コールアウト表示オプションとは?効果的に使いこなす全ノウハウ
最終更新日:2023年2月3日 | 投稿日:2022年6月8日
Googleの広告表示オプションの1つ、コールアウト表示オプション。広告文の後に短いキャッチフレーズで商品やサービスの特徴を訴求できます。
とはいえ、以下のような悩みを持たれる方もいらっしゃるかもしれません。
- 「サイトリンクや構造化スニペットとの違いが分かりづらい」
- 「文字数や設定方法を知りたい」
- 「おすすめの活用方法を教えてほしい」
本記事では、そういった方に向けてコールアウト表示オプションの概要や設定方法、効果的な使い方を初心者向けに解説します。
3分ほどでコールアウト表示オプションの運用に役立つ知識が得られるので、ぜひ参考にしてください。
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目次
Google広告のコールアウト表示オプションとは
コールアウト表示オプションとは、Google広告の広告表示オプションの1つで、自社の商品やサービスの特徴を簡潔なフレーズでアピールできる機能です。
以下の図のように、説明文の後ろにコンマで区切られて表示されます。
▼モバイル掲載イメージ
▼パソコン掲載イメージ
コールアウト表示オプションでは、「送料無料」や「24時間対応」などといった、説明文では伝えきれない補足情報を追加できます。
1つ1つを短いフレーズ (半角25文字以内) で設定するため、ぱっと見でユーザーも商品やサービスの特徴が理解できます。
なお、コールアウト表示オプションは入力した文字数、ブラウザ、デバイスに応じて、最大10個までユーザーへ表示が可能です。
表示する文言はいつでも柔軟に変更できるので、「期間限定セールの時だけ変更する」といった手法もあります。
サイトリンク表示オプションとの違い
コールアウト表示オプションとサイトリンク表示オプションの違いは、リンクが設定されているか否かです。
- コールアウト表示オプション:リンク設定なし(灰色文字)
- サイトリンク表示オプション:リンク設定あり(青色文字)
コールアウト表示オプションは、あくまでプラスアルファの内容をアピールするためのもの。リンクを設定することはできません。
また、サイトリンク表示オプションとコールアウト表示オプションを同じ表現で設定した場合、広告審査に落ちてしまう可能性があります。
サイトリンク表示オプションについては、下記記事で詳しくまとめているので参考にしてみてください。
構造化スニペット表示オプションとの違い
コールアウト表示オプションと構造化スニペット表示オプションの違いは下記の通りです。
- 構造化スニペット表示オプション:商品の内容やラインナップを紹介
- コールアウト表示オプション:商品の特徴やメリットを紹介
例えば「送料無料」や「24時間サポート」など、ユーザーにとって嬉しい特徴を記載できるのがコールアウト表示オプションです。
一方で、構造化スニペット表示オプションは、指定カテゴリに沿ってサービスの概要を客観的に記載するものになります。
構造化スニペット表示オプションについては、下記記事で詳しくまとめているので参考にしてみてください。
説明文との違い
上記の赤線部分のように、説明文のあとに「・」を挟んで羅列されているフレーズがコールアウト表示オプションです。
使い方としては、説明文と比較しコールアウト表示オプションはあくまで「サブ要素」を訴求するという違いがあります。
メインで訴求したい内容は説明文に盛り込み、コールアウト表示オプションには補足でアピールしたい情報を追加する、という形で活用するのがおすすめです。
また、サイトリンク表示オプションと同様、説明文と同じ表現をコールアウト表示オプションに入れた場合、広告審査が不承認になる可能性があります。
Yahoo!広告ではテキスト補足オプションを活用しよう
Yahoo!広告では「テキスト補足オプション」と呼ばれる、コールアウト表示オプションと同様のオプションがあります。
▼テキスト補足オプション掲載イメージ
出典:Yahoo!広告ヘルプ「広告表示オプションの作成(テキスト補足オプション)」
基本的な概要はコールアウト表示オプションと同じです。
詳しい広告の仕様や設定方法はYahoo!広告ヘルプ「広告表示オプションの作成(テキスト補足オプション)」を参考にしてください。
コールアウト表示オプションの3つのメリット
コールアウト表示オプションのメリットは下記3点が挙げられます。
- 広告の範囲が広がり、クリック率の向上が期待できる
- 広告文では伝えきれない内容のアピールができる
- 文言は柔軟に変更できる
説明文は文字数制限があるため、アピールしたい全ての情報を盛り込むのは難しいですよね。そんなときに活躍するのがコールアウト表示オプションです。
フレーズの変更も柔軟にできるため気軽に追加・編集が可能なのも嬉しいポイントです。
また、利用することで広告の画面占有面積も広がり、アピールしている内容で競合他社の広告との差別化もできます。
結果、ユーザーの目にも止まりやすくなり、クリック率の向上が期待できます。
設定自体は無料なので、ぜひ活用してみてください。
コールアウト表示オプションのデメリット
コールアウト表示オプションのデメリットですが、正直ほとんどありません。
