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2019/5/11 Google広告

【Googleアナリティクス】アシストコンバージョンをわかりやすくサッカーで例えてみた

コンバージョンは役割毎のチームプレーで取る

 

質問

・最近よく聞く「アシストコンバージョン」って何だろう?
・なぜ確認しなくては行けないのだろう?
・どうやってGoogle Analyticsで確認するの?

 

上記疑問にわかりやすくサッカーの例でお答えします。

 

 

浜中広助

▼回答者プロフィール
・Google広告に携わって5年
・GAIQ(Google Analytics認定資格)保有
・2008年のウイイレが個人的なサッカー全盛期。
 「四角ポチ 打てば入るよ アドリアーノ(インテル)」の時代

 

そもそもアシストコンバージョンとは?

「アシストコンバージョン」とは、Google Analyticsで見れる指標の一つ。

対義語として「直接コンバージョン」があり、大きく分けてGoogle Analyticsのコンバージョンには直接+アシストの2種類がある。

 

======

直接コンバージョン=最後にコンバージョンに寄与したチャネル

アシストコンバージョン=直接コンバージョンに繋がるまでにアシストしたコンバージョン

======

 

トランプさん

文字だけじゃわからんよ

 

おっしゃる通りですね。

という訳で、下記がわかりやすくまとめた図になります。

 

「アシストコンバージョン」の画像検索結果
参考サイトはこちら

 

⇩これをサッカーで例えると下記になります。 

サッカーの例

 

このようにイニエスタ(アシスト)がいたからメッシのゴール(直接)が発生するんです。

その為「貴社にとってのイニエスタ」を見つける事は、ビジネス成果向上に大いに役立ちます。

 

特に見たほうが良い業種は高額商材(検討期間が長い)

入ってきてその場で即決させる商材や流入チャネルが1種類(リスティングのみ)などの業種は、

重要度が低くなります。

何故なら再来訪が少なく、その場の直接コンバージョンがほとんどを占めるからです。

逆に見た方が良いのは「ウエディング、車、不動産などの高額商材」です。

ユーザーが慎重に検討する為、ネットで沢山情報収集を行う→流入チャネルが多いからです。

 

⇩例えばリスティングで言うと下記行動フローになります。

======

リスティングのBIGKWで初回訪問

他社検討

ダイレクトかブランド名で再来訪して直接CV

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なのでアシストコンバージョンを確認しないと

「きっかけ(起点)になっているマーケティング活動(リスティングのBIGKW)」を見落とす事になります。

 

「ブランド名でCVが出てるからブランド名に寄せる」運用は、

最終接点の強化になってしまい全体のコンバージョン数増加に寄与しない可能性があります。

 

⇩図で表すと下記となります。

 

 

 

アシストコンバージョンをGoogle Analytics管理画面で見て分析→戦略立案をする方法

弊社のサイトで発生したある日の5月お問い合わせを元に、Google Analyticsで分析してみましょう。

Google Analyticsのデータを元に「戦略を決めるまで」が分析のゴールとなります。

 

アシストコンバージョン確認方法

⇩ログイン後に左の項目を順にクリック

 真ん中赤枠にアシストと直接の数字が反映。

⇧の場合オーガニック検索で来訪後離脱→ダイレクトで再来訪してお問い合わせになった事が伺えます。

 

⇩「コンバージョン経路」で見るとコンバージョンしたユーザーがどういう動線で流入したかが詳細に追えます。

オーガニックで初来訪→ダイレクトで2回来訪してコンバージョンが伺えます。

 

弊社のお問い合わせ結果を例とした分析+アクション

 

▼結果

HPからお問い合わせを獲得。(お問い合わせメールベースで確認)

 

▼結果の要因調査(何故メール問い合わせが取れたかの分析)

Google Analyticsを確認。
「集客」の項目だけで見るとユーザーは「ダイレクト」で来てコンバージョンしている。

※GAを知らない人の分析はここでストップですが、戦略まで決定してないので更に深ぼります。

 

▼事実と深堀

サイトは3月に立ち上げたばかりで流入数が少ない。

その中でダイレクト経由で来るユーザーはかなり少ないし、BtoB商材でダイレクトで来てすぐお問い合わせに繋がるとは思えない。

他の流入元は「広告・自然検索・SNS」がある為「アシストコンバージョン」を確認。

結果「ダイレクト」で最終コンバージョンしているが、
「自然検索」がアシストコンバージョンをしている事が判明。

 

また、このユーザーの単体行動を「ユーザーレポート」で深掘りすると、

・5月○日に自然検索でTOP→サービス詳細ページに来訪し離脱。

・翌日ダイレクトでTOP→お問い合わせフォームに流入してコンバージョンしている事が判明。

※コンバージョンしたユーザーを詳細に見れるユーザーレポートに関しては、別記事で解説します。

 

▼得られた結果の要因

直近SEOを集中強化している為、自然検索流入はSEO施策が当たっている。

 

▼ネクストアクション

SEOを更に強化。記事の質と更新頻度を高める。

 

もしGoogle Analyticsを見ていなかったら・・・

ただ単に「お問い合わせが来た」で終わります。

 

弊社は広告、SEO、SNSと施策を打ってますがどれが効果的かわからずに終わるので、

「昨日強化した広告で来たかもだから、更に広告費を強化しよう!」

と的はずれなアクションに終わっていた可能性があります。

一方でGoogle Analyticsが分析出来ると

「(結果に対して)何が、どう作用して、どうなったから、次はこうする」

が明確に打ち出せるので、施策の効果と効率が高まります。

無駄なアクションを省いて効果のあった施策にリソースを集中投下出来るので、
自ずとビジネス成果の向上が期待出来ます。

 

まとめ:アシストコンバージョンを確認して、貴社のビジネス上の「イニエスタ(パサー)」は誰かを確認しましょう。

アシストを評価すれば、貴社のビジネスを更に向上させる「マーケティングドライバー」がわかります。

「無駄なアクションの削減×リソースの集中投下=ビジネス成果向上」に繋がりますので

是非一度確認して見て下さい。

 

投稿者

浜中 広助
浜中 広助株式会社WALTEX 代表取締役
「志を支援する」パーパスの元、デジタルマーケティング支援会社を経営。(2024年6期目/メンバー数約15名/最高年商2億)パーパスに共感したクライアントの成果創出を「誠実なエース人材のみ」でチームを構成し、エンドユーザー目線を徹底する方針で支援してます。
経歴:オプトで運用型広告コンサルタント→サイバーエージェントグループのウエディングパークにて、運用型広告の営業→WALTEXを創業。Speee様、KUMON様、DIGITALIO様など、大手から中小企業(ベンチャー/スタートアップ)まで支援実績インタビューをHPで公開中。

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