GDNのキーワードターゲティングとは?仕組みや廃止した点、コツ等総まとめ
最終更新日:2022年5月20日 | 投稿日:2021年1月12日
GDNのターゲティングの1つ、キーワードターゲティング。人によって「コンテンツターゲティング」と呼ぶ人もいたりします。
ですが、正直ややこしくありませんか?YDNのサーチターゲティングとも似ており、混乱する方もいるかもしれません。
そこでこの記事では、GDNのキーワードターゲティングの仕組みから運用のコツなどを解説していきます。
5分ほどで読めるので、ぜひ利用時の参考にしてください。
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目次
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GDNのキーワードターゲティングとは
キーワードターゲティングとは、入力したキーワードと関連度の高いWebサイト、アプリ、動画に広告を表示するターゲティングです。
GDNにおける「配信面」を指定するターゲティング方法の1つです。
元々、キーワードターゲティングには「コンテンツターゲティング」と「オーディエンスキーワード」という2つの種類がありました。
- コンテンツターゲティング:キーワードに関連するメディアに配信
- オーディエンスキーワード:キーワードに関連するメディアとユーザーに配信
この2つのうち、オーディエンスキーワードが廃止されコンテンツキーワードのみ機能として残りました。
そのため、「キーワードターゲティング=コンテンツターゲティング」となっています。
なお、Google公式ヘルプでは「キーワードによるコンテンツターゲット」と呼ばれています。
補足ですが、オーディエンスキーワードは当時のカスタムインテントに機能統一されました。
さらにカスタムインテントはカスタムアフィニティと統合し、カスタムオーディエンスという名称に変更されています。
補足:
- カスタムインテント=指定キーワード、URL、アプリなどを指定することでその関連事項を積極的に検索するユーザーをターゲティングする機能
- カスタムアフィニティ=指定キーワード、URL、アプリなどを指定することでその関連事項に長期的に興味があるユーザーをターゲティングする機能
GDNのキーワードターゲティングとYDAのサーチターゲティングの違い
キーワードターゲティングと間違えやすいものとして、YDA(旧:YDN)のサーチターゲティングが挙げられます。
ですが、この2つの仕組みはかなり異なります。両者の違いを以下にまとめました。
- キーワードターゲティング:指定したキーワードに関連するメディアに配信
- サーチターゲティング:指定したキーワードを検索したユーザーに配信
YDAのサーチターゲティングについては以下の記事も参考にしてみてください。
成果を出すための3つのキーワード選定方法
ここでは、実際にキーワードターゲティングを使う際のキーワードの選び方をお伝えします。
結論から言うと、キーワード選定方法は次の3つの方法が効果的です。
- 商品のジャンルから選ぶ
- ユーザーの悩みから選ぶ
- ターゲットユーザーの好みそうなサイトから選ぶ
それぞれ順番に見ていきましょう。
1. 商品のジャンルから選ぶ
商品のジャンルからキーワードを連想していく方法です。
例えば、美容液の商材であれば
- 美容液
- コスメ
- スキンケア
など関連するジャンルのキーワードを選んでいきます。
シンプルな方法ですが、配信ボリュームを広く取りながらも商品と相性が良いメディアに配信できます。
ただ、その分競合も多いのでクリック単価も高い可能性があります。
2. ユーザーの悩みから選ぶ
ユーザーの悩みからキーワードを連想していく方法です。
例えば、美容液の商材であれば
- 乾燥肌
- シミ 美容液
- 毛穴 黒ずみ
のように、悩みのあるユーザーが閲覧しそうなキーワードを選んでいきます。
配信ボリュームはあまり期待できませんが、比較的高いコンバージョン率が期待できます。
3. ターゲットユーザーの好みそうなサイトから選ぶ
ターゲットユーザーの好みそうなサイトを想像する方法です。
例えば、20代後半向けの美容液の商材であれば
- 恋愛
- 転職
- ライフスタイル
などターゲットユーザーが集まりそうなメディアやキーワードを指定していきます。
コンバージョン率は低い可能性がありますが、競合他社も少ないためクリック単価を抑えられる傾向にあります。
キーワードターゲティングを効果的に使う3つのコツ
キーワード選定方法の次は、キーワードターゲティングを効果的に活用するコツをご紹介します。
キーワードターゲティングを効果的に使うコツは、次の3つです。
- 他のターゲティングと組み合わせる
- URLや商品、サービスからもキーワードを探す
- 実際に掲載された媒体を確認・精査する
それぞれ順番に解説していきます。
1. 他のターゲティングと組み合わせる
キーワードターゲティングは単体で活用するのではなく、リマーケティングやインテントなど他のターゲティングと組み合わせるのがおすすめです。
キーワードターゲティングは配信面を指定するターゲティングです。配信するユーザーを指定するターゲティングではありません。
人のターゲティングと組み合わせることで、ユーザー×配信面を指定する高精度のターゲティングが完成します。
