Facebook広告のエンゲージメントとは?初めてでも失敗しないためのノウハウ集
最終更新日:2024年8月19日 | 投稿日:2022年7月18日
Facebook広告における「エンゲージメント」は、重要な指標のひとつです。
順調にエンゲージメント率が伸びている場合でもエンゲージメントを上げることは、Facebook広告においてさまざまなメリットをもたらします。
この記事ではFacebook広告のエンゲージメントについて、以下のような内容を詳しく解説します。
- Facebook広告におけるエンゲージメントとは
- エンゲージメントの確認方法
- エンゲージメント率を上げるためのポイント
- エンゲージメント率を上げる際の注意点
Facebook広告の成果を改善したい方や、エンゲージメントがFacebook広告にもたらす効果を知りたい方はぜひ参考にしてください。
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目次
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Facebook広告のエンゲージメント=ユーザーの関心度
Facebook広告におけるエンゲージメントとは、広告に対するユーザーの関心度のことを指します。
エンゲージメントの高さは、いいね!・シェア・クリック・コメントといったユーザーが広告に対して起こしたアクションの数で図ることができます。
アクションが多ければ多いほど「広告に関心を持っているユーザーが多い=エンゲージメントが高い」というわけです。
2021年1月時点で、投稿のエンゲージメントを構成する指標は、以下の9点が挙げられています。
- 投稿のシェア
- 投稿のリアクション
- 投稿の保存
- 投稿へのコメント
- ページへの「いいね!」
- 投稿でのインタラクション
- 動画の3秒再生数
- 写真ビュー
- リンククリック
出典:投稿のエンゲージメント | Facebook Businessヘルプセンター
Facebook広告のエンゲージメント率の計算方法
リーチした人数に対してどの程度のエンゲージメントが得られたかを表す「エンゲージメント率」は、下記の計算式で求めることができます。
【エンゲージメント数÷リーチ数】
エンゲージメント率は、どの指標を重要とするかで変化します。
重視する指標(いいね!数・コメント数・シェア数など)と目標とするアクション数・エンゲージメント率などを定めることで、広告効果の改善に向けた具体的な行動を取ることができるでしょう。
Facebook広告でエンゲージメント率を上げるメリット
Facebook広告でエンゲージメント率を上げるメリットは、「ユーザーのTL(タイムライン)に投稿が表示される可能性を上げる」ことに繋がります。
TLに表示される可能性が上がれば、CV(コンバージョン)数の増加にもつながるでしょう。
しかし、なぜエンゲージメント率が向上すると投稿が表示される可能性が上がるのでしょうか?その理由は、以下の2つです。
- 投稿がシェアされやすくなるため
- エッジランクに好影響を与えるため
上記2つの理由を、少し深堀りしてお伝えしていきます。
1.投稿がシェアされやすくなるため
エンゲージメント率が高いユーザーは好意を持ってページを見てくれている可能性が高いです。
そういったユーザーが投稿をシェアした場合、ユーザーの友達のTLに投稿が表示されることになります。
2.エッジランクに好影響を与えるため
エンゲージメント率は「エッジランク」というFacebook独自のアルゴリズムに好影響をもたらします。
エッジランクは、ユーザーのTLにおいてどの投稿を優先的に表示するかを決めるアルゴリズムのひとつです。
エッジランクが上がることで、ユーザーのTLに投稿が優先的に表示される可能性が高まります。
以上2つの理由から、エンゲージメント率の向上はリーチ数の増加につながり、結果的にFacebook広告の効果改善につながるのです。
エンゲージメントの確認方法
Facebook広告のエンゲージメントは、広告マネージャーから確認できます。
広告マネージャーの「列:パフォーマンス」をクリックすると、広告のパフォーマンスにおいて確認したい項目を変更することができます。
「エンゲージメント」を選ぶと、下記の指標を確認することが可能です。
- いいね!数
- 投稿へのリアクション
- 投稿へのコメント
- 投稿の保存
- 投稿シェア
どの広告がどの程度のエンゲージメントを得られているか、詳細に確認することができます。
Facebook広告のエンゲージメント率を上げるためのポイント6選
Facebook広告のエンゲージメント率を上げるためのポイントは、以下の6つです。
- ターゲットユーザーを明確にする
- 思わず「いいね」を押したくなる投稿を心がける
- ユーザーに寄り添った投稿を心がける
- コールトゥアクションボタンを積極的に使用する
- 投稿にエンゲージメントを反映させる
- トライアンドエラー・ABテストを行う
以下より、ひとつずつ解説していきます。
1.ターゲットユーザーを明確にする
広告を配信する際、重要なのが「ターゲット」です。
「どのようなユーザーに広告を届けたいか」をしっかりと意識することで、広告の効果は高まります。
ペルソナ(性別・年齢・性格・生活スタイルなどを詳細に設定した架空のユーザー像)を設定することもおすすめです。
ターゲットを絞らず大量の配信を行うことも可能ですが、途方も無い金額がかかります。
どの企業も、「広告のための予算が無限にある」ということはほぼ無いでしょう。
配信するターゲットを絞ることで、より効率的・効果的な広告配信が可能になるのです。
2.思わず「いいね」を押したくなる投稿を心がける
普段FacebookやTwitterなどのSNSを利用する中で、思わず「いいね!」を押してしまった経験はありませんか?
