WALTEXはプロバスケットボールチーム「横浜ビー・コルセアーズ」を応援しています。

WALTEXは「横浜ビー・コルセアーズ」を応援しています。

2020/10/31 社長ブログ

【決断に悩んでる方向け】しっかり検討すれば、実は世の中「ローリスク・ハイリターン」が溢れている

以前大手からスタートアップに行った知人と話している時に「なぜそのような決断をしたの?」という質問に対してこんな話で盛り上がりました。

知人

世の中って「ハイリスク・ハイリターン」or「ローリスク・ローリターン」で語られる事が多いですよね。

でも、リスク範囲をしっかり定めてリターンを考慮すると、実は「ローリスク・ハイリターン」である事は往々にしてある。

僕の場合「リスク=転職先のスタートアップが潰れる」ですが、ネクストアクションは「再就職するだけ」でした。

大手にいても結局未来に転職するなら変わらないなと思って、ビジョンに共感したスタートアップへの移籍を決断しました。

「ローリスク・ハイリターン」という言葉に良い気付きと感動を覚えると共に、起業も転職も正にその通りだなと共感しました。

そこでこの記事では、決断に悩んでる人や、道に迷ってる人に向けて、リスクコントロールの視点を踏まえて記載します。

そもそもリスクとは?

【筆者の考えるリスクとは】

以下の①②が起こる確率が0.01%以上であること。高ければ高い程「リスクが高い」と考えています。

①想定する事象が発生した時に受ける損害や実害
② ①が発生する確率の高さや頻度、実害のインパクト

普通に生きていれば、道を歩いている途中、車にひかれて事故にあう可能性は0.01%より高い確率で発生します。

(すみません、正確な交通事故の確率は省きます。ここで伝えたいのは「発生する」という前提は必ずあるという事です。)

交通事故などは誰もがそのリスクを抱えて生きていますよね。ただ、大事なのは「そのリスクは対策すれば防げる」事です。

例えば交通事故の場合は「外に出ないで家にいる」を実施することで、そのリスクを「限りなく0」に近づけられます。

または下記の対策で交通事故リスクを下げる事も可能です。

  • 車両が通らない道を通る(そもそも車両が0なら交通事故は発生しない)
  • 広い歩道をなるべく車両から離れて歩く(車両と人間の距離が0になった時事故は発生する為、そもそも距離を遠ざける。)

このようなリスクコントロールは、ビジネスの現場でも応用ができます。

そこで次は、私の起業に関してのリスクを紹介します。

起業や独立は危険なのか? 結論、やり方や資金繰り策次第で危険は0である。

そもそも起業や独立の失敗や、怖いと思われる理由は何でしょうか?

①お金が無くなるor借金を背負う
②会社員に戻れない(再就職できない)

