Facebook広告初心者が知っておくべき全知識|費用から始め方まで総まとめ
最終更新日:2023年2月3日 | 投稿日:2023年1月24日
今や当たり前の存在となった「SNS広告」。その中でも、代表的な媒体として挙げられるのが「Facebook広告」です。
この記事では、5年以上のWeb広告の運用経験から、利用前に知っておくべきと感じた下記の内容をまとめました。
- Facebook広告の特徴
- Facebook広告と他SNS広告との比較
- Facebook広告にかかる費用・予算
- Facebook広告の始め方
- Facebook広告の効果を上げる方法
「Facebook広告に興味がある」という方や、より確実な成果アップを目指し「Facebook広告を始めてみたい」と考えている方は、ぜひ参考にしてください。
なお弊社では、Facebook広告の王道の成功パターンと成功事例をまとめた資料を無料プレゼント中です!
Facebook広告の運用に役立つポイントをまとめているので、以下のページからお気軽にダウンロードしてください。
目次
Facebook広告は幅広いユーザーを的確にターゲティングできるSNS広告
Facebook広告の特徴は、なんと言っても「ターゲティングの精度」です。
日本国内では2,800万人と言われているFacebookユーザー。その多くのユーザーを高い精度で絞り込み、広告を配信することができます。
Facebook広告で利用できるターゲティングは以下の3種類です。
- コアオーディエンス:地域・年齢などの基本的な属性や、ユーザーの興味があるジャンルを選んで絞り込み配信ができる
- カスタムオーディエンス:すでに自社サイトやサービスと接点があるユーザーに広告を配信できる
- 類似オーディエンス:カスタムオーディエンスに含まれるユーザーに似ているユーザーに対して広告を配信できる
これらのターゲティング方法は組み合わせることも可能。自社サービスに合わせた精度の高い広告配信を行うことができる仕組みが備わっています。
ターゲティングについては以下の記事で詳しく説明しています。
Facebook広告と他SNS広告の比較
Facebook広告以外にも、SNS広告は複数存在しています。
Facebook広告と主な他SNS広告(Instagram・twitter・LINE)に関して、それぞれのユーザー数・特徴などをまとめました。
国内ユーザー数
2,600万人 | |
3,300万人 | |
4,500万人 | |
LINE | 8,600万人 |
参考①:【2021年3月版】人気ソーシャルメディアのユーザー数まとめ
参考②:Facebook公式サイト
参考③:Twitter Japan
参考④:LINE Business Guide
最も国内ユーザー数が多いのはLINE。しかし、LINEは他SNSと比較すると「多くの人とコミュニケーションを取るツール」としての利用は少ないと考えられます。
他SNSも、ユーザー層・ユーザーの利用目的にそれぞれ特徴があります。
主なユーザーの年代・男女比
アクティブ層は30~50代
男性56%・女性44% |
|
20~30代が中心、近年40代も増加
男性43.3%・女性56.7% |
|
アクティブ層は20~40代
男性52.3%・女性47.7% |
|
LINE | 幅広いが、ボリュームゾーンは40代
男性47.2%・女性52.8% |
Facebookを始め、どの媒体も男女比は半々ほど。年齢層としては20~40代を中心に活用されています。
Instagramは画像が中心の「映える」SNSなだけあって、女性ユーザーが多めです。
ターゲティング方法
|
|
|
|
|
|
LINE |
|
どの媒体も性別・年齢・居住地などのいわゆるデモグラフィックターゲティングに加え、さまざまなオーディエンスを利用可能です。
以下から紹介する媒体の特徴を掴んだうえで配信を行うとよいでしょう。
媒体の特徴
|
|
|
|
|
|
LINE |
|
Facebookはアクティブユーザーの年齢層が高く、実名で登録しているユーザーも多い媒体です。
ユーザー層ごとに、自社商材・サービスがFacebook広告に向いているか今一度確かめてみることをおすすめします。
たとえば、以下のような方は30~50代に多い傾向があります。このような方向けの商材・サービスはFacebook広告に向いていると言えるでしょう。
- バリバリ働いているビジネスマン
- 健康に気を使い始めた人
- 新しいことを始めたいと考えている人
- 両親や子どもの将来を考えて始めた人
Facebook広告にかかる費用・予算
