Facebook広告のリーチとは?インプレッションとの違いや増加するコツを解説
最終更新日:2023年2月3日 | 投稿日:2022年2月2日
広告配信における重要な指標のひとつである「リーチ」。
リーチを伸ばすことは、広告の成果を向上させることに繋がると言っても過言ではありません。
この記事では、Facebook広告のリーチについて、以下のような内容を詳しく解説します。
- Facebookにおけるリーチとは
- リーチ・インプレッション・エンゲージメントの違い
- リーチ数を上げるメリット
- リーチ数を確認する方法
- リーチ数を上げるためのポイント
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目次
Facebook広告におけるリーチとは
一般的に「リーチ」とは広告を見た人の数を指しますが、Facebook広告においても同じです。
リーチを確認することで、何人の人が広告を見たのかということがわかります。
ユーザーがどの程度の割合で広告に反応したかなどもリーチ数を元に割り出されることが多いため、重要な指標であると言えるでしょう。
リーチ・インプレッション・エンゲージメントの違い
似ている言葉であるリーチ・インプレッション・エンゲージメントの違いについて説明します。
この3つを一言で説明すると、下記のようになります。
- リーチ=広告を見た人の数
- インプレッション=広告が見られた回数
- エンゲージメント=広告に対してアクションを起こした人の数
エンゲージメントには「いいね!」「シェア」など種類があることが特徴。
エンゲージメント数は、これらのアクションごとにカウントされます。
では、ユーザーの行動からリーチ・インプレッション・エンゲージメントを数えてみましょう。
Aさんは1日にFacebookを3回開きました。
同じ広告を3回目にして、「いいね!」を押したあとシェアを行いました。
この場合、リーチ・インプレッション・エンゲージメントの数は下記のように表すことができます。
- リーチ:1
- インプレッション:3
- エンゲージメント:「いいね!」1・シェア1
どの数字もユーザーの行動を知る重要な指標です。違いを理解してマーケティングに活かしましょう。
Facebook広告でリーチを上げるメリット
リーチを上げることで、下記のようなメリットが得られるでしょう。
- ブランドの認知度をアップすることができる
- ブランドイメージを変更したい際に効果を発揮する
(より多くの人に刷新したブランドイメージを届けられる) - 広告が表示されるユーザーの数を増やすことができる
広告を配信するときには、まず多くの人に見てもらうことが大切です。
リーチを上げることで、投稿がより多くの人の目に触れることになります。
- 広告の配信を始めたばかり
- サービス・商品を知ってもらいたい
このような場合は特にリーチ数を意識するとよいでしょう。
参考:リーチの目的について | Facebook Businessヘルプセンター
Facebook広告でリーチを確認する方法
リーチは重要な指標であるということがわかったところで、Facebook広告においてリーチを確認するためにはどのような方法があるのかを解説します。
以下2つの方法をお伝えするので、お好きな方法を試してみてください。
- 広告マネージャから確認する
- Facebookページの「インサイト」から確認する
1.広告マネージャから確認する
Facebook広告マネージャから確認することができます。
デフォルトで表示されている「列:パフォーマンス」からも確認できますが、下記の項目を選択しても確認できます。
- 配信
- パフォーマンスとクリック数
- オフラインコンバージョン
- ターゲットとクリエイティブ
上記項目は、「列:パフォーマンス」をクリックすると表示されるプルダウンから選択可能です。
また、プルダウン下部にある「列をカスタマイズ…」からリーチを表示することも可能です。
「列をカスタマイズ…」をクリックするとこのような画面が表示されます。
ここから下記の手順で、管理画面にリーチを表示させることができます。
- 左メニューから「パフォーマンス」を選択
- 中央に表示される「リーチ」にチェックを入れる
- 右下の「実行」を押し管理画面に戻ることでリーチ数が確認可能になる
2.Facebookページの「インサイト」から確認する
Facebookページ上部の「インサイト」からも、リーチを確認することができます。
リーチは下記の2種類に分かれています。
- オーガニック
- 有料
オーガニックリーチは広告を経由することなく投稿を見た人の数です。
有料リーチは広告を経由して投稿を見た人のことを指します。
Facebookのリーチ数は「エッジランク」に左右される
Facebookのリーチ数は、「エッジランク」と呼ばれるアルゴリズムに影響を受けます。
現在、Facebookの投稿は、エッジランクが高いものほどユーザーに優先的に表示される仕組みです。
エッジランクは、下記のような要素が影響し合って上昇すると言われています。
