【Yahoo!広告】YDAインフィード広告とは|概要や入稿規定,運用のコツを解説
最終更新日:2023年2月3日 | 投稿日:2022年5月19日
広告っぽさが少なく、読者に自然な形で広告を届けられるインフィード広告。その中でも人気なのが「YDAインフィード広告」です。
2021年の春にはYDN(Yahoo!ディスプレイアドネットワーク)という名称から、YDA(Yahoo!ディスプレイ広告)に変わりました。
YDAインフィード広告のすごい点は、良質なYahoo!面に掲載できるだけなく、豊富なターゲティングも組み合わせられるところ。
この記事では、そんな高いパフォーマンスを期待できるYDAインフィード広告について、解説していきます。
直近では、YDAインフィード広告も含めたディスプレイ広告のご依頼も増えてきたので、弊社の王道の成功パターンと事例をまとめました。
無料でダウンロードできる資料ですので、ディスプレイ広告の運用に役立てていただけると幸いです。
目次
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Yahoo!のインフィード広告「YDAインフィード広告」とは
YDAインフィード広告とは、月間約780億PV(※)のメディアYahoo! JAPANに掲載できるインフィード広告です。
※2020年実績
Yahoo!はページビューボリュームだけでなく、広告の成果も出やすい良質なメディア。
世代も幅広く、日本のWeb広告媒体の中でもGoogleと並んでトップクラスの人気を誇ります。
どの媒体でも一般的なインフィード広告といえば、EC商材の広告が最も掲載されているでしょう。
YDAインフィード広告にはEC商材が多くを占めますが、旅行や保険、BtoBなど様々な商材が配信されています。
このことから獲得型・ブランディング型どちらでも活用できるおすすめの広告と言えるでしょう。
もし、「そもそもインフィード広告とは?」という知識を深めたい場合には下記の記事をおすすめいたします。
YDAレスポンシブ広告との違い
インフィード広告に似た形式で、「レスポンシブ広告」というワードを聞いたことがあるかもしれません。
よく聞かれるのが、インフィード広告とレスポンシブ広告は何が異なるのか?
簡単に言うと、以下のように配信枠がそれぞれ異なります。
- インフィード広告:インフィード広告枠のみに配信
- レスポンシブ広告:インフィード広告枠だけでなく通常のバナー広告枠などに配信
レスポンシブ広告は広告枠が広がるため、配信量が多くなる傾向にあります。
YDAのレスポンシブ広告についても詳しくまとめているので、参考にしていただければ幸いです。
YDAインフィード広告の配信先
YDAインフィード広告の配信先は、主にスマートフォンのYahoo!面、およびYahoo!と提携しているメディアです。
基本的な形式は、記事と記事の間に広告が差し込まれている形になります。
公式サイトでは、配信先として以下のメディアを例に挙げています。
- スマートフォン版Yahoo! JAPANのトップページ(ウェブ版、アプリ)
- スマートフォン版Yahoo!ニュースのトップページ(ウェブ版、アプリ)
- スマートフォン版スポーツナビトップページ(ウェブ版、アプリ)
- スマートフォン版@niftyトップページ(ウェブ版のみ)
- スマートフォン版オールアバウト(ウェブ版のみ)
「Yahoo! 公式 ラーニングポータル」より引用
スマートフォンの掲載例▼
また、2019年8月からPCにも配信が可能になりました。(個人的にこのニュースはかなり嬉しかったです!)