この考えをもとに世の中から「リスクがあって危険」と考えられているように感じます。

私も昔までこの恐怖心を持っていました。気持ちは分かります。。。

多分、この先入観はドラマや映画の影響なのかと思います。

筆者

半沢直樹でも半沢のお父さんのネジ工場が経営不振になり、融資を断られて資金繰りがショートして潰れたエピソードがありました。

ただ、この①②のリスクはコントロールできます。

「①お金が無くなるor借金を背負う」⇒借金(融資)をしない

「①お金が無くなるor借金を背負う」はまず借金(融資)をしなければ良いのです。つまり大きな元手の掛からない(初期投資や固定費がなるべく0)ビジネスを選びます。

仮に固定費が出る場合も、自己資金を確保して「0になるまで戦う」と期限付きで会社を続けます。

負債や固定費が0なら、例え売上が0でも、収支が0になるだけ。つまり、赤字になってマイナスが発生するリスクがなくなります。

なので、①の借金を背負うリスクは「そもそも借り入れをしない」で防げます。

借り入れしてリスクを取るか否かも、経営判断です。リスクを負う勇気が無ければ、潔く自己資金で戦う道が良いと考えます。

※貸し倒れは銀行含む関係各者にも多大なる迷惑と実損失を与えますので。。。

「②会社員に戻れない(再就職できない)」⇒実力(スキル)をつける

「②会社員に戻れない(再就職できない)」ですが、実力(スキル)があれば再就職は可能です。

「実力」には企業で募集されてる該当ポジションの専門スキル、コミュニケーション能力など全て含めて「再就職した会社で利益を上げる実力があるか」に集約されます。

特に独立する人は自己が強い可能性が高く、企業に入ってチームプレーが円滑にできるか否か(コミュニケーション能力)が再就職の可能性を握ると思います。

逆にスキルが合ってコミュニケーション能力が問題ない人材は「市場価値の高いレア人材」として重宝されます。

自ら事業を起こすレベルのベーススキルがあり、失敗を素直に受け止めて再就職できる謙虚な人材であれば、失敗を前向きに受け止めて挑戦する風土の会社には欲しい人材です。

筆者

弊社なら欲しい人材です。リーダーシップがあり事業を任せられる人材は少ないですし、一度失敗を経験して反省できた人はより強いビジネスマンになっているので。

私が定義する事業の失敗と対策

私が定義する自らの事業の失敗は「私が経営を諦めた時」だと考えてます。

元々私は反骨精神をベースに戦うタイプの人間なので、それすら折れたらもう事業はできないだろうなと。

筆者

反骨精神を象徴し尊敬する方々は矢沢永吉、EXILEのHIROやATSUSHI、Eminemなどなど。スラムダンクでは諦めない男、三井寿が好きです。

ネガティブになった時は私の前をもっと大変な環境で戦ってきた先人達の音楽を聞いて助けてもらっています。

リスクに対する対策はマーケティング事業が安定するまで(3年を想定)融資や借金をしないで負債を0にして戦う事を決めてます。

加えて、大きな固定費を限りなく作らないようにしてます(人件費やオフィス代など)。

そもそも「自ら売上を作って黒字化できない経営者に、他人資本を借りて黒字を作るのは難しいのでは?」とも考えてます。(スピード優先の場合もありますが。)

なので、まずは自らのスキルで市場に貢献する事ができるかを立ち上げた1事業にフォーカスしてテストマーケティング中です。

仮に売上が0になったら?

この状態で仮に売り上げが0になっても、収支が0になるだけ。個人事業を立ち上げた時の「スタート地点に戻るだけ」です。

※ホリエモンの「ゼロ なにもない自分に小さなイチを足していく」からも学びを得てこの体制を敷いてます。

仮に売り上げが0になったら

  1. 実家に戻って生活費を0にし、マーケティング事業再建案を練って再度トライする
  2. 失敗を素直に受け止めて再就職

の二択を取るだけです。

負債が無い事は身軽です。身軽さは思考力を未来にフォーカスさせてくれますし、自社マーケティングの強化やクライアントへの価値貢献に思考とリソースを使えます。

資金繰りに困ったり不安な気持ちがあると、思考は一気に制限されリソースは半減します。

筆者

資金に悩む=脳が感じる危険信号なので、その力は怖いものです。

私も創業時に感じた資金繰りの怖さはもう感じたく無いので、キャッシュの管理や仕組み作りには強化中です。

しっかり守る事は、しっかり攻める好サイクルを生みます。

守った資金はマーケティングに投資し、更に拡大すべく「WALTEXのはずみ車」を回してます。

※参考にした書籍はこちら:ビジョナリー・カンパニー 弾み車の法則

結局キャッシュが切れなければ会社は潰れないので、資金管理は経営者の最重要な仕事の一つです。

会社を守らなければ、お客様もメンバーも守れません。だから、リスクを把握+管理しコントロールする事は大切です。

リスクとリターンを検討したら、勇気で決断して前に進む。

「リスクとリターンを検討した結果、60%の確率でAはBよりリターンを得る可能性が高い」

となった場合、最後の決断は「勇気」です。

最後はノーロジックですが、腹を括るしかないと思っています。

戦略を絞る事と同じで、何かを決める事は何かを捨てる事に同義となります。

「捨てる(選ばない)」という行為は、脳に負荷の掛かる重い行いですので、不安や悩みが湧き出てくるでしょう。

ただ、この悩みとの葛藤は脳の構造上仕方ありません。付き合っていくものだと思います。

結局は自ら決めた道を、自ら正解にして行く事こそ、楽しい人生の道のりだと思っています。

まとめ

【本記事のまとめ】

  • 起業や独立のリスクはやり方次第でゼロに近づけられる
  • 具体的には「借金をしないこと」と「スキルをつけること」
  • 仮に売上が0になってもスタート地点に戻るだけ

以上、ここまでお読みいただきありがとうございました。

投稿者

浜中 広助
浜中 広助株式会社WALTEX 代表取締役
「志を支援する」パーパスの元、デジタルマーケティング支援会社を経営。(2024年6期目/メンバー数約15名/最高年商2億)パーパスに共感したクライアントの成果創出を「誠実なエース人材のみ」でチームを構成し、エンドユーザー目線を徹底する方針で支援してます。
経歴:オプトで運用型広告コンサルタント→サイバーエージェントグループのウエディングパークにて、運用型広告の営業→WALTEXを創業。Speee様、KUMON様、DIGITALIO様など、大手から中小企業(ベンチャー/スタートアップ)まで支援実績インタビューをHPで公開中。

CONTACT

お問い合わせから施策開始までの流れ