SEO対策を意識した記事の書き方|100記事以上1位表示したWebライティング
最終更新日:2023年2月3日 | 投稿日:2022年1月29日
「SEO対策を意識した記事の書き方が知りたい」
「SEOは複雑なので何を意識したら良いかわからない」
「初心者にも分かるよう記事の書き方を教えてほしい」
このような悩みはありませんか?
私自身、「上位表示できる記事を書けるようになりたい」と思っても、何から手を付けて良いかわからず困った経験があります。
しかし遠回りをしながらも執筆を続けた結果、今では累計100記事以上を1位表示できました。
この記事では、そんな私のSEOライティングノウハウを、本当に重要なポイントに絞って紹介します。
始めたばかりの方でも理解できるようまとめたので、ご一読いただけますと幸いです。
目次
SEO対策に強い記事の書き方7ステップ&重要なポイント
SEO対策に強い記事の書き方7ステップ
- 上位10記事をリサーチする
- サジェストキーワードを調べる
- 構成を作る
- タイトルを付ける
- 本文を執筆する
- 画像を挿入する
- 装飾する
今回ご紹介するSEOライティングの全体の流れは、上記の7ステップです。
各ステップごとにやり方をお伝えしながら、重要なポイントも併せてお伝えしていきます。
ぜひこの流れを真似して執筆してみてください。
ステップ①上位10記事をリサーチする
まずは、上位表示したいキーワードで検索し、上位10記事をすべて開きます。
その上で、以下をテキストエディタや紙に書き出しましょう。
- 多くの記事に書かれている内容
- 一部の記事にしか書かれていないが、有益だと感じる内容
例:「seo キーワード」という検索ワードの場合
- 多くの記事に書かれている内容
⇒「キーワード選定のやり方」 - 一部の記事にしか書かれていないが、有益だと感じる内容
⇒「キーワード選定の注意点」「キーワード選定に使えるツール」
これらを明確にすることで「このキーワードで検索した人は何を知りたいのか(検索ニーズ)」が分かります。つまり、構成に取り入れるべき内容が分かるんです。
上位表示されている記事は、検索エンジンが「良好コンテンツだ」と判断したということ。
「読者の検索ニーズを満たしたから上位表示された可能性が高い」と言えます。
そのため、上位10記事をリサーチし、読者は何を求めているのかを明確にしましょう。
では次に、上位10記事をリサーチする際のコツを、以下の順番にお伝えしていければと思います。
- 記事の「切り口」だけを参考にする
- 公式サイトはあまり参考にしない
- 慣れてきたらツールを使う
POINT①記事の「切り口」だけを参考にする
上位10記事をリサーチする際、あくまで記事の「切り口」だけを参考にしましょう。
表現や内容まで真似してしまっては、パクリ記事になってしまいます。場合によっては、他社からクレームが入るかもしれません。
個人的には「見出しだけ見て本文は読まない」方法をおすすめします。
本文を読まなければ、記事の中身は他記事の影響を受けることはありません。リサーチ時間も短縮されます。
POINT②公式サイトはあまり参考にしない
上位10記事の中に公式サイトがあった場合、あまり参考にしないほうがベターです。
というのも、SEOでは公式サイトが優遇されやすい傾向にあります。
コンテンツの質が高くない(検索ニーズを十分満たしていない)場合でも上位表示される可能性があるんです。
上位10記事のリサーチは検索ニーズを把握するために行うものなので、公式サイトは参考にしなくてOKです。
POINT③慣れてきたらツールを使う
リサーチに慣れてきたらツールを使い効率化を図りましょう。私はラッコツールズという無料ツールを愛用しています。
ラッコツールズを使えば、上位10記事のURLや構成が分かります。つまりタブを10個開かなくても上位記事のリサーチが可能になるんです。
1記事あたり10~15分ほどの時間短縮になると思うので、慣れてきたら試してみてください。
ステップ②サジェストキーワードを調べる
上位10記事リサーチの次は、サジェストキーワードを調べ、テキストエディタや紙に書き出しましょう。
サジェストキーワードとは「検索窓にキーワードを入力した際に自動表示される候補キーワード」のことです。
例:「seo キーワード」という検索ワードの場合
⇒これらがサジェストキーワード
サジェストキーワードは「読者がよく検索するキーワード=検索ニーズそのもの」です。検索ニーズの把握に役立ちます。
ステップ③の構成作成で参考にするので、書き出しておいてください。
ステップ③構成を作る
いよいよ構成作成に移ります。
上位10記事のリサーチで書き出した
- 多くの記事に書かれている内容
- 一部の記事にしか書かれていないが、有益だと感じる内容
⇒これらを「読者の知りたいであろう内容順」に並べていきます。ご自身の感覚で構いません。
(ツールを使って順番を可視化するやり方もあるのですが、複雑でお金もかかるので割愛します。)
例:「seo キーワード」という検索ワードの場合
<h2>SEOにおけるキーワード選びの流れ〇ステップ(多くの記事に書かれている内容)</h2>
<h3>ステップ1:~~</h3>
<h3>ステップ2:~~</h3>
