インフィード広告とは?必須知識&運用ノウハウを5分で全網羅!
最終更新日:2023年2月3日 | 投稿日:2023年1月19日
様々なSNSやニュースアプリなどを使っていると、投稿やコンテンツの間に表示される広告を見たことはありませんか?
それがインフィード広告です。高い広告効果が期待できることから数多くの媒体でも普及しています。
この記事では、インフィード広告の概要やメリット・デメリット、効果的に使う方法をまとめました。
最後までお読みいただければインフィード広告の全体像が理解できますので、ぜひご一読ください。
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目次
インフィード広告とは
インフィード広告とは、コンテンツとコンテンツの間に表示される広告のことです。
Yahoo!Japanのニュースの間に掲載される広告や、TwitterやFacebookのタイムラインに流れる広告をイメージすると分かりやすいと思います。
以下は、実際のYahoo!ニュースの掲載例です▼
他にもAmebaブログの人気トピックス一覧をスマホでスクロールするとインフィード広告が表示されています。
ご覧の通り、「一見広告だと判断しづらい」のがインフィード広告と言えます。
インフィード広告の市場規模
2018年のサイバーエージェントの調査によると、2017年のインフィード広告市場は前年比36%増の1,903億円に達しています。
さらに、今後もインフィード広告市場は伸びていくとされており、毎年右肩上がりで拡大していくと予測されているのです。
実際に私の経験としてもインフィード広告をWebプロモーションの一環として採用する企業は増えており、注目度はどんどん高まっている印象です。
Web広告を活用している企業であれば、一度は配信を検討すべき手法と言っても過言ではありません。
インフィード広告が出せる媒体
では、実際にインフィード広告が出稿できる媒体とその配信面をご紹介します。
冒頭で申し上げた通り、数多くの媒体で普及してきたため、代表的な媒体をピックアップいたしました。
?媒体 | 広告表示場所 |
---|---|
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YDA | おすすめの記事やトピックス一覧 |
タイムライン | |
タイムライン | |
LINE | タイムライン |
Gunosy | コンテンツフィード |
SmartNews | コンテンツフィード |
媒体によって様々な掲載形式があるので、気になる方は調べてみると面白いですよ。
インフィード広告と相性の良い商品
インフィード広告はほとんどのジャンルや商材とマッチします。向いていない商材はあまりありません。
強いて言えばEC系の商材をよく見かけますが、企業のブランディングや旅行、不動産、セミナー集客など様々な商材で活用されています。
「商材的に難しいかも」と拒絶せず、「どうやったら活用できるか?」という視点を持つことが重要です。
インフィード広告と間違いやすい3つの広告用語
インフィード広告と間違いやすい3つの広告用語
- ネイティブ広告との違い
- レスポンシブ広告との違い
- バナー広告との違い
もう少し幅広く広告用語を調べると、インフィード広告と判断しづらい広告用語が出てきます。
以下では、インフィード広告と間違いやすい用語を3つ挙げているので、違いを把握していただけると幸いです。
ネイティブ広告との違い
ネイティブ広告とは、一般的に「記事(コンテンツ)と広告が自然に掲載されている広告」のことを指します。
これだけだとインフィード広告と変わらないように思えませんか?
実はネイティブ広告の場合、インフィード広告だけでなく、リスティング広告やレコメンドウィジェットなど6種類の広告の総称として使われているのです。
ネイティブ広告が大カテゴリー、インフィード広告がその中の小カテゴリーだとイメージしていただけると把握しやすいかと思います。
レスポンシブ広告との違い
またインフィード広告に並んでよく出てくるのがレスポンシブ広告です。
レスポンシブ広告とは、広告枠に合わせて広告のサイズやテキストを自動的に調整して掲載先に合う形で配信してくれるフォーマットを指します。
テキストやサイズをいくつか用意するだけで、様々な広告枠に配信することができるのです。
これがインフィード広告との違いで、具体的には以下の通りです。
- インフィード広告:コンテンツの間だけに配信される
- レスポンシブ広告:コンテンツの間だけでなく、バナー枠にも配信される
レスポンシブ広告で代表的な媒体はYDAとGDNになり、よりレスポンシブ広告の知識を深めたいという方は下記の記事がおすすめです。
バナー広告との違い
インフィード広告とバナー広告の違いは、「掲載場所」と「テキストの必要性」です。
インフィード広告 | バナー広告 | |
---|---|---|
掲載場所 | コンテンツの間 | サイトの目立つ位置 |
テキストの必要性 | 必要 | 不要 |
バナー広告が露出されるのは、よく目立ちやすいところに表示される傾向があります。