PCでは、以下のような場所に掲載されます。
- PC版Yahoo! JAPANのトップページ
- PC版Yahoo!ニュースなどのタイムライン
PCの掲載例▼
ちなみに、Yahoo!以外のメディアにも配信先に含まれますが、実際は「ほとんどYahoo!に配信される」と思って問題ありません。
配信結果レポートを見ても、配信先メディアはYahoo!がほとんどを占めていることが多いです。
この他、YDA全体での配信面はどこに広告掲載されるのかを知りたい方は下記記事を参考にしてみてください。
YDAインフィード広告4つのメリット
YDAインフィード広告のメリットは沢山あるのですが、代表的なものを挙げると以下の4つ。
YDAインフィード広告4つのメリット
- クリック率が高い
- コンバージョン率が高い
- 掲載面を広げられる
- 豊富なターゲティングが可能
それぞれ順番に解説していきます。
クリック率が高い
YDAだけでなくインフィード広告に共通するメリットですが、一般的なバナー広告と比べてクリック率が向上します。
広告っぽさが少なく自然に配信できるため、ユーザーの興味を惹きやすく、見てもらいやすくなります。
もちろん、画像や広告文によっても大きく変わってくるので、必ずしもクリック率が高いわけではありません。
コンバージョン率が高い
YDAインフィード広告はLPの精読率も高いため、コンバージョン率も高い傾向です。
記事一覧などに自然に広告が表示されるので、読者の中には広告だと気づかず商品を購入する人もいるのだと思います。
以前、実際に複数のインフィード広告メディアで同時に配信し、効果を比べてみたことがあります。
その結果、YDAインフィード広告は他と比べてもLPのスクロール率が高く、コンバージョン率も高いという結果でした。
個人的に、数あるインフィード広告の中でもYDAインフィード広告はおすすめです!
掲載面を広げられる
どちらかと言えば既にYDAを利用している方にとってのメリットですが、単純にYDAにおける掲載面を広げられます。
つまり、バナー広告やテキスト広告では配信できない「インフィード用の掲載枠」にも配信が可能になります。
「既にYDAのバナー広告で成果が出ていて、もっと配信を拡大したい」という場合、是非YDAインフィード広告を試してみてください。
豊富なターゲティングが可能
そして、YDAインフィード広告はかなり豊富なターゲティングが可能となります。
ユーザー数が圧倒的にいるため、人と面どちらにもターゲティングできる仕様になっています。
実際、これだけ詳細にターゲティングできるアドネットワークは少なく、YDAの凄さがわかります。
- デモグラフィック:地域、デバイス、年齢、性別
- オーディエンスカテゴリー:興味関心や購買意向など
- サーチキーワード
- リターケティング
- カスタムリスト
- 類似リスト
- プレイスメント
- サイトカテゴリー
YDAインフィード広告のデメリット
YDAインフィード広告はクリック率もコンバージョン率も高い人気の広告。
そんな中で注意点と言えば、広告や記事LPによってかなり効果が変わってくることです。
ユーザー数がかなりいる分、クリック数やある程度コンバージョンするユーザーも存在します。
ただ、裏を返せばはっきりと効果の良し悪しがわかりづらいという点もあります。
そのため、YDAインフィード広告で配信する際は、広告や記事LPの差し替えは小まめに行うことがおすすめです。
どれくらいすごい?YDAインフィード広告の効果
ここまでYDAインフィード広告をべた褒めしていますが、実際にどれくらいすごいのでしょうか。
「Yahoo! 公式 ラーニングポータル」では、「旧トップページのYDA広告」と「YDAインフィード広告」を比較したときに
- クリック数が2倍
- コンバージョン率が2倍
になったと発表されています。
実際に私も利用する中で、クリック数が2倍以上、コンバージョン率が1.5倍以上に改善された経験もあります。
いざ数字で見ると、YDAインフィード広告のすごさが分かりますね。
(ちなみに、繰り返しますがクリエイティブや商材によって成果は大きく異なります。)
YDAインフィード広告の平均単価
参考までに弊社のYDAインフィード広告の平均単価を紹介したいと思います。
前提として商材やクリエイティブの違いもありますが、デバイス毎でも異なります。
下記がおおよそのCPC平均値と捉えていただければ幸いです。
- PC:20~45円
- スマートフォン:15~30円
体感としてスマートフォンの方が広告枠とログインユーザー数が多い印象があるため、クリック単価が低い傾向にあると考えています。
YDAインフィード広告を効果的に活用する5つの方法
YDAインフィード広告で成果を最大化するための活用方法を5つご紹介します。
YDAインフィード広告を効果的に活用する5つの方法
- デモグラフィックターゲティングと組み合わせる
- リターゲティングと組み合わせる
- サーチターゲティングと組み合わせる