<h3>ステップ3:~~</h3>
<h2>キーワード選びの注意点(一部の記事にしか書かれていないが、有益だと感じる内容)</h2>
<h3>注意点1:~~</h3>
<h3>注意点2:~~</h3>
<h3>注意点3:~~</h3>
<h2>キーワード選びに使えるツール(一部の記事にしか書かれていないが、有益だと感じる内容)</h2>
<h3>~~ツール</h3>
<h3>~~ツール</h3>
そして、先ほど洗い出したサジェストキーワードを入れられるよう、見出しを追記・編集していきます。
例:「seo キーワード」という検索ワードの場合
<h2>SEOにおけるキーワード選定の流れ〇ステップ(サジェスト「seo キーワード選定」)</h2>
<h3>ステップ1:~~</h3>
<h3>ステップ2:~~</h3>
<h3>ステップ3:~~</h3>
<h2>キーワード選定の注意点(サジェスト「seo キーワード選定」)</h2>
<h3>注意点1:~~</h3>
<h3>注意点2:~~</h3>
<h3>注意点3:~~</h3>
<h2>キーワード選定に使えるツール(サジェスト「seo キーワード選定」)</h2>
<h3>~~ツール</h3>
<h3>~~ツール</h3>
<h2>SEOで狙うべきキーワードの個数は〇個(サジェスト「seo キーワード 数」「seo キーワード 個数」)</h2>
以上で最低限の構成は完成です。これだけでも、難易度が低~中程度のキーワードなら、1~2ページ目への表示を狙えるかと思います。
その上で、より構成の質を上げるために重要な以下のポイントをお伝えしていきます。
- 見出しだけを見て内容が分かるようにする
- 独自の経験をもとに見出しの追加・精査をする
POINT①見出しだけを見て内容が分かるようにする
絶対に意識すべきなのが「見出しだけを見て内容が分かるようにする」ということです。
見出しだけを見て内容が分かる例
「SEOとは」⇒「SEOとは検索結果で上位表示を狙う施策のこと」
「日本一長い川はどれ?」⇒「日本一長い川は信濃川」
Webの読者は記事を移動中や休憩中などの隙間時間で読んでいます。そもそも集中して読んでいません。
そのため見出しだけを見て内容が分かるようにすることで、斜め読みにも対応させてあげる必要があるのです。
(また、軽いネタバレをすることで「もっと詳しく知りたい」と思ってもらえるメリットもあります。)
POINT②独自の経験をもとに見出しの追加・精査をする
構成作りに慣れてきたら、独自の経験をもとに見出しの追加・精査することにトライしてみてください。
むしろ、独自の経験を入れないと本当に良い構成は作れないと思います。
なぜなら「SEOは相対評価だから」です。現状1位の記事が、100点満点中100点とは限りません。
80点の可能性も、40点の可能性もあります。あくまで「暫定1位」なんです。
つまり「上位記事でも、無駄な情報や足りない内容がある可能性が高い」ということです。
少しでも100点に近づけるために「この内容で本当に読者の目的は達成できるのか?」の視点で、見出しの推敲を続けてみてください。
記事を書き続けるうちに、確実に精度が上がっていくはずです。
ステップ④タイトルを付ける
構成を作ったら、タイトルを付けましょう。タイトルは主に以下のポイントを意識してみてください。
- 狙うキーワードを入れる
- 30~35文字程度にまとめる
- 違和感のない範囲でサジェストキーワードを入れる
- 数字を入れる
順番に解説していきます。
POINT①狙うキーワードを入れる
タイトルには必ず狙うキーワードを入れてください。記事の内容が読者や検索エンジンに正しく伝わる確率が上がるので、そのキーワードで上位表示しやすくなります。
「seo キーワード」を狙うなら、タイトルに「SEO」と「キーワード」の2語を入れてください。(全角・半角は関係ないので「SEO」でも「seo」でもOKです)
POINT②全角30~35文字程度にまとめる
タイトルは全角30~35文字程度にまとめましょう。理由は以下の2点です。
- タイトルが長すぎると検索結果で省略されてしまうため
- 人がパッと見て理解できるのが30文字程度のため
仮に40文字以上のタイトルを付ける場合でも、前半30文字だけを見て内容が分かるようにしましょう。
POINT③違和感のない範囲でサジェストキーワードを入れる
タイトルには違和感のない範囲でサジェストキーワードを入れましょう。
理由は色々あるのですが、シンプルに言うと「サジェストキーワードでも上位表示できる可能性があるから」です。
例:「seo キーワード」という検索ワードの場合
サジェストキーワード(「選定」「選び方」「ツール」など)を可能ならタイトルに含める。
⇒タイトル案「初めてのSEOキーワード選定ガイド|無料ツールを駆使した選び方3ステップ」
ただ、無理に詰め込むと何についての記事かわかりにくくなります。あくまで記事の内容に関係のある内容に絞ってみてください。
POINT④数字を入れる
タイトルには可能なら数字を入れましょう。数字を入れるだけで具体性が増し、検索結果でのクリック率向上が期待できるためです。
例えば「伝え方がほぼ全て」より「伝え方が9割」のほうが具体的で、内容が濃く見えませんか?
