【2019年】元代理店出身が語る/リスティング代理店の選び方7選
最終更新日:2021年4月12日 | 投稿日:2018年10月6日
【2019年】元代理店出身が語る/リスティング代理店の選び方7選
[speech_bubble type=”In” subtype=”L1″ icon=”1.jpg” name=”広告主さん”] リスティング広告を発注したいんだけど、どこも「〇〇受賞」「正規代理店」「全員が有資格者」って言ってて良さそうだし、いまいち選び方がわからないよ。。。 [/speech_bubble]
上記の悩みを解決致します。
目次
まず良くある「正規代理店」「〇〇受賞」「全員が資格者」は無視しましょう。
よくある下記は全て無視しましょう。
①正規代理店
②〇〇受賞
②全員が有資格者
上記に対して
①正規代理店
→広告の出稿費用が多ければ、大体付与されます。
②〇〇受賞
→媒体は代理店に広告を売って貰いたいので、色々と表彰制度を設けて頑張らせてます。
代理店はその賞を掲げて「弊社の方が他代理店より優れてます!」と言いたいだけです。
代理店が受賞してても、新卒が運用担当なら意味がありません。
③全員が有資格者
→資格は運用に結びつかない内容が多く、資格者=成果が出せるとは限りません。
また、テストの内容が固定的なので、代理店によっては答えをすでに持っておき、
回答を用意した状態でテストに合格させるような所もございます。
選定のポイントは「代理店のサポート体制×運用者のスキル」
ここからは具体的な選び方を見ていきます。
選ぶ基準は「①代理店のサポート体制×②運用者のスキル」
で見ます。
①の理由は、
運用者を囲っている代理店の体制や考えによっても信頼出来るかどうかがわかるからです。
例えば「広告代行手数料を頑なに答えない」「運用者と会えない」は注意が必要です。
実は「平均より代理店手数料が高いから答えない」であったり
「運用を実は全くしていないから、運用者と会えない」
などの裏がある可能性があります。
②の理由は「広告成果は運用者のスキルでほぼ決まる」からです。
広告は管理画面を通して配信が行われますが、
数値と向き合い、要因を分析し、改善施策を打つ担当者が1番貴社の広告と向き合う事になり、
運用スキル如何で実績はまるっきり変わります。
フロントの営業が信頼出来ても、運用者が信頼出来なそうであれば、
成果が見込めないので注意しましょう。
具体的な代理店選定ポイント7選
それでは具体的な代理店選定ポイント7個を見て行きましょう。
【サポート体制面】
①手数料を開示しているか
手数料を開示せずに「トータルで〇〇万円でOKです」という代理店は要注意です。
言えない=平均より高い or 高過ぎるパターンが大体です。
中には40~50%を手数料として取っている場合もありますので必ず聞きましょう。
答えられない場合、運用で相当成果を上げてくれる期待値がある代理店以外はNGです。
②運用者と直接コミュニケーションが取れるか
営業担当が運用もするなら良いですが、
営業と運用が別れている場合は確認しましょう。
アカウントを実際に動かす担当者とコミュニケーションを取らないと、
・(運用者が)広告主の顔が見えないので、緊張感が少ない。(手を抜かれる)
・広告主の現場の温度感と運用内容の連携がリアルタイムにし辛い。
・新卒が運用担当だった。
などのマイナス要因に繋がる可能性があります。
③運用担当の保有アカウント数
100アカウント運用している人と、20アカウント運用している人では、
どちらが1つのアカウントに対して質の高い運用が出来るでしょうか。
答えは「20アカウント運用している人」です。
運用担当者の保有アカウント数をさり気なく確認し、
発注後に全くアカウントを触ってくれないパターンを事前に防ぎましょう。
④電話や対面で振り返りがあるか
代理店によってはレポートはオプション料金であったり、
メールのみのレポート報告の場合もあります。
レポート頻度は予め確認しておきましょう。
【運用者のスキル面】
⑤初級:「CPAを下げる場合は、どの指標をどう改善すればよろしいですか?」と質問して回答出来るか。
運用者であれば最初の研修で学ぶ初歩的な質問です。
例えるならばバスケ部の人に「フリースローのやり方を教えて」と聞いてるようなものです。
そこで「フリースローはね」と答えてくれるバスケ部員ならよいですが、答えられないと怪しいですよね。
同じように運用者でCPAの改善に関して流暢に語れない人は、一発NGです。
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▼返答の例
①CPAが悪化
②CPC or CVRのどちらが悪化
③CPCの場合はAキャンペーンのB広告GP、CのKWで悪化なので、入札を調整する等。
※③はその他にも沢山選択肢があります。
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上記をスラスラ答えられれば、まず初歩としてOKです。
意外にも答えられない運用者多いです。
改善ロジックがわからない=運頼りの運用になりますので、必ず担当をチェックして下さい。
⑥中級:Googleアナリティクスの知見があるか
リスティング広告は集客の為の1手法でしかありません。
Googleアナリティクスを見れる事で、LPの改善やGoogleをより活用する意味も含めて、
運用の幅が大きく広がります。
また、Googleアナリティクス×Google広告を連携させて行う自動入札運用は、
AIが加味するシグナルを多く使える事になるので、広告成果向上に繋がります。
Googleアナリティクスなどのサイト解析ツールも見れる担当かチェックしましょう。
⑦上級:hagakure構造とは?を聞いて説明出来るか
アカウント構成は広告成果に直結します。
Googleが推奨するhagakure構造×自動入札の運用は、
大手代理店では成果が上がるスタンダードなアカウント構成になってきましたが、
中小代理店では未だにキャンペーンを意味も無く10個に分けて運用するアカウント構成もございます。
hagakure構造のメリット・デメリットを理解した上で、
あえてキャンペーンを分けているのであれば良いですが、
hagakureを説明出来ずに運用している場合は、
最新の知見を持ち合わせておりませんし、
媒体機能を十分に活用出来ておりません。
媒体機能を上手く扱えない場合は成果改善のスピードに関わるので、
チェックした方が良いでしょう。
最後に
上記紹介してきましたが、最も大事なのは「運用担当のスキル」であると思います。
一方で、代理店ではその担当が3ヶ月に1度代わるパターンもございますので要注意です。
「代理店を上記に従って選んだのに、担当がコロコロ代わるんじゃもう駄目じゃん!」
と思いになりましたら、「フリーランス委託」
も選択肢としてあります。
フリーランスであれば、担当が変わらない+スキルをしっかり見た上で発注が出来るのがメリットです。
代理店を選ぶ際の参考にしてみて下さい。
投稿者
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「志を支援する」パーパスの元、デジタルマーケティング支援会社を経営。(2024年6期目/メンバー数約15名/最高年商2億)パーパスに共感したクライアントの成果創出を「誠実なエース人材のみ」でチームを構成し、エンドユーザー目線を徹底する方針で支援してます。
経歴:オプトで運用型広告コンサルタント→サイバーエージェントグループのウエディングパークにて、運用型広告の営業→WALTEXを創業。Speee様、KUMON様、DIGITALIO様など、大手から中小企業(ベンチャー/スタートアップ)まで支援実績インタビューをHPで公開中。