リスティング広告/Yahoo!版hagakure+自動入札活用に伴うCV+CPA改善事例
最終更新日:2022年4月26日 | 投稿日:2018年10月10日
「Googleのhagakureは聞くけど、Yahoo!版hagakureの効果はどうなんだろう?」
上記疑問に事例を交えてお答えします。
運用委託前のアカウント状況と実施施策
別件で長くお付き合いをしている方から、
「自社でリスティングを出しているが、最近Yahoo!リスティングの広告効果が上がらなくて困っている」
とのご相談を頂きました。
試しにアカウントを調査した所、複数の問題+改善点が見つかりましたので、
順を追って整理させて頂きました。
問題点1:計測環境を整えてない(CVタグを埋めてない)
自分で運用を始めた方にありがちですが、そもそも計測CVを入れてないパターンが当てはまりました。
CVタグがないと何のKWや広告文が有効なのかわからない為、PDCAを回せませないのがデメリット。
問題点2:キャンペーンと広告GPが意味もなく分割しており、データがバラけている。
「デバイス別」に入札強弱を付ける為にキャンペーンや広告GPを細かく分けており、実績が分散しておりました。
「キャンペーンや広告GP単位で何が出来るか」を理解していれば防げますが、
現在のGoogle/Yahoo!のリスティング広告+ディスプレイ広告は管理画面アップデートに伴い
GP単位でデバイスの入札強弱を掛けれます。
無意味なグループ分けを辞めて、アカウントをシンプルな構成に変更。
自動入札の恩恵を受けやすいように1キャンペーン、1広告グループに変更しました。
問題点3:自動入札(コンバージョンオプティマイザー)を未活用
CVタグ設定+アカウントをhagakure化する事で、
自動入札の効果が最大化するようにアカウント構成を変更致しました。
問題点4:広告表示オプション未導入
コールアウトやサイトリンクなどの基本的なオプションが未導入であった為、
CTR改善→品質スコア改善→CPC改善を目指すべくオプションをフル導入致しました。
結果
狙い通りCV数増加しCPA改善。
上記施策をまとめて実施した事で、
CTR、CPC、CVRの指標が改善した事で全体パフォーマンスが向上致しました。
Yahoo!で効果が上がった事を皮切りに、Googleも巻き取らせて頂いてアカウントを再設計している状況です。
結果を踏まえた考察
今回はhagakure化×自動入札が正常作動し、実績を改善する事が出来ました。
アカウント構成やタグ埋めの方法は千差万別なので、
他にも仕事が多い経営者は、運用を全て自分でやらずに得意な人に任せて自分の仕事に集中頂いた方が僕自身も良いと考えております。
投稿者
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「志を支援する」パーパスの元、デジタルマーケティング支援会社を経営。(2024年6期目/メンバー数約15名/最高年商2億)パーパスに共感したクライアントの成果創出を「誠実なエース人材のみ」でチームを構成し、エンドユーザー目線を徹底する方針で支援してます。
経歴:オプトで運用型広告コンサルタント→サイバーエージェントグループのウエディングパークにて、運用型広告の営業→WALTEXを創業。Speee様、KUMON様、DIGITALIO様など、大手から中小企業(ベンチャー/スタートアップ)まで支援実績インタビューをHPで公開中。