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2022/6/1 Webマーケティング

ベンチャー企業が実施すべき広告2選|運用時の注意点まで徹底解説

最終更新日:2022年6月1日 | 投稿日:2022年6月1日

「広告を出稿したいけれど、どの広告を出すべきかわからない」
「ベンチャー企業におけるマーケティング活動の基本を知りたい」

本記事はベンチャー企業の運営に関わっている方に向けて、ベンチャー企業の広告やマーケティング活動について詳しくまとめました。

ベンチャー企業におすすめの広告や、必須のマーケティング活動、広告運用を実施する際のポイントまで紹介しているので、ぜひ広告運用時の参考にしてください。

なお弊社では、ベンチャー企業におけるマーケティングでも重要な手法のひとつである「Web広告」の王道パターンや、成功事例をまとめた資料をプレゼントしています。

資料は以下のボタンから無料でダウンロードできます。すぐに実践できるノウハウをまとめているので、記事とあわせて参考にしてください。

ベンチャー企業に必須のマーケティング活動4選

はじめに、ベンチャー企業が押さえておくべき4つのマーケティング活動を紹介します。

  1. 競合他社の分析→ニーズの把握
  2. ターゲティングを絞り込んだ広告配信
  3. ユーザーとの親密なコミュニケーション
  4. 自社の紹介やPRに力を入れる

ひとつずつ確認していきましょう。

1.競合他社の分析→ニーズの把握

まずは競合他社を分析し、満たされていないニーズを把握しましょう。

すでに同様のビジネスを展開している企業が存在する場合、同じような内容で売上を伸ばすことは難しいです。

そのため、まだ満たされていないニーズを把握してそこに入り込み、ユーザーに選ばれるサービスや商品を展開していくことが重要です。

2.ターゲティングを絞り込んだ広告配信

広告を配信する場合は、ターゲットを絞り込んだうえで配信しましょう

ざっくりしたターゲティングで広告配信をおこなっても、

  • 効果が出にくい
  • 分析しづらい
  • 広告費の無駄が増える

などのデメリットが多いためです。

年齢や性別・地域などのターゲティングをおこない、ユーザーに適した広告を出稿することがポイントです。

3.ユーザーとの親密なコミュニケーション

ユーザーと親密なコミュニケーションを取ることも、マーケティング活動のひとつです。

大手にはできない距離の近いコミュニケーションを心がけることで、ユーザーに「顧客を大事にしてくれる会社」という印象を抱かせましょう

まめなコミュニケーションを心がければ、ファンがつきやすくなり、購買意欲の促進にもつながります。

さらにユーザーとのコミュニケーションを続けると、サービスや商品・広告などの改善ポイントが見つかる可能性もあります。

SNSなどを活用して、商品やサービスのファンを増やすことがポイントです。

4.自社の紹介やPRに力を入れる

LPやコーポレートサイトを活用して、自社の紹介やPRに注力することも、マーケティング活動のひとつです

ベンチャー企業は、残念ながら大手企業よりも、社会的信用が低い状態にあることは否めません。

そのため、

  • どのような志を持って事業をおこなっているのか?
  • どのような事業を手掛けているのか?
  • 他社と比較してどのような強みがあるのか?

