「Facebook広告が効果ない」と感じた時に改善すべき20個のポイント
最終更新日:2024年8月19日 | 投稿日:2023年1月28日
期待して取り組んだFacebook広告の効果がいまいちで悩むことはありませんか?
「費用対効果の高い媒体と期待して始めたのに上手く使えていない…」といった悩みをよく聞きます。
ただ始めたばかりだと、どこを改善すればよくなるのかわからないし、逆に悪くなることは避けたいですよね。
そんな不安に対してFacebook広告を100社以上運用した経験からすぐに使える改善ポイントを紹介したいと思います。
本記事を参考にしてFacebook広告の効果改善につなげていただけると幸いです。
また、弊社ではFacebook広告の王道の成功パターンと成功事例をまとめた資料を無料プレゼント中です!
Facebook広告の運用に役立つポイントをまとめているので、以下のページからお気軽にダウンロードしてください。
目次
- 1 Facebook広告の費用対効果が高い4つの理由
- 2 Facebook広告を効果改善する20個のポイント
- 2.1 ポイント1.Facebookピクセルを必ずサイトに設置する
- 2.2 ポイント2.ターゲティング設定を見直す
- 2.3 ポイント3.CV類似やリターゲティングユーザー配信を活用する
- 2.4 ポイント4.年齢や性別の区切りを見直してみる
- 2.5 ポイント5.デバイスやOSなどで区切ってみる
- 2.6 ポイント6.配信面ごとで精査や調整をする
- 2.7 ポイント7.配信面にあったクリエイティブ(広告)を用意する
- 2.8 ポイント8.クリエイティブ画像内のテキストは極力少なくする
- 2.9 ポイント9.クリエイティブを3~6種類設定してA/Bテストする
- 2.10 ポイント10.クリエイティブのテスト&改善は画像から実施する
- 2.11 ポイント11.クリエイティブは1~2週間に1回は追加&精査する
- 2.12 ポイント12.別広告フォーマットも試してみる
- 2.13 ポイント13.設定変更を行いすぎない
- 2.14 ポイント14.時間帯配信を活用する
- 2.15 ポイント15.キャンペーン設計を見直す
- 2.16 ポイント16.広告セットのCV数が週50件未満なら、マイクロCVを活用する
- 2.17 ポイント17.1日の予算を増やして配信する
- 2.18 ポイント18.課金形態を変えてみる
- 2.19 ポイント19.配信の最適化を変えてみる
- 2.20 ポイント20.キャンペーン予算最適化を活用してみる
- 3 Facebook広告の効果を高くするポイントまとめ
Facebook広告の費用対効果が高い4つの理由
改善ポイントの前に、Facebook広告の効果が高いと言われる特徴を挙げてみました。
- 多くの人が使っているから
- ターゲティング精度が優れているから
- 機械学習が優秀だから
- 広告の画面占有率が高く見られやすいから
この中でも特に2つ目と3つ目はFacebook広告ならではと言えるでしょう。
Facebookの特徴は、実名実年齢登録かつ膨大な興味関心や行動データを持つ媒体。
これらのデータを組み合わせることで、正確かつ安定的なパフォーマンスを出しやすくなるのです。
Facebook広告を効果改善する20個のポイント
Facebook広告を効果改善する20個のポイント
- Facebookピクセルを必ずサイトに設置する
- ターゲティング設定を見直す
- CV類似やリターゲティングユーザー配信を活用する
- 年齢や性別の区切りを見直してみる
- デバイスやOSなどで区切ってみる
- 配信面ごとで精査や調整をする
- 配信面にあったクリエイティブ(広告)を用意する
- クリエイティブ画像内のテキストは極力少なくする
- クリエイティブを3~6種類設定してA/Bテストする
- クリエイティブのテスト&改善は画像から実施する
- クリエイティブは1~2週間に1回は追加&精査する
- 別広告フォーマットも試してみる
- 設定変更を行いすぎない
- 時間帯配信を活用する
- キャンペーン設計を見直す
- 広告セットのCV数が週50件未満なら、マイクロCVを活用する
- 1日の予算を増やして配信する
- 課金形態を変えてみる
- 配信の最適化を変えてみる
- キャンペーン予算最適化を活用してみる
Facebook広告の効果改善に見直して欲しいポイントを20個まとめてみました。
通常私が運用改善する際に見直すポイントを網羅的に紹介しています。
