【これから始める方へ】Google広告は効果なし!?失敗を避ける8つのノウハウ
最終更新日:2024年8月19日 | 投稿日:2022年7月2日
これからGoogle広告を始めるのであれば、
- なるべく失敗を避けたい
- リスク面を把握しておきたい
と考えている方も多いのではないでしょうか。
本記事ではそのような方に向けて、Google広告で効果が出にくいケースやその対処法、失敗した事例を紹介します。
先人の失敗から学ぶことで、対処法を身につけ効率的に成功へと向かえるので、ぜひ参考にしてみてください。
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目次
Google広告は効果がない?
結論から言うと、Google広告には効果があります。
Google広告はリスティング広告、ディスプレイ広告や動画広告などがあります(※)。
インターネット広告の中でも活用の幅が広い非常に網羅性が高い広告です。
ただし、広告を出せば必ず成果が出る、というわけではありません。
Google広告に限らずすべての広告に共通することですが、成果を出すためには
- 魅力的な商品を用意する
- 妥当なターゲットを定める
- 適切に運用する
これらが重要です。
上記を怠ったにも関わらず、Google広告は効果がない、と判断してしまうのは非常にもったいないです。
(※)Google広告の種類については、下記記事にて詳しく解説しています。
Gooogle広告で効果が出にくい8つのケースとその対策
まずはGoogle広告で効果が出にくいケースを8つ紹介していきます。
- そもそも検索がされないキーワードに配信している
- LPに問題がある
- 十分な効果検証をしていない
- 予算が少なすぎる
- 商材自体に改善の必要がある
- 広告上で競合が多すぎる
- 電話予約がメインである
- 高額商材である
対策も一緒に、順番に解説していきます。
1.そもそも検索がされないキーワードに配信している
今まで無かったようなアイデアやコンセプトがある商品・サービスに起こりうるケースです。
例えば、スマートフォンが世に広まる前は誰もそのような商品を認知していません。そのため「スマートフォン」という検索をする人はいなかったはずです。
そのような場合、たとえ広告出稿しても検索がないためそもそも広告表示すらされないという状況になり、効果も感じられません。
《対策》
まずは、こういう商品があるとユーザーに認知してもらうような施策を打つ必要があります。
Google広告ならディスプレイ広告や動画広告(YouTube広告)、または他媒体のSNS広告が認知拡大に効果的です。
場合によってはインターネット広告に限らず、テレビCMや雑誌などのマス媒体を活用してみるのもひとつの手です。
もしくはキーワードプランナー等のツールを使って、検索ボリュームのあるキーワードに配信することをおすすめします。
2.LPに問題がある
広告の遷移先であるLPもGoogle広告の効果に大きな影響を与えます。
例えば、下記のようなことがLPの課題としてよく挙げられます。
- 配信しているキーワードやバナーとLPのイメージがかけ離れている
- コンバージョンするだけの十分なコンテンツがLP内に用意されていない
- ボタンがわかりづらい・フォームの入力項目が多い
LPに問題があると、バナーや広告文が魅力的でもLPが原因で離脱され、類似他社でコンバージョンしてしまうことになりかねません。
《対策》
広告出稿を行う際は、一緒にLPの制作・準備をしておきましょう。
また、Googleアナリティクスやヒートマップでサイト流入後のデータ分析も可能です。
広告運用をしながらLPの改善もセットで行える体制を整えておくとベターです。
自社HPではコンバージョンが出にくい場合は、広告専用LPの作成も視野にいれておくと、より失敗に備えられるでしょう。
3.十分な効果検証をしていない
Google広告は運用型広告と言われるだけあって、結果をもとに改善を重ねることで本来の効果を発揮します。
「とりあえず広告出稿したけれどメンテナンスできていない、クリエイティブやキーワードも初期設定のまま…」
というのは非常にもったいない失敗要因です。
《対策》
少なくとも月に1回は結果をもとにした振り返りを行える体制を整えましょう。
細かいメンテナンスであれば1~2週に1回程度行えるのが理想です。
自社で行うのが難しい、あるいはノウハウ不足が不安という方は、広告代理店への外注もおすすめいたします。
作業の人件費を抑えつつ、代理店のもつノウハウを基にした運用で、より効果を発揮しやすくなります。
弊社WALTEXでもインターネット広告運用を承っており、2020年において以下の実績があります。
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4.予算が少なすぎる
