【LINE広告】開始前に抑えておきたい8つの配信面を紹介!
最終更新日:2023年2月3日 | 投稿日:2022年4月19日
近年GoogleやYahoo!、Facebookに並ぶほど出稿機会が増えているLINE広告。
高い配信パフォーマンスを出せる媒体として注目を浴びています。
LINEは、利用者が月間8,600万人というユーザー数の多さ(※)が特徴的ではありますが、多彩な配信面もLINE広告の魅力です。(※2020年9月末時点)
配信面の特徴を把握するだけでも商材相性の判断基準となり、高いパフォーマンスを出しやすいと言えます。
そこで、本記事ではLINE広告に紐づく8つの配信面の特徴について紹介したいと思います。
LINE広告で露出できる8つの配信面
LINE広告で露出できる8つの配信面
- Smart Channel
- LINE NEWS
- タイムライン
- LINEマンガ
- LINE BLOG
- LINEポイント
- LINEショッピング
- LINE広告ネットワーク
LINE広告には、現時点で8つの配信面が紐づいています。
それぞれの面に特徴があり、潜在するユーザーの年齢や性別も様々です。
以下では、配信面とそこに紐づくユーザーの特徴を紹介していきます。
Smart Channel
トークリストの最上部に表示されるのがSmart Channelです。
やはり最もユーザーのアクティブ性が高いのがトークリストであり、かなり目に着くところでしょう。
月間の利用者数8,600万人以上、デイリーアクティブユーザー率86%のLINEでは、大規模なプロモーションに活用できます。
最上部の枠にトークリストと同じ形式で広告が表示されるため、ユーザーが自然に受け入れやすい形で出稿できます。
LINE NEWS
LINEサービスの中でも利用率が高いLINE NEWSへも、広告を露出できます。
LINEアプリ内の「ニュースタブ」トップページなどに加え、外部のアカウントメディアの記事一覧ページに広告が配信できます。
LINE NEWSは購買意欲の高いユーザーが潜在しており、新商品や即時性のあるコンテンツとの相性が良いです。
タイムライン
LINE内では、タイムラインもよく見るという方が多いのではないでしょうか?
こちらも利用率が高く、一般投稿の中に馴染むように出稿できます。
月間訪問数は6,800万人以上、広告接触数は月に4,900万人以上とかなり多くのユーザーにリーチできます。
男性よりも女性の方が多く、10~60代までの幅広い層に利用されていると言われています。
他媒体のフィード面と似た掲載フォーマットなので、露出時は運用しやすい面ではないでしょうか。
LINEマンガ
LINEマンガは、2,300万件(※)ダウンロードされているサービスです。(※2019年8月時点)
LINEサービス内なので、この面にも出稿できます。
年代の内訳については15~19歳の利用が27%、20~30代の利用が60%という統計結果が出ています。
ダウンロード数がLINEほどではないものの、男女の際はほとんどないため、若年層を中心にした案件には相性がいい面と言えるでしょう。
LINE BLOG
エンタメ要素が強いLINE BLOGは、おおよその男女比が3:7という女性が多めの配信面です。
最近では、アーティストやタレントなどの著名人がLINE BLOGを開設することが多くなってきましたよね。
年齢別の比率は、全体の79%が20~40代で若年層〜中年層が大半を占めており、幅広い層が潜在しています。
LINEポイント
「友だち追加」「動画視聴」などの指定条件をクリアするとポイントがもらえる、LINEポイント。
ここでは、40~50代という年齢層が高めのユーザーに多く利用されています。
さらには女性の割合が高く、全体の約70%が相当します。
「お得」や「限定」などに引きがあるユーザーが存在するため、EC商材だと効果を発揮しやすい面と言えます。
LINEショッピング
LINEショッピングは、ファッションや雑貨・コスメなどLINEアプリ上から検索・比較・購入できるサービスです。
全体の約74%が女性、78%が25~44歳というユーザー構成になっています。
女性×20~40代の組み合わせを考えれば、コスメ関連の広告で高い効果が期待できるのではないでしょうか。
LINE広告ネットワーク
最後にLINE広告ネットワークとは、外部アプリメディアへの配信のことです。
ライフスタイルやマンガアプリなど、さまざまなジャンルのメディアが網羅されています。
外部メディアが多ければそれだけ配信枠も多くなり、クリック単価を抑えながら露出できます。
予算内でクリック数を最大化したい場合に、有効な配信面と言えるでしょう。
LINEの定義された年齢性別データでは、男性よりの女性が多く、年齢は満遍なくリーチできるネットワークになっています。
各アプリ内でのターゲティングでも、LINEの生み出す膨大なデータが活用可能です。
LINE広告の配信面における設定・運用上の4つの注意点
LINE広告の配信面における設定・運用上の4つの注意点
- 管理画面では細かく配信面を選択できない
- レポートで詳細な配信面は確認できない
- 効果の良いタイムラインへ配信するにはCTRが必要
- 広告フォーマットを利用して配信面指定も可能
LINE広告は、配信面の設定・運用において気をつけるべきポイントがあります。
