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2022/7/2 ブログ

【これで解決】リスティング広告が表示されない17の原因と対処法

最終更新日:2024年5月2日 | 投稿日:2022年7月2日

リスティング広告がなぜか表示されない」
「キーワードで検索しても自社の広告が表示されない」

このような悩みはありませんか?

この記事では、累計100社以上のアカウントを運用した経験をもとに、リスティング広告が表示されない17の原因と対処法を解説します。

「どうしてもわからない際の解決方法」もお伝えするので、ぜひ参考にしてください。

なお弊社では、リスティング広告を含むGoogle広告の運用で「誰もが陥る5つの落とし穴と対策」をまとめた資料を無料でプレゼントしています。

 

100社以上の支援実績をもとに最低限押さえておくべきポイントを厳選したので、以下のボタンからお気軽にダウンロードしてご活用ください。

ティング広告が表示されない17の原因(あるある順)

リスティング広告が表示されない17の原因

  1. 配信ステータスが「一時停止」のまま
  2. 支払い設定が完了していない
  3. 審査中または審査落ちである
  4. 日予算を使い切っている
  5. キーワードの検索ボリュームが少なすぎる
  6. 配信されないデバイスで確認している
  7. 品質スコア/品質インデックスが低すぎる
  8. 入札単価(CPC)が低すぎる
  9. 配信期間を過ぎている
  10. 曜日や時間帯を制限している
  11. 設定年齢や性別が対象外で配信されていない
  12. 地域を絞って配信しているため表示されていない
  13. 間違って除外キーワードに設定している
  14. 配信対象ユーザーが少なすぎる
  15. キーワードを何回も検索している
  16. 広告のローテーション設定で特定の広告が出ない
  17. キーワードが設定されていない

いくら待っても、検索してもリスティング広告が表示されないのは、ほとんどの原因が上記のどれかです。

あるある順で1つずつ詳しく解説したので、上から順番に確認してみてください。

1. 配信ステータスが「一時停止」のまま

単純に、配信ステータスが「一時停止」のため、表示されないパターンです。

そんなことあるはずないと思いがちですが、確認ミスで意外と漏れやすい項目です。

この場合は配信ステータスを「一時停止」から「有効」に変えれば、配信されます。

▼Google

▼Yahoo

ただし、配信するためには以下4つすべてが「有効」になっている必要があるので、全て問題ないか確認してください。

  • キャンペーン
  • 広告グループ
  • 広告
  • キーワード

2. 支払い設定が完了していない

広告を配信するためには、費用が必要になります。

その費用を請求できる仕組みが整っていないと両媒体とも広告は表示されません。

まずGoogle広告では、アカウントの支払い設定を完了させる必要があります。

支払い設定というのは、

  • 支払いに使うクレジットカード
  • 支払い者の住所

などを設定することです。

Google広告の支払い設定は、以下の手順で設定できます。

  1. 管理画面右上の[ツールと設定]をクリック
  2. 右欄の[料金の設定]をクリック
  3. +ボタンをクリックして、遷移後に表示された項目に必要な情報を入力