他にも、
「〇〇のコツ」⇒「〇〇の3つのコツ」
「〇〇のおすすめ商品」⇒「〇〇のおすすめ商品3選」
などのように、数字を入れてタイトルをより魅力的に仕上げましょう。
ステップ⑤本文を執筆する
いよいよ本文の執筆です。本文の執筆はケースバイケースで意識すべき点が異なるため、全てをここでお伝えできません。
そこで本項では、どの記事でも当てはまる最重要ポイントを4つ紹介します。
以下の4つを徹底するだけでも十分読みやすい記事に仕上がるので、ぜひ意識にしてみてください。
- なんでも文章で伝えようとしない
- 結論⇒理由⇒具体例⇒結論の順番で書く
- 1文は40文字以内、長くても60文字以内に収める
- 同じ語尾の連続を避ける
順番に解説していきます。
POINT①なんでも文章で伝えようとしない
読みやすい記事を作るために、なんでも文章で伝えようとするのは避けましょう。代わりに、表や図解、画像、箇条書きを駆使してみてください。
なぜなら、文章を読むことは読者にとって負担になるためです。
例えば「カフェオレ・カフェラテ・カフェモカの違い」を解説する場合を想像してみてください。
「カフェオレは~です。カフェラテは~です。カフェモカは~です。違いは~」と説明するより、以下の画像を1枚挿入したほうが分かりやすいのではないでしょうか。
出典:https://tg-uchi.jp/topics/4319
このように「文章以外の方法で伝えられないか?」と常に自問しながら執筆することをおすすめします。
POINT②結論⇒理由⇒具体例⇒結論の順番で書く
伝わりやすく仕上げるために、文章は「結論⇒理由⇒具体例⇒結論」の順番で書いてみてください(この書き方を「PREP法」と言います)。
PREP法が効果的な理由は「読者の納得しやすい順番で説明できる」からです。自分が説明を受ける際も、この順番が納得しやすいと感じるのではないでしょうか?
ちなみに、1個前の見出し「POINT①なんでも文章で伝えようとしない」もこのPREP法で書いています。
PREP法は執筆のスピードアップにも貢献するので、ぜひ執筆時の型として使用してみてください。
POINT③1文は40文字以内、長くても60文字以内に収める
1文は40文字以内、長くても60文字以内に収めるようにしましょう。これ以上の文字数になると、長すぎて理解しにくくなってしまうためです。
例えば、以下2つの文をサッと流し読みしてみてください。
- Webライティングを勉強しようと本や教材を読み漁る人が多いし、実際に私も本を10冊読んでから初めての記事を書いたのだが、実際はとにかく書いて他人からフィードバックを貰うのが一番の近道だった。
- Webライティングを勉強しようと本や教材を読み漁る人が多い。実際に私も本を10冊読んでから初めての記事を書いた。しかし、実際はとにかく書いて他人からフィードバックを貰うのが一番の近道だった。
後者の文章のほうがまだ理解しやすかったのではないでしょうか?
特にWebの読者は集中力が高くない状態で記事を読んでいます。理解しやすいよう40文字以内、長くても60文字以内に収めてあげましょう。
POINT④同じ語尾の連続を避ける
「~ます。」「~ます。」「~ます。」のように、同じ語尾の連続は避けましょう。読者に稚拙な印象や退屈な感情を与えてしまうためです。
例えば「私は執筆する際音楽を聴いています。そのほうが集中できる実感があります。最近は洋楽に熱中しています。」という文章。幼く退屈な印象を受けませんか?
