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2023/1/21 ディスプレイ広告

広告代理店の選び方まとめ!最高のパートナーを見つける10のポイント

最終更新日:2023年2月3日 | 投稿日:2023年1月21日

広告代理店に任せれば、広告運用は安心と思っていませんか?

プロに任せた方がたしかにパフォーマンスは良くなります。

しかし、それは「正しい基準をもって広告代理店を選ぶことができたら」の話です。

では、どのような基準で広告代理店を選べばよいのでしょうか?

この記事では、「比較ポイントを押さえた広告代理店の選び方」をお伝えしていきます。

具体的には、以下の順番でポイントを解説します。

  1. どんな基準で広告代理店を選んだらよいのか
  2. 広告代理店に任せるメリット・デメリット
  3. 広告代理店選ぶときに注意するポイント

代理店選びに大きな労力は割きたくないという場合にも、比較するべきポイントを知ることで効率的に選ぶことができます

5分ほどで読めますので、ぜひご一読ください!

広告代理店選びで比較するべき10個のポイント

広告代理店を選ぶうえで大切な比較ポイントは10個あり、大きな分類としては3つです。

<予算>

  • 最低予算はあるか
  • 広告費の支払いは前払いか、売り掛けが可能か

<運用担当者>

  • 運用経験
  • 運用媒体
  • 認定資格を保有しているか
  • 運用クライアント数
  • 運用担当者とのフィーリング

<契約について>

  • アカウントの開示は可能か
  • レポート報告の頻度
  • 契約期間

それでは、それぞれの分類ごとに比較ポイントを見ていきましょう。

予算の比較ポイント

まずは気になるお金の部分から解説をしていきます。

最低予算はあるか

広告代理店によっては、数万円から運用をしてくれる代理店もあれば、最低50万円以上の広告予算が必要となる代理店もあります。

例としては、以下のような違いです。

  • 広告媒体は絞り、小回りの利いた対応をする代理店
  • 幅広いサービスを提供する代理店

ここで注意するポイントがあります。

それは、「扱う広告単価が大きい=良い代理店」ではないことです。

大切なのは「予算に合わせて最適な広告運用をすること」かと思いますので、下記のように選ぶことをオススメします。

予算が限られている場合:広告媒体は絞り、小回りの利いた対応をする代理店
予算に余裕がある場合:幅広いサービスを提供する代理店

広告費の支払いは前払いか、売り掛けが可能か

代理店側で広告費を立て替えることができるか、できないかといった違いです。

代理店によっては、広告費が先出しで必要になる場合もあります。

その理由としては2点です。

  • 初めての取引のため、運用初期のみ広告費は先に必要となるため
  • 広告代理店側が広告費を先出しすることで、キャッシュフローが回らないということを抑えるため

売り掛けができることはメリットになるかもしれません。

しかしその点だけを基準にしてしまうと、他のメリットを享受できるなくなる可能性もあります

あなたのサービスにおける売り掛けの優先度を考慮し、機会損失をなくしていきましょう。

運用担当者の比較ポイント

広告の運用は、会社を選ぶことも大切ですが、実際に運用するのは「人」です。

そのため運用担当者がどういった人かを知ることも大切になります。

では、どんな運用担当者であればよいのでしょうか?

あなたが確認するべきポイントは3点です。

  • 広告運用の経験
  • 運用可能な媒体
  • 広告運用に関する知識

それぞれ解説をしていきます。

運用経験

営業の方は、実績をもとにした提案をされるかもしれませんが、実際に担当するのは経験の浅い運用者ということも

もちろん広告業界の経験が長いから安心して任せられるというものでもありません。

そのため、具体的にどのような経験があるのかを以下を例にして確認してみましょう。

  • 担当者の広告運用歴はどれくらいか
  • 経験のある業界について
  • 過去の改善実績

歴が長いことも目安になるかもしれませんが、伴った実績があるとなお良いですね。

運用媒体

一口に広告運用と言っても、Web広告の媒体にはさまざまな種類があります。

よく知られている代表的な媒体は7つです。

  • Google
  • Yahoo
  • GDN
  • YDN
  • Facebook
  • LINE
  • Twitter

1つの選択肢よりも、手段は多く持ちあわせている方が良いですよね。

担当者によっては得意な広告媒体もあれば、扱った経験の少ない広告媒体もあるかと思います。

運用できる媒体が多いだけでなく、あなた自身のサービスと媒体の特性を適切な形で組み合わせができる代理店を選びましょう。

媒体毎に広告代理店を分けるというのも、1つの手段です

認定資格を保有しているか

運用する広告媒体によっては、専門の知識があること資格によって証明できます。

資格の例

  • Google広告認定資格
  • Yahoo!プロモーション広告 プロフェッショナル認定資格
  • GAIQ(Googleアナリティクス個人認定資格)

これらの資格があるということは、運用担当者が定期的に試験を受け、媒体に関する知識をブラッシュアップしているということです。

知識だけでなく、経験があることも重要ですが、1つの選択基準として資格の有無を確認してみても良いと思います。

確認する場合には、以下のように質問をしてみると良いです。

  • Googleの認定資格があるみたいですが、どういったものなのですか?
  • なにかお持ちの資格はありますか?

