Webマーケティングのメリット・デメリット|必要性や成功へのコツ3選も
最終更新日:2022年8月1日 | 投稿日:2022年8月1日
インターネットが欠かせない現代において、企業が生き残るためには、Webマーケティングへの注力が欠かせません。
しかしWebマーケティングはまだ歴史が浅いため、専門知識を持った人材が不足しているだけでなく、そもそも概要を理解できていないケースも多いです。
そこで本記事では、Webマーケティングの概念や必要性、メリット・デメリットをまとめました。
Webマーケティングに取り組む際に知っておきたいことを網羅していますので、ぜひ最後までご覧ください。
なお弊社では、Webマーケティングで欠かせない、Web広告の王道成功パターンをまとめた資料をプレゼントしています。以下よりお気軽にダウンロードください。
目次
Webマーケティングとは
Webマーケティングとは、Webを中心としたマーケティング活動のことです。
その手法は多岐に渡りますが、大きく分けて「集客」「接客(販売)」「再来訪促進」の3つに分類できます。
集客のための施策
- SEO(検索エンジン最適化)
- MEO(マップ検索エンジン最適化)
- コンテンツマーケティング
- リスティング広告
- アフィリエイト広告
- アドネットワーク広告
- SNS広告
- リターゲティング広告
接客(販売)のための施策
- チャットボット(Web接客)
再来訪促進のための施策
- メールマーケティング
- ソーシャルメディア対策
近年は、パソコンやスマートフォン・タブレットの普及により、Webがより身近となり、ネット上で情報収集をおこなう人が急激に増えました。
実際に2020年のインターネット利用率は83.4%を記録しており、インターネットは人々の生活において不可欠な存在となっています。
そのため、商品・サービスを提供する企業側が生き残るための手段として、Webマーケティングは非常に重要です。
Webマーケティングは、ビジネスを「ますます繁栄させる」ための施策であるといえます。
デジタルマーケティングとの違い
Webマーケティングと近しいものとして「デジタルマーケティング」があります。2つは混同されることも多いですが、扱う範囲が異なります。
デジタルマーケティングはWeb上だけではなく、インターネットやIT技術など「デジタル」全般を活用したマーケティングのことです。
それぞれの扱う範囲は、下記のようになります。
つまり「デジタルマーケティングの一部にWebマーケティングが存在する」と考えるとわかりやすいでしょう。
なおWebマーケティングとデジタルマーケティングの違いについて、より詳しくは以下の記事で解説しています。
重要性や学習方法についても紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
Webマーケティングの必要性
ここまで、Webマーケティングの概要について紹介しました。
ただし、記事を読んでいる方の中には、「Webマーケティングは本当に重要なのかな?」と感じている方も多いかもしれません。
ここで、Webマーケティングの手法の1つである、インターネット広告の市場規模について注目してみましょう。
矢野経済研究所が発表した「国内のインターネット広告市場調査」によれば、2020年度のインターネット広告市場規模は、2兆1,290億円と推計されています。
2020年の日本の総広告費は6兆1,594億円(※)であったため、そのうちの3割近くを占めていると考えると、インターネット広告費の割合の大きさを感じるのではないでしょうか。
この数値は前年の2019年度比107.4%で、今後インターネット広告はさらに市場が拡大し、2024年度の市場規模は約3.3兆円にまで拡大すると予想されています。
上記のように、インターネット広告を含むWebマーケティングは、今後も市場規模が拡大していくと予想されます。
Webマーケティングは、企業にとってなくてはならないマーケティング活動といえるでしょう。
Webマーケティングの5つのメリット
では、Webマーケティングにはどのようなメリットが存在するのでしょうか。
ここでは、以下の5つのメリットについて、1つずつ解説します。
- 幅広いエリアかつ多くの人にアプローチできる
- 実行・改善が速やかにおこなえる
- 費用を抑えることができる
- ターゲティングの細かい設定が可能
- 公開後の修正が容易
1. 幅広いエリアかつ多くの人にアプローチできる