配信の予算が少なすぎることも、効果が出づらくなる大きな要因です。
Google広告は表示課金制あるいはクリック課金制をとっており、予算≒出稿ボリュームとなります。
仮に、Google広告経由のコンバージョン率が1%だとします。そうすると、1コンバージョンの獲得に100クリック分の予算が計算上必要です。
しかしコンバージョンを獲得するに十分な予算を投じていなければ「出稿しているのに効果が出ない」という状態になるのです。
《対策》
最適予算を把握し、十分な予算を確保して運用をスタートすることをおすすめします。
属する業界や出稿したいキーワード、目標の数字によって最適な予算は異なるため、自社の掲げた目標や戦略をもって逆算することが必要です。
リスティング広告の料金を含めた仕組みについてはこちらの記事で詳しく解説しているため、予算算出の参考にしてみてください。
5.商材自体に改善の必要がある
自社の商品やサービスがユーザーに選ばれるだけの独自性や優位性がなければ、Google広告に限らず効果は出にくくなります。
インターネットの普及により、ユーザーは購買活動に至る前に検索・情報収集をし比較検討すると言われています。
競合と比較した優位性やユーザーの求める商品特性がなければ、広告で露出を増やしてもコンバージョンには至りません。
《対策》
どの広告を行うにしても、まずは自社分析や競合調査などのマーケティング分析が必要です。
インターネット広告は地域や属性、配信日時などを細かくターゲティングし配信できることが強みです。
マーケティング分析をすることで、より自社のターゲットに絞った効果的な広告配信も期待できます。
6.広告上で競合が多すぎる
広告上の競合が多いと効果が出ない、というわけではありません。
しかし、広告上での競合が多いと
- 1クリックあたりの単価が高まり、多くの予算が必要
- ユーザーの選択肢が豊富なため、自社が選ばれる可能性が低くなる
ということが起こり得ます。
一般的にビッグワードと呼ばれる検索ボリュームの大きいワードは、出稿している競合も多い傾向にあります。
《対策》
テールワードと呼ばれる、具体性の高いワードで広告出稿を行うことで対策が可能です。
例えば、あなたが鎌倉でオーシャンビューのホテルを経営していたとします。
その際、「鎌倉 ホテル」というワードより「鎌倉 海の見える ホテル」と検索している方へのアプローチを強化をするというイメージです。
7.電話予約がメインである
Webで予約が入った場合は予約完了ページに到達することで、「広告経由のWeb予約数」が把握できます。
しかし電話で予約が入った場合、広告管理画面上で確認できるのは「電話ボタンのクリック数」です。新規顧客かどうかは把握できません。
加えて、この「電話ボタンのクリック数」を成果として設定している広告主は多くありません。
そのため、電話予約がメインである場合、本当は効果が出ているのに効果がない、と判断されやすくなってしまいます。
《対策》
電話での予約が多い業種の場合、コールトラッキングシステムを活用してみても良いかもしれません。
コールトラッキングの活用で、電話問い合わせのうち実際に新規予約に至ったものが◯件、と把握できるようになります。
そのため、曖昧になりやすい電話経由の予約数を明確にすることができます。
8.高額商材である
高額商材でもGoogle広告で効果を出すことは大いに可能です。
ただ、不動産や結婚式、車や高級ブランド品などといった高額商材は、問い合わせや購買活動に至るまで時間がかかります。
そのため、広告経由で直接のコンバージョンが発生しづらいことも多いです。
例えば、広告でマンションの売り出し情報を認知したけれども、実際に問い合わせをするのは数ヶ月先になるケースは大いに考えられますよね。
その際、「広告から予約があった」と広告主に認識されづらく、結果効果が出ていないと判断されてしまいます。
《対策》
広告で直接の問い合わせや購買には至らずとも、きっかけは広告です。成果が出ていないと停止してしまうのはもったいないかもしれません。
対策として、広告の良し悪しを把握するためにアシストコンバージョンやマイクロコンバージョンを評価することを推奨します。
アシストコンバージョンとは、コンバージョンはしていないものの、コンバージョンのきっかけとなった訪問のこと。
またマイクロコンバージョンとは、例えば「フォーム到達数」「料金プランを閲覧した数」など、コンバージョンが発生する一歩前のアクションを指します。
高額商材の場合は、アシストコンバージョンやマイクロコンバージョンを見ることで、広告の効果を判断してみてください。
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Google広告の失敗事例3選
ここでは、Google広告での実際の失敗事例を紹介していきます。