運用クライアント数

運用担当者がクライアントを20社、30社と抱えていて、実際はアカウントの分析や運用がほとんどできていない。といったケースもあるようです。

担当者のスキルにより、運用できるアカウント数は増減します。しかしあまりにも多い場合には、1社あたりどれくらいの時間を割いて分析や運用を行っているのかを確認をしてみましょう。

1人あたり何社を受け持っているかの目安を確認する方法としては、以下の2点を質問してみると良いかと思います。

  • 取引をしているクライアントは何社ほどか
  • 運用担当者は何人いるのか

クライアント数を運用担当者の人数で割ることで、1人当たりが担当しているクライアント数を割り出すことができます。

運用担当者とのフィーリング

広告運用を依頼するというのは、単に代理店とクライアント(お客さま)という関係ではなく、一緒に仕事をしていくパートナーになるということです。

そのため、人としての相性も大事になります。

  • なんとなく信用できない
  • 話がかみ合う感じがしない

といった場合ですと、今後一緒に組んでいくパートナーとして不安を感じてしまうかと思います。

あなたが一緒に取り組みたいと思える人にお任せしましょう。

契約について比較するべきポイント

実際に任せたあとで「こんなはずじゃなかった!」とならないために、契約内容やレポートの提出の頻度等、確認しておくと良いポイントを解説します。

アカウントの開示は可能か

運用は任せてください!でも、どのような運用をしているかは、ノウハウが漏れるのでお見せできません!