1つ目のメリットは、幅広いエリアかつ多くの人にアプローチできることです。
チラシや駅の広告などを活用した宣伝の場合は、情報を届けられるのは一部の地域の人に限られてしまいます。
しかしWebマーケティングの場合は、インターネットを使っているすべての人に情報を届けられるため、より幅広いエリアの人に情報を届けることが可能です。
例えば、WebサイトやSNSをとおして情報発信をおこなえば、多くの人と接点を作ることができ、新たな顧客を獲得できる可能性が高まります。
多くの人々へのアプローチにより、ビジネスの可能性を格段に広げられることは、Webマーケティングの最大のメリットです。
2. 実行・改善が速やかにおこなえる
すべてをWeb上で完結できるため、実行や改善を速やかにおこなえることも、Webマーケティングのメリットの1つです。
広告として代表的な手段である紙媒体は、制作や修正に時間がかかってしまうほか、すべてを自社でまかなうことはできません。
一方Webマーケティングは、Web上ですべてが完結するため、改善が必要な場合は迅速に対応できます。
Webならではのスピーディーさは、ビジネスチャンスを逃しにくく、結果として新たな価値の創造にもつながります。
3. 費用を抑えることができる
他の広告手法と比較すると、費用を抑えられる点もメリットの1つです。
新聞や雑誌などに広告を掲載する場合、広告費は数十万円から数百万円、場合によっては1千万円を超えるケースもあり、多額の費用がかかります。
参考:日本経済新聞:日本経済新聞・日経産業新聞・日経MJ・日経ヴェリタス|広告料金表
しかしWebマーケティングの場合は、手法や目標によっても費用が異なるものの、数万円〜数十万円程度で実施できます。
例えば、
- SNSを自社で運用する場合:人件費のみ
- リスティング広告を出稿する場合:10万円程度〜
となり、比較的少ない予算でスタートできます。
なおWebマーケティングの費用相場について、詳しくは以下の記事で紹介しています。予算の立て方についても解説していますので、ぜひあわせてご一読ください。
4. ターゲティングの細かい設定が可能
Webマーケティングはターゲティングを細かく設定でき、効果的にアプローチすることが可能です。
例えばWeb広告の場合は、広告を表示するユーザーの年齢や性別・住んでいる地域などを指定できます。
不特定多数の人を対象としたチラシやCMなどと比較すると、より効率的な手法といえるでしょう。
また、ターゲットに刺さりやすい情報を選りすぐり発信することで、より高い効果が期待できます。
5. 公開後の修正が容易
Webマーケティングのメリットとして、公開後の修正が容易なことがあげられます。
紙媒体はWebと違いリリース後に修正をおこなうためには、時間とコストがかかり、すぐに反映させることはできません。
一方Webマーケティングの場合は、サービスの利用者や商品の購入者の様子を見ながら、日々改善をおこなうことが可能です。
また、新しく加えたい情報の追加や、間違いの修正などをスピーディーかつ簡単におこなえます。
Webマーケティング2つのデメリット
次に、Webマーケティングのデメリットについて解説します。Webマーケティングのデメリットは以下の2つです。
- 手法ごとの知識・スキル・経験が必要になる
- 成果が出るまでに時間がかかる手法も多い
それぞれ詳しく解説していきます。
1. 手法ごとの知識・スキル・経験が必要になる
Webマーケティングの手法は多岐にわたるため、その手法ごとの知識やスキルの習得が必要になります。
そのため自社でWebマーケティングをおこなう場合は、担当者の知識やスキルに依存してしまい、思いどおりの効果が得られないこともあります。
また、知識やスキルを習得していても、解析データを読み取り、効果的な対策を判断するには多くの経験が必要です。
費用に見合った効果を得るためには、プロへの依頼も検討すると良いでしょう。
2. 成果が出るまでに時間がかかる手法も多い
先述のとおり、Webマーケティングはスピーディーにおこなえるのが利点ですが、結果はすぐに反映されるわけではありません。
SEOやSNSなどの集客方法は成果が出るまでに時間を要することが多く、特に初めての売上が発生するまでには半年〜1年以上かかるケースが多く見受けられます。
またWeb広告の場合、成果が出るのは比較的早いですが、費用対効果を改善するまでには数ヵ月かかるケースも多いです。
