構造化スニペット表示オプションとは-仕組みや設定方法,効果的な使い方を紹介
「構造化スニペット表示オプションって何?」
「コールアウト表示オプションとの違いは?」
「構造化スニペットって何だか難しそう……」
こんな疑問をお持ちではないでしょうか?
構造化スニペット表示オプションは難しそうなイメージを持たれがちですが、実際は5分もあれば設定できる機能です。気軽に利用して問題ありません。
この記事では、構造化スニペット表示オプションについて次の5つの内容を解説します。
- 構造化スニペット表示オプションとは
- コールアウトとの違い
- 仕組みや設定方法
- 効果的な使い方
- 使用時の注意点
記事を読めば構造化スニペット表示オプションを使えるレベルになれるよう書きました。ぜひ参考にしてくださいね。
目次
構造化スニペット表示オプションとは
構造化スニペット表示オプションとは、リスティング広告の説明文の下に、ヘッダー(見出し)に沿った内容で商品の要素やラインナップを掲載できる機能です。
例えばPCの場合、構造化スニペットは以下の形で表示されます▼
一方でスマートフォンの場合、以下のように表示されます▼
「サービス:」の部分をヘッダーと呼び、「リスティング広告」「Facebook広告」などの部分を値と呼びます。
ヘッダーは13種類の中から選択することができます。13種類の詳細については後述しますね。
構造化スニペット表示オプションを使うことで、商品やサービスの詳細や細かい要素を訴求でき、クリック率の向上も期待できます。
構造化スニペット表示オプションは追加費用もかからず、デメリットがほとんどありません。気軽に設定してみてくださいね。
構造化スニペット表示オプションとコールアウト表示オプションの違い
構造化スニペット表示オプションと勘違いされやすい機能として、コールアウト表示オプションが挙げられます。
たしかに、この2つは見た目も掲載位置も似ているので、少しややこしいですよね。
両者の違いを簡潔にまとめると、次のようになります。
- 構造化スニペット表示オプション:商品の内容やラインナップを紹介
- コールアウト表示オプション:商品の特徴やメリットを紹介
構造化スニペットは、あくまで商品の内容やラインナップを伝える機能。メリットや特徴をアピールする機能ではありません。
そのため、メリットや特徴を設定すると審査に落ちてしまう可能性もあります。
また、ヘッダーの有無も違いとして挙げられます。コールアウト表示オプションにヘッダーはありません。
構造化スニペット表示オプションで選べるヘッダーのタイプ一覧
構造化スニペット表示オプションでは、以下13種類のヘッダーが用意されています。
ヘッダーの一覧:
- おすすめのホテル
- コース
- サービス
- スタイル
- タイプ
- ブランド
- モデル
- 学位プログラム
- 周辺地域
- 設備
- 到着地
- 番組
- 保険の保障
Google広告ヘルプ「構造化スニペット表示オプションについて」より引用
これらの中から設定したい項目を商品に合わせて選択しましょう。
また、ヘッダーと値の内容は一致させる必要があり、一致していないと審査落ちしてしまいます。
構造化スニペット表示オプションの文字数
構造化スニペット表示オプションで設定できる文字数は、値1つにつき半角25文字(全角12文字)です。
これを超える文字数では設定できません。ですが文字数オーバーすることはあまり多くないと思います。
構造化スニペット表示オプションの設定方法2ステップ
ここでは、構造化スニペット表示オプションの設定方法を2ステップで解説します。
- [広告表示オプション]から青い[+]ボタンをクリックし、[構造化スニペット表示オプション]をクリック▼
- [追加先]を選択し、ヘッダーのタイプを選択。その後、値を入力していき入力が完了したら保存をクリック▼
なお、値は最低3つ入力する必要があります。
以上で構造化スニペット表示オプションの設定は完了です。
構造化スニペット表示オプションの効果的な使い方
構造化スニペット表示オプションの効果的な使い方は、できるだけ沢山の値を設定することです。
というのも、構造化スニペットでは設定された値の中からGoogleが最適化を行い選定・配信してくれます。
そのため、できるだけ沢山の値を設定することで、最適化の精度が高い状態を保つことができます。
値は最低限の3つだけ設定するのではなく、該当する要素をできるだけ多く入力することを意識してみてください。
構造化スニペット表示オプションは審査落ちに注意
構造化スニペット表示オプションは独自の審査基準が設けられており、広告表示オプションの中でも審査落ちしやすい印象です。
審査落ちしないために、以下2つを心がけてみてください。
- ヘッダーと値の内容は一致しているか
- 商品のメリットをアピールするような内容を入力していないか
正直なところ、ヘッダーの中には分かりにくい項目もありますよね(スタイルやモデルなど)。
もしかしたら、意識していても落ちてしまうことはあるかもしれません。その時は折れずに再度チャレンジしてみてください。
まとめ:構造化スニペット表示オプションは気軽に利用しよう!
構造化スニペット表示オプションは商品の要素やラインナップを強調できる機能で、デメリットがほとんどありません。
「とりあえず設定してみて、効果を見てから解除するか考える」のような方針でも良いと思います。ぜひ気軽に利用してみてくださいね。
投稿者

- 株式会社WALTEX 代表取締役
- 新卒にて㈱オプトでリスティング+ディスプレイ広告のコンサルタント→㈱サイバーエージェントグループの㈱ウエディングパークにて、アドテク事業部立ち上げメンバーとして運用型広告の営業→副業から事業拡大した後、株式会社WALTEXを創業。DX/デジタルマーケティング支援会社を経営。コツコツ積み上げるSEOが好きで、WEB広告関連の「567KW」でSEO1~3位表示中(20年10月時点)