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2022/10/29 SEO対策

BtoBサイトのSEO対策の始め方|具体的な3ステップと成功のポイント

「BtoBサイトでSEO対策を始めたい」
「でも何から手を付ければ良いかわからない」

このような悩みはありませんか?

上記のような方に向けて本記事では、私自身がBtoBサイトを運営する中で得たSEOノウハウのうち、「これは必須!」と言える重要ポイントをお伝えします。

実践いただければ、着実にサイトを伸ばして行けるはずですので、ぜひご一読ください。

目次

これからSEO対策を始めるBtoBサイトが実施すべき3ステップ

本記事で紹介するSEO対策の全体像は、上記の3ステップです。

と言っても、上記は何も特殊な方法ではありません。SEO対策の基本的な流れです。ただ、BtoBならではの意識すべきポイントがあります。

そのため次の項から、上記3ステップにおいて「具体的に何をすれば良いのか」「BtoBの場合に意識すべきポイント」をお伝えしていければと思います。

ステップ①上位表示を狙うキーワードを選定する

SEO対策はWebサイトで上位表示を狙うキーワードを選定することから始まります。以下の流れでキーワードを選んでいきましょう。

キーワード選定の流れ

  1. 核となるキーワードを決める
  2. ラッコキーワードで関連語句を抽出する
  3. キーワードプランナーで検索ボリュームを調べる
  4. 上位表示を狙うキーワードを選定する

順番にお伝えしていきます。

1. 核となるキーワードを決める

まずは、核となるキーワード決めます。あなたの会社が会計ソフトを提供しているなら「会計ソフト」や「会計」などでOKです。

2. ラッコキーワードで関連語句を抽出する

核となるキーワードが決まったら、ラッコキーワードに入力します。

ラッコキーワードとは:入力したキーワードに関係する2語以上のキーワードを抽出してくれる無料ツール。

 

例えば「会計ソフト」と入力したら、「会計ソフト 無料」「会計ソフト 比較」「会計ソフト クラウド」などの関連語句を抽出してくれる。

結果が表示されたら、画面右上の「全キーワードコピー(重複除去)」をクリックしてください▼

3. キーワードプランナーで検索ボリュームを調べる

次は、キーワードプランナーで検索ボリュームを調べます。

キーワードプランナーとは:Googleのキーワード調査ツール。入力したキーワードの検索ボリュームなどを調査できる。有料のほうが詳しく調査できるが、無料でも使用可能。

まずは「検索のボリュームと予測のデータを確認する」をクリックします▼

次に、先ほどラッコキーワードでコピーした全キーワードを入力し、[開始する]をクリックしてください▼

結果が表示されたら、[キーワード]から[過去の指標]をクリックし、右上の矢印をクリックします▼

そして[過去のプラン指標]より[.csv]をクリックし、CSVをダウンロードしてください▼

これで「会計ソフトに関連するキーワードの検索ボリューム一覧」が取得できます。

4. 上位表示を狙うキーワードを選定する

ダウンロードしたCSVを開き、「Avg. monthly searches(平均の月間検索ボリューム)」で降順に並び変えましょう。

例えば会計ソフトの場合、以下のように検索ワードが並びます▼

左側がキーワード、右側が月間検索ボリューム

これらの中から、あなたのサイトで上位表示を狙うキーワードを選定していきましょう。

「どのキーワードを選ぶか?」ですが、以下3つのポイントを意識してみてください。

  1. 見込み客が検索しないキーワードは選定しない
  2. PVよりCVを重視する
  3. 競合サイトが強いキーワードは避ける

順番に解説していきます。

キーワード選定のPOINT①見込み客が検索しないキーワードは選定しない

見込み客が検索しないキーワードは避けてください上位表示できたとしても、売上につながりにくいためです。

例えば法人向けの会計ソフトなら「会計ソフト 個人事業主」「会計ソフト 家計簿」などは候補から外しましょう。

キーワード選定のPOINT②PVよりCVを重視する

PV(検索ボリューム)よりCV(売上)を重視しましょう。理由はシンプルで、ほとんどの場合メディアの大目的は売上だからです。

例えば「会計ソフト 無料」は検索ボリュームが月間1,900回と多いのですが、無料ソフトを探している人が検索するワードです。課金にはつながりにくいでしょう。

一方で「会計 ソフト 導入」は検索ボリュームが月間20回と少ないものの、ソフトの導入を検討している人が検索しやすいキーワードです。

このように「顧客層が検索しそうなキーワード」は、検索ボリュームが小さくても積極的に候補として選定することをおすすめします。

キーワード選定のPOINT③競合サイトが強いキーワードは避ける

競合サイトが強いキーワードも候補からは外しましょう

競合サイトが強いキーワードとは、検索したときに以下のようなページばかりが上位表示されているキーワードのことです。

  • 公式サイト(「facebook 〇〇」というキーワードならFacebookの公式ページ)
  • 大手サイト(Amazon・楽天・ホットペッパー・価格コム・SUUMOなど)
  • 業界で圧倒的に有名なサイト(転職ならリクナビやマイナビ)