- エンゲージメント数
- エンゲージメントの頻度
- Facebookページ投稿の新規性
- エンゲージメントの新規性
など
リーチ数を上げるためには、エッジランクを意識することが大切です。
エッジランクを上げるためには、下記のポイントを意識して投稿を行いましょう。
- コンテンツを充実させる
- 定期的に新しい投稿を行う
- エンゲージメントを上げる
- ユーザーとのコミュニケーションを意識する
(ついたコメントへの返信・コメントを呼びかける投稿など)
Facebook広告でリーチを上げるためのポイント3選
リーチ数を上げるためにはエッジランクを意識することが大切だとお伝えしました。
実は、エッジランクを上げる以外にもリーチを上げるためにできることがあります。
ここからはリーチを上げるためのポイントを3つ解説していきましょう。
1.「キャンペーンの目的」で「リーチ」を選ぶ
キャンペーンを作成する際、「キャンペーンの目的を選択」で「リーチ」を選択しましょう。
上記の画面で「リーチ」を選択することで、より多くのユーザーに投稿が届く設定になります。
参考:ヘルプ: 適切な広告の目的を選択する | Facebook Businessヘルプセンター
2.適切な配信設定になっているか確認する
広告セットの編集画面で、適切なリーチ・ターゲットなどを設定しましょう。
ターゲット設定は、オーディエンス設定部分に「オーディエンスが定義されました。」と表示される範囲に設定することをおすすめします。
ターゲティングが広くなりすぎると効率的な配信ができない
以下のキャプチャは、広告セット新規作成時の編集画面です▼
こちらの画面の右部で、下記の項目が確認できます。
- オーディエンスの広さ
- 潜在リーチ数
- 1日の推定リーチ数
「オーディエンス設定がかなり広いです。」と表示されています。
この状態で配信を開始しても、効率的な配信ができるとは言い難いでしょう。
潜在リーチ数が多すぎる場合、非アクティブ(すでにFacebookを利用していない)ユーザーが混ざる可能性も上がってしまいます。
予算と目的に応じて、適切な潜在リーチ数になるよう設定を行いましょう。
逆にターゲティングを絞り込みすぎても配信されない
しかし、オーディエンスやターゲットを絞り込みすぎても効率的な配信はできません。
それどころか、広告の配信自体が成されない可能性があります。
画像の右部を確認してください。
下記のようなターゲット設定にした場合のオーディエンス・潜在リーチ数が表示されています。
- 地域:日本
- 年齢:20~30
- 性別:女性
- 詳細ターゲット設定:勤務先 Apple
「オーディエンスが狭すぎます。」と表示されている他、1日の推定結果も表示されなくなってしまいました。
この場合、広告配信を開始してもリーチ数は1桁~数十程度になることが予想されます。
↓
エンゲージメントも得られない
↓
エッジランクが上がらない
↓
投稿が表示されにくくなる=リーチが減る
結果、上記のような悪循環に陥ってしまう可能性もあるでしょう。
配信開始時は予算と相談しながらも、ある程度オーディエンスを広げて開始することをおすすめします。
3.動画広告を作成・配信する
動画広告を配信していない場合、配信することでリーチ数を上昇させることができるかもしれません。
下記の理由から、動画広告というだけでリーチが増加する可能性があると言えるでしょう。
- 動画広告はフィードなどに加えFacebook Watchにも表示される=純粋に表示箇所が増加する
- 動画コンテンツの視聴率は直近2年で増加していることから、静止画よりも高いエンゲージメントが期待できる
ユーザーにマッチする動画広告の作成も視野にいれて、配信準備を行いましょう。
まとめ:リーチ数を上げて広告の目的を達成しよう
本記事のまとめ
- リーチを上げることは認知度アップや広告が表示されるユーザー数の増加につながる
- リーチを上げるにはエッジランクを上げることが重要
- 適切な配信設定を行うことで効率よくリーチ数を上げることができる
Facebook広告のリーチ数は、Facebook広告の配信を行う上で重要視すべき指標のひとつです。
広告はまず見てもらうことが大切です。自社が広告を配信する目的に合わせて、リーチ数を伸ばすための施策を実行していきましょう。
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「志を支援する」パーパスの元、デジタルマーケティング支援会社を経営。(2024年6期目/メンバー数約15名/最高年商2億)パーパスに共感したクライアントの成果創出を「誠実なエース人材のみ」でチームを構成し、エンドユーザー目線を徹底する方針で支援してます。
経歴:オプトで運用型広告コンサルタント→サイバーエージェントグループのウエディングパークにて、運用型広告の営業→WALTEXを創業。Speee様、KUMON様、DIGITALIO様など、大手から中小企業(ベンチャー/スタートアップ)まで支援実績インタビューをHPで公開中。