強いて言うのであれば、管理の手間があるくらいです。
例えば「ランキング1位」など、変動する可能性のある情報は注意しなければなりません。
広告で間違った情報が掲載されてしまうと信頼の低下にもつながってしまうため、定期的な見直しが必要です。
コールアウト表示オプションの文字数や規定
ここでは、設定に必要な、コールアウト表示オプションの文字数や設置個数、要件を紹介します。
文字数 | 半角25文字 |
---|---|
最低限必要な設置数 | 2個 |
設定上限数 | 最大20個 |
広告審査で不承認となるケース
- ユーザーの目を引くために利用された不要な句読点や記号の利用
- 同じ単語や語句の繰り返し
- 他のコールアウト、広告文、サイトリンクに使われている表現をそのまま使うこと
詳細については、Google広告ポリシーヘルプ「コールアウト表示オプションの要件」を参考にしてください。
後の見出しにて、効果的なテキストの具体例をご紹介します。
コールアウト表示オプションの設定方法
それでは、コールアウト表示オプションの設定方法をお伝えします。
まずは、管理画面の[広告表示オプション]の[+]ボタンをクリックし、[コールアウト表示オプション]を選択してください。
- 追加先を選択します。
- コールアウトの内容を入力します。
- 必要に応じて、コールアウトを最大20個まで追加できます。
- 保存をクリックします。
以上の手順でコールアウト表示オプションは設定完了です。
コールアウト表示オプションの効果的な使い方の例3選
コールアウト表示オプションはあくまでオプションです。メインの要素ではありません。プラスアルファとしてちょっとした内容を書くのがポイントです。
ここでは、コールアウト表示オプションの効果的な使い方を3つご紹介します。
- お得なポイントをアピール
- 商品の特徴や差別化を訴求
- 数字を用いて具体的に書く
順番に解説していきますね。
お得なポイントをアピール
ちょっとお得なポイントをアピールします。例えば、「初回限定20%オフ」「送料無料」「30日間返金保証」などです。
ぱっと見てお得感が伝わるので、良い印象を持ってもらえます。
商品の特徴や差別化を訴求
あなたの商品を選ぶべき理由となる特徴や、競合との差別化ポイントを訴求します。例えば、「業界最安」「ランキング1位」「〇〇受賞」などです。
広告が複数表示されたとき、クリックしてもらう理由にもなります。
数字を用いて具体的に書く
数字を使うことで言葉に具体性が増し、訴求力がアップします。
「多数の講師が在籍」より「100名の講師が在籍」のほうが良いですし、「登録後すぐ〇〇」より「登録後1分で〇〇」のほうが良いです。
コールアウト表示オプションに関するQ&A
最後に、コールアウト表示オプションに関するよくある疑問について解説していきます。
コールアウト表示オプションを利用するのに何か条件はある?
コールアウト表示オプションは、Google広告アカウントで検索キャンペーンを利用している広告主であれば利用が可能です。
なお、コールアウト表示オプションには標準のGoogle広告ポリシーが適用されます。
コールアウト表示オプションを利用するのに費用はかかる?
コールアウト表示オプションの設定、表示は無料です。
広告がクリックされたタイミングに通常の広告のクリック単価と同等の費用が発生します。
コールアウト表示オプションを編集する方法は?
コールアウト表示オプションは下記のステップで編集が可能です。
- 左側のページメニューで [広告と広告表示オプション] をクリックし、ページ上部の [広告表示オプション] をクリックします。
- [広告表示オプション] 列で、編集するコールアウトの名前をクリックします。
- 表示されるウィンドウで、選択したコールアウトを変更します。右上にある矢印をクリックすると、コールアウト編集ページが表示されます。
- [保存] をクリックします。変更は、同じコールアウトの対象となるすべての広告グループとキャンペーンに適用されます。
まとめ:コールアウト表示オプションは気軽に設定してみよう
本記事のまとめ
- コールアウト表示オプションは商品やサービスの特徴をアピールできる広告表示オプションの1つ
- クリック率の向上が見込め、デメリットがほとんどないため設置を推奨
- プラスアルファの強みや差別化ポイントを追加する方法がおすすめ
コールアウト表示オプションはユーザーが広告からより多くの情報を受け取ることができ、広告自体の成果向上も期待できます。
デメリットもほとんどないため、ぜひ気軽に設定してみてはいかがでしょうか。
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「志を支援する」パーパスの元、デジタルマーケティング支援会社を経営。(2024年6期目/メンバー数約15名/最高年商2億)パーパスに共感したクライアントの成果創出を「誠実なエース人材のみ」でチームを構成し、エンドユーザー目線を徹底する方針で支援してます。
経歴:オプトで運用型広告コンサルタント→サイバーエージェントグループのウエディングパークにて、運用型広告の営業→WALTEXを創業。Speee様、KUMON様、DIGITALIO様など、大手から中小企業(ベンチャー/スタートアップ)まで支援実績インタビューをHPで公開中。