- 記事LPと組み合わせる
- クリエイティブに広告っぽさを消す
主にターゲットを絞ることとクリエイティブの調整により効果を発揮します。
私自身この手法で成果を上げてきたので、ぜひ実践してみださいね。
1.デモグラフィックターゲティングと組み合わせる
先ほど挙げたターゲティングの中でもデモグラフィックの設定は必須と言えるでしょう。
デモグラフィックとは、地域、デバイス、年齢、性別のこと。
商材に対して効果確度の高いターゲットを設定することで、その分高い効果につながります。
設定する場合は、ある程度ボリュームを持たせるためにも年齢×性別×デバイス、地域×年齢など2,3つほどのかけ合わせがベストです。
YDAのターゲット設定をもっと知りたい方は、詳しくまとめた記事もあるので、ぜひご覧になってください。
2.リターゲティングと組み合わせる
獲得型では欠かせないリターゲティングですが、インフィード広告との組み合わせもバツグンです。
「初めて接触するユーザーには記事広告に遷移させ、リターゲティングでは商品のLPに遷移させる」といった手法もあります。
また、リターゲティングの場合は「コンテンツっぽい広告文」よりも、少し商品のメリットや特徴などを強めに訴求した方が取れる場合も。
通常配信と同じテキストでも問題ありませんが、できればリターゲティング用のテキストを用意しましょう。
3.サーチターゲティングと組み合わせる
YDA独自の機能「サーチターゲティング」と組み合わせるのも有効です。
サーチターゲティングは、新規ユーザーに配信するターゲティングの中でもトップクラスで高コンバージョン率の機能。
インフィード広告でも積極的に利用していきましょう。
4.記事広告と組み合わせる
インフィード広告はメディアに馴染みやすいため、記事広告との組み合わせが効果的です。
いきなり商品LPに飛ばすのではなく、間に広告用の記事を挟みましょう。そうすることで、ユーザーが商品に興味を持った状態で商品LPに遷移してもらうことができます。
その際、広告のテキストは記事広告に遷移しても違和感のない内容にしておきましょう。
5.クリエイティブに広告っぽさを消す
またインフィード広告では、広告っぽさを消すのはかなり重要な要素です。
バナー広告のような凝った画像ではなく、スマホで撮ったような画像の方が効果高いケースが往々にしてあります。
やはり掲載位置が記事と記事の間にあるため、ユーザーに違和感なくクリックしてもらうためにも必要になります。
具体的なバナー案を思い浮かべたい方は、実際にYahoo!ニュースなどのサムネイルを参考にしてみてください。
どのような画像が馴染むのか、傾向がつかめると思います。
YDAインフィード広告の入稿規定
インフィード広告で必要なテキストや画像サイズをまとめてみました。
YDAインフィード広告の入稿規定は、こちらの表を参考にしてください▼
「Yahoo! 公式 ラーニングポータル」より引用
上記を抑えておけば基本的には問題ありませんが、さらに詳細を知りたい方は「Yahoo! 公式 ラーニングポータル」へどうぞ。
的確に要件を把握したいという場合は、弊社記事でもまとめているので、ぜひ参考にしてみてください。
まとめ:YDAインフィードでコンバージョン数をアップ!
本記事のまとめポイント
- YDAインフィード広告はYahoo!への配信がほとんどで記事間に表示される。
- クリック率や獲得効果は総じて高い傾向にある配信形式。
- クリックされやすい一方、効果の良しあしの基準が難しい。
- 効果を出すためにはターゲットや記事・クリエイティブの様々な検証が必要。
数あるインフィード広告の中でもおすすめのYDAインフィード広告。
インフィード広告を検討している方や、YDAのバナー広告やテキスト広告で既に成果が出ている方は、是非試してみてください。
もし効率的にYDAインフィード広告の効果を出していきたい方には、以下のページからダウンロードできる資料をおすすめしたいです。
ディスプレイ広告で効果が左右されやすいターゲティングや、クリエイティブ系の成功パターンを、弊社事例とともにまとめました。
無料でダウンロードできるので、ぜひ参考にしてみてください。
投稿者

- 株式会社WALTEX 代表取締役
-
「志を支援する」パーパスの元、WEB広告代理店を経営。(2025年7期目/メンバー数約15名/最高年商2億/創業以来全て黒字)パーパスに共感したクライアントの成果創出を「誠実なエース人材のみ」でチームを構成し、エンドユーザー目線を徹底する方針で支援してます。
経歴:オプトで運用型広告コンサルタント→サイバーエージェントグループのウエディングパークにて、運用型広告の営業→WALTEXを創業。Speee様、KUMON様、DIGITALIO様など、大手から中小企業(ベンチャー/スタートアップ)まで支援実績インタビューをHPで公開中。
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