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2022/10/26 Google広告

Google広告の目標インプレッションシェアとは?概要から活用方法まで完全ガイド

最終更新日:2024年8月19日 | 投稿日:2022年10月26日

Google広告の自動入札機能の1つ、「目標インプレッションシェア」。競合が多く広告が表示されない時に便利な機能です。

とはいえ、

「目標インプレッションシェアって何?」
「どんなメリットやデメリットがあるの?」
「利用シーンがわからない……」

という方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そこで本記事では、目標インプレッションシェアのメリット・デメリットや設定方法、活用方法についてまとめました。

5分ほどで読めるので、目標インプレッションシェアで成果を上げたい方はぜひ参考にしてください。

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今日から真似できる具体的なノウハウをまとめているので、以下のページからお気軽にダウンロードしてください。

Google広告の目標インプレッションシェアとは

目標インプレッションシェアとは、Googleのリスティング広告において最上部、上部または任意の場所に広告が表示されるように自動的に入札単価が調整される機能です。

例えば、「ページ最上部のインプレッションシェアを50%」と設定したとします。

すると、最上部に表示できる可能性が100回ある時は、そのうちの50回を最上部で表示できるように、入札単価を自動調整してくれます。

Google広告の自動入札機能の1つで、キャンペーンごとの設定が可能です。なお「最上部」「上部」「任意の場所」とは以下の箇所を指します。

最上部 広告枠の最上位
 上部 最初のページの上部枠
 任意の場所  上記2つ以外の広告枠

競合が多くなかなか上位に広告表示がされない時や、ブランド名検索時に常に最上部表示を狙いたい時などに効果的な機能です。

【参考】インプレッションシェアとは

インプレッションシェアとは、広告が表示される可能性があった合計回数に対する、実際に広告が表示された回数が占める割合を指します。

インプレッションシェア=広告の表示回数÷広告が表示可能だった回数

例えばインプレッションシェアが60%だった場合、予算不足や競合環境など何らかの理由で40%分、広告表示機会を損失をしていることになります。

広告は表示されないことには効果を発揮しないため、インプレッションシェア率の向上が必要になります。

インプレッションシェアについては、過去記事にて詳しく解説しています。こちらも併せて参考にしてください。

Yahoo!広告でも同様の機能である「ページ最上部掲載」が使える

Yahoo!広告にも、目標インプレッションシェアと同様の入札機能として「ページ最上部掲載」があります。

ページ最上部掲載でも、ページ最上部・ページ上部・任意の位置の3つから目標掲載箇所が選べ、基本的な機能は目標インプレッションシェアと同じです。

詳しくは、Yahoo!広告ヘルプ「自動入札タイプ「ページ最上部掲載」」を参考にしてください。

目標インプレッションシェアの3つのメリット

それでは、目標インプレッションシェアのメリットについて紹介していきます。

  1. 認知向上に有効である
  2. 広告戦略やクリエイティブ考案等に時間を割ける
  3. 自動入札機能の中でも導入しやすい

順番に解説していきます。

1.認知向上に有効である

検索ボリュームの多いワードは競合が多く、自社の広告が埋もれてしまいがちです。

しかし目標インプレッションシェアを使えば、競合を抑えて自社広告を上位表示することができます。

結果、ユーザーの目につきやすくなり、認知向上につながります。

2.広告戦略やクリエイティブ考案等に時間を割ける

目標インプレッショシェアは、自動でキーワード単位の入札単価を調整してくれるため運用の工数が削減されます。

空いた時間を広告戦略やクリエイティブ考案など、さらに広告成果を改善できる作業に充てることが可能です。

特に配信履歴のないキーワードは、実際の配信結果を見ながら手探りで入札価格を調整していくことになります。

そんな時目標インプレッションシェアを使えば、運用工数を軽減しながら広告の上位表示を狙えます。

3.自動入札機能の中でも導入しやすい

コンバージョン数の最大化など、他の自動入札機能は実績コンバージョンデータが一定数ないとうまく機能しないことがあります。

しかし目標インプレッションシェアは、例えば「表示が少ないキャンペーンを上位表示させたい」などデータがない場合でも活用できます。

そのため、始めたばかりのアカウントやキャンペーンでも導入しやすい自動入札機能です。

目標インプレッションシェアの2つのデメリット

一方、目標インプレッションシェアのデメリットは下記2点が挙げられます。

  1. クリック単価が高騰する
  2. クリックやコンバージョンに関する調整はされない

1つずつ解説していきます。

1.クリック単価が高騰する

目標インプレッションシェアでは、設定した表示率を達成するために必要なクリック単価に自動で調整してくれます。

上位表示には入札単価が大きく影響するため、結果クリック単価が高騰しやすくなります。

特に競合の多さが原因で表示不足だった場合、何倍もクリック単価が上がってしまうこともあるため、利用する際は数値を高頻度でチェックするようにしてください。

2.クリックやコンバージョンに関する調整はされない

目標インプレッションシェアはあくまで表示目標を達成する機能です。

そのため「クリックやコンバージョンに至りそうなユーザーや時間帯に広告を表示する」などといった調整はされません。

