リスティング広告で効果が悪いときの7つの改善法-5年の運用経験から語る
リスティング広告を運用していて、最初から上手くいくことは中々少ないもの。
「リスティング広告で成果が上がらない」
「費用対効果が悪い」
そんな悩みを持っている方は多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、5年以上リスティング広告を運用してきた私が、効果が悪い時に確認すべき改善ポイントをご紹介します。
3分程度で読めるので、ぜひ参考にしてくださいね。
目次
リスティング広告で効果が悪い時に確認すべき7つの改善ポイント
リスティング広告で効果が悪い時に確認すべきポイントを7つご紹介します。
- 広告文はクリックや購入をしたくなる内容か
- 広告文とLPの内容にズレがないか
- 効果の悪い広告やキーワードに配信し続けていないか
- 日予算は適切か
- ターゲティングは適切か
- 除外キーワードを設定しているか
- マッチタイプは適切か
効果が悪いのには何かしらの理由があります。まずは改善するために理由を分析・推測しましょう。
1. 広告文はクリックや購入をしたくなる内容か
広告文はユーザーが最初に目にするもの。広告文がイケてないとそもそもクリックされにくく、購入にも繋がりにくいです。
広告文で伝えるべきなのは、商品の特徴やメリットだけではありません。「その商品を使った人がどうハッピーになるのか」を伝えることに注力してみてください。
もちろん、いきなり完璧な文章は作れないので、沢山のパターンを試して改善を重ねていきましょう。
2. 広告文とLPの内容にズレがないか
広告文とLPの内容にズレがあると、ユーザーは「期待していた内容と違う」と感じて離脱してしまいます。
例えば、広告文で訴求している内容がLPに少ししか書かれていない場合や、下の方に記載されている場合。
ユーザーは広告文を見て興味を持ちクリックしたのに、LPにその内容が見当たらなかったら離脱してしまいますよね。
広告文とLPのストーリー性や関連性は、意外と見落としがちなポイントです。成果が出ないときは見直してみましょう。
3. 効果の悪い広告やキーワードに配信し続けていないか
効果が悪いと分かっている広告やキーワードに配信を続けてはないでしょうか?
費用対効果が合わない・成果が出ないと判断した広告やキーワードは、日々ガンガン精査してOKです。
そして精査して浮いた分の広告費を、新しい広告やキーワードに投下しましょう。これを繰り返すことで、徐々に効果が改善されていきます。
ちなみに、「効果が悪い」の判断は、例えばですが以下を軸に行うのがおすすめです。
- CVが発生している場合:目標CPAを超えているか
- CVが発生していない場合:目標CPA以上の金額を使っているか
4. 日予算は適切か
キーワードに対して日予算が少なすぎると、配信が日中に止まってしまい、夜まで配信できないケースがあります。
まずは夕方頃、当日の消化金額をチェックして日予算を使い切っていないか確認しましょう。日予算が足りなさそうな場合、ぜひ増額を検討してください。
商材にもよりますが、夜の方がCVRが高いケースはよくあります。機会損失を避けるためにも、なるべく1日中配信できる日予算を設定するのがおすすめです。
5. ターゲティングは適切か
「商材に適したターゲティングができているか」は効果を左右する重要なポイント。効果が出ないときは見直してみましょう。
例えば、パソコンの方が成約率が高い商材にも関わらず、スマホに消化金額が偏っていませんか?また、店舗がない地域まで広告を配信していませんか?
リスティング広告はターゲティング機能が豊富ですが、それ故に見落としてしまうこともあります。
基本的なことだからと軽視せず、効果が出ないときこそ一度冷静に見つめなおしてみましょう。
6. 除外キーワードを設定しているか
リスティング広告では、部分一致やフレーズ一致などで指定したキーワードに対して、実際に検索された語句を確認することができます。
この検索語句は定期的に確認し、明らかに関係ないキーワードや意図していない表現は除外しましょう。
逆に「こんなキーワードで売れるんだ」という発見もあるはずです。そういったキーワードは必ず追加しましょう。
地味な作業ではありますが、積み重ねていくと効果に大きな差が生まれます。
7. マッチタイプは適切か
リスティング広告には、以下4種のマッチタイプがあります。
- 完全一致
- フレーズ一致
- 絞り込み部分一致
- 部分一致
これらが適切に設定されているか、確認してみましょう。
特に部分一致は意図せぬキーワードに配信されてしまうことが多く、注意して使いたいマッチタイプです。
マッチタイプの仕組みやおすすめの設定については、「リスティング広告のマッチタイプを徹底解説」で詳しく解説しています。
コンバージョン数が足りなくて分析が難しいときのコツ
不動産や高額商材などコンバージョンのハードルが高い案件の場合、数万円使ってもコンバージョンが0件ということもあります。
コンバージョンが発生しないと広告やキーワードの良し悪しが判断できず、効果改善も難しいですよね。
そんなときは、マイクロコンバージョンを設定しましょう。
マイクロコンバージョンとは、例えば入力内容確認画面や顧客情報入力画面など、コンバージョン地点の少し前を成果地点とみなすことです。
マイクロコンバージョンが増えると、最終コンバージョンの増加にも繋がります。
マイクロコンバージョンを使うことで分析が一気にしやすくなるので、利用してみてください。
まとめ:効果が悪い原因を分析して、1つ1つ改善していこう
リスティング広告に魔法はありません。結局、日々の調整や分析を重ねていった人が勝つ世界です。
効果が悪い要因を分析して、1つ1つ改善を繰り返していくことが一番の近道。簡単な作業ではありませんが、根気強く頑張っていきましょう!
また、以前弊社でGoogle広告の成果の改善事例を記事にしています。こちらも併せて参考にしてください。
投稿者

- 株式会社WALTEX 代表取締役
- 新卒にて㈱オプトでリスティング+ディスプレイ広告のコンサルタント→㈱サイバーエージェントグループの㈱ウエディングパークにて、アドテク事業部立ち上げメンバーとして運用型広告の営業→副業から事業拡大した後、株式会社WALTEXを創業。DX/デジタルマーケティング支援会社を経営。コツコツ積み上げるSEOが好きで、WEB広告関連の「567KW」でSEO1~3位表示中(20年10月時点)