広告の投稿においても、思わず「いいね!」を押したくなる投稿を心がけることでユーザーのエンゲージメント率を高めることができます。
【「いいね!」を押したくなる投稿の例】
- 商品・サービスのアレンジ利用法
- 商品・サービス開発の裏話
- 映える写真や画像を使用した投稿
しかし、取り扱っている商材・サービスによっては上記のような投稿が難しいと感じる場合もあるでしょう。
その場合は宣伝したい内容とは別方向の切り口から投稿を作成してみることをおすすめします。
一例として、下記のような投稿内容が挙げられます。
- アンケートなどのユーザー参加型投稿
- 日常的な内容
- ネタ的な内容
商品・サービスとは直接関係のない投稿でも、ひとつの投稿がバズることで認知度アップにつながります。
結果、エンゲージメント率が上昇する可能性が高まるでしょう。
3. ユーザーに寄り添った投稿を心がける
できる限りユーザーに寄り添った投稿を心がけることも、エンゲージメント率を高めるポイントのひとつです。
ユーザーがどのようなタイミングでFacebookを見るかを考え、投稿する曜日や時間帯に気を配ることでより多くのリーチを獲得することができます。
そして、曜日・時間帯ごとにマッチする内容を投稿することで、最終的に多くのエンゲージメントを獲得することができるでしょう。
一般的にSNSのアクティブユーザーが増加すると言われている時間帯は下記の通りです。
- 朝7時~9時(通勤時間)
- 午後12時~13時(昼休み)
- 18時~20時(帰宅時間)
しかし投稿内容や扱う商材・サービスによってユーザー層は変化します。
実際に運用を行う中で調整していくとよいでしょう。
4. コールトゥアクションボタンを積極的に使用する
Facebook広告の機能のひとつである「コールトゥアクション」(CTA)ボタン。
このコールトゥアクションボタンを積極的に活用することで、エンゲージメント率を向上させることができるでしょう。
コールトゥアクションボタンは、広告に「詳しくはこちら」「予約する」などのボタンを表示することができる機能です。
広告を見て興味を持ったユーザーに、より具体的な行動を促すことができます。
コールトゥアクションボタンの有無でABテストを行った結果、ボタン有の広告はCTR(広告のクリック率)が1.5倍になったという事例も。
ボタンひとつではありますが、設定する・しないで広告に大きな変化をもたらす可能性があります。
5. 投稿にエンゲージメントを反映させる
投稿についた「いいね!」やコメントの内容を反映させた投稿を新たに行うことも、エンゲージメント率の向上につながるポイントであると言えるでしょう。
具体的には、下記のような投稿内容が考えられます。
- 「いいね!」の多かった投稿の続編や類似内容を投稿する
- コメントでサービスの詳細を質問された場合その回答を投稿する
- 「前回の投稿にはたくさんの『いいね!』をありがとうございました」など、エンゲージメントに言及する
また、コメントに返信をすることも長い目で見たときに有効な方法です。
コメントに返信をすることで、ユーザーに「コメントを見てくれている」と運用側の存在を身近に感じさせることができます。
自社を身近に感じてもらい好感度をアップすることは、新たな投稿をした際に好意的なアクションをしてもらう確率を高めることにつながるでしょう。
6.トライアンドエラー・ABテストを行う
ここまでのポイントを意識しながら投稿を行っていても、エンゲージメント率が伸び悩んでしまうことがあるかと思います。
そのような時は下記の方法を取ることで、エンゲージメント率の伸び悩みを打開できる可能性が高まるでしょう。
- さまざまな切り口からの投稿を試す
- ABテストを行う
「こんな投稿で良い反応が得られるだろうか?」と思うようなものでも、試してみる価値はあります。
その場合、迷走しないためにもターゲットユーザーを定めることは忘れずに行ってください。
また、広告のABテストを行うことも非常に効果的です。
過去に「同じ文面・同じターゲット設定で画像のみを変更」というABテストを行った結果、エンゲージメント率に大きく差異が出たという事例も。
Facebook広告は、多くのユーザーが目にする可能性を秘めています。
既成概念にとらわれず、さまざまな種類の広告配信を試していきましょう。
Facebook広告のエンゲージメント率を上げる際の3つの注意点
【Facebook広告のエンゲージメント率を上げる際の3つの注意点】
- エンゲージメント率に固執しすぎない
- 定期的にターゲットユーザーと投稿内容の方向性を確認する