各媒体の特徴をお伝えしたところで、ここからはFacebook広告にかかる費用や予算の目安をお伝えします。
最低金額として1日にかかる費用は106円以上、つまり最低でも1ヶ月3,180円以上と考えておきましょう。
その理由は、Facebook広告を作成する画面で予算を極端に少なくすると以下のような警告が表示されるためです。
予算を¥106.00以上にしないと広告が配信されない場合があります。この広告セットの予算を増額してください。
※目的をリーチ、オーディエンスをデフォルトにした場合の1日の予算
しかし、実際は広告を配信する目的や広告を配信がされるユーザー数によって大きく異なります。
1日あたり106円の配信では、毎日数人にしか広告が配信されない可能性も。
そのため、まずは1ヶ月あたり最低10万円以上を目安に配信を始めてみましょう。
そして配信結果をもとに、金額の増減調整を行うことをおすすめします。
広告代理店に依頼した場合の費用・予算
では、広告代理店にFacebook広告の運用を依頼した場合の費用・予算はどの程度になるのでしょうか。
結論から言うと、平均として手数料は広告費の20%という広告代理店が多い印象です。加えて、会社によっては初期費用がかかる場合があります。
参考として、弊社(株式会社WALTEX)と他社の料金を以下にまとめました。
WALTEX | A社 | B社 | |
---|---|---|---|
手数料 | 広告費の20% | 広告費の20% | 広告費の20% |
初期費用 | 0円 | 0円※ | 0円 |
最低配信金額 | なし | 不明 | 25万円 |
最低契約期間 | 3ヶ月 | 3ヶ月 | 1ヶ月 |
※広告費50万円未満の場合10万円
A社の最低配信金額が「不明」であるように、HPを見ただけでは料金がわからない代理店も多くあります。
ですが、基本的には広告費の20%の手数料がかかるという目安を覚えておくことをおすすめします。
弊社(株式会社WALTEX)が提供しているサービスの内容や料金形態については、以下のページをご覧ください。
Facebook広告の導入方法
だいたいの料金の目安がわかったところで、ここからはFacebook広告を導入・配信する手順をお伝えします。
Facebook広告の導入・配信自体はとても簡単。以下の4ステップで完了します。
Facebook広告の導入4ステップ
-
- アカウントを作成する
- 支払情報を追加する
- 配信条件を設定し、広告を作成する
- 配信開始
以下の記事にて詳しく解説しているため、ぜひ参考にしてください。
Facebook広告で効果を出すための6つのポイント
実際に配信を始めたのち、Facebook広告で良い効果を出すために行うべき対応をお伝えします。
Facebook広告で効果を出すための6つのポイント
- 適切なキャンペーンの目的設定
- 配信目的や商材に合ったターゲティング設定
- ユーザーの目を引く広告クリエイティブの作成
- 配置(配信場所・メディア)を意識した広告クリエイティブの作成
- 配信結果の分析
- 配信結果に基づいた運用改善
Facebook広告で成果を出すためには、上記のような対応が必要になります。
以下から詳しくお伝えしていきましょう。
1.適切なキャンペーンの目的設定
Facebook広告では、配信前に「配信の目的」を設定する必要があります。
「リーチ」「エンゲージメント」「コンバージョン」など、複数の目的が用意されていますが、自身の配信目的に合った目的を設定することが大切です。
適切な目的を設定しないと、本来得られるはずの効果を正しく得られない可能性があります。
Facebook広告の目的に関しては、以下の記事にて解説しています。詳しくはこちらを参考にしてください。
2.配信目的や商材に合ったターゲティング設定
先ほどもお伝えしたとおり、Facebook広告は精度の高いターゲティングが魅力の広告媒体です。
しかし、ターゲティング設定を誤ってしまうと以下のような問題が生じてしまうでしょう。
- 成果が出にくくなってしまう
- 効率の悪い配信になってしまう
商材・サービスに合った、適切なターゲティング設定を行うことが大切です。
具体的には、以下のポイントを意識してみてください。
Facebook広告のターゲティングを設定する際の3つの注意点
- 広範囲すぎる配信&絞り込みすぎに注意する
- 複数のオーディエンスを作成しておく
- Facebookピクセルが正常に作動しているか確認する
詳しくは以下の記事で説明しています。詳細を知りたい場合はぜひ参考にしてください。
3.ユーザーの目を引く広告クリエイティブの作成