「基本的に語尾は毎回変える。難しい場合は2回までならOK。3回続くのはNG」の基準で執筆してみてください。
ステップ⑥画像を挿入する
文章を書き終えたら、画像を挿入していきます。
無料のフリー素材サイトは「ぱくたそ」「写真AC」「いらすとや」あたりが有名です。予算を抑えるのであれば、これらのサイトを利用してみてください。
予算に余裕がある場合は「Shutterstock」「Adobe Stock」「PIXTA」などの有料素材サイトがおすすめです。
有料素材サイトのほうが高級感がありますし、フリー素材っぽさもなくなります。
画像挿入時におけるポイントは、以下の2つです。
- スマホで見て画面が文字で埋め尽くされないようにする
- アイキャッチ画像は文字入れや装飾をする
POINT①スマホで見て画面が文字で埋め尽くされないようにする
スマホで見た際に、画面が文字で埋め尽くされないように画像を挿入しましょう。
画面が文字でいっぱいになると、それだけで読者は「ウッ」と読む気を無くしてしまうためです。
もちろん場合によるので「必ず1スクロール1画像」は難しいかもしれません。ですが、一つの目安として意識してみてください。
POINT②アイキャッチ画像は文字入れや装飾をする
できればアイキャッチ画像は文字入れ・装飾をしましょう。装飾されているだけで、記事に手の込んだ印象が生まれるためです。
文字入れには「Canva」という無料サービスを激推しします。Canvaなら簡単にプロっぽい画像を作成することが可能です。
また、WindowsならペイントやPowerPointを使って作成するのも初めの頃は良いと思います。
ステップ⑦装飾する
最後に、本文に装飾をしましょう。ここで言う装飾とは「太字にする」「文字色やマーカーをつける」「ボックスで囲む」の3つです。
装飾をする際のポイントは、以下の2つ。
- 装飾部分だけ見て内容が分かるようにする
- ルールを持って装飾する
順番にお伝えしています。
POINT①装飾部分だけ見て内容が分かるようにする
装飾された文章だけを見て記事の内容が分かるよう、装飾してみてください。
理由は「斜め読み読者でも記事の内容を理解できるようにするため」です。
具体的には「結論部分はマーカーor太字」「箇条書きや長めの具体例はボックスで囲む」を装飾すると理解しやすいと思います。
「装飾部分だけ見て内容が分かるか?」を基準に、装飾してみてください。
POINT②ルールを持って装飾する
装飾時のもう一つのポイントが「ルールを持って装飾する」ということ。装飾のルールがぐちゃぐちゃだと、読者が混乱してしまうためです。
例えば、私がディレクションを担当していたメディアでは、以下のルールで装飾していました。
- 見出し内で最も大事な部分はマーカー。それ以外は太字
- ポジティブなニュアンスの強調は青文字
- マイナスなニュアンスの強調は赤文字
上記は一例ですが、とにかくルールを設定して装飾をするとメディア全体に統一感が出ます。
良い記事を書いたからといって必ずしも上位表示されるわけではない
ここまでSEO対策を意識した記事の書き方を紹介しましたが、一つ重要な事実をお伝えします。
それは「良い記事を書いたからといって、必ずしも上位表示されるわけではない」ということです。
検索結果の順位を決めるのは記事の質だけではありません。「どのメディアで」「誰が」「いつ書いたか」などなど、非常に様々な要因で順位が決定します。
「記事を書いても順位がつかない」「上位表示が狙えるか事前に調べたい」という場合は、専門家に相談してみてください。
私たちWALTEXも、SEO対策や記事制作、ライター教育をサポートしております。興味があればお気軽にご相談ください。
SEO対策に強い記事の書き方とポイントまとめ
流れ | ポイント |
---|---|
1. 上位10記事をリサーチする |
|
2. サジェストキーワードを調べる | – |
3. 構成を作る |
|
4. タイトルを付ける |
|
5. 本文を執筆する |
|
6. 画像を挿入する |
|
7. 装飾する |
|
SEO対策に強い記事の書き方を、重要なポイントに絞ってお伝えしました。
本項で紹介したノウハウを実践いただければ、最低限のSEOライティングノウハウは網羅できているはずです。少しでも参考になれば嬉しく思います。
そして記事を書いたら、ぜひ周りの人に見てもらってください。ライティングでは、他の人からフィードバックをもらうのが圧倒的に成長の近道だからです。
知り合いに記事を見せるのはすごく勇気がいると思いますが、いち早く成長したいのであればチャレンジしていただけたらと思います。
投稿者
- 約3年広告代理店でWeb広告運用に従事しつつ、SEOを学ぶ。現在はディレクターとして、オウンドメディアのSEO対策とコンテンツ制作をサポート。執筆・編集も行っており、100記事以上を1位表示&検索ボリューム16,000回/月のキーワードで1年以上1位継続中。
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