Google検索広告で配信できる5つのオーディエンスとは-設定時の注意点も紹介
オーディエンスターゲティングが優秀なGoogle検索広告。
オーディエンスを使いこなせるかどうかで、広告の成果も大きく変わります。
この記事では、
- Google検索広告で設定できるオーディエンス
- オーディエンスを設定する際の注意点
についてご紹介。
見出しを読むだけでも理解できるように書いたので、是非参考にしてくださいね。
Google検索広告で設定できる5つのオーディエンス
Google検索広告では、以下5種類のオーディエンスターゲティングが利用できます。
- デモグラフィックターゲティング(デモグラ)
- 検索広告向けリマーケティング(RLSA)
- 購買意向の強いユーザーのターゲティング
- 類似ユーザーターゲティング
- カスタマーマッチ
順番に解説してきますね。
デモグラフィックターゲティング(デモグラ)
オーディエンスターゲティングの基本であるデモグラ。Google広告では、以下4種類のデモグラを指定できます。
- 年齢
- 性別
- 子供の有無
- 世帯収入
それぞれ詳細を見ていきましょう。
年齢
Google広告では、以下の中から配信する年齢を選ぶことができます。
※デフォルトは全てが選択されています。
- 18~24 才
- 25~34 才
- 35~44 才
- 45~54 才
- 55~64 才
- 65 才以上
- 不明
「20代に配信したい!」というときにちょっと困りますが、幅広い年齢の指定が可能です。
性別
性別は以下3つの中から選択できます。
※デフォルトは全てが選択されています。
- 男性
- 女性
- 不明
ターゲットの性別が決まっている場合には指定しましょう。
子供の有無
子供の有無は、以下3つの中から指定できます。
※デフォルトは全てが選択されています。
- 子供なし
- 子供あり
- 不明
例えば、子供向け商品の広告を親に向けて配信したい場合などに有効です。
世帯年収
世帯年収は、以下7つの中から指定できます。
※デフォルトは全てが選択されています。
- 下位 50%
- 41~50%
- 31~40%
- 21~30%
- 11~20%
- 上位 10%
- 不明
商品が高価な場合や、逆に年収低めの層がターゲットの場合などに使用します。
検索広告向けリマーケティング(RLSA)
一度あなたのWebサイトに訪れたユーザーに対して広告を配信したり、入札を強めたりする「検索広告向けリマーケティング(RLSA)」。高いパフォーマンスを発揮することで有名です。
例えば、RLSAではこんなユーザーをターゲットに配信できます。
- 商品詳細ページに来訪した人
- 一度商品をカートに入れた人
- 購入直前ページまで訪れた人
既に商品を認知しているユーザーや購買意欲の高いユーザーに配信するので、成約率が高いのは言うまでもないですよね。
通常の配信では獲得単価が目標を超えていた場合でも、RLSAなら目標達成できる可能性もあります。
一般的に、リマーケティング対象ユーザーが成果地点に近いほど、成約率が高い傾向にあります。
先ほどの例で言うと、
- 購入直前ページまで訪れた人
- 一度商品をカートに入れた人
- 商品詳細ページに来訪した人
の順番で成約率が高くなりやすいです。
購買意向の強いユーザーのターゲティング
選択したカテゴリにおいて、購買意向の強いと推測されるユーザーに対して配信するオーディエンスターゲティングです。
用意されているカテゴリも、
- アパレル
- 不動産
- 教育
- 旅行
- 食べ物
など様々。
さらに、例えば不動産の中にも「商業用不動産」や「居住用不動産」などの子カテゴリなどもあります。
ただし、あまりにカテゴリを小さく指定しすぎてしまうと配信ボリュームが激減し、1日1クリックも消化しないことも。カテゴリの絞りすぎには注意しましょう。
類似ユーザーターゲティング
Webサイトの訪問者と同じ関心を持つユーザー(=類似ユーザー)に対して配信できます。
例えば、商品購入者の類似ユーザーに配信することで、購買意欲が高い(と思われる)新規ユーザーに配信が可能です。
類似ユーザーはあくまで「新規ユーザー」であることがポイント。リマーケティングと違って、新規顧客の開拓にも活用できます。
カスタマーマッチ
広告主の持つメールアドレスや電話番号などの顧客データと、Googleの所持するカスタマーデータが一致したユーザーに配信できます。
例えば、広告主が「電話番号:090-××××-△△△△」というデータを持っていたとしますよね。
このデータを管理画面にアップロードすることで、Googleに同じ電話番号が登録されていた場合、そのユーザーに広告が配信されます。
カスタマーマッチを使えば、過去の購入者にリピートを促したり、新商品を知らせたりすることが可能です。
Google検索広告のオーディエンス設定3つの注意点
話を膨らませて、実際にオーディエンスを設定するときの注意点を3つご紹介します。
特に初心者が失敗しやすいポイントに絞って解説するので、これから配信を始める方は是非ご一読を!