1つずつ紹介するので、現在の配信で当てはまる点があるか参考にしてみてください。
ポイント1.Facebookピクセルを必ずサイトに設置する
1つ目にFacebookピクセルが設置されているかどうかです。
Facebookのピクセルとは、管理画面から発行できるタグの役割をしています。
これがサイトに設置されていると、訪れたユーザーの特徴やサイト内での行動を記録してくれるのです。
その記録からFacebookはユーザーの特徴を掴み、アクションを起こしてくれそうな次のユーザーを選んでいきます。
Facebookが安定的に配信するためにもピクセル設置は不可欠なので、最優先事項としてチェックしてください。
ポイント2.ターゲティング設定を見直す
次はターゲティングの見直しです。
Facebook広告ではターゲットしているオーディエンス幅が広すぎても狭すぎても良い効果は発揮しません。
ちょうど良いオーディエンスの幅で運用することが最も効果を高める近道になります。
この幅を見極めるポイントは広告グループ設定時の右枠のメーターを参考にしてください。
年齢や性別などを調整しながら、緑の領域内なら適切と言えるでしょう。
ポイント3.CV類似やリターゲティングユーザー配信を活用する
特定ターゲットの指定も良い効果改善に繋がります。
ターゲットの指定とは、例を挙げるとCV類似やリターゲティングユーザーのこと。
広告目的に対して興味関心の高いユーザーを囲うことは対照的に低いユーザーと比べて効果が良くなりやすいです。
このターゲットを指定するにはまず「オーディエンス」の項目からターゲット層を手動で作り出す必要があります。
リターゲティングならサイトのURLを、CVユーザーを狙うなら購入URLを入力するイメージです。
CV類似の場合は、上記で作られたCVユーザーを元にして、類似セグメントを作成していきます。
ポイント4.年齢や性別の区切りを見直してみる
上記のターゲティングに紐付きますが、配信中は年齢や性別の結果も見直してみてください。
細かく見ていると、特定の年齢性別に偏って、効果が良い・悪いは大いにあります。
実際に、精査することで良いターゲットに当たり、効果がよくなるケースも多いため、おすすめの調整方法です。
ポイント5.デバイスやOSなどで区切ってみる
またデバイスやOSで細かく精査するのも効果改善に繋がります。
Facebookはモバイルアプリが中心なので、PCからログインしているユーザーはあまり多くありません。
加えてiPhoneとAndroidでも効果の違うことが数多くあります。
このようにターゲットが使用している端末に焦点を当てて精査するのも良い改善方法でしょう。
ポイント6.配信面ごとで精査や調整をする
さらに、Facebook広告の効果改善では配信面の精査や調整も挙げられます。
具体的には、女性ターゲットの場合、クリックのよく出るInstagramの方に寄せるというようなこと。
より詳細にみるとInstagram内でもストーリーの方が効果よければそちらに寄せるのが効果的ですよね。
配信面ごとでも精査や調整を加えることは、検討すべき有効な方法なのです。
ポイント7.配信面にあったクリエイティブ(広告)を用意する
上記の配信面に合わせると効果改善には掲載面にあった広告を用意するのも重要な要素です。
各配信面においておすすめのサイズをまとめてみました。
配信面 | おすすめの広告 |
---|---|
Facebookフィード | 1:1サイズの正方形 |
Instagramフィード | 1:1サイズの正方形 |
FB/IGストーリー | 9:16サイズの縦長長方形 |
Audience Network | 9:16サイズの縦長長方形 |
それぞれの配信面に合わせて配信するだけでも効果が異なってくるので、ぜひ試してみてください。
ポイント8.クリエイティブ画像内のテキストは極力少なくする
クリエイティブごとでの改善としては、まず画像内のテキストは極力20%以下に抑えてください。
画像内テキストの抑制はFacebook公式からも推奨されています。
画像内テキストが多いと、Facebook広告は配信の優先度を下げる傾向にあります。
もし画像内にテキストが多く入れている場合は、抑えることで効果向上するかもしれません。
ポイント9.クリエイティブを3~6種類設定してA/Bテストする
実際に配信する際は、広告を1つだけでなく、3~6種類ほど準備して運用するのがおすすめです。
この目的は「クリエイティブ検証を早めること」にあります。
