電話番号表示オプションとは-概要から運用者が知っておくべき注意点まで解説
あなたは電話番号表示オプションを活用していますか?
スマートフォンで検索する人が増えている昨今。電話番号表示オプションを活用する会社も増えてきています。
とはいえ、
・そもそも使い方や設定方法がよく分からない
・どんなメリットがあるの?
・使ったら別途お金はかかるの?
という方も多いと思います。
そこでこの記事では、電話番号表示オプションの概要から細かい仕様、設定方法まで解説します。
3分程度で全体像が理解できると思うので、ぜひご一読ください。
目次
電話番号表示オプションとは-検索結果に電話番号を表示する機能
電話番号表示オプションとは、その名の通り検索結果に電話番号を表示できるオプションです。
スマートフォンの場合は以下のように表示されます▼
一方で、PCの場合は以下のように表示されます▼
画像はGoogle検索結果のキャプチャですが、電話番号表示オプションはYahoo!でも利用できますよ。
スマートフォンの場合、電話番号をタップすると電話を発信するかどうか選べる画面が表示されます。
また後でも書きますが、一度タップしただけでは電話は発信されないので注意してください。
では次に、電話番号表示オプションのメリットやデメリットを紹介していきますね。
電話番号表示オプション3つのメリット
ここでは、電話番号表示オプションの3つのメリットをご紹介します。
先に結論を書くと、電話番号表示オプションのメリットは以下の3つです。
- 電話番号を表示するだけなら料金はかからない
- 電話で申し込みたい層にもアプローチできる
- 緊急度の高い場合にも対応できる
それぞれ順番に解説していきますね。
電話番号を表示するだけなら料金はかからない
電話番号表示オプションを利用するにあたって、別途料金はかかりません。広告主は無料で利用できます。
「じゃあいつお金がかかるの?」と言うと「電話番号をクリックしたタイミング」です。あくまでクリック型課金なので、表示するだけなら無料というわけですね。
広告主からすると、お金については特に気になるところ。クリックされない限り無料というのは、大きなメリットです。
電話で申し込みたい層にもアプローチできる
ユーザーの中には、Webでの申し込みや問い合わせを好まない方もいます。例えば、以下のような人たちです。
- インターネット自体が苦手
- 問い合わせ文を書くのが得意じゃない・面倒くさい
- 電話で細かく質問したい・対応してもらいたい
Webでの受付のみだと、こういったユーザーを取り逃してしまう場合もあります。正直、これはもったいないですよね。
なので電話番号表示オプションを使って、こういった人たちと接する機会を逃さないことが大事です。
緊急度の高い場合にも対応できる
急いでいる用件の場合、メールより電話で問い合わせたいことってありませんか?
メールって何日で返ってくるか分からないので、確実に返答をもらえる電話の方が好まれる傾向にあります。
特に、緊急度の高いユーザーはコンバージョン率も高いことが多いので、できれば逃したくないところ。
急いでいるユーザーにアプローチするためにも、電話番号表示オプションは有効です。
電話番号表示オプションのデメリット
電話番号表示オプションのデメリットですが、正直あまりありません。
強いて言えば、電話に出られなかった場合、ユーザーからの信頼が下がる可能性があることです。
しかし、電話番号オプションを利用する会社の多くは、Webサイトでも電話番号を表示しています。
使っても使わなくても電話がかかってくる可能性があると考えると、必ずしも電話番号表示オプション自体のデメリットではないですね。
また、稀に営業電話もオプション経由でかかってくる可能性があります。
電話番号表示オプションの注意点!クリック=電話発信ではない
電話番号表示オプションを利用するにあたって、知っておいた方が良い注意点をご紹介します。
それは「電話番号のクリック=電話発信」ではないということ。
電話番号をクリックすると、以下の画像のように「発信するかどうか選択する画面」が表示されます▼
見てわかる通り、この段階で電話は発信されていません。ですが、クリックされているので広告費用は発生します。
「クリック数より電話がきた回数が少ない」と感じた場合、これが原因かもしれません。広告運用者はぜひ覚えておいてください。
電話番号表示オプションの設定方法
それでは、実際に電話番号表示オプションを設定する方法を解説します。
Google広告とYahoo! スポンサードサーチそれぞれで設定方法が違うので、別々にお伝えしますね。
Google広告での電話番号表示オプションの設定方法
Google広告で電話番号表示オプションを設定する方法は、以下の6ステップです。
- Google 広告アカウントにログインします。
- ページメニューで [広告と広告表示オプション] をクリックします。
- [拡張機能] をクリックし、プラスアイコンをクリックします。
- 選択肢のリストから [電話番号表示オプション] を選択します。[電話番号表示オプションを追加] ビューが表示されます。
- 電話番号表示オプションの追加先を [アカウント]、[キャンペーン]、[広告グループ] から選びます。
- 新しい電話番号表示オプションを作成するには [新規作成] を選択し、以前に電話番号表示オプションを作成した場合は [既存のものを使用] を選択します。
- 新しい電話番号表示オプションを作成する場合は、電話番号を入力します。
- 既存の電話番号表示オプションを使用する場合は、表示されるリストから番号を選択します。
Google広告ヘルプ「電話番号表示オプションの設定方法」より引用
最初は分かりにくいと感じるかもしれませんが、一度経験してしまえば2~3分で設定できるようになりますよ。
Yahoo!スポンサードサーチでの電話番号表示オプションの設定方法
Yahoo!スポンサードサーチで電話番号表示オプションを設定する方法ですが、公式サイトに画像付きで詳しく記載されていました。
Yahoo!プロモーション広告ヘルプ「広告表示オプションの作成(電話番号オプション)」を参考にしてください。
まとめ:電話番号表示オプションは電話の多い商材で有効な手法
電話番号表示オプションの全体像から細かい仕様まで解説しました。
電話番号を表示するだけなら無料ですし、メールが苦手なユーザーからも問い合わせをもらえる可能性があります。
デメリットの少ない機能なので、検討している方はぜひ一度導入してみてください。
投稿者

- 株式会社WALTEX 代表取締役
- 新卒にて㈱オプトでリスティング+ディスプレイ広告のコンサルタント→㈱サイバーエージェントグループの㈱ウエディングパークにて、アドテク事業部立ち上げメンバーとして運用型広告の営業→副業から事業拡大した後、株式会社WALTEXを創業。DX/デジタルマーケティング支援会社を経営。コツコツ積み上げるSEOが好きで、WEB広告関連の「567KW」でSEO1~3位表示中(20年10月時点)