Google広告の住所表示オプションとは-3つのメリットや設定方法を紹介
リスティング広告で人気の住所表示オプション。表示されるのは住所だけだと思っていませんか?
実は、店舗への距離やルートが表示されるなど、来店を促す嬉しい機能が沢山なんです。
また「利用にはGoogleマイビジネスの登録が必要と聞いたけど、面倒臭そう…」と思う方もいるかもしれません。
ご安心ください。Googleマイビジネスへの登録は5分程度でできる簡単な作業です。
この記事では、そんな住所表示オプションについて、リスティング広告専門代理店である弊社が解説します。
目次
住所表示オプションとは-検索結果に住所を表示する機能
住所表示オプションとは、リスティング広告で住所を表示するオプション機能です。
言葉で説明するより、実際の検索画面を見た方がイメージしやすいかと思います。
PCの場合、以下のように表示されます(モザイクばかりですみません)▼
スマートフォンの場合、以下のように表示されます▼
住所表示オプションをクリックするとGoogleマップが開かれます。特に実店舗型ビジネスと相性が良く、よく利用されています。
住所表示オプションで表示されるのは、必ずしも住所だけではありません。検索ユーザーの状況に合わせて、以下のような内容が表示されます。
- 店舗までの距離とその市区町村(モバイル)
- 店舗の住所(パソコン)
- クリック可能な [電話] ボタン
- 店舗の営業時間や電話番号、写真、ルートなどの情報がまとめられた詳細ページへのリンク
Google広告ヘルプ「住所表示オプションについて」より引用
住所以外にも、来店を促進するようなボタンや情報も載せてくれるため、来店確率アップが期待できます。
住所表示オプション3つのメリット
ここでは、住所表示オプションの3つのメリットをご紹介します。
- 地図や距離でも訴求できるので、来店率の向上が期待できる
- ユーザーに合わせた店舗を表示できる
- 他の広告と比べて目立つので、クリック率の向上が期待できる
順番に解説していきますね。
地図や距離でも訴求できるので、来店率の向上が期待できる
先ほども書きましたが、住所表示オプションは住所だけでなく地図や距離などでもユーザーに訴求できます。
ユーザーからすると「場所を調べて何分で行けるか調べて…」といった面倒な作業を短縮できるため、来店率の向上が期待できます。
ユーザーに合わせた店舗を表示できる
住所表示オプションでは、ユーザーの現在地に合わせた店舗が表示されます。基本的には最寄りの店舗が表示される仕組みです。
厳密には、ユーザーにとって効果が高いと判断された店舗が表示されるため、必ずしも最寄りの店舗が表示されるわけではありません。
いずれにしても、来店確率の高い店舗を最適化して表示してくれるのは嬉しいですよね。
他の広告と比べて目立つので、クリック率の向上が期待できる
住所表示オプションを使うと広告の範囲が広がり、クリック率の向上が期待できます。
これが意外と大きなメリット。他の広告表示オプションと組み合わせると、さらに豪華な見た目になります。
オプションを利用しているだけでも他社との差別化になるので、広告表示オプションはおすすめです。
住所表示オプション3つのデメリット
次に、住所表示オプションの3つのデメリットをご紹介します。
- 店舗の出し分けが上手くいかない場合がある
- 地図だけ見て、LPは見られない可能性がある
- 二重課金が発生する場合がある
それぞれ順番に見ていきましょう。
店舗の出し分けが上手くいかない場合がある
メリットで「ユーザーに合わせた店舗を表示できる」と記載しました。しかし、この店舗出し分けの精度は必ずしも完璧ではありません。
場合によっては、ユーザーから遠い店舗が表示されてしまうこともあるようです。徐々に精度は改善されていくとは思いますが、まだ完璧ではないようですね。
地図だけ見て、LPは見られない可能性がある
ユーザーの中には、地図だけ見てLPは見ないという人もいます。この場合、住所や位置は伝わりますが、LPのように強い訴求はできません。
これを機会損失ととらえるかは広告主次第ですが、こういった可能性があることは覚えておいてください。
二重課金が発生する場合がある
住所表示オプションがクリックされた場合、通常通り課金は発生します。そのため、地図を見た後に戻って広告をクリックした場合、二重課金が発生する可能性があります。
二重課金と考えると痛いですが、地図もLPも見たと考えるとかなり濃いユーザーです。「見込み顧客なので単価が高い」という前向きな考え方もできますね。