1つのみの広告で運用していると、比較対象がないためどのようなクリエティブが良いのか掴みづらいですよね。
そのため、同時に数種類運用することで、クリエイティブの良し悪しを把握できるようになります。
もし1つだけで広告を回している方は、別種類の広告を入れて検証を進めて見てください。
ポイント10.クリエイティブのテスト&改善は画像から実施する
またクリエイティブの改善を行う際は、テキストより画像改善の方が優先度高いです。
Facebook広告は、特にモバイルの場合、画像の画面占有率が高くなります。
そのため、テキストを変える影響よりも画像を変える影響の方が大きいと考えられているからです。
まずは画像を種類変えてみてから、結果を振り返り、次につなげていくのが適切な運用だと言えます。
ポイント11.クリエイティブは1~2週間に1回は追加&精査する
そして運用しているクリエイティブは、1~2週間に1度、精査や追加してみてください。
Facebookは良いユーザーを選んで配信しているものの、やはり一定期間経つと同一ユーザーに配信されやすくなってきます。
そこで同一または効果悪いクリエイティブだと、ユーザーにスルーされる可能性が高く、クリックされにくくなるのです。
上記のような「クリエイティブの摩耗」はFacebook広告においてよく起き得ます。
この効果悪化を防ぐためにもクリエイティブの追加や精査はFacebook広告において対応すべきことになります。
ポイント12.別広告フォーマットも試してみる
クリエイティブ系の改善点では、別フォーマットを試してみることも1つの方法。
例えば、画像だけで行っていた場合、動画やカルーセルなどのことです。
特に複数枚表示できるカルーセルは様々な画像や動画を入稿できるため、注目のフォーマットになります。
今まで試したことがない広告フォーマットを試して、効果改善を試してみてください。
ポイント13.設定変更を行いすぎない
ここまで配信設定の精査やクリエイティブの追加などを述べてきましたが、設定変更のしすぎには注意です。
Facebook広告には、配信中「情報収集期間」というものが存在します。
これは、配信中どのユーザーが最適化選んでいる状態のことを指しています。
この情報収集をするトリガーとなるのが、下記の設定変更。
キャンペーン |
|
---|---|
広告セット |
|
広告 |
|
もし頻度多く設定を変更してしまうと学習が乱れてしまい、最適化が効きづらくなるのです。
目安としては、1週間配信を様子見して、数値が悪かったら変更していくようにしましょう。
ポイント14.時間帯配信を活用する
場合によっては時間帯を分けて配信することも1つの手です。
例えば、クリックがあまり発生しない深夜の時間を除外して、朝や夜に寄せるような方法が挙げられます。
さらには、平日と休日でも効果は変わってくるため、時間帯調整は効率的な配信ができると言えるでしょう。
ただ、時間帯配信の設定には、「通算予算の設定」が必要です。
月々の配信予算が決まっていたり、時間帯別で大きな偏りがあったりする場合には、取り組みたい調整方法と言えます。
ポイント15.キャンペーン設計を見直す
実はキャンペーンの設計も効果改善に繋がることがあります。
オーディエンス設定の見直しと近しいですが、キャンペーンごとにターゲットを絞りすぎている時には効果的です。
確かにピンポイントなターゲティングは、管理しやすく明確な効果がわかりやすくなるでしょう。
しかし、狭すぎると広告表示するユーザー数が少なく、結果としてクリック数も減り、広告の摩耗が加速してしまうのです。
そのためにもキャンペーン設計はある程度の幅を持たせて設定するのが適切と言えます。
ポイント16.広告セットのCV数が週50件未満なら、マイクロCVを活用する
またコンバージョン数の蓄積にも配信の安定化が影響しています。
そもそもFacebook広告のコンバージョン配信には、学習を安定化させる目安CV数が存在します。
それが、広告セット単位での週50CV以上。
もし足りていない場合は配信がブレやすい傾向にあります。
配信のブレを防ぐためにも、ハードルの低いポイントをCV地点において配信するのがおすすめです。
例えば、購入フォームまで到達したユーザーや何かのボタンを押したユーザーなどのこと。
CVよりイベント発生しやすいマイクロCVを学習地点として置き、配信を安定化させるのも1つの手段と言えます。
ポイント17.1日の予算を増やして配信する
