しています。もしよかったら参考にしてください。
まとめ:リスティング広告の種類は主に2つ-Google広告がおすすめ
リスティング広告とは、主に以下の2種類のことを指します。
・Google広告
・Yahoo! スポンサードサーチ
これからリスティング広告を始める方は、迷ったらGoogle広告を選びましょう。
設定や運用方法などが不安な方は、リスティング広告の専門代理店である弊社にお気軽にお問い合わせください。ご相談からでも構いません。
投稿者

- 株式会社WALTEX 代表取締役
- 新卒にて㈱オプトでリスティング+ディスプレイ広告のコンサルタント→㈱サイバーエージェントグループの㈱ウエディングパークにて、アドテク事業部立ち上げメンバーとして運用型広告の営業→副業から事業拡大した後、株式会社WALTEXを創業。DX/デジタルマーケティング支援会社を経営。コツコツ積み上げるSEOが好きで、WEB広告関連の「567KW」でSEO1~3位表示中(20年10月時点)