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2022/9/15 Amazon広告

【入門編】Amazon広告始めるための費用感と予算を管理する方法を紹介!

最終更新日:2024年8月19日 | 投稿日:2022年9月15日

Amazon広告を始めるにあたってどのくらい広告費が必要で、実際にどのように支払う必要があるのか疑問に思われるのではないでしょうか。

そのような疑問について、解説していきます。

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Amazon広告を始めるのに必要な費用と支払い方法

Amazon広告を始めるにあたってどのくらい広告費が必要で、実際にどのように支払う必要があるのか疑問に思われるのではないでしょうか。

そのような疑問について、解説していきます。

基本は最低出稿金額はないので気軽に始められる

結論からお答えすると、Amazon広告を始めるにあたり基本的に最低出稿金額はありません。

Amazonで商品を出品している方が一般的に利用できるのは「スポンサー広告」と呼ばれるもののみ。

スポンサー広告には最低出稿金額の制限がなく、広告主側の希望する予算で 利用することが可能です。

予算の目安は20万~50万円/月

Amazon広告で成果を得るためには、最低でも20万円~50万円くらいを目安にした方がいいでしょう。

後ほど詳細を記載しますが、Amazon広告は他の媒体よりもCPCの相場が高くある程度広告予算を用意していないと無駄撃ちになってしまうからです。

例えば、月の予算が5万円だった場合にCPCが250円だと、合計200クリックしか獲得できません。

ここから商品xターゲティングごとに分析しても、成果が出た・出なかったを判断するためのデータとしては不十分。次の施策にも活かしにくいのです。

そのため、最低でも20万円~50万円くらいを目安に予算設定することを推奨します。

広告費の支払い方法について

Amazonから出品者様へ広告費が記載された請求書が発行されます。

こちらは、請求書の「広告請求書履歴」セクションで確認することが可能です。※下記の赤枠からご確認できます

支払い方法に関して、デフォルトの設定では広告費は出品用アカウントの残高から差し引かれることになります。

なお、出品用アカウントに広告費を支払う分の残高がない場合は、アカウント登録時に使用したクレジットカードから不足分が請求されます。

また支払い方法は、事前にクレジットカードからお支払いするように設定を変更することも可能です。

他の媒体と比べてAmazon広告の費用対効果は良いのか

結論からお伝えすると、Amazon広告は他の媒体と比べて費用対効果がいいと言えるでしょう。

それはなぜか?Amazonに来ているユーザーは、Amazonで商品を買いに来ているからです。

つまり、すでに購買意欲の高いユーザーへ広告を掲載することになるため、CVR(今回で言えば購入率)が他の媒体と比べて高い傾向にあります。

しかし、他の媒体と比べて購買意欲の高いユーザーへアプローチができる分、CPCが他の媒体と比べて高くなってしまいます

そのため、どの商品をどのターゲットに掲載するのかが重要です。

Amazon広告の料金体系(課金体系)は基本的にクリック課金

広告タイプ 課金体系
  • スポンサープロダクト広告
  • スポンサーブランド広告
  • スポンサーディスプレイ広告
クリック課金

(オークション型クリック課金)

  • Amazon DSP広告
CPM課金

(オークション型CPM課金)

Amazon広告で多くの方が利用しているスポンサー広告においてはクリック課金となります。

クリック課金とは、広告を表示しただけで課金されるのではなく、実際に広告をクリックされて始めて課金されます。

一方、Amazon DSP広告はクリック課金ではなく、CPM課金になります。

CPM課金とは、1000回広告を表示するのに必要相当のコストです。

※計算方式:コスト÷表示回数×1,000

Amazon広告では「設定した入札単価=実際のクリック単価」ではない

Amazon広告ではキャンペーン作成時に入札単価を設定しますが、「設定した入札単価=実際のクリック単価」となるわけではありません

実際のクリック単価は、Amazon広告を出したい会社同士のオークションによって決まります

具体的には、以下のような流れです。

クリック単価が決まる流れ

  1. Amazonの広告枠Aに対して、配信したい広告主が集まる
  2. 商品ランク(入札単価×商品の関連性)」でオークションされる
  3. 商品ランクの1番高い会社が広告枠Aへの配信権を獲得し、「商品ランク2位の入札単価+1円」がクリック単価となる