上記のCV数と関わりますが、週50件のCV数が足りていないなら日予算を上げた獲得数優先の配信も方法として挙げられます。
日予算向上で50CVを目指しながら、クリエイティブのストックを作り、蓄積後にクリエイティブの検証を進めていくやり方です。
実際この運用で獲得単価が徐々に落ち着くケースもあるため、CV数が足りていないのであれば、一度日予算を上げてみてはいかがでしょうか。
ただ、注意点としてCTRやCPCが大きく悪い場合は控えて、クリエイティブ改善優先が良いでしょう。
あくまでも現状ブレつつも獲得がある程度見込める場合に、試せる方法となります。
ポイント18.課金形態を変えてみる
Facebook広告には、IMP毎に発生するCPM課金が主流ですが、クリック毎のCPC課金も存在します。
無駄なコストを生み出しにくく、クリック数を最大化できるのが魅力的な課金形態です。
CPC課金はクリック単価を安定させて配信してくれるでしょう。
しかし、広告の目的が「コンバージョン」だと選ぶことができません。
CPC課金は広告の目的「トラフィック」を選択した際に選べます。
そのため、サイト遷移と購入、両方の増加を狙う広告配信だと選ぶ利点は大きいと思います。
ポイント19.配信の最適化を変えてみる
また広告配信の最適化を変更も効果改善には有効な場合もあります。
広告配信の最適化とは、決めた最適化目的を達成しそうなユーザーを選んで配信してくれることを指します。
例えば、広告配信の最適化で「コンバージョン」を選んでいる場合は、コンバージョンしてくれそうなユーザーに配信すること。
別に「ランディングページビュー」を選ぶと、ランディングページをしっかり読み込んでくれそうなユーザーに配信される仕組みです。
例「広告の目的」コンバージョンで選べる最適化対象
- コンバージョン
- 金額
- ランディングページビュー
- リンククリック
- インプレッション
- デイリーユニークリーチ
コンバージョン最適化だと、ずっと効果が悪いなどがあれば、配信の最適化を変えてみてはどうでしょうか。
ポイント20.キャンペーン予算最適化を活用してみる
もし複数ある広告セットの効果にばらつきがあるケースは、キャンペーン予算最適化の活用もおすすめです。
これは、Facebook広告が設定したキャンペーン予算を自動的に各広告セットに割り振ってくれるシステムです。
効率的に獲得の良い広告セットに分散してくれるため、効果を高めやすくなります。
キャンペーン最適化を試すには、2つ以上の広告セットが必要なので、各広告セットに獲得のばらつきがある場合は試してみてください。
Facebook広告の効果を高くするポイントまとめ
本記事のポイントまとめ
- 改善のポイントは、「配信する人」と「クリエイティブ」と「配信設定」の三つが主に重要。
- 設定の精査や調整には配信する中で数値が明らかになってからするのが良い。
- クリエイティブの追加や配信設定の変更は学習が伴うので、様子をみながら実施していくべき。
- うまく調整することでFacebook広告は広告効果の良く、しっかりと効果の出る優秀な媒体である。
本記事では、Facebook広告の改善方法で挙げられる合計20個のポイントを紹介しました。
挙げた方法の中に解決策があれば、幸いです。
Facebook広告は媒体が優秀なだけに、丁寧に手順を踏んで運用すれば効果の合いやすい媒体です。
効果の悪いところを精査したり、新規クリエイティブを入れることで数値の改善は見込めてくるでしょう。
ただ、そうは言ってもweb広告であり、日々ネットワークの変化が起き続けているのも事実。
「なかなか効果改善できない」「自分では運用が難しい」というケースもあるかもしれません。
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投稿者
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「志を支援する」パーパスの元、デジタルマーケティング支援会社を経営。(2024年6期目/メンバー数約15名/最高年商2億)パーパスに共感したクライアントの成果創出を「誠実なエース人材のみ」でチームを構成し、エンドユーザー目線を徹底する方針で支援してます。
経歴:オプトで運用型広告コンサルタント→サイバーエージェントグループのウエディングパークにて、運用型広告の営業→WALTEXを創業。Speee様、KUMON様、DIGITALIO様など、大手から中小企業(ベンチャー/スタートアップ)まで支援実績インタビューをHPで公開中。