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2022/1/29 Facebook広告

Facebook広告のCPC(クリック単価)の平均・相場と単価を下げる4つの改善方法

Facebookの広告効果を図る時に最も活用される「CPC(クリック単価)」。

1クリックあたりの単価を表すCPCですが、その平均や相場はどれぐらいかご存知でしょうか?

Facebook広告は自動調節されるからこそ、その平均値を知ることでより効率的な配信に繋がります。

そこで、この記事では下記のことについてお伝えしていきたいと思います。

  • Facebook広告のCPC平均・相場
  • CPCが高くなる原因の解説とその対策
  • Facebook広告の課金方法「CPC」と「CPM」

現在のCPCが適正か知りたい、高くなったCPCを改善したいという方は是非見てみてください。

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Facebook広告におけるCPC(クリック単価)の平均、相場は約100円前後?

気になるCPCの平均や相場ですが、おおよそ100円前後と言われています。

ただ、Facebook広告はこの平均値が業界業種、商材、ターゲット、設定で変わることが大いにあります。

その理由は、配信対象ユーザーのクリック傾向に左右されることが関係しています。

各商材やジャンルでも下記のようにばらつきがあるのです。

  • 有名な広告主は、認知度が高いので幅広くクリックされやすい。
  • 化粧品や日用品などの消費財は、一定数のユーザーにクリックされる。
  • ニッチな業界業種は、特定のユーザー層にクリックされる傾向。

そのため実際は、一律でCPCの平均や相場を算出するのは難しいのが正直なところ。

ただ、出稿事例の多い商材はある程度想定しやすく、幾つか例を挙げると下記のように落ち着くと考えられています。

【例】Facebook広告におけるCPCの平均値

  • 化粧品や健食、サプリメントの購入→100~300円
  • 自社サイトへのアクセス誘導→60~120円
  • アプリのインストール→50~150円
  • 自社ビジネスのリード獲得→80円~300円

以上の事例からもおおよそ100円前後がCPCの平均値と言えます。

「広告の目的」によって変わるCPCの平均、相場

また、Facebook広告は「広告の目的」もCPC数値に大きく関係しています。

その中でも「トラフィック」はクリック増加が見込めるため、低CPCが目標の場合、多く使われています。

反対にCPCの高い「広告の目的」には「コンバージョン」が挙げられます。

これは目的達成のため、購入してくれそうなユーザーを絞って配信しているため、CPCが高くなります。

しかし、低CPCのためだけに「トラフィック」に変更はあまりオススメできません。

本来の目的がコンバージョンだった場合でも、目的変更によって配信対象ユーザーが切り替わるからです。

そのため、配信の目的をブラさず平均値を把握しながら調整していくのが、効率的な運用と言えるでしょう。

CPCが高い時に考えられる主な3つの原因とは?

【CPC高騰から考えられる3つの主な原因】

  1. クリック数が少なく、ユーザー反応率の悪い広告を配信している
  2. 画像内にテキストが多い広告を配信している
  3. 1人あたりの表示回数が多く、クリックされない

もし「平均値とかけ離れていた」「明らかにCPCが高い」という場合は改善していきたいですよね。

加えてCPCを下げられるなら下げたいという方は多いと思います。

そこで、最初にCPCが高くなってしまう主な3つの要因を解説していきます。

1.クリック数が少なく、ユーザー反応率の悪い広告を配信している

CPCが高騰するケースで多く見られるのは広告のクリック数が少ない場合です。

そもそもFacebook広告は、基本的に表示回数ごとにコストが発生するCPM課金が初期設定になっています。

そのCPM課金の中、表示されても広告がクリックされにくいと、コストだけが発生しCPCが高騰しやすくなるのです。

さらには、ユーザーから「ネガティブな反応」を受けることもCPC高騰の原因になります。

「ネガティブな反応」とは、ユーザーが広告を「非表示」させるアクションのこと。

その数が多いと「質の低い広告」だと判断され、優位に配信されにくくなり、CPC高騰につながるのです。

2.画像内にテキストが多い広告を配信している

次のケースとしては、画像内のテキスト割合が多い場合です。

確かに魅力的に伝えたくて画像内にも多くのテキストを入れたくなるかもしれません。

しかし画像内のテキストが多いと、「質の低い広告」と判断されてしまいます。

これはFacebook広告の規則上、画像内のテキスト(約20%未満)を抑えることが推奨されているためです。

公式ページからも、テキスト量を抑えることでパフォーマンスが高くなると公表されています。

参考:広告画像のテキストについて | Facebook Businessヘルプセンター

3.1人あたりの表示回数が多く、クリックされない

そして1ユーザーへの広告表示回数が多い場合もCPCが高くなる原因です。

これは対象ユーザーのボリュームが少なく、CPCが徐々に高くなってきた時に考えられます。

始めはよくクリックされた広告でも配信対象のユーザー数が少ないと、何度も同じ広告を表示させることになります。

また上述でお伝えさせて頂いた通り、Facebook広告では多くの場合、CPM課金が使われています。

表示するだけでコスト発生しますが「同じユーザーが同じ広告を何回も見る」ことで、段々とクリックされづらくなるのです。その結果、CPCが高くなります。

特にこの事象が該当しているかは管理画面から「フリークエンシー(広告表示回数)」の項目を見てみてください。

通常1~1.2程の数値が適正ですが、2以上の場合はCPC高騰の原因に繋がっているかもしれません。

CPCが高い時に試したい3つの改善方法

【CPCが高い時に試したい方法3選】

  1. 広告の入れ替え
  2. 配信対象のユーザー数を広げる
  3. 広告の掲載位置を追加する

では高騰しているCPCを改善するためにはどうすれば良いか?