住所表示オプションの設定方法2ステップ
ここでは、住所表示オプションの設定方法を2ステップでご紹介します。
ステップ1:まずはGoogleマイビジネスに登録しよう
まずは対象となる店舗を全て登録します。Googleマイビジネスには以下の方法で登録してください。
※既にGoogleマイビジネスに登録済の方はこの設定は必要ありません。
- パソコンで Google マイビジネスにアクセスします。
- 右上で [ログイン] をクリックします。
- Google アカウントにログインするか、アカウントを作成し、[次へ] をクリックします。
- このアカウントはチェーン店用として使用されるため、ビジネス用メールのドメインで登録し、ビジネスやチェーン店の名前を入力します。また、入力時に表示される候補からチェーン店を選択することもできます(該当する場合)。
- ビジネスやチェーン店の住所を入力します。地図上にあるチェーンの支店にマーカーを配置するよう求められる場合もあります。実在する店舗がないものの、サービス提供地域内でビジネスを運営している場合は、代わりにその地域を入力できます。[次へ] をクリックします。
- ビジネス情報を Google マップに表示するかどうかを選択します。
- ビジネス カテゴリを検索して選択します。必要に応じて、より具体的なカテゴリを選択することもできます。[次へ] をクリックします。
- チェーン店の電話番号やウェブサイトの URL を入力し、[完了] をクリックします。
注: ご自身の情報に基づいて、無料のウェブサイトを作成するオプションもあります。一元化されたコールセンターではなく、ビジネスごとに個別の電話番号やストアページを入力することをおすすめします。- 確認のオプションを選択します。
- 後で確認するには、[後で確認] > [後で] をクリックします。チェーン店のビジネス プロフィールの管理者権限をお持ちでない場合は、お客様の組織内で権限を有する方とともに登録作業を進めてください。
Googleマイビジネス「ビジネス情報を登録して確認する」より引用
ステップ2:次に、Google広告の管理画面で設定しよう
Googleマイビジネスの登録が終わったら、Google広告の管理画面で広告表示オプションを設定します。
以下の手順で広告表示オプションの設定を行ってください。
- Google 広告にログインします。
- 左側のページメニューで [広告と広告表示オプション] をクリックし、ページ上部の [広告表示オプション] をクリックします。
- プラスボタンをクリックし、[住所表示オプション] を選択します。
- お客様のドメインが自動的に表示されます。表示されない場合は、Google マイビジネス アカウントで登録されている可能性があるドメインを入力してください。
- 鉛筆アイコン をクリックして、[国] を選択します。[保存] をクリックします。
- 下に表示されるリストで、お客様のビジネスに最もよく当てはまる Google マイビジネス アカウントを見つけて、[選択] をクリックします。
- プレビューに表示されている Google マイビジネス アカウントが適切なものであることを確認したうえで、[続行] をクリックします。
選択した Google マイビジネス アカウントの登録メールアドレスに、お客様のリクエストが送られます。リクエストが承認されると、そのアカウントのビジネス情報として登録された住所が、お客様の広告の住所表示オプションで使われるようになります。
Google広告ヘルプ「住所表示オプションの設定方法」より引用
他にもいくつかやり方があるので、詳しく知りたい方はGoogle広告ヘルプ「住所表示オプションの設定方法」を参考にしてください。
まとめ:店舗型ビジネスの場合は住所表示オプションを活用しよう
住所表示オプションは他の広告表示オプションと違って少し設定が面倒に感じるかもしれません。
ですが、検索結果でも目立つため試す価値のある機能です。特に店舗型ビジネスの場合は、ぜひ一度トライしてみてください。
投稿者

- 株式会社WALTEX 代表取締役
- 新卒にて㈱オプトでリスティング+ディスプレイ広告のコンサルタント→㈱サイバーエージェントグループの㈱ウエディングパークにて、アドテク事業部立ち上げメンバーとして運用型広告の営業→副業から事業拡大した後、株式会社WALTEXを創業。DX/デジタルマーケティング支援会社を経営。コツコツ積み上げるSEOが好きで、WEB広告関連の「567KW」でSEO1~3位表示中(20年10月時点)