Yahoo!検索広告については、事前に前払い金を入金していないと広告が配信されません。

以下の手順で前払い金の残高や設定を確認できます。

  1. 管理画面上部の[検索広告]をクリック
  2. [資金管理]タブをクリック

前払い金の設定/入金する方法については、Yahoo!公式ヘルプページを参考にしてください。

3. 審査中または審査落ちである

広告やキーワードの審査が通過していないパターンです。リスティング広告は審査に通過しないと配信できません。

審査が通過していない場合の対処法は以下です。

 ステータス 状況別対応
審査中の場合 1営業日ほど待てば多くの場合審査が完了
審査落ちの場合 審査落ちの理由が表示されるので、ガイドラインに従って広告を修正

「そもそも審査の確認方法がわからない」という方のために、GoogleとYahoo!それぞれの確認方法をまとめました。

▼Google広告の審査確認方法

Google広告で審査状況を簡単に確認する方法は、以下2ステップです。

  1. 管理画面左側の[広告と広告表示オプション]をクリック
  2. [ステータス] 列で審査状況を確認

ただし、上記のやり方だと一時停止中のキャンペーンでは審査状況が確認できませんし、不承認だった時の理由もわかりません。

一時停止中のキャンペーンで審査状況を確認したい場合や、審査落ち理由を確認したい場合、以下の方法で確認します。

  1. 管理画面左側の[広告と広告表示オプション]をクリック
  2. [表示項目]のアイコンをクリック

  1. [属性]→[ポリシーの詳細]にチェックを入れる
  2. [適用]をクリック
  3. [ポリシーの詳細]列で承認かどうかの審査状況を確認

▼Yahoo!検索広告の審査状況

Yahoo!検索広告で審査状況を確認する方法は、以下3ステップです。

    1. 審査を確認したい広告またはキーワードが含まれるキャンペーン→広告グループの順にクリック
    2. 画面中央の[表示内容選択]から「キーワード」「広告」「広告表示オプション」のいずれかをクリック
    3. 画面右側の[審査状況]項目の吹き出しアイコンをクリックし、審査内容の詳細を確認。

もし審査落ちしていた場合や、審査の対策をしっかり行いたい場合は下記の記事を参考にしてください。

4. 日予算を使い切っている

キャンペーンの日予算を使い切ってしまい、広告が表示されないパターンです。

まずは設定している日予算と、当日使っている広告費を照らし合わせて確認してください。

日予算の上限に達しているようであれば、まず日予算を上げる対応を取りましょう。

また想定よりも早い段階で日予算を使い切ってしまう場合は、各項目で精査する対応も有効です。

  • キーワードを精査する
  • 入札単価を下げる
  • ターゲットを絞る

ただ効果が良い時に精査するのはマイナスなので、基本的には日予算を上げることを推奨します。

ちなみに日予算の平均や決め方についてもまとめた記事があるので、あわせて参考にしてください。

5. キーワードの検索ボリュームが少なすぎる

指定しているキーワードの検索ボリュームが少なすぎると、広告が表示されません。

(私も購買意欲の高いユーザーを狙いすぎて、ほとんど検索されないキーワードを指定してしまった経験があります。)

Google広告の場合、ステータスの列に「検索ボリュームが少ない」と表示されます。

こちらを参考に、検索ボリュームが少ないキーワードを指定していないか判断しましょう。

改善するには、以下2つの対処法があります。

  • キーワードのマッチタイプを変えてみる
  • 検索ボリュームの多いキーワードを追加する

もしマッチタイプが完全一致やフレーズ一致だけで設定している場合は、部分一致に変更して配信を出すことも有効です。

マッチタイプの変更に伴うメリットデメリットについてはこちらの記事をご覧ください。

またキーワードの追加も配信を出すには良い手段ですし、追加方法を誤らなければ効果向上にも繋がります。

効果的にキーワードを追加していく方法は、以下の記事を参考にしてください。

6.配信されないデバイスで確認している

あるあるでやってしまうのが、対象外のデバイスで表示確認してしまうことです。

例えば、スマートフォン指定の配信を、作業していたPCで確認していた……といった経験はありませんか?