通常、「コンバージョンが出ない原因はそもそも表示が少ないから」と思っている場合に目標インプレッションシェアを検討しがちです。

しかし、表示がされてもクリックに繋がらなければコンバージョンにも繋がりません

もし、コンバージョン実績がなくコンバージョンに関する入札戦略が使えない場合は「クリック数の最大化」の利用をおすすめします。

クリック数の最大化の詳細は下記記事を参考にしてください。

目標インプレッションシェアの学習期間は1〜2週間程度

目標インプレッションシェアは導入後、1〜2週間の学習期間が必要です。

Google広告側が予算内で効率よくインプレッションシェアを目標値に持っていくための機械学習を行います。

この間は成果が安定しづらく、むしろ悪化をすることもあります。

しかし最適化を行なっている最中なので、むやみに設定を変更せず見守っておかなければなりません。

目標インプレッションシェアの設定方法

それでは、目標インプレッションシェアの設定方法を説明していきます。

1.Google広告の管理画面から①「キャンペーン」をクリックし②対象のキャンペーンを選択して③[編集]をクリックします。

2.[入札戦略変更]をクリックします。

3.入札戦略の中から[目標インプレッションシェア]を選択します。

4.するとこのような画面が出てくるため、必要項目を記入します。記入したら最後に[適用]をクリックします。

以上で目標インプレッションシェアの設定は完了です。

目標インプレッションシェアの活用方法2選

ここでは、目標インプレッションシェアの具体的な活用方法について紹介していきます。

  1. コンバージョンに繋がるキーワードの機会損失を回避
  2. 潜在層に向けたビッグワードで認知向上

以下で詳しく解説いたします。ぜひ活用の際の参考にしてください。

1.コンバージョンに繋がるキーワードの機会損失を回避

1つ目は、コンバージョンに繋がるキーワードの表示による機会損失を回避する活用方法です。

例えばブランド名や具体性の高いワードなど、コンバージョン率の高いキーワードがある場合に常に最上部に表示できるように設定します。

コンバージョン率の高いワードが競合に上位表示を占められると、ダイレクトにコンバージョンに響く可能性が高いです。

特にブランド名で検索してくれているユーザーは、アフィリエイトサイト等の他社サイトではなく自社サイトで獲得したいところです。

このような機会損失を避けるために、目標インプレッションシェアは活用できます。

2.潜在層に向けたビッグワードで認知向上

2つ目は、検索ボリュームの多いビッグワードで認知向上を狙う活用方法です。

例えば「ウォーターサーバー おすすめ」や「東京 中古車」など、自社サービスの領域に興味関心がある潜在層に向けて自社広告が表示されるよう設定します。

一般的にブランド名ワードと比べ検索ボリュームが多いため、広告表示を通じたブランドの認知向上が可能です。

このようなユーザーは、クリックやコンバージョンに至る可能性は低いですが、クリックをされなければ広告の表示自体は無料です。

そのため、コストを抑えて自社ブランドのインプレッションを増やすことができます。

目標インプレッションシェア以外の自動入札戦略6つ

最後に、目標インプレッションシェア以外の自動入札戦略を紹介します。

 入札戦略 説明
コンバージョン数の最大化 予算内でコンバージョン数が最大化になるように入札単価を調整

(※目標コンバージョン単価と統合)

目標コンバージョン単価 指定したコンバージョン単価以下でコンバージョン数を最大化にできるように入札単価を調整

(※コンバージョン数の最大化と統合)

目標費用対効果 指定された目標費用対効果を目指して入札単価を調整

(※コンバージョン値の最大化と統合)

コンバージョン値の最大化 予算内でコンバージョン値が最大になるように入札単価を調整

(※目標費用対効果と統合)

クリック数の最大化 予算内でクリック数が最大になるように入札単価を調整
視認範囲のインプレッション単価

(GDNのみ設定可能)

視認可能となる可能性が高い位置に広告が表示されるよう入札単価を調整

下記の記事にて自動入札機能ついて詳しく解説しています。どの入札戦略を選ぶべきか悩んでいる方はぜひご一読ください。

目標インプレッションシェアのまとめ

本記事のまとめ

  • 目標インプレッションシェアは、自社の検索広告が目標とする位置に目標とする割合で掲載されるよう自動的に入札単価の調整をしてくれる機能
  • 認知向上や機会損失の回避に有効な入札戦略
  • クリック単価の高騰に注意が必要

目標インプレッションシェアは、機会損失の回避や認知向上におすすめの入札戦略です。

広告表示が思うように伸びない際には、ぜひ導入してみてはいかがでしょうか。

とはいえ、広告表示が無い原因は予算不足だったり、そもそものアカウント構造にある可能性も考えられます

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投稿者

浜中 広助
浜中 広助株式会社WALTEX 代表取締役
「志を支援する」パーパスの元、デジタルマーケティング支援会社を経営。(2024年6期目/メンバー数約15名/最高年商2億)パーパスに共感したクライアントの成果創出を「誠実なエース人材のみ」でチームを構成し、エンドユーザー目線を徹底する方針で支援してます。
経歴:オプトで運用型広告コンサルタント→サイバーエージェントグループのウエディングパークにて、運用型広告の営業→WALTEXを創業。Speee様、KUMON様、DIGITALIO様など、大手から中小企業(ベンチャー/スタートアップ)まで支援実績インタビューをHPで公開中。

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