これらのサイトに勝って上位表示することは困難なため、キーワード選定からは外すことを推奨します。

ステップ②キーワードに対するコンテンツ(記事)を作成する

選定が完了したら、選んだキーワードに対するコンテンツ(記事)を作成していきましょう。

作成した記事が検索エンジンに正しく評価されれば、狙ったキーワードで上位表示されます

ただ、コンテンツ制作の方法は非常に奥が深く、本記事では語りきれません。

ここではBtoBにおいて重要なポイントを2つ紹介するので、コンテンツ制作の詳しいやり方は以下の記事を参考にしてください。

コンテンツ制作のPOINT①「読者に見せたいコンテンツ」よりも「読者が見たいコンテンツ」を作る

「読者に見せたいコンテンツ」よりも「読者が見たいコンテンツ」を作りましょう

「こういう記事を上位表示したい」は滅多に実現しません。「検索した人の知りたい情報を正しくまとめた記事が、結果的に上位表示される」のです。

そのため、基本的には「読者が見たいコンテンツ」を作るよう徹底してみてください。

コンテンツ制作のPOINT②ライターは業界経験者を採用するか、自社社員をアサインする

あなたのサイトで記事を書くライターさんは、業界経験者を採用してください。もしくは、自社の社員の中からライターとしてアサインするのも効果的です。

というのも、「キレイで正しい文章」は編集者を雇えば作れますが、「内容の濃い文章」はライター本人からしか生まれないためです。

例えば、

「世間ではこう言われているけど、実情は~~です。」
「私も同じ悩みを経験したことがあります。でも~~を試したら解決しました。」

のようなリアルな内容は、現場を経験した人しか書けません。

そしてこういった文章は読者にとっても有益で、記事に独自性も生まれます。

SEO目線でも有利に働く可能性が高いので、ぜひ業界経験者や自社の社員にライティングをお願いしてみてください。

ステップ③被リンクの獲得を目指す

コンテンツを制作しある程度閲覧数が上がってきたら、被リンクの獲得を目指しましょう

被リンクを獲得すればするほど、Webサイト全体が検索エンジンから高評価を受け上位表示しやすくなるためです。

被リンクとは:他のサイトに自社サイトのリンクを貼ってもらうこと。SEOで非常に重要な項目と言われている。

被リンクの獲得方法は様々で、中には検索エンジンからペナルティを受けてしまう方法もあります

そこでここでは、検索エンジンからのペナルティを受けにくいであろう、以下4つの方法を紹介します。

被リンク獲得方法の例

  1. サイトへの登録・協賛
  2. 記事の寄稿
  3. インタビューや対談、イベントへの参加
  4. リサーチ結果など、一次情報となるコンテンツを作る

被リンク獲得方法①サイトへの登録・協賛

まずはサイトへの登録・協賛という方法を紹介します。

例えば、以下のような方法です。

  • 採用サイトに登録し、自社サイトのリンクを貼る
  • 〇〇ブログ一覧や〇〇企業一覧などのまとめページに登録する
  • 政府や地域の活動に協賛し「協賛企業一覧」にリンクを貼ってもらう