基本的には上記のフローでクリック単価が決まると覚えておいてください。

ただ厳密に言うと、キャンペーン作成時に設定した入札戦略によっても、クリック単価は変動します。

以下で解説するので「細かいところまで知りたい」という場合のみ、読み進めていただけたらと思います。

入札戦略によってもクリック単価は変動する

Amazon広告では、広告配信をするためのキャンペーン作成時に、入札戦略を指定する必要があります。

ここで設定した入札戦略によっては、クリック単価に大きく影響を与える可能性があります。

入札戦略 影響
動的な入札_ダウンのみ 売れる可能性が低い場合は入札単価をリアルタイムで下げる
動的な入札_アップとダウンのみ 売れる可能性が高い場合は入札単価をリアルタイムで引き上げ(最大100%)、売れる可能性が低い場合はリアルタイムで下げる
固定額入札 出品者が指定した価格でオークションに参加

上記のように、「入札戦略によって入札単価が調整された結果、クリック単価も変わる」という流れです。

では、3つの入札戦略はどのように使い分ければよいのでしょうか?

3つの入札戦略の使い分け

この入札戦略の使い分ける方法としては、ターゲティングのフェーズに合わせて設定を使い分けるといいでしょう。

以下の表を参考に、戦略を選定していただけたらと思います。

フェーズ オススメの戦略
新規ターゲティングの開拓 動的な入札_ダウンのみ
勝てるターゲティングで効率の最適化 動的な入札_アップとダウンのみ
特定のターゲティングで確実に露出したい 固定額入札

Amazon広告の予算を管理する方法

Amazon広告の予算を管理する方法

  1. 日予算
  2. ポートフォリオ

ここまでAmazon広告を始めるのに必要な費用感についてご紹介してきました。

しかし、その広告費用も特定期間において適切に配分しなければ成果を伸ばすことができません。

実際に、広告予算を管理するための2種類の方法について解説していきます。

1.日予算

まず広告配信をする際に必ず設定しないといけないのが、この日予算(1日あたり支払ってもいい広告費用)になります。

ただ気をつけないといけないのは、この日予算はあくまで1日あたりの目安でしかないことです。

Amazon広告では、設定した日予算ピッタリが使われるわけではありません

「配信してもクリックされない」「入札価格と異なる単価で課金される」などの理由から、日予算と消費金額がズレる可能性があります。

あくまで1日あたりに支払ってもいい目安という風に認識して管理しましょう。

それでは特定期間での広告予算の管理が困るという方は、次に紹介するポートフォリオという設定を参考にしてください。

2.ポートフォリオ

ポートフォリオは日予算と異なり必須の設定ではなく、あくまで予算管理をより簡易にするためのオプション機能です。

ポートフォリオを設定することで、指定のキャンペーングループにおける特定期間の広告費が設定した金額を超えないようにコントロールできます

日予算設定は設定予算を上回る可能性があると紹介しましたが、ポートフォリオを設定することで特定期間内の設定予算以上の広告費を請求されることはありません。

ただし、ポートフォリオの予算上限に到達すると紐付いているキャンペーンは自動で停止されてしまいます。

そのため、特定期間の広告予算(主に1ヶ月あたりの広告予算)の管理はポートフォリオで設定し、日々の予算管理は日予算で管理するようにしましょう。

Amazon広告の費用まとめ

本記事のまとめ

  1. Amazon広告は基本的にはクリック課金モデル
  2. 最低出稿金額はないので気軽に始めることができる
  3. クリック単価と日予算は自分でコントロールしよう
  4. 特定期間の広告費を管理したい場合はポートフォリオを使うことをオススメ

Amazon広告に限らず、広告運用をする際には予算設定と予算管理を適切にしないと、想定している成果を得られないことになります。

またAmazon広告は、まだまだ発展途上の広告媒体のため、GoogleやFacebookなどのSNS広告と勝手が違うことが多いでしょう。

今回の記事で、Amazon広告を始めるのに必要な費用感や課金体系、予算管理方法を参考にして頂ければ幸いです。

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投稿者

浜中 広助
浜中 広助株式会社WALTEX 代表取締役
「志を支援する」パーパスの元、デジタルマーケティング支援会社を経営。(2024年6期目/メンバー数約15名/最高年商2億)パーパスに共感したクライアントの成果創出を「誠実なエース人材のみ」でチームを構成し、エンドユーザー目線を徹底する方針で支援してます。
経歴:オプトで運用型広告コンサルタント→サイバーエージェントグループのウエディングパークにて、運用型広告の営業→WALTEXを創業。Speee様、KUMON様、DIGITALIO様など、大手から中小企業(ベンチャー/スタートアップ)まで支援実績インタビューをHPで公開中。

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