今回紹介する事例は、比較的広告の運用経歴が短い広告主様の失敗例のため、これから始める方も陥りやすい例ともえいます。
ぜひこれらの失敗から学び、成功への糧にしてください。
失敗事例①:商材に改善点があり、1年弱費用対効果が未達成
1つ目は商材側に課題があり、成果が奮わなかった事例となります。
《状況》
広告のクリック率は良くサイトへの流入はあったものの、長期間コンバージョンに至らず。
キーワードや広告文、LPの細かな修正など改善施策も多数行いましたが、なかなか成果が現れませんでした。
《原因/対策》
クリック率やサイト流入後の回遊は好調。コンバージョンにのみ課題があったため、自社商材側に問題があると仮定。
競合調査や自社コンセプトの見直しなどのマーケティング分析を行い、価格の見直しや新プランの追加を行いました。
結果、徐々に効果が改善され、結果的に費用対効果が200%の改善という結果となりました。
失敗事例②:検証不足で、効果が右肩下がり
2つ目は、十分に効果検証をしないことで効果が徐々に悪化してきた事例です。
《状況》
リスティング広告の配信をスタート後、相性がよかったのか初速から目標値達成。
しばらく好調状態が続いたため、そのまま同様の配信を数ヶ月続けていました。
しかし次第に成果が悪化していき、最終的にコンバージョンが激減しました。
《原因/対策》
同社がリスティング広告を実施後、後追いで競合他社も参入しました。
にも関わらず、効果が出たという理由で初期設定と同様の配信をし続けていたのです。
つまり、競合が増えていく中、自社の運用に対して十分な効果検証を行っていなかったことが効果不振の原因といえます。
競合やトレンドが日々変化する中、広告側も柔軟に変化や改善を加えていく必要があります。
もし広告運用の必勝パターンが見つかったとしてもそれに固執するのは基本NG。
余剰予算を投じて新たな必勝パターンを見つけていく、といった将来を見据えた姿勢を持つことも大事です。
失敗事例③:LP改悪により、効果がガタ落ち
最後は広告用LPから自社のHPに遷移先を変更した結果、効果が悪化した例となります。
《状況》
リスティング広告の配信をスタート後、比較的好調に推移。
しかし、自社HPの大幅リニューアルをきっかけに、広告の遷移先を広告専用LPから自社HPに変更しました。
すると、マイクロコンバージョンを含めたコンバージョン数が激減したのです。
遷移先変更が原因であることは一目瞭然でした。
しかし高額な予算を投じリニューアルをしたため、遷移先を戻す決断が容易にできず、コンバージョンが奮わない状態が続いてしまいました。
《原因/対策》
このケースでは、自社HPのリニューアルの際、ブランディングのため自社サービスの世界観を訴求することを最重視していました。
それゆえに、広告との関連性の低下や予約・問い合わせのしづらさを引き起こしてしまい、成果が悪化してしまったといえます。
こういった場合は、コンセプトサイトとしての自社HP、予約や購買サイトとしての広告LP、と割り切って考えることもひとつの手です。
広告LPは戦略や結果に合わせて柔軟に修正できるメリットもあります。
もしどうしても自社HPを広告用に活用したいのであれば、実績に基づいたCVしやすいサイト設計を行うことを推奨します。
まとめ
本記事のまとめ
- Google広告は効果が出る広告である
- 効果を出すためには、魅力的な商品を用意し、妥当なターゲットを定め、適切に運用していくことが必要
Google広告は数多くの広告主が導入している、インターネット広告でも主流の広告といえます。
はじめは効果を感じられなくても、運用次第では大きなパフォーマンスを発揮してくれる可能性が高いです。
一方、専門的な知識や経験が必要な場面もあります。初心者が一から運用していくのは難しいと感じるかもしれません。
「Google広告を配信したいけど失敗を避けたい」
「できるだけ費用対効果よく運用していきたい」
という場合は、広告代理店への依頼も検討してみてはいかがでしょうか。
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投稿者
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「志を支援する」パーパスの元、デジタルマーケティング支援会社を経営。(2024年6期目/メンバー数約15名/最高年商2億)パーパスに共感したクライアントの成果創出を「誠実なエース人材のみ」でチームを構成し、エンドユーザー目線を徹底する方針で支援してます。
経歴:オプトで運用型広告コンサルタント→サイバーエージェントグループのウエディングパークにて、運用型広告の営業→WALTEXを創業。Speee様、KUMON様、DIGITALIO様など、大手から中小企業(ベンチャー/スタートアップ)まで支援実績インタビューをHPで公開中。