Facebook広告のフリークエンシーとは?確認方法・目安も解説
最終更新日:2023年2月3日 | 投稿日:2022年2月22日
広告における重要な指標のひとつ、「フリークエンシー」。
広告をより効率よく運用し、成果を上げるために理解しておきたい数字のひとつです。
この記事では、Facebook広告のフリークエンシーについて詳しく解説します。
Facebook広告のフリークエンシーの意味を知りたい方や、フリークエンシーを意識することでどのようなメリットがあるのかを知りたい方はぜひ参考にしてください。
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目次
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Facebook広告のフリークエンシーとは?
フリークエンシーとは、一般的に「ユーザーが広告を見た回数」のことを指します。
その定義は、Facebook広告においても同様です。
Facebook広告では、フリークエンシーを下記の方法で確認することができます。
フリークエンシーの確認方法
1.広告マネージャ右部にある「列:パフォーマンス」をクリック
2.プルダウンから下記項目のいずれかを選択する
- 配信
- カルーセルエンゲージメント
- パフォーマンスとクリック数
- ターゲットとクリエイティブ
3.広告マネージャ画面の項目「フリークエンシー」で数値を確認できる
(下記画像は配信前の画面のため数値が表示されていません)
※プルダウン下部にある「列をカスタマイズ…」からリーチを表示することも可能です。
「列をカスタマイズ…」をクリックすると上記のような画面が表示されます。
下記手順にて、フリークエンシーを確認することができます。
- 左メニューから「パフォーマンス」を選択
- 中央に表示される「フリークエンシー」にチェックを入れる
- 右下の「実行」を押し管理画面に戻ることでフリークエンシーが確認可能になる
フリークエンシーの計算方法
インプレッションとリーチが判明している場合、フリークエンシーを計算で求めることもできます。
計算式は下記の通りです。
覚えておくことで、他の広告運用の際にも役立つでしょう。
Facebook広告のフリークエンシーは自動調整
Facebook広告のフリークエンシーは媒体(Facebook)側によって自動調整されています。
配信側で上限(キャップ)をつけることはできません。
媒体によって、下記のように表示制限がかかっています。
- Facebookニュースフィード:
1つのページやアプリの広告が1人の利用者に対して2時間に1回以上表示されることはない - Instagramフィード:
同じ広告主の広告が1人の利用者に対して3時間に1回以上表示されることはない - Instagramストーリーズ:
同じ広告主の広告が1人の利用者に対して6時間に1回以上表示されることはない
これは、「Facebookの利用者がより幅広く関連性の高いコンテンツに触れることができるよう」にという配慮から行われている制限です。
参考:フリークエンシーキャップについて | Facebook Businessヘルプセンター
フリークエンシーの目安は平均で1~2回
調整されるフリークエンシーに関して、Facebookは「フリークエンシーは広告セットあたり平均で1~2になる」とアナウンスしています。
しかし、下記の要素により、増加することもあるとしています。
- 予算
- オーディエンスのサイズ
- 掲載期間
では、フリークエンシーが増加した場合、広告にどのような影響があるのでしょうか。
以下から詳しく説明します。
フリークエンシーが一定回数を超えるとユーザーの反応が悪くなる
フリークエンシーが増加するとパフォーマンスが低下する恐れがあるということがFacebook Businessヘルプセンターにおいて明示されています。
参考:フリークエンシー | Facebook Businessヘルプセンター
しかし、実際にどの程度の数値でユーザーの反応が悪くなるのかは、商材や配信状況によって変化します。
ある程度配信を続けてデータを蓄積し、適切なフリークエンシーを見極めることが大切です。
フリークエンシーの見極め方
実際に配信を行っていく中で適切なフリークエンシーの数値を把握するための方法を、一例としてお伝えします。
- 直近30~90日間のフリークエンシーとCPC(クリック単価)をグラフ化
- 両者の推移を比較して、CPCと同時にフリークエンシーが悪化している箇所を探す
- 悪化したタイミングの数値がフリークエンシーの上限である可能性が高い
では、実際にフリークエンシーが増加し、ユーザーの反応が悪化してしまった場合はどのように対処すればよいのでしょうか。
次の項目にて解説します。
フリークエンシーが増加しユーザーの反応が悪化した際の改善方法
実際にフリークエンシーが増加し、ユーザーの反応が悪化してしまった場合の対処法として、下記のようなものが考えられます。
- ターゲティングの変更
- 投稿・クリエイティブの追加
ひとつずつ解説していきましょう。
1.ターゲティングの変更
1つ目は、ターゲティングの変更です。
フリークエンシーが増加しているということは、同じユーザーに同じ広告が何度も表示されているということです。