ただ「採用に興味がないのに採用サイトに登録する」「活動に共感しないけど協賛登録する」など、100%被リンク目的の登録はあまりおすすめしません。

個人的には、相手サイトにもメリットがあるWin-Winな状態を目指せたらと思います。

被リンク獲得方法②記事の寄稿

有名な被リンク獲得方法として「記事を寄稿する」というものがあります。

文字通り「サイトに記事を寄稿する代わりに、著者プロフィールに自社サイトを載せてもらう」という方法です。

「著者プロフィール」があるサイトを見つけ「寄稿したい」と問い合わせてみてください。

被リンク獲得方法③インタビューや対談、イベントへの参加

インタビューや対談、イベントに参加してリンクをもらう方法もあります。

例えば他社のサービスを利用している場合、「お客様の声として載せても良いですか?」「導入事例として取材させてもらえませんか?」と言われるかもしれません。

こういった場合は積極的にOKし、自社サイトを載せてもらうことを推奨します。

他にもイベントやセミナーに社員が登壇する場合など、案内ページにリンクを載せてもらえないか聞いてみてください。

被リンク獲得方法④リサーチ結果など、一次情報となるコンテンツを作る

リサーチ結果などの一次情報コンテンツを作り、被リンクを狙う方法もあります。

例えば、会計ソフトの場合なら

  • 100社に聞いた会計ソフトの導入理由
  • 会計ソフトを選ぶ基準とは?〇人にアンケート調査

など、自社でリサーチして記事にまとめるのです。

そうすることで、他社サイトが記事を作る際に「参考:~~」「~~より引用」のように、被リンクをもらえる可能性があります。

なお、被リンクを獲得する際は以下の2点を意識してみてください。

  • dofollowの被リンクをもらう
  • 有名なサイトや政府・地方公共団体からの被リンクを優先する

順番に解説していきます。

被リンク獲得のPOINT①dofollowのリンクをもらう

被リンクには「dofollow」と「nofollow」の2種類がありますが「dofollow」のリンクをもらいましょう

  • dofollow:SEO効果が期待できるリンク
  • nofollow:SEO効果が期待できないリンク

リンクがdofollowかnofollowかを調べる際は、Google Chromeの「NoFollow」という拡張機能が便利です。

例えば記事の寄稿で被リンク獲得を狙うなら、著者プロフィールのリンクを調べてdofollowかnofollowか確認してみてください。

被リンク獲得のPOINT②有名なサイトや政府・地方公共団体からの被リンクを優先する

できれば有名なサイトや政府・地方公共団体からの被リンクを優先して狙ってみてください。

具体的には、以下のようなサイトです。

有名なサイト 業界で有名なサイトや、多くの人が利用しているサイト(不動産ならSUUMOやHOME’S)
政府のサイト URLが「https://~~~go.jp」のサイト
地方公共団体のサイト URLが「https://~~~lg.jp」のサイト

政府や地方公共団体のサイトは被リンク獲得が難しいと感じるかもしれません。

ですが、活動に協賛登録したり、直接メールを送ったりしてみてください。獲得できた事例は意外と沢山あります。

BtoBサイトのSEO対策で失敗に陥る2つのケース

BtoBサイトのSEO対策で失敗に陥る2つのケース

  1. 短期的に成果を求めてしまう
  2. 事例コンテンツを制作しない

最後に、BtoBサイトのSEO対策で失敗するケースを2つご紹介します。

解決策もあわせてお伝えするので、反面教師としてぜひ参考にしてみてください。

1. 短期的に成果を求めてしまう

BtoBサイトでよくある失敗ケースが「短期的に成果を求めてしまう」ことです。

検索エンジンの仕組み上、コンテンツを作ってから上位表示されるまで、早くても2~3ヶ月かかります。

メディア全体の閲覧数が目に見えて増え、問い合わせ増加を実感するまでには、1年は覚悟しておくべきです。

「成果が出ないから…」と数ヶ月で見切りを付けてしまうのは、大きな機会損失かもしれません。

2. 事例コンテンツを制作しない

BtoBの場合、SEOコンテンツだけを作り続けるのはおすすめしません。

CVR(成約率)を上げるために、並行して事例コンテンツも制作してみてください

事例コンテンツとは:本記事では「サービスを導入したお客さんにインタビューし、導入した理由や導入後の変化などをまとめた記事」を意味します。

事例コンテンツはサービスの魅力を伝えるだけではありません。導入を検討した社員が上司を説得する材料としても使われます。

(これ以外にもメリットはあるのですが、長くなってしまうので割愛します。)

では「どれくらいの本数作れば良いの?」と言うと、まずは12件以上を目標にしてみてください。

これは「事例コンテンツが12件を超えると『事例ページ経由CVR』の方が、『事例ページ非経由CVR』に対して高くなる」との調査結果があるためです。

「SEOコンテンツと並行して事例コンテンツを制作する。」ぜひ実践してみてください。

BtoBサイトのSEO対策の始め方まとめ

最後に、本記事で紹介したBtoBサイトのSEO対策の流れと、各フェーズでのポイントを以下の表にまとめます。

流れ ポイント
1. 上位表示を狙うキーワードを選定する
  • 見込み客が検索しないキーワードは選定しない
  • PVよりCVを重視する
  • 競合サイトが強いキーワードは避ける
2. キーワードに対するコンテンツ(記事)を作成する
  • 「読者に見せたいコンテンツ」よりも「読者が見たいコンテンツ」を作る
  • ライターは業界経験者を採用するか、自社社員をアサインする
3. 被リンクの獲得を目指す
  • dofollowの被リンクをもらう
  • 有名なサイトや政府・地方公共団体からの被リンクを優先する

これらの方法を実践いただければ、着実に成果が見えてくるはずですので、ぜひ試していただけたらと思います。

もし「リソースが足りないので専門家に任せたい」「自社で運営するが、サポートしてほしい」という場合は、弊社にご相談ください。

各マーケティング支援会社のエース級人材の中から、貴社の課題に合わせた精鋭メンバーをアサインさせていただきます。

キーワード選定からコンテンツ制作まで一貫して支援可能ですので、まずはお気軽にお問い合わせください。

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投稿者

西谷 悠
西谷 悠SEOメディアディレクター
約3年広告代理店でWeb広告運用に従事しつつ、SEOを学ぶ。現在はディレクターとして、オウンドメディアのSEO対策とコンテンツ制作をサポート。執筆・編集も行っており、100記事以上を1位表示&検索ボリューム16,000回/月のキーワードで1年以上1位継続中。

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