先ほどの原因と合わせながら対策を紹介していきたいと思います。

1.広告に原因がある→【広告の入れ替え】

やはりCPCを下げるために、広告の入れ替えは最重要と言えるでしょう。

特に画像内テキストが多い広告は、低品質のままとなるため、入れ替えは必須と言えます。

反対に広告を入れ替えることで、今まで以上のパフォーマンスを見せるケースもあります。

それは、広告に「いいね」などのポジティブな評価を受けると、「質の良い広告」と判断されるのです。

その効果で優位に配信されやすく、より安価でクリックを集めることが期待できます。

2.広告表示回数が多い→【配信対象のユーザー数を広げる】

もしフリークエンシーが高かった場合は、対象ユーザー数の拡張がおすすめです。

具体的には年齢や性別、興味関心などのユーザー設定の変更を指しています。

また変更したことで、十分なユーザーボリュームがあるか広告グループの設定画面で見てください。

下記のメーターではFacebookがユーザーボリュームを算出しており、緑の範囲なら適切と言えるでしょう。

ぜひしっかりとボリュームを取ったセグメントで配信してみてください。

3.広告表示回数が多い→【広告の掲載位置を追加する】

フリークエンシーを抑える別の対策としては、掲載位置の追加も有効です。

Facebook広告では、下記の位置にも掲載可能となります。

  • Instagram
  • Messenger
  • Audience Network

もし手動でFacebookのみにしている場合は、他掲載位置の追加もCPC抑制には効果的です。

【参考】広告の目的「トラフィック」に変更する

上述では非推奨でしたが、低CPCだけであれば「トラフィック」への目的変更も抑制には繋がります。

クリック増加を目的としているため、CPCの抑制は見込めるでしょう。

しかし、やはり重要なことは本来の目的をブラさないこと。

もし「まずはクリック数の増加を目標に置いていきたい」場合はトライしてみてください。

Facebook広告で選べる課金方法「CPC」と「CPM」

ここでは、Facebook広告で選べる課金方法についても解説していきます。

初期設定ではFacebook広告ではインプレッションごとにコストが発生する「CPM」が使われています。

ただ、場合によってはクリックごとにコストが発生する「CPC」も選べます。

用語説明 おすすめのケース
CPC 広告が1クリックする毎に、料金が発生する課金方式。
数値は「コスト÷クリック数」の計算式で求められる。
  • 無駄な配信コストは避けて運用したい。
  • 配信が荒れずに安定して運用したい。
CPM 広告が表示された回数によって料金が発生する課金方式。
数値は「コスト×表示回数÷1,000」の計算式で求められる。
  • 一定のユーザー数には配信したい。
  • 予算通りに配信していきたい。

【注意】「広告の目的」ごとに選べる課金方法が違う

ただ、場合によってはCPMしか選べないというケースもあります。

それは「広告の目的」によって選択できる課金方法が異なるのです。

下記の表で「広告の目的」別で選べる課金方法をまとめてみましたので、参照してみてください。

ブランドの認知度アップ リーチ トラフィック エンゲージメント アプリのインストール リード獲得 メッセージ コンバージョン カタログ販売 来店数の増加
CPC × × × × × × ×
CPM

※「動画の再生数アップ」はCPMとCPV(動画視聴課金)のため、除外。

CPC・CPM課金のメリット、デメリット

では実際、どちらかの課金方法を選ぶとしたら、どのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか?

最も大きな違いは「無駄なコストを出さないこと」か「一定のユーザー数を確保する」かだと思います。

こちらもそれぞれのメリット・デメリットをまとめてみました。

メリット デメリット
CPC
  • クリック時のみ課金されるので予算内最大限のクリック数を獲得できる。
  • クリックが発生しない限り、広告表示されても課金されない。
  • コストに対する費用対効果が明確になる。
  • クリックでコスト発生するCPC課金だと高CTRの場合、想定より早く配信金額が使われる。
  • 広告の目的「コンバージョン」ではCPCを選べないので、コンバージョンに繋がりづらい。
CPM
  • クリック率が高いとCPC課金より安くクリック数を増やせる。
  • 一定数のユーザーへの配信は確保できる。
  • 多くのユーザーに見てもらいやすくなる。
  • クリックされないとコストだけが積み上がっていく。
  • 費用対効果がわかりづらく、悪い場合もある。

まとめ

【本記事のポイントまとめ】

  • Facebook広告のCPCは100円前後が平均値
  • CPC高騰には、「広告の質」と「ユーザー数の少なさ」が主な原因
  • 対策では広告の入れ替えが最重要。ユーザー数の拡張と掲載位置の追加も検討
  • 課金方法の「CPC」と「CPM」には、それぞれメリットデメリットがある

本記事では、Facebook広告のCPC平均と併せて、高騰する原因と対策について紹介させて頂きました。

Facebook広告は、目的を達成するために忠実に配信していく媒体です。

その特徴を活かすためにも、より多くの人に目に留まり、アクションを促すことが最も効率的な運用となります。

そのためにもCPCを下げて運用していきたいという方は、紹介した原因と対策を是非参考にして取り組んで頂けると幸いです。

 

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投稿者

浜中 広助
浜中 広助株式会社WALTEX 代表取締役
「志を支援する」パーパスの元、デジタルマーケティング支援会社を経営。(2024年6期目/メンバー数約15名/最高年商2億)パーパスに共感したクライアントの成果創出を「誠実なエース人材のみ」でチームを構成し、エンドユーザー目線を徹底する方針で支援してます。
経歴:オプトで運用型広告コンサルタント→サイバーエージェントグループのウエディングパークにて、運用型広告の営業→WALTEXを創業。Speee様、KUMON様、DIGITALIO様など、大手から中小企業(ベンチャー/スタートアップ)まで支援実績インタビューをHPで公開中。

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