なおGoogle広告のターゲティングについては以下記事にまとめています。ぜひ併せて参考にしてみてください。
2. URLや商品、サービスからもキーワードを探す
キーワードターゲティングを設定する際、商品やURLを入力することでおすすめキーワードを洗い出してくれます。(やり方は後述します。)
この方法を活用することで、自分では浮かばなかったキーワードが見つかりやすくなります。
さらに、各おすすめキーワードの関連性も数字で表示してくれるため、関連度の高いキーワードを探すことも可能です。
特に「配信先を広げたいけど、キーワードが浮かばない」という場合、ぜひ試してみてください。
3. 実際に掲載された媒体を確認・精査する
キーワードターゲティングは「配信を始めたら完了」ではありません。実際に掲載された媒体を確認し、不要な媒体は精査することをおすすめします。
ターゲティングしているとはいえ、どうしても意図していないサイトに配信されることはあります。精査や調整を繰り返し、効果を安定させていく必要があります。
なお、掲載結果の確認方法は以下を参考にしてください。
- Google 広告アカウントにログインします。
- ページメニューの [プレースメント] を選択します。
- [広告が表示された場所] をクリックします。
出典:Google広告公式ヘルプ「ディスプレイネットワークでの広告の掲載結果を分析する」
キーワードターゲティング利用時の注意点
キーワードターゲティングを使う際のありがちな失敗として、リスティングで配信しているキーワードをそのまま使ってしまうことがあります。
しかしそれでは、潜在ユーザーへのアプローチが可能となるキーワードターゲティングの良さを活かしきれません。
例えば、あなたがペット関連用品を販売しているとします。
おそらくリスティング広告では「犬 ダイエット フード」「猫 首輪 おしゃれ」などといった商品に関する具体的なキーワードを設定しているでしょう。
キーワードターゲティングでは、これに加え「ターゲットユーザーはどんなサイトを見ているのだろうか?」と考えキーワードを設定していくことが重要です。
「ペット ホテル」や「ペット トリミング」などペットに関連するワードはもちろん、ペットを飼っている層がどんなサービスや商品に興味があるかを想像してみるのも良い方法です。
ぜひ、ターゲットとなるユーザーの興味関心やライフスタイルを想像しながら設定してみてください。
GDNでキーワードターゲティングを設定する方法
GDNでキーワードターゲティングを設定する方法を紹介します。
- 設定したい広告グループを開いた状態で [キーワード]を選択し、青い[+]ボタンをクリック▼
- 以下のような画面が表示されるので[ディスプレイネットワークのキーワードを追加]をクリック▼
- 以下の画面が表示されるので、必要事項を入力していきます▼
①キーワードを入力します(1行につき1キーワード)
②必要な方はここにURLや商品、サービスを入力してキーワード候補を探します
③[コンテンツターゲティングのみ]にチェックを入れます
④すべて入力が終わったら[保存]をクリックします
以上でキーワードターゲティングの設定は完了です。
キーワードターゲティング以外のGDN配信面のターゲティング2つ
GDNの配信面に向けたターゲティングは他に2種類あります。
トピックターゲティング | Googleが用意したカテゴリから、配信先のトピックを選択するターゲティング |
---|---|
プレースメント | 配信先のメディアをURLで直接指定するターゲティング |
それぞれ、ターゲットとなるユーザーボリュームはトピックターゲティング>キーワードターゲティング>プレースメントの順で多いです。
トピックターゲティングとプレースメントについては下記記事にて詳しくまとめています。ぜひこちらもご一読ください。
まとめ:キーワードターゲティングを試してみよう
本記事のまとめ
- キーワードターゲティングとは、入力したキーワードと関連度の高いWebサイト、アプリ、動画に広告を表示するターゲティング
- 元々「コンテンツターゲティング」と「オーディエンスキーワード」があったが、今は「コンテンツターゲティング」のみ
- 「オーディエンスキーワード」は現在廃止されており、カスタムインテントに統一されている
キーワードターゲティングはGDN広告において、より具体的なカテゴリの配信面に絞りたい時に効果的です。
まだ試したことのない方は、ぜひキーワードターゲティングを検討してみてくださいね。
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投稿者

- 株式会社WALTEX 代表取締役
-
「志を支援する」パーパスの元、デジタルマーケティング支援会社を経営。(2024年6期目/メンバー数約15名/最高年商2億)パーパスに共感したクライアントの成果創出を「誠実なエース人材のみ」でチームを構成し、エンドユーザー目線を徹底する方針で支援してます。
経歴:オプトで運用型広告コンサルタント→サイバーエージェントグループのウエディングパークにて、運用型広告の営業→WALTEXを創業。Speee様、KUMON様、DIGITALIO様など、大手から中小企業(ベンチャー/スタートアップ)まで支援実績インタビューをHPで公開中。
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