【GDN】キーワードターゲティングとは-仕組みや廃止した点,コツ等まとめ
GDNのターゲティングの一つ、キーワードターゲティング。人によって「コンテンツターゲティング」と呼ぶ人もいたりします。
ですが、正直ややこしくありませんか?YDNのサーチターゲティングとも似ているし、混乱する方もいるかもしれません。
そこでこの記事では、GDNのキーワードターゲティングとは何か、リスティング広告代理店の弊社が解説します。
具体的には、以下の順番に重要なポイントに絞ってお伝えします。
- キーワードターゲティングとは
- YDNサーチターゲティングとの違い
- 成果を出すためのキーワード選定方法
- キーワードターゲティングを効果的に使うコツ
初めての方でもキーワードターゲティングを使えるところまで理解できると思うので、ぜひ参考にしてくださいね。
目次
GDNのキーワードターゲティングとは
キーワードターゲティングとは、入力したキーワードと関連度の高いWebサイト、アプリ、動画に広告を表示するターゲティングです。
元々、キーワードターゲティングには「コンテンツターゲティング」と「オーディエンスキーワード」という2つの種類がありました。
- コンテンツターゲティング:キーワードに関連するメディアに配信
- オーディエンスキーワード:キーワードに関連するメディアとユーザーに配信
ただし、オーディエンスキーワードは現在廃止されており、カスタムインテントに統一されました。
そのため、現在は「キーワードターゲティング=コンテンツターゲティング」となっています。
GDNのキーワードターゲティングとYDNのサーチターゲティングの違い
キーワードターゲティングと間違えやすいものとして、YDNのサーチターゲティングが挙げられます。
ですが、この2つの仕組みはかなり異なります。両者の違いを以下にまとめました。
- キーワードターゲティング:指定したキーワードに関連するメディアに配信
- サーチターゲティング:指定したキーワードを検索したユーザーに配信
上記のように、「メディア」に対するターゲティングか「ユーザー」に対するターゲティングかが両者の違いです。
成果を出すための3つのキーワード選定方法
ここでは、実際にキーワードターゲティングを使う際のキーワードの選び方をお伝えします。
先に結論から言うと、キーワード選定方法は次の3つの方法が効果的です。
- 商品のジャンルから選ぶ
- ユーザーの悩みから選ぶ
- ターゲットユーザーの好みそうなサイトから選ぶ
それぞれ順番に見ていきましょう。
1. 商品のジャンルから選ぶ
商品のジャンルからキーワードを連想していく方法です。
例えば、美容液の商材であれば
- 美容液
- コスメ
- スキンケア
など関連するジャンルのキーワードを選んでいきます。
シンプルな方法ですが、配信ボリュームを広く取りながらも商品と相性が良いメディアに配信できます。
ただ、その分競合も多いのでクリック単価も高い可能性があります。
2. ユーザーの悩みから選ぶ
ユーザーの悩みからキーワードを連想していく方法です。
例えば、美容液の商材であれば
- 乾燥肌
- シミ 美容液
- 毛穴 黒ずみ
のように、悩みのあるユーザーが閲覧しそうなキーワードを選んでいきます。
配信ボリュームはあまり期待できませんが、比較的高いコンバージョン率が期待できます。
3. ターゲットユーザーの好みそうなサイトから選ぶ
ターゲットユーザーの好みそうなサイトを想像する方法です。
例えば、20代後半向けの美容液の商材であれば
- 恋愛
- 転職
- ライフスタイル
などターゲットユーザーが集まりそうなメディアやキーワードを指定していきます。
コンバージョン率は低い可能性がありますが、競合他社も少ないためクリック単価を抑えられる傾向にあります。
キーワードターゲティングを効果的に使う3つのコツ
キーワード選定方法の次は、キーワードターゲティングを効果的に活用するコツをご紹介します。
キーワードターゲティングを効果的に使うコツは、次の3つです。
- 他のターゲティングと組み合わせる
- URLや商品、サービスからもキーワードを探す
- 実際に掲載された媒体を確認・精査する
それぞれ順番に解説していきますね。
1. 他のターゲティングと組み合わせる
キーワードターゲティングは単体で活用するのではなく、リマーケティングやインテントなど他のターゲティングと組み合わせましょう。
キーワードターゲティングは配信先を指定するターゲティングです。配信する人の属性を指定するターゲティングではありません。
人のターゲティングと組み合わせることで、人×配信面を指定する高精度のターゲティングが完成します。
2. URLや商品、サービスからもキーワードを探す
キーワードターゲティングを設定する際、商品やURLを入力することでおすすめキーワードを洗い出してくれます。(やり方は後述します。)
この方法を活用することで、自分では浮かばなかったキーワードが見つかるかもしれません。
さらに、各おすすめキーワードの関連性も数字で表示してくれるため、関連度の高いキーワードを探すこともできます。
特に「配信先を広げたいけど、キーワードが浮かばない」といった場合、ぜひ試してみてください。
3. 実際に掲載された媒体を確認・精査する
キーワードターゲティングは「配信を始めたら完了」ではありません。実際に掲載された媒体を確認し、不要な媒体は精査しましょう。
ターゲティングしているとはいえ、どうしても意図していないサイトに配信されることはあります。精査や調整を繰り返し、効果を安定させていく必要があります。
なお、掲載結果の確認方法は以下を参考にしてください。
- Google 広告アカウントにログインします。
- ページメニューの [プレースメント] を選択します。
- [広告が表示された場所] をクリックします。
Google広告公式ヘルプ「ディスプレイネットワークでの広告の掲載結果を分析する」より引用
GDNでキーワードターゲティングを設定する方法
最後に、GDNでキーワードターゲティングを設定する方法を紹介します。
- 設定したい広告グループを開いた状態で [キーワード]を選択し、青い[+]ボタンをクリック▼
- 以下のような画面が表示されるので[ディスプレイネットワークのキーワードを追加]をクリック▼
- 以下の画面が表示されるので、必要事項を入力していきます▼
①キーワードを入力します(1行につき1キーワード)
②必要な方はここにURLや商品、サービスを入力してキーワード候補を探します
③[コンテンツターゲティングのみ]にチェックを入れます
④すべて入力が終わったら[保存]をクリックします
以上でキーワードターゲティングの設定は完了です。
まとめ:キーワードターゲティングを試してみよう
【GDNのキーワードターゲティングまとめ】
- キーワードターゲティングとは、入力したキーワードと関連度の高いWebサイト、アプリ、動画に広告を表示するターゲティング
- 元々「コンテンツターゲティング」と「オーディエンスキーワード」があったが、今は「コンテンツターゲティング」のみ
- 「オーディエンスキーワード」は現在廃止されており、カスタムインテントに統一されている
まだ試したことのない方は、ぜひキーワードターゲティングを検討してみてくださいね。
投稿者

- 株式会社WALTEX 代表取締役
- 新卒にて㈱オプトでリスティング+ディスプレイ広告のコンサルタント→㈱サイバーエージェントグループの㈱ウエディングパークにて、アドテク事業部立ち上げメンバーとして運用型広告の営業→副業から事業拡大した後、株式会社WALTEXを創業。DX/デジタルマーケティング支援会社を経営。コツコツ積み上げるSEOが好きで、WEB広告関連の「567KW」でSEO1~3位表示中(20年10月時点)