- Facebook広告だけに固執しない
ここからは、Facebook広告のエンゲージメント率を上げる際に注意しておきたいポイントを解説します。
1.エンゲージメント率に固執しすぎない
エンゲージメント率を改善することは広告の成果を改善することにつながります。
しかし、Facebook広告を運用する上では、エンゲージメント率だけに固執しないことが大切です。
Facebook広告を出稿している人の多くは、下記のような目的を持っています。
- サービスを利用してもらう
- 商品を購入してもらう
- 自社の認知度を高める
これらの目的を達成するためにエンゲージメント率よりも重視すべき指標がある場合は、その指標を最優先に意識しましょう。
「そもそも何のためのFacebook広告を出稿しているのか」ということを忘れないことが大切です。
2. 定期的にターゲットユーザーと投稿内容の方向性を確認する
いくら投稿してもエンゲージメント率やCV率が上がらない…と感じた場合は、根本的な部分を見直してみましょう。
具体的に見直す部分は、「ターゲットユーザー」と「投稿内容の方向性」です。
宣伝したい商品・サービスを求めているユーザー像(ペルソナ)を明確にする
そのユーザー像が好む投稿を考える
上記2点を定期的に確認し直すことで、改善のための方向性が見えてくるでしょう。
先述したABテストを積極的に行ってみることも効果的です。
また、順調にエンゲージメント率が伸びている場合でも、毎回同じような投稿を行っていてはいずれユーザーに飽きられてしまうでしょう。
ターゲットユーザーと投稿内容の方向性は、定期的に見直すことをおすすめします。
3. Facebook広告だけに固執しない
Facebook広告のみで広告配信を行っている場合は、他媒体にも目を向けてみましょう。
SNSが変わればユーザー層も変わります。
エンゲージメント率が伸び悩んでいる場合、原因として「現在配信している広告がFacebookのユーザーに刺さっていない」ということも考えられます。
Instagram・Twitter・LINEなど、多くのSNSは広告配信を行うことが可能です。
その他リスティング広告などの他媒体も視野に入れることで、宣伝したいサービス・商材に合った媒体が見つかり、目標の達成に近づけるでしょう。
また、すでに他媒体での広告配信を行っている場合、成果の良い広告を参考にしてFacebook広告を配信することもおすすめです。さまざまな可能性を試しましょう。
Facebook広告のエンゲージメントについてまとめ
【本記事のまとめ】
- Facebook広告のエンゲージメントとは「広告に対するユーザーの関心度」
- 計算方法は【エンゲージメント数÷リーチ数】
- エンゲージメント率を上げるメリットは「広告が多くの人に表示されやすくなる」こと
言うまでもありませんが、FacebookはSNSです。
ほとんどのユーザーは他者とコミュニケーションを取るためにFacebookを利用しているのであり、広告を見るためにFacebookを利用しているわけではありません。
そのため、広告を投稿する際には「ユーザーとのコミュニケーションを大切にする」という意識を忘れないようにしましょう。
また、中にはFacebookを利用するユーザーには魅力的に感じられにくい商材、つまりFacebook広告が合わない商材やサービスも存在します。
その場合は、先述したとおりInstagram・Twitter・LINEなど他のSNS広告や、Google・Yahoo!といったリスティング広告の配信も検討するとよいでしょう。
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投稿者
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「志を支援する」パーパスの元、デジタルマーケティング支援会社を経営。(2024年6期目/メンバー数約15名/最高年商2億)パーパスに共感したクライアントの成果創出を「誠実なエース人材のみ」でチームを構成し、エンドユーザー目線を徹底する方針で支援してます。
経歴:オプトで運用型広告コンサルタント→サイバーエージェントグループのウエディングパークにて、運用型広告の営業→WALTEXを創業。Speee様、KUMON様、DIGITALIO様など、大手から中小企業(ベンチャー/スタートアップ)まで支援実績インタビューをHPで公開中。
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