といった点について、わかりやすく伝える努力をする必要があります。

自社の紹介やPRに力を入れることで、「経験が少なそうで仕事を任せるのが不安」という思いを抱かれがちなベンチャー企業の弱みをカバーすることがポイントです。

ベンチャー企業が広告を実施する際のポイント3選

では、ベンチャー企業が広告を実施する際には、どのような点に注意すれば良いのでしょうか。

ここでは、上述したようなマーケティング活動を実施する際に押さえておきたい3つのポイントを解説します。

  1. LTV(顧客生涯価値)を計測し、施策に反映する
  2. 充実した実績ページを作る
  3. PDCAを回す

ひとつずつ確認していきましょう。

1.LTV(顧客生涯価値)を計測し、施策に反映する

1つ目のポイントは、LTVを計測して、施策に反映することです。

LTV(顧客生涯価値)とは

Life Time Value(ライフタイムバリュー)の略。

顧客ひとりが企業やブランドと関わり、もたらしてくれた合計の利益のこと。

1回のサービス利用や購入だけでなく、2回目以降のリピート利用で発生する利益なども含めた利益を指す。

LTVを意識すると、広告が利益に与える影響の大きさを実感できます

しかし、「先のことまで考えてマーケティング活動を実施する余裕がない」という場合もあるでしょう。

その際は「いかにLTVが高いユーザーに顧客になってもらうか」を意識してマーケティング活動を実施することがポイントです。

  • 既存顧客の顧客満足度を高める
  • 顧客の契約期間や購入期間を伸ばす施策をおこなう

などにより、LTVの向上を目指しましょう。

2.充実した実績ページを作る

充実した実績ページを作ることも、重要なポイントのひとつです。

LPやコーポレートサイトには、以下のような情報を可能な限り掲載して、詳細な実績紹介ページを作りましょう。

  • 業務発注元の企業名
  • どのような課題を、どのように解決したか
  • 解決後はどのようなフォローをおこなっているか など

ベンチャー企業は社会的信頼が低いため、「事例+どこの企業が発注しているか」を掲載することで、閲覧者の信頼度は格段にアップします。

そのためLPやコーポレートサイトには、クライアント企業の写真付きで、まずは3社分の事業の事例紹介を挿入することがおすすめです。

またクライアントへのインタビュー記事を作成して、実績を掲載する方法も効果的です。

3.PDCAを回す

3つ目は、PDCAを回すことです。

どのようなマーケティング活動においても、【仮説を立てる→実行する→分析する→改善行動を実行する】というサイクルを止めないことが重要です。

ベンチャー企業はPDCAを回せば回すほど成長の余地が見えてくるため、特に意識したいポイントといえます。

PDCAは多くのビジネスマンが知っている概念かと思いますが、日々の業務に追われると、おざなりになりやすいです。

PDCAサイクルを常に意識して、事業を成長させましょう。

ベンチャー企業におすすめの広告2選

ここからは、ベンチャー企業におすすめの広告を紹介します。特におすすめな広告は、以下の2つです。

  1. リスティング広告
  2. Facebook広告

それぞれ確認していきましょう。

1.リスティング広告

リスティング広告は、ユーザーが検索エンジンで検索をおこなった際、検索に使用したキーワードに連動して表示される広告です。

おすすめしたいポイントは以下の3点です。

  • ターゲットを絞り込みやすい
  • 低コストから取り組める
  • 即効性がある

リスティング広告の最大の特徴は、コストを抑えながら、狙ったターゲット層に広告を届けられることです。

また特定のキーワードを検索しているタイミングでの表示が可能なため、Web広告のなかでも最も即効性が期待できます。

なおリスティング広告については、以下の記事で詳しく解説しています。

リスティング広告を使用するメリット・デメリットや、運用に関するポイントもまとめているので、ぜひ参考にしてください。

2.Facebook広告

リスティングと並んで主流となる広告が、Facebook広告です。

リスティングと同様にターゲットを絞り込みやすく、低コストで始められる点がメリットです。

また、リード獲得に特化したメニューもあるため、BtoBには特におすすめです。

なおFacebook広告については、以下の記事でより詳しく紹介しています。

Facebook広告で効果を出すためのポイントや、予算についてもまとめているので、ぜひ参考にしてください。

ベンチャー企業が広告以外に取り組むべきマーケティング施策4選

ここからは、ベンチャー企業が広告以外に取り組むべきマーケティング施策を紹介します。

  1. SNS
  2. コンテンツマーケティング
  3. テレアポ・電話営業
  4. 展示会

ひとつずつ確認していきましょう。

1.SNS

SNSは、自社のPRを無料でおこなえる効果的なツールです。

SNSのメリットは、アカウント運用により、ユーザーとコミュニケーションを取りやすくなることです

ユーザーと積極的にコミュニケーションを取ることで、隠れたニーズやサービスの改善ポイントの発見にもつながります。

またアカウント運用時には、複数の種類のSNSを試すことが効果的ですが、余裕がない場合は、自社のターゲット層にあったSNSの選択がポイントです。

なお主要SNSの利用者層は、総務省情報通信政策研究所が発表している「令和2年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書」に掲載されていますので、ぜひ参考にしてSNSを選んでみてください。