私も結構間違えて、デバイス指定だと気づかず、別の設定をチェックしてしまった経験もあります。

かなり単純なミスですが、設定を忘れやすい項目なので、注意してください。

7. 品質スコア/品質インデックスが低すぎる

品質スコア/品質インデックスとは、広告やキーワード、ランディングページの質を表す指標のことです。

Googleでは品質スコア、Yahoo!では品質インデックスと呼びます。

品質スコア/品質インデックスが低すぎると、他社とのオークションに勝ちづらくなり広告が表示されません。

Google広告の場合、ステータスの列に「ほとんど表示されていない(品質スコアが低い)」と表示されるので、こちらを参考に対処していきましょう。

品質スコアが低い要因は、様々な可能性があるものの、以下のような方法で改善できます。

  • ランディングページとキーワードの関連度を上げるよう修正する
  • 広告文をキーワードと親和性の深い内容にする

もし品質スコアとは何かや品質スコアを上げていく詳しい方法は、下記記事をぜひ参考にしてください。

8. 入札単価(CPC)が低すぎる

入札単価が低すぎると、他社とのオークションに勝ちづらくなり広告が表示されません。

Google広告の場合、ステータスの列に「入札単価(1 ページ目)を下回る」と表示されるのでわかりやすいです。

Yahooについても入札単価が低いと、価格横に▼マークが出ています。

対処法は言うまでもなく入札単価を上げることですが、難しければクリック率を高めるような広告文を作成してみましょう。

どれぐらいのクリック率を目指せば、単価を抑制しても問題ないかは様々ですが、ある程度のクリック率の平均値はこちらの記事で詳しくまとめてます。

9. 配信期間を過ぎている

キャンペーンに設定した配信期間を過ぎていると、当然ながら広告は表示されません。

特に月初に配信されない場合に「先月末で配信が終了する設定になっていた」というパターンが多いです。

GoogleとYahooでは配信期間が終了していると、管理画面でそのメッセージが出ています。

▼Google(「終了」と記載されている)

▼Yahoo(「配信期間終了」と記載されている)

もし終了していた場合は、終了日を引き延ばし、もしくは削除することで再度配信開始されていきます。

10. 曜日や時間帯を制限している

意外と忘れてしまいがちなのが、指定の曜日や時間帯で広告の配信を制限しているパターンです。

これに関しては、意図して曜日や時間帯を指定しているでしょうから、対処法は割愛します。

曜日や時間帯の指定を解除したい場合は、キャンペーンの設定画面から解除しましょう。

11.設定年齢や性別が対象外で配信されていない

こちらもGoogle広告の設定で、年齢や性別を絞っているケースです。

意図してターゲティングしていた場合、配信対象のセグメントでないと表示されません。

該当する配信対象なのに表示されない時は、「不明」を除外していないか確認してください。

配信対象の設定が問題ないか具体的にチェックしたい場合は、下記の記事を参照いただけると幸いです。

12.地域を絞って配信しているため表示されていない

広告が表示されていないケースで、地域指定の配信が行われていないかも確認してみましょう。

Google広告、Yahoo!広告に当てはまりますが、地域を外しているところには当然広告は表示されません。

検索して広告表示を確認している場合は、検索場所の地域も含まれているかチェックが必要です。

余談ですが、Google広告では市区町村まで設定できるため、地域指定をもっと細かく設定したい場合はこちらの記事がおすすめです。

13.間違って除外キーワードに設定している

今までの原因でも該当していない時には、除外キーワードを今一度チェックしてみてください。

配信キーワードを、ミスして除外キーワードにも設定しているかもしれません。

Google広告、Yahoo!広告ともに除外設定画面で確認できます。また、Google広告は検索語句の画面でも確認できます。

14. 配信対象ユーザーが少なすぎる

リマーケティングリストやターゲティングリストを活用している時に確認したい項目です。

リスティング広告に限らず、リストの配信対象ユーザーが少なすぎると表示されにくくなります。

これには設定しているキーワードのボリュームは、関係ありません。

リマーケティングリストやターゲットリストのサイズを確認して、少ない場合は設定の解除を検討しましょう。

15. キーワードを何回も検索している

キーワードを何回も検索すると、広告が表示されなくなります。

理由はシンプルで、「この人は広告をクリックしないから、表示する必要がない」と検索エンジンから判断されるためです。

このケースは、「広告を確認しようと何度も検索した結果、表示されなくなったと勘違いする」パターンが多いです。

そもそも対処する必要はないかもしれませんが、対処法としては以下が挙げられます。

  • 時間を空ける
  • ブラウザを変える
  • シークレットモードで確認してみる

16.広告のローテーション設定で特定の広告が出ない

複数広告を入れているのに、同じ広告しか表示されなかったことはありませんか?