広告はクリエイティブが命です。
Facebook広告におけるクリエイティブとは、基本的に以下の要素の組み合わせを指します。
- 画像
- 動画
- テキスト(見出し・説明文)
ターゲットとなるユーザーの目を引くクリエイティブを作成することで、広告の効果を大きく引き上げることができるでしょう。
以下に、画像・動画・テキストの要素を制作する際のコツをまとめました。
要素 | コツ |
---|---|
画像 |
|
動画 |
|
テキスト |
|
上記コツの詳細は以下の記事にて解説しているので、必要に応じて参考にしてください。
4.配置(配信場所・メディア)を意識した広告クリエイティブの作成
Facebook広告は、Facebookに加えてInstagramにも配信を行うことが可能です。
また、それぞれの媒体において広告が配信される場所が複数存在します。(「フィード」「ストーリーズ」など)
- プレビューをしっかり確認する
- 媒体に合わせた画像サイズ・テキスト内容を意識する
以上の点に注意して広告クリエイティブを作成することで、効果を最大化することができるでしょう。
Facebook広告において推奨されている画像・バナーサイズ一覧に関しては、以下の記事で詳しく紹介しています。
5.配信結果の分析
Facebook広告の配信を行ったあとは、配信結果を分析することが大切です。
Facebook広告の管理画面から、目標とすべき指標を中心に数値を確認しましょう。
以下は目標とすべき指標の一例です。
- リーチ数
- CTR(クリック率)
- CPA(コンバージョン1件にかかった費用)
- CVR(コンバージョン率)
また、以下のポイントにおいて効果の良し悪しを確認しておくことが大切です。
- 広告クリエイティブ
- ターゲティング(オーディエンス)
- 配信設定
【なぜこの数値が高い(低い)のか】ということを、上記ポイントに絡めて分析・把握していきましょう。
例)CTRが低い→広告が配信されている層(ターゲティング)にマッチしたクリエイティブになっていない可能性がある
100%確実な理由は誰にもわかりません。そのため、配信結果をもとに仮説を立てて分析していくことが大切です。
6.配信結果に基づいた運用改善
配信結果の分析後は、分析内容に基づいた運用改善を行いましょう。
共通する改善方法は下記のとおりです。
- 成果の良いもの:類似したものを作成し、新規顧客の開拓を進める
- 成果の悪いもの:なぜ悪いのか問題点を仮説立て、問題点を解決できるものを作成する
例として、ターゲティングの改善方法をまとめました。
成果の良し悪し | 対応 |
---|---|
成果の良いターゲティング |
|
成果の悪いターゲティング | 問題点を仮説立てる
→上記ポイントを変更したオーディエンスを作成してみる |
このように、「なぜ良いのか」「なぜ悪いのか」を分析し、改善を重ねていくことで配信結果の向上が見込めるでしょう。
より確実に効果を出したい方は専門家への依頼がおすすめ
ここまでご紹介してきたFacebook広告における効果の出し方ですが、自社で広告配信を行う場合には、少なからず時間とコストがかかります。
特に配信結果の分析・運用改善には時間・コストのほか広告の仕組みや意味などを理解することも必要になり、ハードルが高いと感じる場合もあるでしょう。
そのため、「確実かつスピーディにFacebook広告の効果を享受したい」という場合は、広告の専門家=広告代理店に運用を依頼することをおすすめします。
以下から、専門家(広告代理店)に運用を依頼するメリット・デメリットをご紹介します。
専門家(広告代理店)に依頼するメリット
メリットとしては、以下のような点が挙げられます。
- 初期設定から広告配信までがスムーズ
- 蓄積されたノウハウや経験に基づいた広告運用が期待できる
- 最新情報を取り入れた効果的な配信が期待できる
- 広告運用にかかる人件費・時間などのリソースが削減できる
ひとつずつ解説していきましょう。
1.初期設定から広告配信までがスムーズ
広告配信経験があるスタッフが在籍していることがほとんどのため、初期設定から広告配信までがスムーズに完了します。
配信初期から商材・サービスに合った設定での配信を行うことができるという点も魅力です。
2.蓄積されたノウハウや経験に基づいた広告運用が期待できる
これまでの広告運用で蓄積されているノウハウや経験に基づいた運用が期待できます。
さまざまなパターンを想定して運用を行うことができるため、効果が伸び悩んだ際にも適切な対策が期待できるという点もメリットでしょう。
3.最新情報を取り入れた効果的な配信が期待できる