例えば、Yahoo!ではトップページ右上などにバナー広告が見受けられますよね。
またバナー広告の場合、入稿できるテキストはありません。
反対にインフィード広告はコンテンツの間に表示されるので、テキストが必須になります。
それぞれ主流な広告フォーマットであるものの、その掲載場所や入稿条件に大きな違いがあるのです。
インフィード広告の3つの料金体系
インフィード広告の3つの料金体系
- クリック課金
- インプレッション課金
- エンゲージメント課金
ここではインフィード広告で選択できる料金体系について紹介します。
3つのどれかであることが多く、その中でもクリック課金が多いです。
クリック課金
クリック課金とは、広告をクリックされたときにのみ課金される料金体系です。
インフィード広告では、この料金体系を採用している媒体が多く、YDAやGDN、LINE、SmartNewsが挙げられます。
クリックされたときのみ課金されるので無駄なクリックがなく、ユーザーを遷移先に送客出来るのがメリット。
上記挙げたような広告表示回数の多い媒体だと、この料金体系を選べるケースが多いです。
インプレッション課金
次に挙げられる料金体系はインプレッション課金です。
これは広告表示されたときに課金される形式なので、一見コスト増に思えるかもしれません。
しかし、予算内での表示回数は確保されるため、クリック率が高いとクリック課金より安くクリック数を取れるメリットもあるのです。
主にFacebookやLINEで選択することができ、狙いたい層にしっかりと表示したい場合は有効と言えるでしょう。
エンゲージメント課金
またエンゲージメント課金もインフィード広告の料金体系です。
エンゲージメント課金が選択できるのは、Twitterがメインです。
いいねやリツイートなど、ツイートに対して何らかのアクションを起こした時(広告への反応を見せた時)に課金されます。
いいねやリツイートが多ければ多いほど、ユーザーの目に付く可能性は高まり、想定よりも露出量の向上を期待できるのが良い特徴です。
インフィード広告5つのメリット
インフィード広告5つのメリット
- サイトコンテンツになじみやすいから広告だと認識されにくい
- クリック率が高い
- CV(コンバージョン)率も高い
- LPを読んでもらいやすい
- 新規ユーザーやアクティブユーザーが多い
それでは、インフィード広告の5つのメリットをお伝えできればと思います。
全てに共通しているのは、目に付きやすく、反応が良いということです。順に詳細をお伝えしていきます。
1.サイトコンテンツになじみやすいから広告だと認識されにくい
先ほども述べた通り、コンテンツの間に表示されるので広告として認識されにくいことです。
やはり広告だと認識されると、一定数のユーザーは警戒心を持たれてクリックされないケースがありますよね。
その点インフィード広告は、画面上に通常のニュースや投稿と一緒に自然なフォーマットで表示されるので、一見広告だと気づきにくいことがメリットです。
広告だと気づきにくいことで、下記で説明する別のメリットが生まれるようになります。
2.クリック率が高い
一般的なバナー広告は、視認範囲も広く広告っぽさが強いことから、メディア上で悪目立ちしてしまう場合も珍しくありません。
一方で、インフィード広告は読者に自然な形で届けられるため、反応が良く、クリック率も高くなりやすい傾向にあります。
もちろん、画像やテキストなど広告の内容にもよりますが、インフィード広告は第一印象が比較的悪くないのかもしれません。
3.CV(コンバージョン)率も高い
クリック率だけでなく、インフィード広告はCV(コンバージョン)率も高い傾向にあります。
理由はいくつかあるのですが、まず単純にユーザーに自然な形で広告を届けられることと、LPの前に広告用の記事を挟めることです。
インフィード広告はメディアに馴染みやすいため、広告から記事に遷移してもあまり違和感はありません。
記事広告との相性はかなり良い広告効果を生み、獲得に向いた広告フォーマットです。
4.LPを読んでもらいやすい
これも他の理由と被るのですが、インフィード広告はユーザーに自然な形で届けられるため、LPの精読率も高い傾向にあります。
LPを読んでもらいやすいというのは、当たり前ですが成果を高めるためには大きなアドバンテージです。
コンバージョンだけでなく、認知という目的でも優れています。
5.新規ユーザーやアクティブユーザーが多い
- 自社に接点を持ったことがない新規ユーザー
- 毎日掲載場所を見るアクティブユーザー
の多さもインフィード広告のメリットの1つです。
インフィード広告が掲載されるニュースやコンテンツは、ほぼ毎日更新されています。そしてそれらをチェックするために、日々ユーザーがアクセスしています。
そのため、インフィード広告を目にするユーザーも必然的に広告を配信したことのないユーザーが多くなり、新規ターゲットへの配信が可能となるのです。
インフィード広告の唯一のデメリット
これだけ優れたインフィード広告ですが、1個だけデメリットがあります。
それは、「ユーザーが『騙された』と感じる場合がある」ということ。
インフィード広告はメディアに自然に表示されるため、中には「普通のコンテンツだと思ってクリックした」と思う読者も少なくありません。