こういった代理店の場合、パートナーとして信用しずらいですよね。

「広告アカウントの管理画面を触られないために開示をしていない」という代理店もあるかもしれませんが、閲覧権限の付与といった形で共有することは可能です。

運用については完全にお任せする。という考えであればよいですが、

  • アカウントの管理画面も確認したい
  • どのように運用されているか見たい

という場合には、アカウントの開示が可能かを確認してみましょう。

レポート報告の頻度

代理店によってはSLA(Service Level Agreement/サービス品質保証)を設け、広告費によってレポートの報告頻度を変えている場合もあります。

認識のズレがないよう、以下のことを事前に相談してみましょう。

  • あなた自身がどれくらいの頻度で分析や運用レポートが欲しいのか
  • どういった内容のレポートをもらえるのか

※毎日の分析結果をレポートで報告することは難しくても、数値のみのレポートは送付が可能という場合もあります。

契約期間

広告運用を依頼したものの、成果が見えないため代理店を変えたい。

しかし、契約で半年間は解約ができない。

といったことを防ぐために、契約前には以下2点を必ず確認してください。

  • 契約期間があるか
  • 契約期間が長すぎないか

仮に方向転換をしたいとなった場合でも対応していけるように、細かい点まで確認しておきましょう。

広告運用を代理店に任せるメリットとデメリット

広告運用を任せるにあたり、メリット・デメリットについては知っておいた方がよいので、改めて確認をしていきましょう。

状況によっては、そもそも代理店に任せる必要がないという場合もあるからです。

広告代理店に任せる3つのメリット

本来集中するべき業務に集中できる

広告代理店に任せることで、あなたが本来集中するべき業務に時間を割くことができます

限りある時間を、使えるのは大きなメリットです。

最新の状況に合わせた運用をしてもらえる

昨今では、業界大手の電通がWebの広告費がテレビの広告費を抜いたと発表しています。

それだけWeb広告業界の成長に勢いがあるということです。

情報を常にウォッチしている広告代理店であれば、最新の状況に合わせた最適な運用ができます。

知見を活かした改善提案を受けられる

上記の通り、Web広告業界では日々変化が起こっています。

媒体のアップデートや新しい広告媒体の追加に合わせて、改善の提案が受けられることもメリットの1つです。

広告代理店に任せる2つのデメリット

コストがかかる

広告代理店へ依頼する際には広告費に加え運用手数料がかかります。

運用手数料の計算例

広告費:50万円
運用手数料:20%

広告費+(広告費×手数料率)=運用手数料
50万円+(50万円×20%)=60万円

ノウハウがたまらない

広告代理店へ運用を依頼するのであれば、自社にはなかなかノウハウは溜まりませんよね。

もし、あなたが自社での広告運用を考えているのであれば、自社運用をサポートをしている広告代理店を探してみることもおすすめします。

結局どうする?迷ったときの判断基準

実際、代理店にも問い合わせてみたけど、選びきれない。

そんなときは、表にして考えてみることをオススメします。

選ぶポイントについて◎○△×で点数を入れていくという方法です。

広告代理店 A社 B社 C社
担当者の雰囲気
商材・業界への知見
最低予算
レポートの報告頻度
合計 6点 8点 9点

◎:3点 ○:2点 △:1点 ×:0点

この方法を用いることで感覚を数値化、視覚化することでき、客観的な判断につなげられます

初めて広告代理店を選ぶ場合の注意点

広告代理店への依頼が初めての場合に、特に見落としがちなポイントがあるので、対策方法と合わせて解説していきます。

広告代理店への手数料だけで比較しない

こちらの例題を一緒に考えてみましょう。

Q:AとBの広告代理店へお見積りをした際に、下記のような手数料率の違いがありました。あなたはどちらの代理店へ依頼をしますか?

A代理店:20%
B代理店:15%

B代理店の方が手数料率が低いしコストは抑えられるから、Bにしよう!と考えるかもしれません。

しかし、一概に「手数料率が低いから良い」と言えない場合があるので注意をしましょう。

仮にAとBそれぞれの代理店へ広告費100万円で運用依頼をし、獲得CV件数は以下のような結果になったとします。

A代理店:100万(広告費)+20万(手数料)
CV:120件
B代理店:100万(広告費)+15万(手数料)
CV:80件

この場合、トータルでみたときに獲得効率がどちらがよいでしょうか?

獲得効率の式:合計コスト÷獲得件数=獲得効率
A代理店:120万÷120件=10,000円/件
B代理店:115万÷80件=14,375円/件

最初はA代理店の方が手数料率が高く、コストがかかると思っていたかもしれませんが、1件当たりの獲得効率ではA代理店の方が効率が良いことが分かるかと思います。

実際に運用をしてみないと獲得効率の良し悪しは分かりません。

しかし、手数料率によって代理店を決めることで機会損失につながる可能性があることを知っていただけると、より良い代理店選びができるかと思います。

複数の代理店へ問い合わせてみよう

上記のようなことにならないための対策として、複数の代理店複数の代理店へ問い合わせてみましょう

さまざまな提案を受けることで「配信するべき広告媒体」が分かり「どういった代理店に任せたいか」という代理店選びの軸も定まってくるかと思います。

方向性が定まってきたタイミングであなた自身が最適だと考える代理店へ依頼をしましょう。

なお、広告の出稿を考えている場合は、ぜひ弊社もご検討ください。

あなたのお悩みを解決させていただきます

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いまの代理店から別の代理店へお願いする場合の注意点

もし別の代理店へお願いする場合は、どこが良くないのかを分析し、改善提案してくれる代理店を選びましょう。

また、効果が出ずに代理店を変更するのですから、アカウント構成もリセットしてもらえる方がいいですね。

広告代理店の選び方まとめ

ここまで、お金、運用担当者、契約の面の比較ポイント10個について解説してきました。

<予算>

  • 最低予算はあるか
  • 広告費の支払いは前払いか、売り掛けが可能か

<運用担当者>

  • 運用経験
  • 運用媒体
  • 認定資格を保有しているか
  • 運用クライアント数
  • 運用担当者とのフィーリング

<契約について>

  • アカウントの開示は可能か
  • レポート報告の頻度
  • 契約期間

これらのポイントを踏まえて、ピッタリな代理店を探していきましょう。

また、弊社でも広告運用のご相談をお受けしております。

サービスをまとめた資料がございますので、お気軽にダウンロードしていただければ幸いです。

投稿者

浜中 広助
浜中 広助株式会社WALTEX 代表取締役
「志を支援する」パーパスの元、デジタルマーケティング支援会社を経営。(2024年6期目/メンバー数約15名/最高年商2億)パーパスに共感したクライアントの成果創出を「誠実なエース人材のみ」でチームを構成し、エンドユーザー目線を徹底する方針で支援してます。
経歴:オプトで運用型広告コンサルタント→サイバーエージェントグループのウエディングパークにて、運用型広告の営業→WALTEXを創業。Speee様、KUMON様、DIGITALIO様など、大手から中小企業(ベンチャー/スタートアップ)まで支援実績インタビューをHPで公開中。

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