ウェブ広告媒体は、管理画面や配信の仕様変更など、比較的頻繁にアップデートが行われます。
そのため、広告に関する情報を敏感にキャッチすることも業務の一環としている広告代理店も多いです。
また、複数のメンバーが情報にアンテナを張っているため、チェック漏れも少ないと言えます。
変更点や新機能などを確認・理解し、それらを迅速に取り入れた効果的な配信が期待できるでしょう。
4.広告運用にかかる人件費・時間などのリソースが削減できる
先ほどもお伝えしたとおり、自社で広告配信を行う場合には少なからず時間とコストがかかってしまいます。
1から広告配信を行う場合は、担当者のリソースが多く割かれることになってしまうでしょう。
広告代理店に運用を依頼することで、広告運用にかかるリソースを削減し、本来の業務に集中することができるというメリットがあります。
専門家(広告代理店)に依頼するデメリット
広告代理店に運用を依頼することには、もちろんデメリットと言える側面も存在します。
- 手数料分費用がかかる
- 広告運用のノウハウが自社に蓄積しづらい
- 成果が運用代理店のスキルに左右される
ひとつずつ解説していきましょう。
1.手数料分費用がかかる
「Facebook広告にかかる費用・予算」の項目でもご説明した通り、多くの代理店は「広告配信費用の◯%」といった形で手数料を設定しています。
自社で配信を行った場合は人件費などを除けばかかる料金は配信費用のみ。コストダウンにつながるでしょう。
しかし、広告の仕組みの勉強や運用改善にかかる時間、作業を行う担当者の人件費などは未知数です。
2.広告運用のノウハウが自社に蓄積しづらい
広告代理店に運用を依頼した場合、基本的に広告運用は代理店内で行われます。
逐一「今日はこれらの作業を行い、この作業はこういった意図で行いました」というような説明をする代理店は少ないでしょう。
そのため、自社で運用を行うよりも広告運用に関するノウハウが蓄積しづらいと言えます。
WALTEXでは運用開始後、定期的なレポーティングを行いクライアントに配信結果・内容を丁寧にご説明します。
気になった点はお問い合わせいただければ広告配信・運用のプロが丁寧に解説。双方が納得した上で、最大限成果を創出できる広告運用を行っています。
WALTEXの提供しているサービス内容は以下をご覧ください。
3.成果が広告代理店のスキルに左右される
現在、広告代理店は多く存在しています。得意分野やスキルレベルも多種多様です。
そのため、スキルが低い広告代理店に依頼してしまった場合、思うような成果が得られない可能性もあるでしょう。
運用実績の確認・相見積もりなどを行い、自社の求める成果を出してくれる広告代理店を選ぶことが大切です。
まとめ:Facebook広告の特徴を理解して効果のある配信を行おう
本記事のまとめ
- Facebook広告は精度の高いターゲティングが魅力
- 30~50代を対象とした商材・サービスが最適
- Facebook広告の導入→配信は比較的容易
- 運用・改善には時間・コスト・ノウハウが必要
Facebook広告は簡単に始めることができ、上手に配信することで高い効果を得ることができるSNS広告です。
しかし、配信結果の分析や、分析内容を加味した改善には多くの時間とコストがかかるでしょう。
また、ウェブ広告の運用経験がない場合は、専門用語や仕組みに慣れるまでにも時間がかかってしまう可能性があります。
記事中でもご紹介しましたが、「迅速かつ確実にFacebook広告の効果を得たい」という方は広告代理店への依頼がおすすめです。
WALTEX(ウォルテックス)でも、Facebook広告の運用を代行しております。お気軽に以下のサービス資料をダウンロードしてください。
Facebook広告成功の王道パターンを無料配布中!
Facebook広告の王道の成功パターンと成功事例をまとめた資料を無料プレゼント中です!
Facebook広告の運用に役立つポイントをまとめているので、以下のページからお気軽にダウンロードしてください。
投稿者
-
「志を支援する」パーパスの元、デジタルマーケティング支援会社を経営。(2024年6期目/メンバー数約15名/最高年商2億)パーパスに共感したクライアントの成果創出を「誠実なエース人材のみ」でチームを構成し、エンドユーザー目線を徹底する方針で支援してます。
経歴:オプトで運用型広告コンサルタント→サイバーエージェントグループのウエディングパークにて、運用型広告の営業→WALTEXを創業。Speee様、KUMON様、DIGITALIO様など、大手から中小企業(ベンチャー/スタートアップ)まで支援実績インタビューをHPで公開中。