そのため、ターゲティングを変更し新たなユーザーに広告を配信することは、フリークエンシーを下げることにつながります。
- 新たなカスタムオーディエンスを作成する
- カスタムオーディエンスから類似オーディエンスを作成する
- 類似オーディエンス作成時に新たなサイズを選択する
- コアオーディエンス(地域・年齢・性別・興味関心など)を変更する
上記のような方法でオーディエンスを新たに作成・変更し、今までターゲティングしていなかったユーザーにも広告を配信してみましょう。
自社商材にマッチした新たなユーザー層を発掘できるかもしれません。
2.投稿・クリエイティブの追加
先ほど、「フリークエンシーが増加しているということは同じユーザーに同じ広告が何度も表示されているということ」だとお伝えしました。
そのため、新たな投稿・クリエイティブを追加することも、フリークエンシーの低下につながります。
現在広告が配信されているユーザーには、新たな広告が配信される可能性も高いためです。
ひとつの広告のフリークエンシーが高くなりすぎないよう、複数の広告を投稿してユーザーの広告疲れを防ぎましょう。
参考:フリークエンシー | Facebook Businessヘルプセンター
広告購入タイプ「リーチ&フリークエンシー」とは
フリークエンシーに関連するFacebook広告の用語として、「リーチ&フリークエンシー」というものがあります。
リーチ&フリークエンシーとは、Facebook広告の配信手法の一種です。
最大の特徴はフリークエンシーの上限を設定でき、リーチ単価を抑えることができる配信手法であるという点。
その他にも、いくつか通常の配信手法(オークション)とは異なる点があります。以下にて解説していきましょう。
リーチ&フリークエンシーの特徴&注意点
リーチ&フリークエンシーには、下記のような特徴があります。
リーチ&フリークエンシーの特徴
- オーディエンスに基づいて固定CPM※を設定できる
- リーチにかかる費用がわかる
- オーディエンスへのフリークエンシーを指定できる
- 配信期間は最大90日間
- 6ヶ月前から配信予約が可能
※CPM:Cost Per Millの略。広告が1,000回表示orクリックされた際にかかる費用のこと。Facebook広告では「インプレッション1,000件ごとの平均コスト」と定義されています。
参考:CPM(インプレッション単価) | Facebook Businessヘルプセンター
また、注意点として下記のような点が挙げられます。
リーチ&フリークエンシーの注意点
- 条件を満たしている広告主に対して展開しているため、利用できない広告主もいる
- 予測されるリーチとインプレッションの発生数はどちらも100%保証されるものではない
利用する場合は、上記特徴と注意点に留意のうえ利用しましょう。
では、リーチ&フリークエンシーを利用できる場合、どのようなケースで利用すると効果的なのでしょうか。
下記にて解説します。
リーチ&フリークエンシーを使うべきケース
リーチ&フリークエンシーは、下記のような場合におすすめできる購入タイプだとされています。
- 20万人以上のターゲット層にリーチしたい
- 一部地域ではなく、国全体をターゲットにしたい
- 広告に予測可能なリーチを確保したい
- 広告が表示される頻度をコントロールしたい
- キャンペーンを前もって計画して予約したい
参考:リーチ&フリークエンシー購入が適しているケース | Facebook Businessヘルプセンター
上記からもわかるとおり、比較的規模の大きい広告配信を行いたいという場合に向いています。
また、リーチ・フリークエンシー・予算といった数値に関する配信予測を立てることができ、配信手法「オークション」よりも安定した運用ができる配信手法です。
ある程度配信をコントロールして効率的な配信を行いたいという場合に利用するとよいでしょう。
まとめ:フリークエンシーを意識してユーザーに広告を届けよう
本記事のまとめ
- Facebook広告のフリークエンシーとは「ユーザーが広告を見た回数」
- Facebook広告のフリークエンシーは自動的に調整されている
- ターゲティングの変更・広告投稿の追加を行いフリークエンシーの過度な増加を防ぐことが効果的な広告配信につながる
ここまでお伝えしてきたように、適切な回数・適切なタイミングで広告を配信することは、広告のさらなる成果アップにつながります。
フリークエンシーを意識した配信を行い、成果向上を目指しましょう。
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投稿者

- 株式会社WALTEX 代表取締役
-
「志を支援する」パーパスの元、デジタルマーケティング支援会社を経営。(2024年6期目/メンバー数約15名/最高年商2億)パーパスに共感したクライアントの成果創出を「誠実なエース人材のみ」でチームを構成し、エンドユーザー目線を徹底する方針で支援してます。
経歴:オプトで運用型広告コンサルタント→サイバーエージェントグループのウエディングパークにて、運用型広告の営業→WALTEXを創業。Speee様、KUMON様、DIGITALIO様など、大手から中小企業(ベンチャー/スタートアップ)まで支援実績インタビューをHPで公開中。
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