- オーディエンスを絞りすぎないよう注意
- リマーケティング期間の重複に注意
- コンバージョンユーザーの除外を忘れないよう注意
オーディエンスを絞りすぎないよう注意
できるだけ見込みの高い顧客に絞って配信しようとするあまり、インプレッションがほとんど発生しなくなってしまうパターン。広告運用者なら経験のある方も多いと思います。
オーディエンスを絞るのは大切ですが、配信が出なくなってしまっては本末転倒ですよね。まずは幅広いオーディエンスに配信し、効果の悪いものから精査していきましょう。
リマーケティング期間の重複に注意
リマーケティングでは「7日・14日・30日」のように、期間別に広告グループを分けて効果を検証することも少なくありません。
ここで注意したいのが、リマーケティング期間が重複してしまっているパターンです。
例えば、以下のような期間設定。
・7日:1~7日のユーザーに配信
・14日:1~14日のユーザーに配信
・30日:1~30日のユーザーに配信
1~7日などの期間が重複しています。
正しい期間設定は、
・7日:1~7日のユーザーに配信
・14日:8~14日のユーザーに配信
・30日:15~30日のユーザーに配信
ですよね。
リマーケティング期間の重複が起きると正しい検証が行えず、インプレッションが偏る可能性も上がります。
慣れない方からすると少しレベルの高い話かもしれませんが、期間を分けてリマーケティングを行う際は、組み合わせリストを使って不要な期間を除外しましょう。
コンバージョンユーザーの除外を忘れないよう注意
初回のみコンバージョンを計測する案件については、配信対象からコンバージョン済ユーザーは除外することがおすすめです。
特に長期間配信する案件やコンバージョン数が多い商材は影響が出やすいので、忘れないよう設定しましょう。
まとめ:Google検索広告のオーディエンスを積極的に活用しよう
繰り返しになりますが、Google検索広告では以下5つのオーディエンスの設定が可能です。
- デモグラフィックターゲティング(デモグラ)
- 検索広告向けリマーケティング(RLSA)
- 購買意向の強いユーザーのターゲティング
- 類似ユーザーターゲティング
- カスタマーマッチ
オーディエンスを活用することで、CPAが劇的に改善する可能性もあります。積極的に利用しましょう。
ただし、オーディエンスに依存するのは禁物。ユーザーの目につく部分である広告文やLPなどの改善も怠ってはいけません。
投稿者

- 株式会社WALTEX 代表取締役
- 新卒にて㈱オプトでリスティング+ディスプレイ広告のコンサルタント→㈱サイバーエージェントグループの㈱ウエディングパークにて、アドテク事業部立ち上げメンバーとして運用型広告の営業→副業から事業拡大した後、株式会社WALTEXを創業。DX/デジタルマーケティング支援会社を経営。コツコツ積み上げるSEOが好きで、WEB広告関連の「567KW」でSEO1~3位表示中(20年10月時点)