後に何かしらの形で「あれ、広告だったのか」と知ったユーザーは、その商品や会社に対して悪い印象を持つ場合もあります。
特に、記事広告でビフォーアフターやユーザーを煽るような表現をガンガン使った場合は要注意です。クレームや返金が発生する可能性も考えられます。
そもそも最近はそういった誇大表現は審査NGとなる媒体も増えてきましたが、ユーザーの煽りすぎや騙すような売り方はやめましょう。
インフィード広告を効果的に使う4つのポイント
インフィード広告を効果的に使う4つのポイント
- 商品の特徴よりは「コンテンツっぽさ」を意識する
- 画像やテキストを頻繁に試す・入れ替える
- 記事広告と組み合わせる
- ターゲティングと組み合わせ、配信対象を絞って運用する
最後に、これから実際にインフィード広告を配信する方に向けて、効果的に使うためのポイントを紹介します。
インフィード広告は活かせれば絶大な効果を発揮する広告フォーマットなので、以下4つのポイントを試してみてください。
1.商品の特徴よりは「コンテンツっぽさ」を意識する
広告と言うと、どうしても商品の特徴の訴求ばかりに目が行きがちです。
しかし、インフィード広告で使用する画像やテキストは「コンテンツっぽさ」を意識してみてください。
インフィード広告の場合、商品の特徴やメリットばかりを述べる広告文だと周りのコンテンツと馴染まず、なかなかクリックされません。
もちろん商品のアピールは必要ですが、コンテンツにも馴染むような表現の画像やテキストを用意しましょう。
実際に出稿される配信面の記事を参考にされると、どのような文面が馴染みやすいのか判断しやすいです。
2.画像やテキストを頻繁に試す・入れ替える
インフィード広告は毎日見るような場所に表示されるため、良くも悪くもユーザーから覚えられやすい傾向にあります。
そのため飽きられるのも早く、画像やテキストのクリック率が下がるスピードも早いです。
効果悪化を避けるためにもクリエイティブ作成は、定期的に取り組んでみてください。
画像やテキストを入れ替えるだけでも効果は異なるので、制作は定期的な運用業務として取り込んだ方がおすすめです。
また検証の頻度も増えるので、結果的には効果改善にもつながります。
3.記事広告と組み合わせる
既に何度か述べていますが、インフィード広告は「メディアのコンテンツの一部」のように表示されるため、記事広告との相性もバツグンです。
記事風に商品を紹介することで、ユーザーにしっかりと商品の魅力を伝え、関心を高められるので、コンバージョン率がグッと向上します。
EC商材で利用されることが多い記事広告ですが、どんなジャンルや目的でもやり方次第で活用できます。
4.ターゲティングと組み合わせ、配信対象を絞って運用する
デモグラ(ユーザーの年齢や性別など)を含めたターゲティングの設定もぜひ試してみてください。
例えば、Yahoo!のインフィード広告では、年齢や性別だけでなく、興味関心や検索履歴など幅広い設定が可能です。
これを設定するだけでも、興味関心度の高いユーザーへのアプローチが可能となり、広告効果を高めることができます。
【参考】YDAインフィード広告の平均費用や料金体系
インフィード広告の中でも代表的な「YDAインフィード広告」は、最低1日100円の広告予算から始めることができます。
ターゲティングや商材により異なりますが、経験上平均クリック単価はパソコン配信で30~60円、スマートフォン配信で20~40円が多い印象です。
かなり安価に始めることができるので、もし検討されている場合はぜひ取り組まれてはいかかでしょうか。
YDAのインフィード広告に特化して説明している記事もあるので、ぜひご覧になってください。
インフィード広告のまとめ
本記事のまとめ
- インフィード広告はコンテンツの間に表示される広告フォーマットで、様々な媒体で配信できる
- サイトに馴染みやすいためクリック率が高く、記事広告との相性が良い
- 効果を高めるためにはクリエイティブ作成頻度やターゲティングとの組み合わせがカギになる
本記事ではインフィード広告について紹介してきました。
インフィード広告は広告フォーマットの中でも高い効果が期待できます。
どの業界・商材とも相性の良いフォーマットですので、ぜひ配信してみてください。
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投稿者
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「志を支援する」パーパスの元、デジタルマーケティング支援会社を経営。(2024年6期目/メンバー数約15名/最高年商2億)パーパスに共感したクライアントの成果創出を「誠実なエース人材のみ」でチームを構成し、エンドユーザー目線を徹底する方針で支援してます。
経歴:オプトで運用型広告コンサルタント→サイバーエージェントグループのウエディングパークにて、運用型広告の営業→WALTEXを創業。Speee様、KUMON様、DIGITALIO様など、大手から中小企業(ベンチャー/スタートアップ)まで支援実績インタビューをHPで公開中。