コンテンツマーケティング

コンテンツマーケティングも、おすすめのマーケティング施策のひとつです。

コンテンツマーケティングは、有用な情報を発信することで、自社の認知度向上を図る方法です。

効果が出るまである程度時間はかかりますが、低コストで実施できる点がメリットとして挙げられます。

また自社ドメインの価値の向上にもつながるため、SEOにも効果的です。

3.テレアポ・電話営業

電話で商品やサービスの営業をおこなう方法です。担当者と直接話せる可能性もあるため、一気に商談がまとまることもあります。

テレアポを実施する際は、以下のようなポイントを押さえておこないましょう。

テレアポのポイント

  • 自社がどのように生まれた会社なのかを説明する
  • サービス・商品の一番の強みを簡潔に伝える
  • あえて(致命的ではない)弱みについても開示する
  • 流行っている言葉などを取り入れ、「新しいサービスである」という印象を持ってもらう

またテレアポの実施時には、営業先(電話番号リスト)の用意が必要です。

電話番号リストを販売している会社もありますが、倒産した企業が掲載されているなど、情報が古い場合もあります。

リスト購入時には、データの更新頻度を確認して、最新のリストのみを提供している業者を選びましょう。

4.展示会

自社が属する業界のセミナー・イベント・展示会などに参加する方法です。

「展示会」と聞くと、参加費やブース設営費などが必要になる点がデメリットだと感じるかもしれません。

しかし、わざわざ会場に足を運ぶほど強い興味を持った人が多く集まるため、より検討確度の高い見込み顧客と接触できる可能性が高いです。

また同業他社をリサーチする場としての活用も可能なため、予算に余裕があれば、ぜひ試したい施策のひとつです。

成長を目指すベンチャー企業は広告運用を外注すべき

ここまで、ベンチャー企業が広告を実施する際のポイントや、おすすめの広告について紹介しました。

ただし広告出稿には多くの手間やスキルが必要となるため、「外注すべきかどうか」と悩んでいる担当者も多いのではないでしょうか。

結論からいえば、今後大きな成長を目指しているベンチャー企業は、広告運用を外注すべきです。

オンラインの広告運用に関しては、「自社で運用できる人を雇い、その人に数年運用を任せる」ことが以下のような理由から難しくなっているためです。

  • 運用をできる人が市場に少ない
  • 1~2年でレベルアップ転職していく人も多く、人材をキープできない

また、社内で運用をおこなうことで、売上が低下するリスクも存在します。

そもそも社内マーケターの仕事は「売上アップのための施策の検討と実行」であり、運用に時間をかけると、売上げアップの思考が不十分になります。

そのため、広告運用にばかり時間を割いていると、トータルの売上を上げるための思考・施策実行ができなくなり、全体の成長速度が鈍ってしまうでしょう。

上記のような理由から、ベンチャー企業が「成長を目指す」場合は、代理店に広告運用を依頼することがおすすめです。

まとめ:ポイントを押さえてベンチャー企業に効果的な広告運用を進めよう

本記事のまとめ

  • ベンチャー企業におすすめの広告はリスティング広告とFacebook広告
  • 充実した実績ページを作って顧客に安心感を与えることが重要
  • 成長を目指すベンチャー企業は広告運用の外注がおすすめ

競合他社に埋もれないため、ベンチャー企業は「自社の強み」を見つけて顧客に売り込んでいくことが大切です。

同時に、充実した実績ページの作成など、顧客の信頼を得ることに重点を置いたマーケティング活動も積極的におこなっていきましょう

また成長を目指す場合は、信頼できる広告代理店に運用やマーケティング活動を外注することがおすすめです。

なお弊社では、マーケティング活動をおこなう際に重宝する、Web広告の王道パターンや詳しい成功事例をまとめた資料をプレゼントしています。

Web広告を活用したマーケティング活動を成功に近づけるためにも、以下よりぜひお気軽にダウンロードしてみてください。

投稿者

浜中 広助
浜中 広助株式会社WALTEX 代表取締役
「志を支援する」パーパスの元、デジタルマーケティング支援会社を経営。(2024年6期目/メンバー数約15名/最高年商2億)パーパスに共感したクライアントの成果創出を「誠実なエース人材のみ」でチームを構成し、エンドユーザー目線を徹底する方針で支援してます。
経歴:オプトで運用型広告コンサルタント→サイバーエージェントグループのウエディングパークにて、運用型広告の営業→WALTEXを創業。Speee様、KUMON様、DIGITALIO様など、大手から中小企業(ベンチャー/スタートアップ)まで支援実績インタビューをHPで公開中。

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