Google広告で起きやすい事象ですが、広告のローテーション設定が影響しているかもしれません。

広告のローテーション設定とは、最も良好な広告が優先的に表示される機能設定です。

これを設定していると、複数の広告を入稿しても最も良い広告が出やすくなっていきます。

単純に設定を解除すれば他広告にも露出されやすくなりますが、効果悪い広告にも寄ってしまうことに注意が必要です。

他広告もしっかり露出していきたい場合にのみ解除していきましょう。

17.キーワードが設定されていない

上記で説明してきた原因で表示されないことが多いのですが、そもそも必要なのがキーワードの設定です。

ディスプレイ広告と異なり、キャンペーンや広告グループ、広告がオンだからと言って自動的には配信されません。

キーワードは自動的に選ばれる形ではなく、自分で設定して配信するのがリスティング広告です。

そのため、自社のリスティング広告ではキーワードが設定されているかをチェックしてみてください。

リスティング広告が表示されない原因がわからない際の解決方法

リスティング広告が表示されない原因を述べてきましたが、「それでも解決できない」という場合もあるかもしれません。

そのような時は、Google広告やYahoo!広告に直接問い合わせる対策が有効です。

私も何度も問い合わせた経験がありますが、Google広告やYahoo!広告のサポートはかなり優良対応です。

調べてもわからない場合は、積極的に活用しましょう。

Google広告の問い合わせ方法

Google広告の場合は、以下の手順で問い合わせできます。

  1. 管理画面の右上にある[?]のアイコンをクリック
  2. [電話サポートのご案内(世界各国)]をクリック
  3. 表示された電話番号に問い合わせ

参考画像↓

電話はサポート担当の方が優しく丁寧に対応してくれるので、電話が苦手な方も安心です。

Yahoo!検索広告の問い合わせ方法

Yahoo!検索広告の場合は、

  • 電話
  • チャット
  • フォーム(メール)

の中から問い合わせ方法を選ぶことができます。

公式サイトがわかりやすいので、Yahoo!公式お問い合わせページを参考にしてください。

特にチャットはすぐに窓口に繋いでくれるので、急いでいる場合には有効です。

ただ、チャットや電話はつきっきりになるため、メールがいいという場合はほとんどが1営業日ほどで返信がきます。

まとめ:まずは原因を調査して、わからなければ問い合わせしよう

本記事のまとめ

  • 表示されない多くのケースは、設定や配信結果に原因がある
  • 特に除外設定は、知らないで勘違いしやすいので注意が必要
  • もし原因がどうしてもわからない場合は各媒体の窓口に問い合わせてみる

リスティング広告が表示されないと焦りますが、大抵の場合は何かしらの原因があります。

ゆっくり1つずつ原因を潰していくことで解決することが多いです。

この記事で紹介した17つの原因を上から順番に試してみてください。

それでも解決しなければ、丁寧に対応してくれるため、GoogleやYahoo!に問い合わせましょう。

弊社では、リスティング広告を含むGoogle広告の運用で「誰もが陥る5つの落とし穴と対策」をまとめた資料を無料でプレゼントしています。

 

100社以上の支援実績をもとに、最低限押さえておくべきポイントを厳選しました。

 

「Google広告の運用で成果を上げたい」とお考えの方は、以下のボタンからお気軽にダウンロードしてください。

投稿者

浜中 広助
浜中 広助株式会社WALTEX 代表取締役
「志を支援する」パーパスの元、デジタルマーケティング支援会社を経営。(2024年6期目/メンバー数約15名/最高年商2億)パーパスに共感したクライアントの成果創出を「誠実なエース人材のみ」でチームを構成し、エンドユーザー目線を徹底する方針で支援してます。
経歴:オプトで運用型広告コンサルタント→サイバーエージェントグループのウエディングパークにて、運用型広告の営業→WALTEXを創業。Speee様、KUMON様、DIGITALIO様など、大手から中小企業(ベンチャー/スタートアップ)まで支援実績インタビューをHPで公開中。

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