そのため、即効性を期待せずに、地道に作業に取り組み続けることも重要です。
Webマーケティングを成功させる3つのポイント
Webマーケティングは速やかに実行できる反面、効果を得るまでに時間を要するため、「なかなか効果が出ない」と感じることも多いです。
ここでは成果を出すための3つのポイントを解説していきます。
- 成果を急がない
- PDCAを愚直に回し続ける
- 社内での運用が難しい場合はプロに依頼する
それぞれ詳しく見ていきましょう。
1. 成果を急がない
繰り返しにはなりますが、Webマーケティングは速やかに実行できるものの、手法によっては、効果が出るまでに時間を要することも多いです。
特にSNSやオウンドメディア運用などの施策は、半年以上の中長期的な計画としてとらえましょう。
効果が出始めると施策に手を加える頻度が減り、集客も安定してくるため、まずは継続することが重要です。
なおWebマーケティングの具体的な始め方については、以下の記事で紹介しています。具体的な手法も解説していますので、ぜひ参考にしてください。
2. PDCAを愚直に回し続ける
Webマーケティングを成功させるために最も重要なことは、PDCAを愚直に回し続けることです。
Plan(計画)→Do(実行)→Check(評価)→Action(改善)の流れを止めずに、実施後は評価と改善を繰り返しましょう。
PDCAは多くのビジネスマンが知っている概念ではありますが、他の作業に追われていると、継続がおろそかになりがちです。
PDCAは継続が大変重要であり、特に評価や改善は、Webマーケティングを成功させるための最大のポイントとなります。愚直に実行して、他社と差をつけましょう。
3. 社内での運用が難しい場合はプロに依頼する
もし社内での広告運用が難しい場合は、プロに依頼しましょう。
企業が自社でWebマーケティングをおこなう際、一番の課題は、専門知識を持った人材がいないことではないでしょうか。
特に中小企業の場合は、「今いる人材でとりあえずWebマーケティングを始めたけれど、思うように成果につながらない」と悩むことも多いです。
このような場合は、Webマーケティングのプロに相談することをおすすめします。
成果につながらず時間と労力を無駄にしてしまうより、予算に合わせた施策をプロに依頼すれば、効率的にもコスト的にも良い結果を得ることができます。
なおWebマーケティングを外注するメリット・デメリットや、外注先の選び方は以下の記事で紹介しています。
外注する際の費用目安も紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
まとめ:Webマーケティングを有効活用して事業を成功させよう!
本記事のまとめ
- インターネット広告の市場規模は拡大しており、Webマーケティングの必要性は高まっている
- Webマーケティングには「費用を抑えられる」「公開後の修正が容易」などのメリットが揃っている
- Webマーケティングを成功させるには、成果を急がないことや、プロへの依頼がポイント
Webマーケティングは年々必要性が高まっているものの、専門的な知識やスキルを持った人材が求められるため、自社の人材のみでの実施は難しい場合があります。
社内で運用が難しい場合は、Webマーケティングの専門家への外注を検討してみてはいかがでしょうか。
プロに任せることで、高い効果を得ることができ、ビジネスの可能性を格段に広げられます。Webマーケティングを有効活用し、事業を成功させましょう。
なお弊社では、Web広告の王道パターンや詳しい成功事例をまとめた資料をプレゼントしています。
Webマーケティングを成功させるためにも、以下よりぜひお気軽にダウンロードしてみてください。
投稿者
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「志を支援する」パーパスの元、デジタルマーケティング支援会社を経営。(2024年6期目/メンバー数約15名/最高年商2億)パーパスに共感したクライアントの成果創出を「誠実なエース人材のみ」でチームを構成し、エンドユーザー目線を徹底する方針で支援してます。
経歴:オプトで運用型広告コンサルタント→サイバーエージェントグループのウエディングパークにて、運用型広告の営業→WALTEXを創業。Speee様、KUMON様、DIGITALIO様など、大手から中小企業(ベンチャー/スタートアップ)まで支援実績インタビューをHPで公開中。