出来ることと出来ないことがあるため、それらを把握しうまく運用できるよう注意点をお伝えしたいと思います。
1.管理画面では細かく配信面を選択できない
実は、LINE広告では細かい配信面の指定は出来ません。
選択できるのは、LINE広告枠かLINE広告ネットワークのどちらかです。
前提として、この2つの区切りでしか選択できないという認識が必要になります。
2.レポートで詳細な配信面は確認できない
またレポート抽出の際、詳細な配信面も確認できません。
抽出時は「LINE」と「LINE Ads Network」で表示されます。
ちなみに「LINE」はLINE広告枠、「LINE Ads Network」はLINE広告ネットワークのことです。
ここも配信前に認知するだけで、「確認したいけど想定外だった」の予防に繋がります。
3.効果の良いタイムラインへ配信するにはCTRが必要
ここまでお伝えした内容だけですと「デメリットが大きいのでは?」と思われるかもしれません。
ただ、LINE広告は自動で露出先が調整されるからこそ、広告効果に応じて良い広告枠へ配信してくれます。
特に効果のいい枠と言われているのが、タイムラインです。
このタイムラインに配信するためには、CTRが平均値よりも高い必要があります。
経験則ではありますが、年齢や性別・興味関心などを指定した配信の場合、平均1%以上のCTRであるためそれ以上のCTR数値が必要です。
良い広告枠・配信面に露出するために、クリエイティブの質を高めることが最も効果的な近道と言えます。
4.広告フォーマットを利用して配信面指定も可能
さらに、広告フォーマットの選択で意図的に配信面を絞ることも可能です。
例えばカルーセル形式は、LINE NEWS・タイムライン・LINE ポイントクラブのみに配信されます。
また、Smart Channelへの配信も「画像小」という広告フォーマットを選択することで露出可能です。
特定の枠に露出したいという目的があれば、このような方法も活用してみてください。
各配信面で出稿できる広告フォーマット
上記でもお伝えした「広告フォーマット」をまとめてみました。
カルーセル・画像小以外にも縦長(9:16)の動画はタイムラインにしか露出されません。
ただ、静止画・動画であればほとんどの枠に露出されるので、特別なこだわりがない場合、各パターンを用意するのが良いでしょう。
掲載面 | Card | Square | Vertical | Carousel | 画像小 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|
静止画
(1200×628) |
動画(16:9) | 静止画
(1080×1080) |
動画(1:1) | 動画(9:16) | 静止画(1080×1080) | 画像(600×400)とテキスト | |
Smart Channel | ◯ | ✕ | ◯ | ✕ | ✕ | ✕ | ○ |
LINE NEWS | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ✕ | ○ | ✕ |
タイムライン | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ✕ |
LINEマンガ | ○ | ○ | ○ | ○ | ✕ | ✕ | ✕ |
LINE BLOG | ○ | ○ | ○ | ○ | ✕ | ✕ | ✕ |
LINE ポイントクラブ | ○ | ○ | ○ | ○ | ✕ | ○ | ✕ |
LINEショッピング | ○ | ○ | ○ | ○ | ✕ | ✕ | ✕ |
まとめ
本記事のポイントまとめ
- 多彩なLINE広告の配信面はそれぞれ特徴がある。
- 運用時は、詳細な設定と露出枠の確認ができない。
- 広告フォーマットで露出したい面を意図的に指定することは可能。
- 広告がよければ効果の良い配信面に寄せてくれるので、質の良いクリエイティブ作成が最も大切。
本記事では、LINE広告の配信面の特徴と設定・運用上の注意点を紹介してきました。
配信面の指定・確認できないデメリットはありますが、様々な広告枠がある分、入札競争が激化しづらい媒体です。
さらに、クリエイティブの質もあげられればユーザーボリュームも相まって大きく露出できます。
また、徐々に他機能も追加されて始めているため、配信面指定の機能実装にも今後期待ができるでしょう。
それまでに、LINE広告の特徴を掴みながら上手に運用していただけたらと思います。
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「志を支援する」パーパスの元、デジタルマーケティング支援会社を経営。(2024年6期目/メンバー数約15名/最高年商2億)パーパスに共感したクライアントの成果創出を「誠実なエース人材のみ」でチームを構成し、エンドユーザー目線を徹底する方針で支援してます。
経歴:オプトで運用型広告コンサルタント→サイバーエージェントグループのウエディングパークにて、運用型広告の営業→WALTEXを創業。Speee様、KUMON様、DIGITALIO様など、大手から中小企業(ベンチャー/スタートアップ)まで支援実績インタビューをHPで公開中。